dancemanの日記: 日常的なアスピリンの服用、癌予防に有効 51
日記 by
danceman
イギリスの研究グループが1950年から2011年にかけて行った研究の結果、「夢の薬」として1899年よりバイエルから発売された解熱鎮痛剤のアスピリンには抗癌効果があることが分かったとのこと。この知見は「The Lancet」及び「The Lancet Oncology」に掲載されている(本家/.、The Lancet、Singularity Hub記事より)。
研究に参加した17,285人を対象に毎日アスピリンを投与したところ、長期及び短期的な癌発生リスク、また癌による死亡率を減らすことができたほか、癌種の遠隔転移を予防する効果が認められたとのこと。
だが何故アスピリンが癌予防に有効なのかは、まだ具体的には解明されていないそうだ。
アスピリン・ジレンマ (スコア:5, 参考になる)
こないだ薬剤師と話していて、たまたま話題に上がったのが
アスピリン・ジレンマ [wikipedia.org]
低用量だと血栓・塞栓症に対して予防的に働く。
が高用量だと血小板凝集の抑制作用が弱くなる。
抗ガンに使えるといっても、血栓・塞栓症や糖尿病など持病のある方は要注意です。
Re: (スコア:0)
日常的に鎮痛剤を飲んでる結果、ちょっとした痛みに気づかずに症状悪化させるという副作用もあるようですね。
早期発見・早期治療してれば良かったのにというケース。
Re: (スコア:0)
ヘソリンスタンドとか石ころ帽子とか何であんな危険なものを子育てロボットが持っていますか。
既出?? (スコア:3, 参考になる)
あれ、このネタは既知じゃないですかね。
アセチルサリチル酸 [wikipedia.org]
がん死亡リスク、アスピリン常用で大幅減、英大研究(2010年12月07日 23:01 の記事) [afpbb.com]
イブプロフェンだとアルツハイマーやパーキンソン病の予防効果があるかも、と言われてますね。
Re:既出?? (スコア:1)
アスピリンに胃潰瘍の副作用があるから、日本人だと
胃がんの発生を増強するかもしれんね。
Re: (スコア:0)
確かに以前聞いたことがあった気がした
またですか? (スコア:1)
アルツハイマーにも効くとか言ってませんでした?
http://hp.vector.co.jp/authors/VA008237/f95.htm [vector.co.jp]
アスピリンって何にでも効くんですね~(ぼーよみ
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惑星ケイロンまであと何マイル?
アスピリン医者(was:またですか? (スコア:1)
「頭が痛い? 頭痛ですね、アスピリンをどうぞ。
次は胃痛? アスピリンをどうぞ。
今度は癌? アスピリンをどうぞ。次は・・・」
「先生、私は単なる付き添いですが」
「付き添い? 退屈でしょう、アスピリンをどうぞ」
Re: (スコア:0)
小児で副作用が多発したことがあってから、
小児用バファリンはアスピリンではなくアセト
アミノフェンになってます。
Re: (スコア:0)
胃痛でアスピリンだけは絶対ないわけだが...
Re: (スコア:0)
それを言うなら、退屈でアスピリンを処方することだってないでしょ
ジョークに何を言ってるんだか・・・
Re:またですか? (スコア:1)
Re: (スコア:0)
信仰と言うか、「歯が痛い時は、虫歯の穴に正露丸を詰めてください」なんて使用例が記載されてた時代もあったしね。
なんだか (スコア:0)
だが何故アスピリンが癌予防に有効なのかは、まだ具体的には解明されていないそうだ。
漢方薬やツボと同じような扱いですね。
Re:なんだか (スコア:2)
実際に統計的に効果があったのなら、
否定する理由はないんじゃないでしょうか。
でもまさかと思うが、毎日薬飲んでかつ節制した生活した治験者と、一般の発症率を比較して、
発症率が下がったわあい!ってんじゃないよね?
