MSのビジネスチャンスに待ったをかけるRedHat 33
ストーリー by Oliver
最終兵器子供 部門より
最終兵器子供 部門より
k3c 曰く、 "IT Proの記事によれば、マイクロソフト社が不当に高い料金で製品を販売していたとする集団訴訟で、マイクロソフトと原告が和解に達した(Microsoftのプレスリリース)。これによると、マイクロソフトは全米1万2500以上の公立学校にハード・ソフトを寄付し、教育基金を設立し、テクニカルサポートや訓練プログラムを提供する。和解したんだからまあ良かった、と思いきや、RedHat社から「待った」の声が。
同社は提示した代案の中で「ソフトウェアはRedHatがLinuxなどを無償(オンラインサポート込み)で提供するのでその分マイクロソフトはハードウェアに金を使え」と主張している。学校のソフトに占めるマイクロソフトのシェアが上昇(しかも5年のサポート期限付き)したのでは結局マイクロソフトの独占状態は変わらない、ということらしい。なるほど。しかし、ワタシは思うのですが、アメリカ企業って、商魂たくましいですね…。"
本家でも同じネタが扱われいて、マイクロソフトが提案している寄付額11億ドル(マイクロソフトの現金資産:360億)のうち、9億は独占状態のマイクロソフトが自由に価格設定できるソフトウェアだそうだ。しかも、これが一度っきりの事なのか将来もアップグレードを提供するのかは言及されていない。へい、ぼっちゃん、じょうちゃん、最初はタダだから、一本打ってみない?
ところで入れるのはWinXPか? (スコア:2)
ところで、M$社が入れるのは、今からだともちろん、「あの」WinXPですよね。そして.NETも入れる、と。
これで学校の生徒の情報、学校の情報はM$社がいただいちゃうわけだ。
しかし、Appleはなにも言えないよね。M$の資本が入ってるもん。
Re:ところで入れるのはWinXPか? (スコア:1)
パロアルトの中学生が強制購入させられるというiBook&ソフトその他一式$2000のセット [srad.jp]を寄付させる
…ということにはならないんだろうな。やっぱり。
Re:ところで入れるのはWinXPか? (スコア:1)
zdnetの記事 [zdnet.co.jp]によると,
この寄付は,生活保護の対象となる生徒が70%以上を占める公立の小中学校に対して行われる。Microsoftによると,この範疇に含まれるのは,全米の学校の約14%。
だそうな.実態は知らないけど,イメージ的には,パロアルトの中学校がこの条件に当てはまるとは思えないなぁ.
義務教育におけるOS (スコア:2, 参考になる)
の学校ではないのだろうが、少なくとも義務教育の段階で
特定企業のOSを生徒に使わせるのはおかしいだろう。
OSという財はネットワーク外部性(経済学用語)を持つ以上、
実質的に特定企業のOSを「義務化」することになりかねない。
義務教育の場では、フリーなOSこそふさわしかろう。
Re:義務教育におけるOS (スコア:1)
が必要です。たとえば、MS Wordの完全な機能なんて子供たち
には絶対に不要だし、色々なボタンやメニューを勝手に操作
されて、害になるだけ。教える側にしても、MS の製品の仕様
を完全に把握する時間なんてないし、青少年にそのような
ものを教えても、MS製品の宣伝をしているようなものです。
Re:義務教育におけるOS (スコア:0)
メモ帳→ワードパッド→ワード
でいいとして、
さすがに電卓とエクセルの間を埋める、簡易的なスプレッドシートくらいは欲しいですねぇ。
Re:義務教育におけるOS (スコア:2, 興味深い)
>シートくらいは欲しいですねぇ。
探せば無いことも無い気もしますが、むしろ「教育」目的であれば入力したデータからグラフを書いてくれたり、目盛を対数、指数、また、座標軸もいくつも選べたりするほうがいいのではないでしょうか?
「アプリケーション」という意味では、Mathematica や Statistica の簡易版のほうが理に適っていると思うのですが。
Eureka !
