
デスマーチが終わった後はどうなった? 141
ストーリー by hayakawa
ちなみに私は絶賛デスマーチ突入中です 部門より
ちなみに私は絶賛デスマーチ突入中です 部門より
new release 曰く、
夏休みもなくデスマーチ中の方も多いかと思いますが、貴方の経験した(あるいは貴方の身近な)プロジェクトのデスマーチ後はどんな形になっているでしょうか。大赤字でも何とか動いて納め終わったならまだ良いのですが、改修補修をタダ同然でやらされ、切るに切れない腐れ縁になってしまうと、「ご愁傷様」としか言いようがありません。
私自身は、大赤字であっても何とか終わった経験しかありませんが、責任のなすりつけあいに発展したり出口が見えないが故に迷走した様子など、ご先祖の霊とともに送りたい話を聞かせてください。
同情するというモデレートはないのか (スコア:5, すばらしい洞察)
モデレータなんだけど、このトピックに関しては「同情する」が欲しい。
Re:同情するというモデレートはないのか (スコア:3, すばらしい洞察)
評語の追加の手続きはどうしたらいいんでしょうか?
Re:同情するというモデレートはないのか (スコア:2, おもしろおかしい)
ありません。
それが仕様です。
Re:同情するというモデレートはないのか (スコア:2, すばらしい洞察)
>「おれもおれも」「よくあること」の方がいいかも。
すば洞つけとけ。どうせ「激しく同意」程度にしか使われてない。
未だに (スコア:5, おもしろおかしい)
って言ったら、同じプロジェクトに居た事の多い同僚に
(゜△゜)
って顔された。
Re:未だに (スコア:3, 興味深い)
甘い。
俺が以前いたデスマ現場では、
俺と、俺と話が合う一人の上司、の二名以外は誰も
デスマーチという言葉も概念も知らなかった。
コアである技術の勉強ですらおぼついてない連中(だからデスマる)なのに、
まして「デスマーチ」みたいな周辺の話なんてものを
勉強する暇も無いか、あるいは勉強する気が無いか、のいずれか(あるいは両方)です。
#デスマ同僚がデスマという言葉すら知らん、という事実に気づいたときには流石にリアルホラーだと思ったのでAC
あ。プロジェクトは3名なんてオチではないですよ。50人くらい居る大所帯でした。
個人的な感想ですが、そういうデスマにどっぷりな人々の思考はこんな感じのようでした:
「自分たちが陥ってるこの酷い状況を簡潔に説明する言葉」すら「欲しいと思う気力を持てずにいる」。
そりゃデスマという言葉自体は仕事上必要というわけでは無いですけど、多少の知的好奇心みたいなものは有って然るべきです。いいかえれば余裕ともいう。
が、それがきれいに抜け落ちてしまってるんですね。
想像が付くと思いますが、"余裕"が無い人間が書くコードは、そりゃ酷いもんでして…。
あと怖いなと思ったのが、彼らの昼休みとかの雑談。
けっしてソフト的な話題が挙がらない。
パソコンは相当好きなようなんですが決してソフトの話をしない(ハード自作とかばっかり)。
彼らのソフト嫌いが元々なのかデスマのせいかまでは把握できませんしたが。
(まともな)ソフト作成にたいする情熱は、彼らのなかでは、もはやゼロないしはマイナスだったようです。
パソコン好きがシステム思考できるとは限らない (スコア:3, すばらしい洞察)
パソコンが好きだから、システム開発に必要な思考ができるとは限らないし、もっといえばプロ
グラムを書いているからシステム思考ができるとも限らない。
本来の職務の片手まで書いてる人だけでなく、出入りのシステムハウスとかで書いたプログラム
でも、前後の作業でデータを活用できないとか「何でこの作業をするのか」を理解してないような
製品が入っていることもありますね。
私は公共団体勤務なので、システム開発には計画立案とかプロジェクト管理でしか関わったこと
が無いけど、普通の業務でもデスマーチ化することはあります。
