森昭雄教授,講演で「ゲームが原因で自閉症になる」発言 254
ストーリー by GetSet
何もかもゲームが悪いのだ理論? 部門より
何もかもゲームが悪いのだ理論? 部門より
KAMUI 曰く、 "ゲーム脳を提唱し,また携帯メールでも脳が壊れるなど数々の「珍説」を唱え続ける日本大学教授の森昭雄氏が,東京の小学校での講演で「テレビゲームが原因で自閉症になる」と発言した事を All About の[ゲーム業界ニュース] 2月23日の記事が伝えている。"(続く…)
"元々は竹藪みさえさんが子供の母校で行なわれたこのゲーム脳講演会の顛末を書かれたものだが,森氏はその講演の中で・・・
「最近,自閉症の発症率が 100人に 1人と増えているのはゲームの所為で,先天的なもの(人数)は変わらないがそれ以外の残りがゲーム脳による後天的自閉症である。」
と発言したとの事。少し調べれば解る事なのだが「自閉症」とは 1000人に 1.5~2人以上生まれる【先天性の脳の発達障害】とされており,育て方や環境とは関係ない。
つまり「自閉症」と「ゲーム」を単純に関連付けるのはそれ自体が間違っていると言う事なのだが「講演に招かれた大学教授」がこの様な発言をすれば,この講演を聞いた(自閉症についてあまり知らない・興味が無い)親や,そこから間接的に話を聞いた人が,当の障害を持つ人やその家族をどのように見る事になるか……猛省を促したいところだが,懲りる事無くこの様な発言を続ける人が「聞く耳」を持っているかは疑問ですな :-p"
学説というより無知と偏見に基づく発言 (スコア:5, すばらしい洞察)
「ゲームをやりすぎると自閉症になる」という発言には、「悪い行動(=ゲーム)」をとっていると「悪い病気(自閉症)」になるぞという警告、大げさにいえば脅しのニュアンスがあります。少年犯罪やひきこもり関連でもこのパターンの安易な発言を耳にする機会が多く、当事者としては、自閉症が「誰からも恐れられ、嫌がられる病気」として扱われている現状を大変残念に思います。(通常、自閉症の人はいわゆる「ひきこもり」状態で暮らしてはいませんし、明らかに他の人とは違う傾向・困難を持ちながらも、良いところも悪いところもある人間にすぎません)
適当な例えかわかりませんが、「ゲームばかりしていると、肌が黒くなる」という学説があれば、誰もが学説とは呼べない偏見であり、黒人の方に対して失礼だと感じるのではないでしょうか。
自閉症が当人、両親、環境等にまったく無関係な先天的な障害であるという事実がこれからより普及していくことを願っています。
Re:学説というより無知と偏見に基づく発言 (スコア:2, 参考になる)
また素人目にはADD・ADHDとの区別がつけにくい(私にもよくわからない)ことから、
これらが渾然一体とした状態で十羽一からげに書かれているような気がします。
>自閉症が当人、両親、環境等にまったく無関係な先天的な障害であるという事実がこれからより普及していくことを願っています。
この主張には同意したいのですが、「先天的障害」という言葉が悪い意味での開き直りと理解されかねない状況があり、
脳科学者は嘘でもいいから「トレーニングで改善できる」と言わないと商売にならない事情もあるようです。
「タッチタイピングができたらゲーム脳」 [infoseek.co.jp]なんてことを言い出しそうな人もいますからね……
Re:学説というより無知と偏見に基づく発言 (スコア:2, 参考になる)
