SlippingStaffの日記: 自分用メモ: Windows 10 Pro クリーンインストール 3
日記 by
SlippingStaff
背景
- Bootcamp で、ユーザデータやプロファイル、果ては WindowsApps やインストーラキャッシュなども外付けストレージに置いていた。
これはシステムドライブの SSD の書き込みを極小化する以外に、環境再構築などの際にデータ移送〜リストアを省力化することにも役立つ。
しかしシステムファイルの所有権やレジストリの強制書き替え,ソフトウェアのバイナリ書き替えなどを度々おこなったためか幾つもの綻びが顕在化していた。Mac を新調して以降 Mac/Win,私用/仕事用 のプロファイルや書類の管理方法を見直し、或いは整理したため、外付け HDD に一部を除いてデータを置く必要が無くなった。
Users 下の特殊フォルダやプロファイルデータを %SystemDrive% に戻すだけでは、いずれの問題も解消できなかったため、この際 Win10 環境を一から作成することに決めた。 - 顕著な綻びの例
- Bluetooth ドライバがどうやっても通信モジュールを認識してくれない。Mac 側では何ら問題なく動作している。
- ある時から PIN によるログインができなくなった。MS アカウント自体は有効。
- 「サインイン オプション」を表示しようとすると設定アプリが死ぬ。
- 起動直後のログイン画面で 2〜3 分待たないとパスワード入力フィールドが表示されない。
手順
- OS 設定やユーザプロファイル,アプリケーション設定などを、不便にならない範囲でリセット。
外付 HDD 下を参照させていたものは、全てデフォルトに戻す。レジストリ工房なども使って可能な限り。 - %SystemDrive%\Users\ 下のデータを退避(別途保存)。
OS 設定やアプリケーション設定が AppData 下に残るが、これはあくまで念のため。基本的には書き戻さない方針。 - MS から Win 10 最新版の ISO をダウンロードする。
- Bootcamp アシスタントで(いつもの)ドライバディスクを作成する。
- ターゲットパーティションを MBR/NTFS で再作成する。
今回は Paragon NTFS for Mac を使用。ディスクユーティリティをあまり信用していない。 - Winclone の "Quick Install" 機能で上記 3 品を選択してインストール。
MS の標準インストーラもかなり早くなったが、さらに早く終わる。
また標準インストーラがパーティションを認識できない構成であっても追加アクション不要でインストールできるため、自分の環境では必須。 - 再起動してアカウント設定,その他色々。
レストアでACLを強制上書きしてはいけない (スコア:0)
新環境へはそのユーザーで上書きなしの追加コピーでやらないとまともに復帰できません
アプリケーションは改めてインストールすれば追加コピーした情報を読んで環境復帰してくれます
そうして復帰させないとストアアプリや認証周りはほぼ確実に壊れます
Re: (スコア:0)
コメント感謝です。どうもそのようですね。
だいぶ前に、上書きインストールも試みてみました。
Windows もこの辺のリカバリ方法やお作法がちゃんと整備され、実にありがたいことです。
ただ上述の「綻び」には一切効果が無く、しかして今回のクリーンインストールで一気に解消しました。
まさに仰るとおりだったわけです。
Windows の新しいバージョンが出るたびに、(さすがにうっすらと予感を持ちながら)色々イケナイことをしています。
Mac 側をメインにしているのでつい気軽に実験してしまうのと、
表面上は Mac よりもカスタマイズに手を出しやすく、かつ意外な効果を得る楽しみがあると思います。
Re:レストアでACLを強制上書きしてはいけない (スコア:2)
またACチェック入ってた…