大体、業務計画を考えるやつに問題がある。同じ目的の作業を繰り返したり、無駄か多いんだよな。
作業を効率的に進めるという発想より前に、作業を必要最小限にしなければならないという発想
がない。
コスト意識が無いと言えば簡単だけど、おそらく「長い時間、職場にいるやつがえらい」という
考えが抜けてないんだよな。きっと。
デスマーチをなくすには、組織全体を見渡して、必要な資源を必要な時点で、適切な量を確保できる
政治力、作業量や難易度を見極められる業務分析能力、それらを元に合理的な計画を立案できる
計画力がある人材を、組織内に一定数確保することが必要でしょうね。
けっして、リーダーだけにこういう能力を求めてはいけない。スタッフの平均的な能力として必要です。
Re:未だに (スコア:2)
何故か
「子供の忍耐力は他に選択の余地があることを知らないことから生ずる」
という言葉を思い出しました。
Re:未だに (スコア:2, すばらしい洞察)
元ACがどうかは分からないけど、
デスマーチに火を付けて油をタップリ注いだ張本人なんて、そんなものです。
技術がないからこそ派手な間違いを大量生産してプロジェクトが派手に炎上するし、
技術がないからこそ自分が何をどれだけ失敗したのかも、今プロジェクトが
どういう状況に置かれているのかも理解できない。
それで困るのは周りの人、本人はいたって平気の平左。
Re:未だに (スコア:3, すばらしい洞察)
デスマーチは技術でおきるのではない。
コレは言える。
火なんて何処でも起きる。
要は早期発見と消火方法。
# それも技術か・・・
# その技術が欲しかった・・・・いや、今も欲しい
Re:未だに (スコア:1)
>デスマーチは技術でおきるのではない。
ここ、よく間違われるけど、(或いは故意に誤って引用されるけど、)
「デスマーチは必ずしも技術的問題によっておきるとは限らない。」
だよね。
>要は早期発見と消火方法。
そして、なんちゃって管理職にありがちなのが、原因が技術的であろうと政治的で
あろうと、技術的に見て明らかに間違った方向へ進んでいて既にヤバイ雰囲気が
ありありと見て取れるのに、それが本人にだけはサッパリ分からないというもの。
そして、そのまま順調にプロジェクトが迷走して、気付いた時には全焼したあとで
もはや手遅れだったりする。
「技術を知ってさえいれば全てのデスマーチが防げる」などというつもりは毛頭ないが、
技術を知っていれば防げるデスマーチも技術を知らないなんちゃって管理職には防ぐ
ことができないのだ。
Re:未だに (スコア:1)
Re:未だに (スコア:1, 参考になる)
戦場が日常になってるんだよね
業務分量と職務力量を見極めないから (スコア:4, 興味深い)
結果? 元々赤字覚悟のプロジェクトだったと知って唖然。たった2人でやらせたという事を理解していないと思われる偉いさんが「なぜ他社のようにもっと自動化できない」と会議の場で批判。仲間内から「リーダー不在」と酷評。とはいえ僅かに黒字を計上できたらしいが、バカバカしい事をした、俺の命はもっと価値があると思ったね。
あれ以来、デスマはやっていない。命を掛けて仕事をしても、得られるのは痛烈な批判と低い評価だけだと判ったから。
そして誰もいなくなった (スコア:3, 参考になる)
・社員が減る(デスマ中に逃亡するので)
・終わらないデスマは打ち切られる(結局は裁判になるので)
・本職はシステム屋なのに、残った人は裁判資料を作らされる
・で、残った人も呆れて辞める
自分が昔体験したのは、こんな感じですか。
このご時世だと辞めるのも難しいでしょうけど。
Re:そして誰もいなくなった (スコア:4, 興味深い)
私がかつていた9人ほどのチームでは…
部長(ほいほい仕様変更を受けてくるデスマ張本人)→支社へ異動(左遷)
女性1(担当)→転職のため辞職
女性2(担当)→病気で辞職
女性3(担当)→病気で休職
男性1(自分・係長)→入院の後戦線離脱(社内異動)