>アスペルガー症候群は「高機能自閉症」とされることが多く、
アスペルガー症候群と知的障害を伴う自閉症との間は「スペクトル」と呼ばれるほど曖昧で多様性があるため一概には言い切れないのですが、高機能自閉症と呼ぶことについては問題ないように思います。
>脳科学者は嘘でもいいから「トレーニングで改善できる」と言わないと商売にならない事情もあるようです。
脳科学者はどうあれ医者はもっと薬で改善できることを主張するべきですね。自閉症を治す薬はありませんがADDであればリタリンでどうにかなる場合もありますから。
ゲームが脳に与える影響の研究者たちが議論をしていた (スコア:4, おもしろおかしい)
全てゲームのせいにしてしまう悪癖があるようだ。
この悪癖の原因は何だろうか?」
そして話し合いの結果「それはゲームが原因だ」という結論に達した。
大学は何を考えているんだろう? (スコア:3, すばらしい洞察)
大学のレベルを疑われると思うんだが、、、
Re:大学は何を考えているんだろう? (スコア:3, すばらしい洞察)
科学の世界では、いろんなモデルが提唱され、後にそれが誤りだったとわかるなんてことは日常茶飯事です。
間違った学説を唱える事は(一般的には)非難されるべきことではないと思います。
逆に「一見、突拍子もない説」が間違いだとも限らない、むしろ新しい発見につながることもあるし。
その一方、明らかにトンデモな学者さんもいますねぇ。
ただねえ、科学的なデータで明確に否定されていない限り、どんなにトンデモでも「一学説」なわけで…。
Re:大学は何を考えているんだろう? (スコア:3, 参考になる)
自閉症とは、脳の中枢神経に何らかの先天的な問題がある脳の発達障害です。 [hpmix.com]
この定義を踏まえて言い換えるとしたら「症状が自閉症に似た障害」とかでしょうか。
先天的でない時点でそれは自閉症ではあり得ないわけで。
Re:大学は何を考えているんだろう? (スコア:1, すばらしい洞察)
明確に否定されない限り、どんな学説も誤りとは言えないのであれば、世の中、迷信ばかりになってしまうので、どこかで線引きが必要ですね。やはり、証明されているとか、証明はできていないがまず確かだろうと広く見なされている説と、証明も不可能なら矛盾も多く、社会的に広く疑われている説とを同列に置く必要は無いと思います。
この教授は、自分の子供の頃の遊び方に基づく価値観こそ最善、今の文明社会の遊びは悪だという堅い信仰があって、その、自分が教祖である新興宗教にも似た思想を科学っぽいオブラートというか、後付け&こじつけのでっち上げの理論に包んで布教に邁進しているわけですね。さしずめ、自分を「悪のゲーム社会と戦うジハード戦士」とでも思っているのでしょう。もう、救い様が無いです。
「大学教授」という肩書き (スコア:4, すばらしい洞察)
そうでないと「大学教授」という肩書きで権威付けされることで、無批判に受け入れてしまう人もでてくると思います。
それに今回の場合、自閉症という医学的に定義づけされた病気を誤ってひいているわけですし、主催者がその場で補足するなり訂正を求めるなりする必要はあると思います。
それでなくても、子育てって難しい問題で、子育てに関係のない先天的な疾病でも、子育てに問題があるかのように言われて困っている人たちが多いわけですから、まともな学者なら立場を考えて慎重に発言するべきです。
逆に大学教授という肩書きが無くて「ゲーム脳」とか発言したら、果たしてマスコミは取り上げたものでしょうか?
