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粒子加速器を用いた材料評価実験で取得したデータを統計処理する新手法 12
ストーリー by hylom
統計術 部門より
統計術 部門より
yamajun88曰く、
高エネルギー加速器研究機構 (KEK) の研究者らが、量子ビームを用いた材料評価の計測実験を効率化する手法を開発したと発表した。この手法を利用することで、新材料の研究開発の際の構造計測をより高速に行えるという(マイナビニュース、Scientic Reports誌掲載論文)。
電子や中性子などの粒子を加速して量子ビームを作り、それを物質に当ててその反応を観察することで、物質の微細な構造を測定することができる。しかし、この手法で得られたデータから実際の構造を得る際には統計処理が必要であり、その処理に多くの時間が要されていたという。今回開発された手法はカーネル密度推定法という統計処理手法を利用するもので、これによってデータのバラツキを抑制でき、短時間の測定で得られたデータを高精度化できるという。
今回の結果は電気自動車向けモーターの新材料向けに応用される予定。
電子や中性子などの粒子を加速して量子ビームを作り、それを物質に当ててその反応を観察する (スコア:1)
中性子を減速させず初速のまま、周辺に散る分は遮蔽すれば、一応ビームにはなるとは思ってたが、更に加速してビーム(=収束?)にできるものだったのか。
大量の中性子を陽子線の中にでも混ぜて、後で陽子を電場か磁場で引っぺがすとか、陽子線を正のβ崩壊させて(或いは更に電子を混ぜて電子捕獲させる)中性子線にするとか、非現実的な方法は思いつかんでもないが、これで銀英伝旧アニメ版艦艇の主砲「中性子ビーム砲」が可能になる。
Re:電子や中性子などの粒子を加速して量子ビームを作り、それを物質に当ててその反応を観察する (スコア:2)
下記、KEK のサイト [www2.kek.jp]からの引用ですが、高エネルギー陽子と原子核の衝突から出てくる中性子を使うようです。高エネルギー反応からは高エネルギーの粒子が出てくるので、それを使うと。リンク先のアニメーションを見る限りでは、中性子線を再度収束させて加速するわけではなさそうに見えます。
Re:電子や中性子などの粒子を加速して量子ビームを作り、それを物質に当ててその反応を観察する (スコア:1)
> www2.kek.jp
さすがkek.jp
URL見ただけで古のインターネット感がはんぱない。
カーネル密度推定、あーあれね (スコア:1)
カーネル密度推定といえば、以前に日記のコメントで教えてもらった手法
カーネル密度推定も使えると思いますよ (#3393439) | 2次元マップの補完方法考えてたのだけども | スラド [srad.jp]
まだあれからあんまり調べが進んでないです…。すんません。
Re:カーネル密度推定、あーあれね (スコア:1)
こんなもんは分布密度関数が固定観念になってる弊害でしか無いな。
もっと基本の累積分布関数でやれば余計なゴミが入らんで済むものを。
the.ACount
統計なら (スコア:0)
Re: (スコア:0)
安倍メソッドならもっと速い
瞬時に6割とか出てくる
統計処理に時間がかかってたと言うよりは (スコア:0)
統計処理でバラツキのあるデータをいい感じに処理できるから計測を減らせるってことみたいだけど
Wikipediaを見た感じ (スコア:0)
Wikipediaを見た感じ、それほど目新しい手法でもないようなんだけど。
#素人なんでよくわからんけど(汗)
Re: (スコア:0)
その辺が統計なんじゃないですか
Re: (スコア:0)
方針の問題だったんでは
時間がかかっても、シンプルで間違いの少ない処理で確実な結果を得るか
間違いをやらかす可能性が高くなるかもしれないが、高度な処理で効率化するか
# 「高度な処理だが間違いのない方法で効率化」が達成されたと信じたい
マシンタイム (スコア:0)
トピックスが放射光のマシンタイムの節約なので一般ウケはあんまり良くないのですかね。電気自動車のモーター材料の解析ってとこがムリクリ。
ちなみにモーター材料って軟磁性アモルファス材料?