男性2、3(課長)→他社出向
男性4(係長)→社内異動
男性5(担当)→他社出向
こんな感じですかね。
パッケージのカスタマイズ案件だったはずが、
途中から独自開発みたいになっていったというケース。
コアシステムとの整合がとれなくなって悲惨なことになりましたとさ。
Re:そして誰もいなくなった (スコア:2, 興味深い)
月並みだけど
1、社員が減る
2、トラブル増大
3、業績の悪化
4、さらに社員が減って収益悪化の悪循環。
最後には皆が予想していた通りに倒産したと、風の噂に聞きました。
ついさっき、このブログを呼んだばかりなので、このネタは気分がすごく重いです。
http://d.hatena.ne.jp/minekoa/20090813/1250129786 [hatena.ne.jp]
>このご時世だと辞めるのも難しいでしょうけど。
辞めるのは簡単です。
辞めさせるのもね。
。。。人間らしい生活に復帰するのが難しいだけ。
寝不足と貧乏と鬱病は、コの業界の職業病みたいなもんです。orz
Re:そして誰もいなくなった (スコア:2, おもしろおかしい)
> 寝不足と貧乏と鬱病は、コの業界の職業病みたいなもんです。orz
その昔、真冬の夜に食事のために会社から出て、電器屋街を通ったとき、
お店の軒下、ダンボールのお家でお休みの方々をみた同僚が一言、
「この人たちのほうが、よっぽどけんぜんなせいかつをしていますよね。」
Re:だからIT企業に勤めている人は風俗にかようんですね (スコア:2, すばらしい洞察)
>(日雇いろうどうしゃ並みの多さです)
日雇いでこそないけど、実際には月雇い単純労働者だし。
#「え?頭脳労働?はいてく?なにそれ、美味しいの?」
Re:そして誰もいなくなった (スコア:1, 興味深い)
そして、IT業界を去ったという人は多いのではないかと。
転職エージェントの所には、そうして「とにかく何でもいいからIT業界を脱出したい!」という人がよく来るそうで...
Re:そして誰もいなくなった (スコア:2, 参考になる)
退職願いの不受理で失踪なら同情の余地があると思うのですが、
気に入らないことがあると翌日無断欠勤とか、
初めての徹夜後、客先のセキュリティカードを持ったまま失踪、
連絡取れないので退職扱いとか、そんなのはどうよと。
派遣なので懲戒解雇などもないし、ほとぼりさめたら同業他社にいる感じでしょうか。
自分の場合、辞めたくても営業が勝手に契約延長するので辞められなかったので
派遣も派遣会社もどっちもどっちという気持ちが強いです。
☆大きい羊は美しい☆
デスマーチが終わった日 (スコア:3, おもしろおかしい)
終戦記念日にちなんで採用されたストーリーなのだろうか、と思ってしまった。
Re:デスマーチが終わった日 (スコア:2, おもしろおかしい)
「オレ、このデスマが終わったら結婚するんだ」
「そうか。んで、どのデスマ?」
( ゚д゚)
Re:デスマーチが終わった日 (スコア:1, おもしろおかしい)
「俺の戦争はまだ終わっちゃいねえ! [srad.jp]」かも。
5年以上続くデスマーチ (スコア:3, 興味深い)
ちょっと長くなりますが、5年以上続くデスマーチを1つ語らせて下さい。
5年ほど前、ニッチなシステムを販売するある小さな会社が、
身の程もわきまえずに1部上場企業にシステムを提案することになりました。
そのクライアントはあまりにも有名な企業で、子会社、孫会社とグループ会社も多数。
会社はそのクライアントへの導入実績が今後の売上に貢献すると考え、
赤字でも構わないからと受注必達の命を下しました。
これがデスマーチ案件の始まりでした。
ベンダが2、3社ほどに絞られた後、
システム開発部の技術者がクライアントとの会議に初めて同席しました。
そこで、今まで行っていた提案が、絶対に不可能な内容であることが明らかになります。
現行製品のカスタマイズで対応できる範囲を大きく超えている要件もあり、