よくて、「TV○ックル」の年末特番とかで、韮沢編集長と同じ側に座るぐらいだと思うんだけどなぁ。
Re:「大学教授」という肩書き (スコア:2, すばらしい洞察)
>世間のゲームを快く思っていない方々には大変都合のよいものなので、
世間は自閉症のような発達「障害」者だけでなく、精神「障害」者や知的「障害」者への偏見と無理解と差別でみちみちていて、そういう考えや精神の貧困さを半ば政治的に裏付けするためのいけにえにゲームなどが(さすがにマンガとかアニメは余り言われなくなったけど)されているというのは、
何かこういう学説を受け入れる社会自体が一番不健康な感じがするんですけど。
何のためのアカデミック業界なのか (スコア:5, すばらしい洞察)
でね、間違えるためにアカデミックな業界(学会や学術雑誌など)というのがあるんです。ここでなら、いくら間違えても、批判能力のあるプロに叩かれたり突っ込まれたりするだけで、それ以上のことは起きません。検証できる手段を持っている人たちが、間違いもあり得ると思って情報を扱うわけですから。
アカデミック以外(一般の新聞や雑誌やテレビなど)に流れる情報は、アカデミックで一応の審査に通ったものに限る、というのが健全な姿です。科学の業界として、今できるレベルの品質保証ができている結果です、ということになりますから。それでも100%正しいわけではないでしょうけど、あからさまな間違いや論理的飛躍はフィルターすることができます。
森教授がどういう珍説を出そうがそれは自由です。ただ、世間にそれを振りまく前に、アカデミックの業界で学会発表し最終的には論文にし、通常の科学の成果にしなければいけないのです。いきなり、マスコミ発表が先にくるような科学の成果の発表の仕方というのは、はっきり言って反則です。
歴史を振り返ってみれば、最初の成果発表が記者会見だった例に常温核融合があったりしますね。ピアレビューを通らない成果発表というのは、信用ならないことが多いのですよ。
Re:何のためのアカデミック業界なのか (スコア:3, 興味深い)
人文科学系や社会科学系では学会で発表したり、論文としてpublishする前に成書として出版することは不思議ではありません。こちらの方がステータスとされるくらいです。そこで、駈け出しの研究者は出版社の編集者のもとに日参して文字通り懇願するわけです。たいていの処女作は著者の持ちだしで刊行されます。それが学会誌の書評で好意的にとりあげられれば、彼/彼女は第一歩を踏み出すことが可能になります。そのために今度は書評担当の大家のもとに著書と手みあげをもって(場合には師匠も同行して)訪ねていくことになります。それが彼/彼女の就職にも効いてくるわけです。
自然科学系のひとたちにはにわかには信じがたいハナシかもしれませんが、人文科学系や社会科学系ではあまり珍しくないはなしなのです。嗤いばなしとしてこんなのがあります--「処女作を刊行するとき、あるいははじめてのポジションを得るときの事情は人生の中でもっとも不愉快な思いでのひとつである。」
で、件の森教授ですが、この人が属している業界はどういうルールで動いているのでしょう?これはまったくの臆測ですが、人文科学系や社会科学系のルールに近いような気がするのですが。実情を御存じの人がいらっしゃったら教えていただきたいと思います。
#森教授がDQNという点を疑いをもっているわけではないのですが
#apj氏のおっしゃる流儀がすべての業界で一般的ではない
#ということをいいたかったのです。
Re:何のためのアカデミック業界なのか (スコア:3, 参考になる)
ただ、今回のように「自閉症」という、医学で取り扱うべき病気について述べるのであれば、医学系のルールに従うべきです。医学系のルールは、自然科学系と同様に、論文としてpublishしたものが業績となります。森教授の普段の専門分野が何であっても、そんなことは関係ありません。普段の専門分野のルールで行動するなら、ネタの方もその範囲にとどめるべきではないでしょうか。
なお、学会を100%信用するべきだとは主張していません。ただ、あからさまなトンデモ説や事実に基づかない憶測の割合が極端に多い説などは、ふるい落とされるだろうということです。一般に情報を出すための必要条件だろうといいたいのです(十分条件ではありません)。歴史学会の例が出ていましたが、自然科学の方でも、病的科学というのがときどきは出てきて、学会を巻き込んだ騒ぎになったこともあります。
なお、何かをアカデミックの側で握りつぶす、ということが可能になるとしたら、その問題についての情報を持っているのがある研究グループに偏っている場合に限られると思います。あとは、そのグループの研究資金が、「そのネタをにぎりつぶしてもらうと都合がよい勢力」から出ている場合かな。
他人の説をひっくり返す論文でも出せば業績になりますし、日本の勢力(?)の及ばない海外の学術雑誌などいくらでもあります。別グループを叩きのめすきっけけというか、そういう血のにおいをかぎつけたら突っ込むのが研究者気質な気がいたします。
大学の教授ともなると (スコア:3, すばらしい洞察)
典型例なのでしょうね。
冗談ですから本気にしないように。
Re:大学の教授ともなると (スコア:2, おもしろおかしい)
その時の脳波を調べてみるってのはやってみた方が良いかも知れない。
森教授がお手玉をしている所を見たことも聞いたことも無いから、
ひょっとしたらひょっとするかも。
--
「なんとかインチキできんのか?」
どうせ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:どうせ (スコア:5, すばらしい洞察)
そういうことが現実に起きかねないのがマズイのではないでしょうか?