科学的に正しいスプレッドシート (スコア:2, 興味深い)
> 「アプリケーション」という意味では、
> Mathematica や Statistica の簡易版の
> ほうが理に適っていると思うのですが
と言うよりも, これらじゃなければ教育上問題があるのではないでしょうか. と言うのも教育の場でグラフを作る場合, 大抵の場合は観測値を元に想定したグラフを引くという使い方になると思われますが, この時必ず誤差が発生するはずです. そのため計算に際しては誤差/有効桁数を考慮しなければなりませんし, 折れ線グラフを引く場合にも, 単純に各観測点を結ぶだけでは済まないはずです.
こういう機能を持ったスプレッドシートはあまりありませんから, 下手にExcelあたりを使うと, 結果を理論に合わせたいがあまり観測値を捏造するという, 教育的には最悪の結果になるのではと予想されます. しかも悪いことに, 初等教育の場でこのことが問題であることを認識している教師は1割もいないのではないかと予想されることです. かく言う私も大学で誤差論や学生実験で学ぶまでは明確な認識は無かったですね.
かつて、日本でも (スコア:1)
今回の記事読んでて、
アカデミー < 企業の論理
って感じを受けましたが、皆様はいかがでしょうか。
どっちにせよ (スコア:1)
Appleには大打撃だねえ。
Re:どっちにせよ (スコア:1)
「独占的地位を不法に利用」した和解条件なのに,さらに
独占を強める可能性あるのって本末転倒.
場合によっては実質勝訴になるような感じですねぇ.
Re:どっちにせよ (スコア:1)
古い記事にあれですが、Apple もそう思った [cnn.co.jp]ようです。
選択肢はつくるべき (スコア:1)
で、せめて、ハード、ソフトの組み合わせを各学校で選べるようにするべきですな。
先生にしても、トレーニングを受けていられるほど、暇な人ばかりでもなかろうに。
Re:選択肢はつくるべき (スコア:0)
ですね。
Red Hat Linuxではなく Windowsのほうが都合が良い
先生や生徒もあるかもしれませんし。
選択させるか、あるいは同数提供し両方をいつでも
使えるようにするとか。(それがユーザにとって
一番良いと思うなりよ。どっちも覚えられるし。)
Re:選択肢はつくるべき (スコア:3, 参考になる)
http://www.zdnet.co.jp/news/0111/21/e_ms_m.html
何を教育するか (スコア:1, すばらしい洞察)
もしくは
意地でもタダでサポート続けてやろうと頑張り過ぎてRedHatが経営的にコケ、撤退。何も出来ないRedHatが教育機関に大量に眠る事になり、子供達は約束や世間の厳しさを身をもって学ぶ
または
手取り足取り系のサポートの経験があまり無いRedHatが子供の教育に必要とされるサポートを満足に行えず、むしろRedHatデジタルディバイドが深刻な社会問題となる
....無茶な決定ではないと信じたいよ。
けどさ、本当にやっていけるのか?>RedHat
諸行無常 (スコア:2)
M$の製品はとくに2年ごとに新しいバージョンへのUpdateがあるし、よくマシンが止まってファイルなくすので、「諸行無常」なんかを学ぶには格好の教材です。
あと「人間のやることには<完全>ということはない」というのを学ぶことも、きっと、毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日毎日できるのではないでしょうか?