Re:なんだか (スコア:1)
なぜ効果があるか解明されていない薬なんて西洋医学にだっていくらでもありますが。
理由がわからなくても効果があれば薬として採用されます。
Re: (スコア:0)
抗ガン剤という意味でこのストーリーの対比として
ふさわしいものと言えば丸山ワクチン [wikipedia.org]
ではなかろうか。
Re: (スコア:0)
アスピリン(アセチルサリチル酸)が何で痛み止めになるのかも
実は長らく不明だったらしいし
www.org-chem.org/yuuki/aspirin/aspirin.html
Re: (スコア:0)
解明されてないだけで予想はついてると思いますよ。
アスピリンの作用はCOX-2阻害なので、アスピリンによる慢性炎症阻害→抗癌作用、転移抑制作用
だと思います。証明は時間がかかりますけど。
Re: (スコア:0)
> 臨床的にプラセボ以上の効果がないことが確認されている。
そもそも確認されてないと思ってたんだけどわざわざ効果がないこと確認してたの?
Re: (スコア:0)
もちろんやる前は効果があるかどうか分からなかったわけだが。
Re: (スコア:0)
だから単離されたいちぶ例外を除いてそもそもやってないんじゃないの? 論文plz
Re: (スコア:0)
Cochrane Libraryあたりで、"Medicine, Kampo", "Drugs, Chinese Herbal", "Plant Extracts", "Phytotherap", "Medicine, Chinese Traditional" のキーワードで調べればいくらでも出てくるのでどうぞ。
Re: (スコア:0)
自分の無知を自分で調べようともせずに人に聞く。
さらに最初から偏見をもってものを考える。
これこそ、今の日本人そのもの。
いくらでも二重盲検で効果が確認されているものは日本語でも論文はある。自分で調べろ。
Re: (スコア:0)
漢方薬には臨床的に効果が確認されているものは多く存在しますがな……
Re: (スコア:0)
むしろ漢方ほど臨床件数の多い薬もそうそうないだろうに
Re: (スコア:0)
広義の臨床件数は多そうだけど、近代医学に基づく臨床研究はそれほどでもないかも。
Re: (スコア:0)
保険適用されてる漢方薬をなんだと思ってるんですかな…。
まさか「一部例外」にくくれるとでも思ってるんかいな。日本で使われる漢方薬のほとんどですぜ。
もちろん臨床効果が確認されてますよ。”単離”はしてないと思うけどね。
怪しげで効果あるかイマイチ謎な漢方薬もあるけどね。でも保険薬じゃないし。
Re:なんだか (スコア:3, 参考になる)
> 保険適用されてる漢方薬をなんだと思ってるんですかな…。
漢方薬は臨床効果が確認されていないにもかかわらずに保険適用されている例外です。
日本では1971年~1976年の旧薬の再評価の際に二重盲検の臨床データを持たない医薬品は保険適用外としましたが、
その際に武見太郎の行政干渉が行われ、漢方薬は例外的に無審査で保険に収載されることになりました。
> まさか「一部例外」にくくれるとでも思ってるんかいな。日本で使われる漢方薬のほとんどですぜ。
日本でたくさん使われていることと、臨床的に有効であることは無関係です。
> もちろん臨床効果が確認されてますよ。
ぜひその漢方薬を教えて下さい。
Re: (スコア:0)
葛根湯とかどうよ。
まさか効果が無いとは言わないよな?
その他知りたければツムラのサイトでも行けば。
Re:なんだか (スコア:2, 興味深い)
> その他知りたければツムラのサイトでも行けば。
私の知る限り、ツムラの販売している漢方薬は全て #2123644 の特例で、治験無しに薬価収載されているものです。
温脾湯、桂枝茯苓丸、大建中湯あたりはツムラが治験を進めていましたが、全て有効性を証明できずに開発中止となったと記憶しています。
臨床効果を議論する際にツムラを例に挙げるのは不適切です。
Re: (スコア:0)
小青竜湯や大黄甘草湯は治験済みのはず。
まあほとんどが治験されていないというのは同意。
Re: (スコア:0)
大建中湯はまだ治験をやっているみたいですが。
http://www.yakuji.co.jp/entry24843.html [yakuji.co.jp]
Re: (スコア:0)
小青竜湯はエフェドリンを、大黄甘草湯はアントラキノンを含んでおりそれが有効成分となっているので、
大本の #2123594 にある、「単離された上で効果が確認されている一部例外」ですね。
Re: (スコア:0)
> 葛根湯とかどうよ。
> まさか効果が無いとは言わないよな?