「同じレベル」と言うのは簡単ですが、それは森氏も「騙され」た人も、自閉症という社会の中にある問題も、全部ひとからげにして低めてしまう視点であるように思えます。
Re:どうせ (スコア:5, 興味深い)
我が子が自閉症と診断された直後だと、藁にもすがる思いであることが多く、簡単に騙される親御さんも多い。
自閉症という現実をしっかり受け止めて、家族と専門家が手を取り合っていける環境を作らなければならない時に、こういう馬鹿の軽率な言動で無茶苦茶にされると本当に腹が立つ。
でも「治らない」とは口が裂けても言えないんですよね (スコア:2, 興味深い)
それでも科学者は「治らない」とは言えないのだと思う。
#「治らない」と言い切ってしまうと、自助努力を忘れる人間がいますから。
いわゆる川島隆太のドリル本 [yahoo.co.jp]とかでもそうで。
#川島氏は「ゲーム脳」を否定してるが、「不安を煽って商売をしている」部分は森氏よりも悪質。士(サムライ)商法と何が違うのか。
でも、個人的体験から思うに、自閉症に「改善」はありえても「完治」はありえません。
Re:どうせ (スコア:4, すばらしい洞察)
「ゲームが原因」で済ませてしまって本来の問題の解決を成せない人々も出てくるであろう事が恐ろしいですね。
特に実際に自閉症似の症状をお持ちの方が近親に居ない人は
(大学の肩書きのある先生の発言だからという理由で)で迎合しかねません。
よもや健常者は騙されないと思いますが、
これは一種のカルト論ではないかと。
さすが先生 (スコア:2, おもしろおかしい)
この思考の偏り方。
いやいや見事な「ゲーム脳」です。
水銀 (スコア:2, 参考になる)
親記事>育て方や環境とは関係ない。
以上はちょっとあやふやな表現です。主旨は汲み取れますけれども。
確かに大多数は生まれる前に障害を負うのですけれど、遺伝による生来の障害であるケースは極めて稀であることを知っておいて下さい。胎児の発育において特定の時期に、【ある外部要因が主因で】発症することが多いのです。しかも、この外部要因は親のコントロールは不可能に近いです。親御さんの責任ではありません。
もうひとつ数は少ないのですが、誕生後にも発症します。これも同じ外部要因が主因です。
恐らくは500人に1人ほどですけれど遺伝的に、ある金属イオンを体外に排出する能力が弱い子供がいます。もともと自然界に多くない特定金属ですのでしかたがありません。生物学的に弱点というわけではないのです。個性です。その金属とは 水銀。
水銀は自然界、身の回りに微量ですが存在しています。しかし近代では多きな濃度で一度に摂取してしまう場合もあるのです。工業排水を中心にさまざまな製品にも含まれています。自然界の循環の中で水銀は海産物や魚類などに蓄積していることが知られていますし、それらを私たちは摂取しています。農産物にもあるいは含まれているかもしれませんがまだ確定的な実証はなされていません。
私たちの多くは現代の水準の水銀摂取量に耐えることが出来ます。よほどの多量の水銀を摂取しない限り大部分を排出する能力を持っているからです。したがって特に重大な疾病に罹患しません。(但し、アレルゲンの過剰生産に関わっている可能性がありますが研究途上だそうです)
しかし一部の人はこの水銀排出能力が極めて弱いことが知られています。
体内に日々蓄積される水銀、あるいは母体の中で取り込んでしまった水銀、これらが成育途上の脳の(大脳中脳小脳含み全体に影響が出ます)特定部位のシナプスの生育を止めてしまいます。(ノックアウトマウスなどでも実証されています。)誕生前や誕生後であっても脳が極めて若い時期の水銀は極めて有害なのです。
脳の中で犯される部位が特定の部位になると認知障害を起こしやすくなります。また運動を司る部分の発達障害もみられます。これらは自閉症と大きく関わっていることが知られています。
