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haloの日記: インタビュー ウィズ ブルース=スターリング (12) 2

日記 by halo

12) The Pace of Technology vs. SF :chromatic asked
12) 技術の進歩 vs. SF : chromaticによる

Rereading "Islands in the Net" recently, I was struck by the observation that the humble DVD rendered some of the early scenes almost obsolete (only in a speculative sense).

―――最近「ネットの中の島々」を再読したのですが、最初の方のシーンで描写されている貧相なDVDについての観測がほとんど時代遅れのものになっていることに打ちのめされました(理論的な意味でだけですが)。

With that in mind, are there any technological or cultural developments in the past few years that have caused you to rethink your speculations/predictions/opinions about the near future? If so, what are they?

このことを念頭において、過去数年の技術的または文化的な発展が、あなたの近未来についての推測/予言/意見を考え直す原因になったことはありますか?もしあれば、それはなんでしょう?

*I wouldn't be betting on the DVD being around very long.

Sterling: 僕はDVDがすごく長持ちするというほうには賭けないよ。

*When the 2020s come around, I'd bet that ISLANDS looks a lot more like the reality on the ground than most other novels written in the 1980s. But Islands in the Net has got the *Soviet Union* in it.

2020年代がやってくれば、1980年代に書かれた他の大抵の小説よりもずっと多くの点で、「島々」が地上の現実に似ていることに賭けよう。とはいえ「ネットの中の島々」の中にはソビエト連邦ってあるんだけどね。

*So what? I don't have to worry about "failed predictions." Selling predictions isn't my stock in trade. I don't have to migrate in a crystal ball in the year 2020 and look back; that's impossible, and not required to do the job. I don't have to read the future in tea leaves. I just have to stand a little closer to the trends than most of my readers do.

そう、だから?僕は「失敗した予言」について心配するつもりはない。予言を売ることは僕の十八番じゃない。水晶球の中の2020年に行ってから振り返る必要はないんだ。そんなことは不可能だし、仕事の上で要求されていることでもない。僕にはお茶の葉から未来を読む必要も無い。僕に必要なのは、僕の読者よりも少しだけ世の中の流れに近づくことなんだ。

*The job of SF is not to reveal your destiny. It's to expand the spectrum of possibility and refresh your thinking.

SFの仕事というのは君たちの運命を啓示することじゃない。可能性の幅を広げて、君たちの頭の中を新鮮にすることなんだよ。

--
最初のDVDの辺りについて翻訳をぱらぱらめくって見たんですが、それらしい所がありません...。

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  • by airhead (13423) on 2003年05月09日 20時40分 (#312611) ホームページ 日記
    回答1行目、ニュアンスがよくわからない。

    「2020年代がやってくれば」については、原文で話している順番からしてちょっとわかりにくいので、思い切って意訳してもいいと思います。

    「島々」と略すか略さないかは、文章の長さのバランスをとってのことかな。

    I don't have to... と出てくる"have to"の一つめなんですが、言い回しとして使っているだけで、あまり「強い強制」のニュアンスはないんじゃないかと思います(下記太字部分)。じゃあ二つめはどうなんだ、といわれると自信のないところなんですが。

    ついでで申しわけないのですが、(13)の回答のド頭の I'd have to... は、英和で主従を逆転させて訳すなら「強い強制」を入れると不自然になるのではないでしょうか。

    で、またおせっかい意訳。斜体の「そもそも」「まずは」は私が勝手に補った語で、口調も微妙に違う、惑わすものになるかもしれませんが、いかがでしょうか。
     

    (12)の回答第2段落から
    2020年代になったときの地上のありさまと、より多くの点で似ているのはどっちだ――僕なら1980年代に書かれた他の多くの小説よりは「島々」に賭けるけどね。しかしまあ、「ネットの中の島々」にはソビエト連邦が出てきたりするんだけど。

    でも、それがどうした? 僕が「予言を外したこと」を気に病んでも仕方がないしそもそも予言を売ることは僕の十八番じゃないんだ。

    (13)の回答第1段落
    まずはこれより前に僕がした回答をみてもらえるかな
    • by halo (12510) on 2003年05月18日 8時29分 (#318136) 日記
      >回答1行目、ニュアンスがよくわからない。

      これは元ネタを確認しないと間違うと思って確認したんですが、該当部分がみつからないんですよね。そもそもビデオテープしか出てこなくて、ビデオディスクなんて出てこない。データ海賊どもがせっせと海賊版を作ってるみたいなことがちらりと出てくるんですけど、ここのことかなあ。

      意訳部分はおいしくつまみ食いさせていただきます :)
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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