臨床結果を見る限り、プラセボの効果はありますね。
Re: (スコア:0)
(#2123741)の
小青竜湯はエフェドリンを、大黄甘草湯はアントラキノンを含んでおりそれが有効成分となっているので、
大本の #2123594 にある、「単離された上で効果が確認されている一部例外」ですね。
と#2123694を書いた人が同一人物なら(書き方がほぼ同じだからそう思える)
葛根湯に麻黄=エフェドリンが含まれているのですが?
自分で矛盾したことを言ってませんか?感情的な思考?
Re: (スコア:0)
同じ成分を含んでさえいれば、含有量が異なろうが、加工方法が異なろうが、製剤原料が異なろうが、同じ薬効が得られるはず、という主張でしょうか?
Re: (スコア:0)
つまり日本の漢方薬のほとんどはイギリスの(かつての)ホメオパシーみたいなものということか。
Re: (スコア:0)
ホメオパシーというよりはハーブ療法の方が近いかな。
Re: (スコア:0)
英国ではハーブ療法も保険適用されている(た)の?
Re: (スコア:0)
ウルソ [wikipedia.org]なんかは漢方薬から単離されてますね。
#お世話になってます
Re: (スコア:0)
と、サイモン・シンの「代替医療のトリック」に書いてあった?
オレは最近読んだ。
原著が4年前の出版だからその後なにか新発見があったかもしれないね。ないと思うけど。
Re: (スコア:0)
全然違う。
漢方薬 (単離された上で効果が確認されている一部例外を除く) や経穴は臨床的にプラセボ以上の効果がないことが確認されている。
今回のアスピリンは効く理由はわからないものの、臨床的にプラセボ以上の効果があることが確認されている。もちろん追試は必要だけど。
二重盲検でプラセボ以上の効果が出ているのは、結構ありますが?
小青竜湯、大黄甘草湯等
嘘を平気で言うのはやめよう。
Re: (スコア:0)
どっちも、「単離された上で効果が確認されている一部例外」でしょ。
小青竜湯はエフェドリン、大黄甘草湯はアントラキノン。
元コメを読まずに反論するのはやめよう。
Re: (スコア:0)
>小青竜湯、大黄甘草湯等
「等」をもっと挙げてくれ。
ステマ (スコア:0)
いや、言わないといけないような気がして。
Re:ステマ (スコア:2, おもしろおかしい)
癌「効いてる効いてる」
Re: (スコア:0)
単純にアスピリンで痛みがなくなる-->ストレスが減る-->がんが減る。
かもね。
バファリンA(ライオン)
ケロリン(内外製薬)
がアスピリン(アセチルサリチル酸)含有。
ただし、
>アスピリンは15歳以下の子供が服用すると、
>ライ症候群(急性脳症、肝臓の脂肪浸潤を引き起こし、命にかかわる原因不明の病気)が現れる可能性がある。
http://medical-cost.net/Aspirin.html [medical-cost.net]
そうです。
Re:ステマ (スコア:1)
#Insanely great!
#をかのゆ
似たような例:メトホルミン (スコア:0)
ピグアナイトの糖尿病薬でメトホルミンというのがあるんですが、これが癌の抑制作業があるかもと言うことで注目を集めています
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/gakkai/ada2011/201106/520448.html [nikkeibp.co.jp]
http://www.healthdayjapan.com/index.php?option=com_content&view=ar... [healthdayjapan.com]
今のところ糖尿病患者だけついてはかなり有意な結果が確認できる論文がたくさんあります。
非糖尿病患者についても効果があるかもと言うことで研究も行われているようです。
このピグアナイト系の薬は元々中世のころから欧米で民間療法で使われていた植物の成分を抽出したものから始まっており、相当古典的な薬です。
かなり最近まで効くことはわかっているが何故効果があるのかよくわかってない薬でした。何故効果があるのかが解明されてきているのは結構最近で、同じ頃に一時問題になった副作用を抑える方法もわかってきて、安全性が高く安価な糖尿病治療薬として見直されつつあるそうです。
ただ、癌の抑制効果については諸説あって、論文によって(素人目にはですが)全く違う事言ってたりして、何故効果があるのかはよくわからないのだとか。癌の遺伝子の活性化を抑制する効果があるって説が一般への応用が利きそうで一番夢があるんですが実際はどうなんですかね。