重度の場合には脳全体をスキャンすると、ちょうど両耳のわずか上あたりを水平に1ミリほど輪切りした部分の発育が全く見られないケースもあります。
話題がはずれますが基本的には自閉症は認知障害からスタートします。肉体的な接触や精神的な接触、外界からの情報受容、これらの認知がうまく働きづらいので、行動や内的感覚にも影響が出てしまうのです。ちょっと触れられても痛みを感じたり大きな音を聞くと恐怖ですくみあがったりしますが、認知障害の現れです。けして心の病でも精神が病んでいるのでもありません。一般にはそのように思われているようですが偏見です。見るもの聞くもの全てに受容的理解が困難であり苦痛を伴うのだと考えてください。この大いなる痛みから逃れるためには外部との関連を拒否することがてっりばやい回避策です。また、自らの肉体をわざと傷つけて肉体的な痛みを誘発することで外界からの感覚的苦痛を和らげることすらしばしば見られます。肉体的な痛みでごまかさなくてはならないほどの苦痛なのです。忘れないで下さい。自閉症の人は孤独が好きなわけがないのです。我々健常者と同じです。心が病んでいるから閉じこもるのだ、という偏見は忘れて下さい。
話を戻します。
水銀が主因であるかもしれないという最初の知見は日本の公害病を研究した海外の学者達が見出しました。有機水銀におかされた児童では通常考えられないほどに自閉症が発症していたのです。みかけの公害病の影に隠れていたのでした。この子たちは公害病に苦しむばかりでなく自閉症の為の適切な療育を受ける機会を得られていなかったのです。
既にアメリカでは水銀排出能力を持たない子供たちの為に、薬が開発され処方されています。3年ほど服用していると劇的に症状が緩和するのです。日本でも自閉症の子供たちの親御さん達にこのことは知られ始めています。日本では薬の認可がおりていないため保険の適用も受けられませんがアメリカから個人輸入しているのです。一月7から8万円ほどと聞いたことがあります。大変な負担ですが家庭によっては頑張れるかもしれません。自閉症の子供が誕生したというつまらない理由で離婚された家族を個人的に知っていますが拝見していると大変そうです。
とりとめもない話で申し訳ありません。実は私自身、自閉症の子供の親なのです。子供は既に青年に達しました。もう少し早く日本においても水銀主因説による加療が普及していればと残念でなりません。大人になってからではききめが薄いのです・・・街角で見かける自閉
Re:水銀 (スコア:4, 参考になる)
http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C1969337537/E1444744934/index.html
http://homepage3.nifty.com/afcp/B408387254/C819714657/E367309562/index.html
http://www.synapse.ne.jp/shinji/jyajya/wadai/mmr/ama01.htm
「水銀を排出すれば治る」という説はとても魅力的で、信じたくなる気持ちはとてもよく分かるのですが。
5歳になる自閉症児の父より
Re:水銀 (スコア:4, 参考になる)
自閉症児者を家族に持つ医師・歯科医師の会の声明 [interq.or.jp]
という貴方のコメントに対しては、 という反論があります。
キレート剤のことかと思いますが、これは水銀中毒症に対する治療に使われるのであって、
いわゆる自閉症に有効であったという検証結果はありません。
これは、上の声明にもあるように、幼児期に適切な療育を行えば症状が改善されるので、その裏返しと見ることもできます。
つまり、実質的な効果はないということです。
(自閉症に限らず、「幼児期にしか効かない」系は、まず疑ってかかるのが良いでしょう。)
大変申し上げにくいのですが、
自閉症に限らず、
実際は効果がないにもかかわらず、治療効果があるように見せかけ、
藁をもすがる気持ちで飛びついてくる難病の患者とその家族を、
