chusaの日記: 安全神話 10
日記 by
chusa
痴漢冤罪について騒ぐ人の中には「自分が冤罪の被害者になる確率など0%(キッチリ)でないと許せん」という人がいて、そういう人は「原発の事故率は0%(キッチリ)でないと許せん」とかいう人を批判できないと思うんですよね。
あんなに人がいて悪意のない人がいないこともありえないし、工業製品で不良品ゼロもありえないのに。
隣の人が隣の人を刺し殺して殺人の冤罪の被害者になる確率もゼロではないですよ、と言っても「それは証明できる」。なんでだよ。
まして「悪意を持つ人がいること」もゼロになる訳もないでのに、どうしても「痴漢冤罪の被害に遭う確率がゼロにならないことが許せない」から一歩も踏み出せない人がいて、うおおお、となった。(スラドとは関係ない場所での話です)
裁判官が悪意持ってるのか? (スコア:1)
まあ、驚異の質が違うよね (スコア:0)
話のポイントは
>「痴漢冤罪の被害に遭う確率がゼロにならないことが許せない」から一歩も踏み出せない人がいて、
ってとこかにー。
そこを問題にするなら、世の中"絶対と言える未来"の方が圧倒的に少ないわけで、
世の中ずいぶん生きづらいでしょうね~ってお話になるのです。
まあ、実際そう思い込んでる人も少なくなくて、んで原発事故も不良品も0じゃなきゃ許せない!
ってのも考え方としては存在しているもんだと思うのです。
それとも「原発事故/不良品は別の話だ!」とかなんとか、首を傾げざるを得ない発言があったのでしょうか。
#だとすればこの日記の導入部分は正しくなるのです。
ああでも(続き) (スコア:0)
>隣の人が隣の人を刺し殺して殺人の冤罪の被害者になる確率もゼロではないですよ、と言っても「それは証明できる」。なんでだよ
そりゃ証明できない可能性はあるけど、手軽さが違うのです。
殺人は殺人を行うこと自体にそれなりの難易度がある上(たとえば服の上から人を刺し致命傷を与える場合、
結構な力が必要になります。それこそ「振り回す」「体重を乗せる」って感じで)、
それを『他人になすりつける』となると難易度はさらに跳ね上がるのです。
対し、痴漢冤罪にするのは簡単です。訴えれば完了。
そして「一番の対抗策は逃げるのみ」と言われるほど無実の証明が極めて難しく、
その間の社会的被害も殺人罪並みな場合もあります。
「捕まったならやってなくてもやったことにした方が楽」と言われているくらいなのです。
だから、引用してる部分の言い回しはあまり適切ではないですね。
正確な反論は無くても「違うものだ」と言われて当然なのです。
Re:ああでも(続き) (スコア:1)
コメントありがとうございます。
結果の影響が違う、難易度が違う、全部分かってますし、私も現状を肯定している訳でもないのです。
「痴漢冤罪」という単語が出た瞬間に、影響や難易度など質の話にならずに、「ゼロかゼロじゃないか」しか話ができない方がいらしたので、ああ何かに似てるな、と…。
「不良品も原発事故も冤罪も確率ゼロにすべき」って主張なら、「ああ、生きづらそうね」で納得できるんですが、「不良品や原発事故は確率が低くても可能性があって当たり前」という人が同じ口で「安心して電車に乗れないなんて日本は終わりだ」みたいなことを仰るので、その方にとっては「安全神話」があったのだろうなと思ったのでした。
一歩も (スコア:0)
一歩も「家から」出なければ、痴漢冤罪の被害にあう確率は限りなくゼロパーセントになりますね。
# 一歩の意味が違うってw
満員電車に乗らなければ (スコア:1)
家から一歩も出ないわけにはいかないけれど、満員電車さえ回避できれば限りなくゼロにできそうだ。
カルデラ噴火の可能性が1パーセントでもあったら対策せいという奴は、自分が適切だと思うところに逃げたらいいと思うんだ。2013年に2年以内に首都直下地震が起こると言っていたセンセイはマレーシアに逃亡されたようだし。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:満員電車に乗らなければ (スコア:1)
コメントありがとうございます。
それが、「冤罪ゼロ」を主張する方は、自分だけのゼロではなく世の中からのゼロを主張しているようでして…。
「活火山がある限り日本に人は住めない」みたいな主張で、なんというか困惑した訳です。
福島程度の規模であれば (スコア:0)
痴漢冤罪のほうが怖い(あくまで個人が受ける被害として)
なに言ってだこいつ (スコア:0)
冤罪の根本的問題点は、冤罪になることでなく。
冤罪でないことがほぼ明らかだったり、後に明らかになったりしても、
再捜査をしぶったり、裁判そのものを拒否ったりされることの方。
つまりは有罪率99.9%という、意味不明な安全神話そのものが根本的な問題点。
それゆえに「自分が冤罪の被害者になる確率など0%(キッチリ)でないと許せん」という人が出てくる。
これは当然の話で、有罪率99.9%をもって安全神話を語っている以上避けられない。
そういった前提を無視して「工業製品でも不良品ゼロもありえない」などと、
意味不明な答弁をしている時点で話にならない。
冤罪であることが明らかになったり、冤罪である可能性ができた時点で、
再捜査ないし再審を間違いなく行えない以上、冤罪になる可能性はゼロにしてもらわねば、
法治国家としては成り立たない。
「工業製品でも不良品ゼロもありえない」のだから、数年おきに冤罪で死刑になる人が若干名でてもしゃーない。
などいう国は殺人国家でしかない。
痴漢冤罪ならいいだろうとかいう次元の問題じゃない。
そもそも、不良品の話をその人の論理に無理やり当てはめるのなら、
「不良品率をゼロにするか、不良品の交換に応じろ」だろう。
そこで「我が社の製品は99.9%不良品はない」という主張をして、ほぼ全く不良品を認めないのだから。
こちらが不良品を掴まされない為には、不良品率はゼロにしてもらわねば。
Re:なに言ってだこいつ (スコア:1)
コメントありがとうございます。
私は何を問題点とするか(何を問題点としないか)いう話題をしたつもりはないのです。
もちろん「しゃーない」という意図もありません。
冤罪の被害に遭うことは「現状ゼロではない」が「ゼロにするべき」であることは当然の前提として、ゼロに近付ける」ことはできても「絶対にゼロ」になることはないだろう、という話なのですが、の「現状ゼロではない」あたりで熱くなってしまう方がいたという愚痴なのです。
スラドにはそういう方はいないと思いますよ。