「バックアップの大切さ」も、もちろん学べると思いますよ。痛いほど。
いい教材だったのになぁ。
Re:何を教育するか (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:何を教育するか (スコア:2)
# その資金までマイクロソフトが出したら
# 尊敬してあげるのに。
Re:何を教育するか (スコア:1)
サポート担当の職員が死ぬだけ。
それが選定権を持ってなかったりするとさらに泣けるわけで。
Re:何を教育するか (スコア:2)
ひょっとするとサポート担当の職員を雇うお金もなくて 何時の間にか子供が 「 サポートなんか役に立たない。 真のサポートってのは開発者と直接やり取りする事だ。 [jargon.net]」 等と言い出したり。
# うむ。行く末が期待できそうだ...(違う)
Re:何を教育するか (スコア:1)
ということか。
char *A;
モータースポーツ部 [slashdot.jp]
Re:何を教育するか (スコア:0)
子供はその背中を見て育つ。
システム管理者だけにはなりたくない症候群発生。
へとへとになっている所を見てもらう事による、システム管理者やサポート担当の仕事への正当な評価は、期待できるかもね。少しは。今よりマシ程度で。
Re:何を教育するか (スコア:1)
> 子供はその背中を見て育つ。
大学生は背中を見てくれないんですが、それは
彼らが子供じゃないってことでしょうか/___;
[udon]
ん? (スコア:1, すばらしい洞察)
ハードがAppleでも構わないそうで (スコア:1)
謎 (スコア:1)
>マイクロソフト社が不当に高い料金で製品を販売していたとする集団訴訟
ですよね?
もともとredhatでも良いんなら別に訴訟なんて起こさずに安いredhatを導入すれば良いと思うわけなんですよ。
なんらかの理由でマイクロソフト製品を使う必要があるのに高いから困るという訴訟のように見受けられるのにそれに対してredhatを提供、というのは有難迷惑なんじゃないかな。
それなのにハードはマイクロソフト、ソフトはredhatにすべきというredhatの提案はあまりにも姑息に思えますね。
(redhatのソフトにしてもそもそもredhatが’自由に価格設定できるソフトウェア'なわけだし)
教育関係者がコストの高いマイクロソフト製品の採用を避けてFreeのプラットフォームに移行しようというキャンペーンを張るんなら良くわかるんですが。
Re:謎 (スコア:1, 参考になる)
訴訟の理由は、必ずしもマイクロソフトである必要があって高いから困るということではないでしょう。たまたまマイクロソフトを使っていたら、後からそれは不当に高い値段で売られていたことがわかったということで十分です。
もともとの根拠は、マイクロソフトが反トラスト法に違反する違法な行為によって価格を吊り上げていたということですから、「他の選択肢がなかった」ことは必要ではなく、「もっと他の選択肢があったとした場合より値段が高かった」といえればいいわけでしょう。結果としてマイクロソフト製品を買った人が被害者といえるわけです。「高いと思ったら買わなければよかった」という論理は通用しません。そうでなければこのような場合被害者が存在しえません。
アカデミックパッケージ (スコア:0)
うーん、寄付という一見善事のように思える、巧妙なマーケティングだな。
Visual Studioのアカデミックプライスの異常なまでの安さ(もちろん、通常版と比べてだが)が、それを物語っている。
全くその通りです (スコア:1)
しかも、今はM$製品無しでは居られない社会でしょ。
一番可愛そうなのは、アカデミックパッケージを卒業直前に購入して卒業、その頃に、新バージョンの投入された方でしょうね。アップグレードパスの選択が、狭く感じられます。
ていうかね、 (スコア:0)
めちゃくちゃうらやましい話やね。
まぁ、どっちのOSが導入されるかはおいといてとりあえず
子供らにはコンピュータの楽しさを純粋に楽しんでもらう
事を願うのみです(笑)
Re:ていうかね、 (スコア:1)
でも、私が小,中学校のころ夢と幻想を抱いてパソコンに触れていたころとは、違いますよね。
パソコンは高価なおもちゃではなく、必修科目として覚えなくてはいけなくなったということでしょ。
そういうパソコンの使い方で、「楽しい」とはとても思えんです。
子供たちにとってのパソコンて、「これさえできれば何でもできる」って思いをぶつけられる魔法の箱であって欲しいのだけど....。
だいたい、子供のころから、オフィスアプリなんて使う必要ないでしょ。
それこそ、もっと成長してから職業訓練所でやりゃいいのさ。
初期状態にだけ戻せるようにしておいて、後は好きに使っててのでいいと思う。
これなら、RedHATのほうが向いてるんじゃない?
まぁ無理だろうなぁ。
Re:ていうかね、 (スコア:0)