食い物にしようとしている人々が存在するかもしれない、
ということを考えたことがあるでしょうか。
そして、あなたがその片棒を担がされているかもしれないということを。
IGDA日本の「ゲーム脳」関連スレッド (スコア:2, 興味深い)
― 少年は最初、自由に向かって溜め息をつく。 ― ConquestArrow
ネーミングを変えようぜ (スコア:2, 興味深い)
ヘンに分かりやすい字面が軽はずみな発言を生んでしまうのでは。
「分裂症」が「統合失調」に変わったように、自閉症も名前を変えた方がいいと思う。
とりあえず、まとめ (スコア:2, 参考になる)
とまあ、こんな感じですか(まだ色々あると思いますが)。
次にこの教授の理論を分析してみましょうか。以下は教授の脳内で考えられている事を予測したもので私の意見ではありません。
と、こんな感じですかねぇ。ちゃんちゃらおかしいです。
ビジネスですよ (スコア:2, 興味深い)
自分自身では誤りに気づいているのではないでしょうか。
またかと思ったら (スコア:1)
つくことになるんじゃないか?自分がだまされなくても、
近所で育て方が悪かったとか変な噂が立ったりしないかなぁ。
トンでもなこと言ってるだけなら笑えるネタにもなるけど、
今回は酷いと思う。
Re:またかと思ったら (スコア:4, 参考になる)
今回は講演会場での発言で、公式な速記録もないでしょうから、仮に日本自閉症協会などの関係団体が抗議したとしても、「そういう意味の発言はしていない」と開き直られる可能性がありますね。
でも、森氏が著書などにこういうことを書いたら、たぶん自閉症児の親御さんや自閉症の治療に携わっている医師たちは黙ってないんじゃないかと。大学教員だと、たとえば上野千鶴子氏も自閉症についての誤った認識に基づく発言をして抗議を受けていますし。
# 参考: 上野千鶴子の「『マザコン少年の末路』の末路」の末路 [tohoku.ac.jp]
しかし上野氏が抗議を受けてから20年、いまさら、しかも脳についての専門家(?)からこんな発言が出てくるとは……
批判するなら… (スコア:1, すばらしい洞察)
単に/.erの主観に過ぎない『ゲーム大好き人間の擁護論』では森氏の珍説以下の愚痴にすぎない。
Re:批判するなら… (スコア:2, 参考になる)
反証が山ほどあることがおわかりになるかと。
Re:批判するなら… (スコア:1, 参考になる)
妊娠初期に決まる自閉症 [nikkei-bookdirect.com]
森氏はそれに反することを主張しているのですから、
森氏のがわがその一般的な見解に対する反証を提示する必要があると思うのですが。
また、もし自閉症が先天的なものとゲーム脳による後天的自閉症に分かれていると主張するなら、その診断基準を教えてもらいたいものです。
まあ、医師でもない森氏にそんなことが出来るのか、そんなことしていいのかわかりませんが。
Re:批判するなら… (スコア:2, すばらしい洞察)
そうですね、少なくとも森氏は
ことを示す必要がありますね。
2、3については、どうせ他人を説得できるだけの根拠はないんだろうなという気がしますが、1はどこからきたんでしょうかね。これはさすがに森氏の思い込みということはないと思うんですが、web上で適切な統計資料を探せませんでした。
なお、仮に統計上、自閉症の有症率が増えていたとしても、こういう問題 [synapse.ne.jp]もありますんで、通常イメージするような意味で「自閉症が増加している」ということになるとは限りません、為念。
Re:批判するなら… (スコア:2, 参考になる)
テレビだ、という主張を繰り広げてる人もいますね。
テレビ・ビデオ・コンピュータゲームが子どもの心を壊す 片岡直樹 川崎医科大学教授 [kawasaki-m.ac.jp]
まあ、私は正直よくわからないんですが。
森昭雄と片岡直樹 「ゲームで自閉症」は権力への接近では? [de-blog.jp]