基本設計から作り直さなければ対応できないような内容でした。
システム部の人数も少ない会社でしたので、総動員しても納期には間に合うはずがありません。
開発責任者は、現行の製品をベースにする限り対応は不可能と判断し苦言を呈しましたが、
彼の抵抗も空しく受注してしまい、
「反抗的」な開発責任者を外した開発チームによる無謀なプロジェクトがスタートしました。
納期から逆算しただけの無謀なスケジュールはすぐに破綻し、
半年も経たないうちにメンバーが徹夜をするようになりました。
案の定、納期には間に合わず、一部機能が無い状態で仮納品、その後も開発は続きます。
当時は、クライアントの担当部署も、販売代理店も、
失敗したプロジェクトを非難し、責任を追及する「被害者」側にいました。
ところが、事態が悪化するにつれて、まずは代理店が、そしてクライアントの担当部署までもが、
一心同体となってプロジェクトの外面を取り繕うようになります。
このプロジェクトが失敗することで、自分のクビが危ういのはどの会社の人間も同じなのです。
販売代理店は途中で抜けたらしいのですが、
クライアントの担当部署とプロジェクトチームが赤字を垂れ流しながら、
今もなおシステムの改善とバージョンアップを繰り返しているそうです。
去年あたりに、ようやく当初の要件を全て満たせるようになったらしいのですが、
不具合が多く、まだプロジェクトは続いているとのことでした。
私は「反抗的」な開発責任者の下にいましたので、
直接デスマーチには参加していませんし、会社の業績が悪化して別会社に吸収される時に
辞めてしまったのでその後の詳しいことはわかりません。
ただ、私が身近で見たいわゆるデスマーチというものは、これが最初で最後だと思います。
なんかうまくいったりするから・・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
システム刷新案件でしたが、稼動後の大破もなく、なんかうまくいってしまった感じです。
当時ぎりぎりの状態で作ったプログラムやシステムがたまに不具合が見つかり、「あんな状態でやってたから、しょうがないか」と
勝手に合点して修正したりしてます。(大きな事故につながるようなものではないから、こんな感じなのですが)
しかしまあ、こんな風にいつもなんとかしてしまうから、無理な案件ってのはなくなんないんじゃないかって
いつも、チーム内では話にあがります。
社長だけが責任を取りませんでした (スコア:2, 参考になる)
1年前にあったケースです (スコア:2, 興味深い)
今までお目にかからなかった種類の、多数の帳票を納品する羽目に。仕様を概欄しただけで、赤字になることがすぐ分かりました。
納期が迫っているということで、休日出勤だの終電まで残業だのを繰り返しながら、頭数だけ整っているがバグ取りをしていないモノを無理やり納品。正直、詐欺でした。
その後半年に渡ってさんざん文句をユーザに言われながら修正し続け、一応完了。
あまり他ユーザに使い回しのできない種類のものなので、赤字の回収の見込みも皆無に等しいですなぁ。
まぁ、一応動いています。
会社が\(^o^)/ (スコア:1, 興味深い)
明らかに会社の能力を超える仕事を請けてデスマ(スラドでも記事になった、辛うじて動く形となって元請に納品した)をやった今の職場は、その後もその影響が尾を引き、最近システム開発部の廃止が通達されました。何とか別分野で生存を図るのかな?
自業自得(そこだけの責任でもないけど)なので、別にあーなるようになったねーとしか思いませんが、会社の規模によっては致命傷になることもあるということで。
# 私としては、どうせ自分の会社ではないし、このまま居ても利益にもならず、むしろ「切るに切れない腐れ縁」がぶった切れてすっきりという感じですが(^^;
ある日スーパーマンが来て (スコア:1, 興味深い)
団塊の世代は馬力があったのか、はたまた技術の伝承が無いのが問題なのか?
Re:ある日スーパーマンが来て (スコア:4, 興味深い)
それなりの技術を持っていた人を導入したということで
営業及びPMがお客さんとプロジェクトの建て直しを交渉し
結果的にプロジェクトの強制終了
ということが3回ほどありました。
いいように使われているけど、結果的に大赤字になるものプロジェクトに
関係したということで評価が悪いのか、給料があがらん…。
Re:ある日スーパーマンが来て (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:ある日スーパーマンが来て (スコア:3, すばらしい洞察)
デマルコ語録のひとつに、
「最悪の組織は、悪い結果ではなく悪い予測を罰する」(つまり諌言は全力で否定される)
という話がありました。
ということはつまり、
>通信兵は真っ先に蜂の巣
敵ではなく味方によって殺される、ってことですね。
大本営発表以外の情報を伝達したら味方上司にぶち殺されるわけです。
ソフトウェアプロジェクトにおいて、もともと敵は「開発上の難点」しか無く、人間系における敵は(ライバル社はその場に居ないのだから)存在しないはず。
要するに理想的なプロジェクトは戦争よりも天災と戦う救助部隊みたいなものであるハズなのです。
が、現実には、登場人物(全ては本来味方であるはず)のなかから「私やあなたを殺す者」が出現するんですよね…orz
発注企業の売り上げがちょっぴり減る (スコア:1, 興味深い)
ビールなんぞ飲むか!と(こっそり)誓い合いました。
さすがに宴会で出てくる物は拒まず飲みますが、戦友同士で飲む時はそのメーカー品を
出さない店を選択してます。
夏休みと言えば (スコア:1)
夏休みの宿題がデスマーチになったことならあります!!
人生初の徹夜じゃないかと・・・
徹夜で読んで書いた読書感想文。
寝たら、親が叩(ry
さらに親のチェックを通らないと終了しないという・・・
内容はともかく、期限内に終わったからID。
(アウトソーシングっていいよね)
Re:夏休みと言えば (スコア:2, 参考になる)
読書感想文はお陰様で区の文集に載りました。心が痛いです。
以来プロジェクト管理の必然性を痛感し、今年もほぼ宿題は終っている段階です。
Re:夏休みと言えば (スコア:2)
Re:夏休みと言えば (スコア:1)
デスマーチとは、その修羅場が延々と終わる気配もない状態のことですよ。
アリとキリギリス (スコア:1, すばらしい洞察)
まあ半分当たってる気もする。
終盤でデスマーチになる理由は、前半で遊びすぎたり、予定通りにいかなかった
せいというのは夏休みと同じだね。
システム開発のデスマーチが夏休みと異なるのは、前半で遊ぶキリギリスと、
後半で必死で開発する働きアリとが、(多くは別会社の)別の人だという点だな。
しかもキリギリスとしてはどれだけ遊びほうけていても、後で苦労するのは自分
じゃないために、頑張るインセンティブが働かないという。
しかも、それでギャラはキリギリスの方が上。
だから最近は働き蟻のなり手がおらず、深刻な後継者問題が発生しています。
Re:アリとキリギリス (スコア:2, すばらしい洞察)
> せいというのは夏休みと同じだね。
> システム開発のデスマーチが夏休みと異なるのは、前半で遊ぶキリギリスと、
> 後半で必死で開発する働きアリとが、(多くは別会社の)別の人だという点だな。
この業界のデスマーチを甘く見てる人、本当に多いな。
この元コメントが「それはデスマーチじゃない、単なる修羅場」と書いている意味が
ピンと来ないというのはかなり幸せだと思う。
デスマーチになった状況って、別に誰かがサポったからとかそんなことじゃない。
結構な頻度で、もう最初から無理なプロジェクトがスタートする。こんな例えかなぁ。
レオナルド・ダ・ビンチの設計図を持ってる16世紀の商人が、
「ワタシの店なら1年後に空を飛ぶ機械を作れます。ぜひ仕事をください」
と言ったことからスタートしたプロジェクトみたいなもんか。実際に飛行機が飛んだのはその500年後なわけで、絶対に無理なプロジェクトなわけだ。でも受けた以上はやらなきゃならんというわけで、終わりのないエンジニアの苦闘が延々続くわけですよ。なまじっか立派な設計図があって、できそうに見えちゃうからタチ悪くて、エラい人は誰も中止と言えないと。
夏休みの宿題みたいに終わりが見えてるような、それこそ1週間程度の期限越えでなんとかなるような、そんなものがデス・マーチと呼ばれているわけじゃありません。下手すると本当に死人が出ます。そこまで行かなくても鬱病は全然珍しくありません。
Re:アリとキリギリス (スコア:2, 興味深い)
>夏休みの宿題みたいに終わりが見えてるような、
ふっ。世の中には底なしの阿呆がいるということを忘れているぞ。
「『そういう阿呆でも500人集めれば、5人の天才と同じ仕事ができるはずだ!』
という仮説が正しいはずである」という命題を検証し続けているのがIT業界。
間違っているはずがない/間違っているという答は見なかったことにするので、
この検証が終わる日は永遠に来ません。
#もちろん中には500人の天才が100%の実力を発揮しても失敗する
#プロジェクトもあるが、それはごく一握り。
本来の意味が重すぎませんか? (スコア:1, フレームのもと)
Re:本来の意味が重すぎませんか? (スコア:2, すばらしい洞察)
たかがネズミの行進の何が問題でも?
…などと動物非愛護精神を発揮するつもりはありませんが、
なんにせよ貴方のその考え方はいわゆる「言葉狩り」でしかないんじゃないですか?
「この程度のこと」を重く言うべきではない、という考え方は、その問題の解決を遅らせますので。
そりゃ人が死ぬ率は低いでしょうけど、だからって軽く言えば何かがカイゼンされるわけでも決して無い。
#↑あえてバターンとかのほうは無視します。
ま、それはそうと、
それをいうなら「ビキニ」のほうがよほど不謹慎。「ダイナマイトボディ」もな。
もうちょっとラクに考えませんか?
人間はしょせん、大げさに派手にものを言いたくなる生き物なんです。適当に生暖かく見てればいいんです。
Re:本来の意味が重すぎませんか? (スコア:1, 興味深い)
鬱の後、数年前に社会的にドロップアウトした人がいますが、そのような状況を含むと
バターンと比べても軽すぎるとは思えません。
ただ、このトピックでは、精霊流しとともに流せるような不幸自慢のほうが面白いですが。
Re:終わらないから (スコア:3, 参考になる)
ちがいますね。
(デスマーチを世に知らしめたと思われる)エドワード・ヨードンの「デスマーチ」によれば、デスマーチ・プロジェクトとは
といった要件を満たすプロジェクトのことをいいます。うろ覚えの部分もありますが「終わらない」という条件はなかったはずです。
Re:終わらないから (スコア:1)
やる人が変わるだけです。
開発している連中から、保守している連中へ。
そしてデスマーチを4年くらい保守チームがやっていると、リプレース担当から、さらに開発へと....
Re:論外 (スコア:1, すばらしい洞察)
こういうのが原因なんだな。
Re:論外 (スコア:2)
勝ち組がまた言ってるよ~と思ってみていたら・・・
>どちらかといえば負け組みなのでAC...いつかは勝ち組に!
このコメントで真実味UP!
Re:責任の所在が・・・ (スコア:2, すばらしい洞察)
他のスレッドにもあるけど、そのマネージャとか言うのが
一番のガンだったりしませんか?
「営業とPGだけだったらよかったんだけどね。マネージャが余計な口を出すから」
Re:ハッピーエンドは? (スコア:2)
本当のデスマーチは、ヨードンの言からも考えられる通り
泥縄で無益な後戻り工程や、取り繕いの上に取り繕いを重ねる
プロジェクトかも知れません。
そうなるとまさに後にはペンペン草も生えないとなって、
救いがないですね。
皆さんの書き込みを見ていると、デスマーチという言葉が
知られるようになった頃に比べて、淘汰が進んでデスマーチ
らしいデスマーチは減っているみたいですね。
去年からの景気後退でデスマーチするほど仕事量がない分野も
多いのでしょうか。