ということを推測されてる方がいて、後天性の自閉症というアイディアは片岡直樹という人の
主張を踏まえてるのかなあと。
以上、参考までに。
Re:批判するなら… (スコア:1)
ンなもん医学の知識0でも取れるんだよ。
だいいちMDで医療行為は出来ません。
Re:批判するなら… (スコア:1, 参考になる)
博士号はあくまで肩書きであって、資格ではありません。
Re:批判するなら… (スコア:3, 参考になる)
医学博士でも医者じゃない人が結構います。
うちの知り合いなんか、教授が理学研究科から医学研究科に移ったために、望んでもないのに医学博士課程に進学することになったそうです(医学博士はたいてい4年かかる)。
まあ救済措置として籍だけ理学研究科の別の研究室において、3年でPhD取る方法もあったらしいですが。
誰がいってたか忘れましたが、健康系の教授(体育学部出身で医学博士とって健康と名のつく学部や学会に所属している人のことを言うらしいです)は、とんでも商品の宣伝に使われたり、とんでもなことを主張することが多いらしいですが、森氏ってその条件にもろ当てはまってますよね。
Re:批判するなら… (スコア:1, おもしろおかしい)
…駅のホームでまわったり、人間ピラミッドで飛んだり、大砲で飛んだりするのか(^^ゞ
大学は事の顛末を追及するべき (スコア:1)
さすがに今回のは酷すぎますね、やって良い事と悪い事がある、
大学は事の顛末を追及するべきだと思う。
いずれ名誉は回復される (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:いずれ名誉は回復される (スコア:2, すばらしい洞察)
森教授のような学説って優生学を信じる人に(不思議な事に)受け入れられやすいんですよね。
そういう意味で、自閉症云々以前にすごい差別的な発言だな。と思いますけどね。
こんなオチだったら‥‥ (スコア:1, 興味深い)
Re:こんなオチだったら‥‥ (スコア:1)
これって (スコア:1)
結果
「お茶が**に効く」
という学説がテレビでまかり通った話とあまり変わらないんでは(^_^;)
# ただ、猟奇ゲームが猟奇事件を起こすきっかけってのは理解できる不思議
Re:逆? (スコア:1)
# そうかどうかはともかくとして
そういったことも含めて、森さんは実際の調査(反例があるかの検討を含む)や理知的な展開がなく、テキトー言っているようにしか聞えないのが問題
どんなことだってやり過ぎだと、問題を含む。
けど、スポーツや芸術に秀でた人だって「やり過ぎ」の一種だと理解してほしい。
# と言いたいよ。
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:逆? (スコア:2, すばらしい洞察)
不思議なことです。
#ったくマスコミってやつは、、、
スポーツは元々体制が広めたものですから (スコア:2, 興味深い)
このため「スポーツ」は最初から価値的に善であり、現代でもその価値は否定されていません。
つまり、もともと善であるスポーツにのめり込んでいる人が犯罪を犯しても、それはスポーツのせいではなく個人的な資質ということにできます。
一方、ゲームにしろアニメにしろテレビにしろ、もともとは娯楽でスポーツを含めた既存の価値に沿わないように見える/見えたので、それに犯罪の原因を求めるのは簡単だったのでは。
スポーツをしているからといって、立派な人間になるとは限りません。またゲームにのめり込んでいるから犯罪者になるとも限りません。これはその個人の資質と環境の相互作用の結果だとおもいます。
Re:もうこの際 (スコア:1)
Re:〒ポストが赤いのも (スコア:2, おもしろおかしい)
「ゲーム脳のせいだ!」
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */