X on Windows買いました。でも...GPL、解ってる? 84
開発サイドは理解しているとは思うのだが… 部門より
Anonymous Coward曰く、"先日発売された HolonのX on Windows を 買ってきました。 会社でライセンス的にグレーなXソフトを使わされそうになって いたので、いっそのこと自前で入れてしまえ、と思いまして。 業種が非情報系で外部へのネットワーク環境が良くなく、 Cygwin+XFree86を落したり、トラブルの対策法を調べたり するのもままならない状態なので、1万未満で簡単に環境が作れるのなら いいかな、と。"
"すでに/.Jで
話題になった
Cygwinに対する説明は、外箱の側面に
『Cygwinは、旧Cygnus solutions(現在のRedHat)を中心に開発され、オープンソース
ソフトウェアとして利用されています』と明記してあります。
また、同じく外箱の側面には、「製品全体を第三者に勝手に渡されるのは
こまるけど、個々のソフトについてはそれぞれ使用条件みてね」という趣旨の
ことが書いてあり、LinuxMLDminiの件などと比べて考えても妥当かな、と思いました。
が、しかし...。箱の中の使用許諾契約書の第2条の中に、
『3) 本ソフトウェアの1部、全体に関わらず、譲渡、貸与、リース、賃貸、
転売、分与などを行うことはできません。4)本ソフトウェアを一部、全部に
関わらず、修正、改良、翻訳、分解、デコンパイル、逆アセンブルなどを
行うことはできません。』という文を見つけてしまいました。
先の/.Jでのやり取りを見ても、宴会がらみで知り合ったHolonの人と話した
感じでも、GNU GPLを理解していないとは思えないので、手違いか行き違いだと
思いたいのです。使用許諾契約書内には「X on Windows」の文字はないので、
誤って、Holonsoftな
他の製品の契約書をそのまま入れてしまったのかな、と。
とはいえ、初めてGNU GPLを含む製品を出したわけではないのに、
いまだにこのような事をとめる力がないのなら、かなり悲しいですね。
逆に、オープンソースを含む製品の使用許諾の雛側を作ってやって、
それを広めていくような活動が必要なのかもしれません。
Freeソフト開発者と、パッケージベンダーと、私のような
エンドユーザーの関係が良好でいられるように。
ちなみに、使用許諾契約書に同意できない場合、CD-ROMの包装を開封する前
ならば返金してもらえるようです。"
単なる紙の入れ間違い(もしくはチェックミス)が起こっただけだと思いたいのだが…今回のケースは、オープンソースを含む製品の使用許諾云々というよりも、商用Linux製品の使用許諾が参考になるケースではないかと。そういう意味では、すでにHolonの中にノウハウはあるはずなのだが…今からでも遅くはないので製品の再チェックをお願いしたい。
追記 by W:やはり手違いだったらしい。ホロンのWebサイトにお詫びが掲載されていた。
バザールモデルを採用する気か? (スコア:3, おもしろおかしい)
まさに OpenSource 的。
これで修正案もとっとと受け入れて、「頻繁なリリース」の方も実現してくれると嬉しいね。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:バザールモデルを採用する気か? (スコア:1)
そりゃ無理ですよね(^^;
象徴的に言えば、たとえば
「GPLの文自体はFREEでもOpenSourceでもない」わけです。
背後の姫様を守るためなら、騎士は非暴力モードを捨てるんです(^^;
それがGPLの動作原理。
騎士は最初からきちっとしてないと都合悪いでしょうね。
Re:バザールモデルを採用する気か? (スコア:1)
象徴で喩えの話です。
以前にも似たような話があった (スコア:2, 参考になる)
ぷらっとほーむ社 [plathome.co.jp]のRelease & Write vol.4 Official Debian 2.0 + Debian JP 2.0 5CD-ROM [plathome.co.jp]でも似たような話がありました。これについてはdebian-users mailing listの[debian-users:10705] [debian.or.jp]からのスレッドに経緯が書いてあります。この件に関しては抗議の成果か後にエンドユーザー契約約款が変更されました。
今回の件でも、誰かHOLONに抗議したらHOLONの契約約款が変更される可能性もあるのではないでしょうか。
ftpサイトには (スコア:2, 興味深い)
ftpサイトにはRPMとSRPMが置いてありました。なので、私個人は「その部分に関しては再配布OKですよ」という感じで受けとっています。InstallSheld自体は別にGPLなわけではないので、きっとそれも含めたCDROMの複製・配布、というのを視野に含めてる様な雰囲気
かといってGPL的にはGPLが適用される部分に関してまで言及してない部分については?ですが
#適用範囲を書き忘れた?
開封した場合・・・ (スコア:2, 興味深い)
CD-ROMのパッケージに、
「開封された場合、お客様は
本契約の諸条件を承諾した
ことになります。」
と記されているので、ライセンスに納得するまで、
開封できない...
納得して使用できる日が来るんだろうか?
とりあえず不買運動 (スコア:2)
とでも言えば、「お詫び」をしたい気分になるんじゃないの?
下手をするとマジでHolonは潰れるかも (スコア:2)
いや、私も「潰れてしまえ!」という意図は無いけど、危機管理というか、ドジっちゃった時の対応は、うまくやらないと、本当にヤバいよ。謝る以外に無い物は謝るしかないだろうね。「ミスにより初期ロットは製品の中に不適切な契約条件が印刷された物を同梱してしまいました」と。(これで怒る人間はいないだろうけど、逆に、変に開き直ったら大変でしょうね)
Slashdot って、結構雑誌記者などに参照されているでしょう? そこで、Holon の事を悪く(というか、事実をありのままに)書かれたら、はっきり言って信用を失って、もう「終わり」ですよ。
それにしても、
・フリーソフトを集めるのは大変ですが、Holonが簡単にインストールできるようにしました。
・日本語対応も満足のいくレベルに仕上がっています。
・判りやすい解説書とCDが付いて、幾らです。
とでもしていれば、反感買うどころか、拍手喝采だったのにね、、、
このスレッドは取り消しさせてください (スコア:2)
Re:このスレッドは取り消しさせてください (スコア:1)
だけど、
>このスレッドは取り消しさせてください
とか
>このスレッドはホロンが既に対応をしたために、もはや用済みとなりました
とかってのは、どうでもいいのでは?
そういう事件(^^;が有ったこと、それに対してつっこんだ人がいたこと、
人にたいして更につっこんだ人(^^;がいたこと…という「歴史」は、
これを残さず消す理由なんて、格別ないはずですが。
Re:このスレッドは取り消しさせてください (スコア:1)
という日本語はそれほど不自然ではないでしょう。
確かに、歴史・事実は消えませんけどね。
bootstrapping (スコア:2)
Re:bootstrapping (スコア:1)
ftp://ftp.holonlinux.com/pub/XonWindows/
Re:bootstrapping (スコア:1)
っというか、HOLONのX on Windowsに関してはベースシステム等もRPMで管理されてるようだから、単純にRPM関係が構築出来たとしてもそれが使えるかどうかわかりませんね。
その辺は個人個人苦労し無ければならないのかな?
Re:bootstrapping (スコア:2)
グレー (スコア:1)
どういうものなんでしょう?
HOLONのほうがマシだったのでしょうか
Re:グレー (スコア:1, 参考になる)
Windows 用 X サーバなんて企業で買うなら安いもんだと思う。
おすすめは ASTEC-X で、最初に払うお金はちょっと高いんだけど、
最初のバージョンから今まで 6 年間バージョンアップが無料。
もともと X 端末の老舗だというのもあって、
XFree86 on Cygwin と比べたらずっと作りがしっかりしてる。
だから金払うのが最初の一回だけだと思えば安いでしょう。
Re:グレー (スコア:1)
WindowsXPなんて企業で買うなら安いもんだと思う。
おすすめはOEM版で、最初に払うお金は大したこと無いんだけど、
最初のバージョンから今まで3回バージョンアップしないと使い物にならない。
もともとパクリの老舗だけあって、
UNIXのファイル階層概念とか、MacのGUIとかオリジナルに比べたらずっと作りが適当。
だから金払うのが最初の一回で安心しなければ「気持ち」安いでしょう。
Re:グレー (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:グレー (スコア:2, 参考になる)
これはアップグレード済み、これは追加購入した、という形で管理するのは企業ユーザにしてみれば結構大変なのに、こまめにバージョンのあがるパッケージソフトはこういったトラブルに至りがち。
たとえば、最初5ユーザで購入して、それをアップデートしたあと、
2ユーザ分追加購入して7ユーザ分のライセンスは有るけど、3人が古いバージョンを使っていたためにライセンスが余っていると勘違いしてしまうとか…
# しかも新旧ともに5ユーザって書いてあるからって
# 追加購入分込みで12ユーザとか言う人もいる始末…。
逆に誤って新しく通常版を買って、古いモノをアップデートしたと勘違い(カレントバージョン1ライセンス…ホントは新旧で1ライセンスずつ)してしまうとか。
HOLON にあまり良いイメージを持っていない(それは泣かされたことがあるからです…笑)ので、企業としての姿勢とかは期待してないですが、逆にGPL に違反して配布した場合に訴える組織ってあるのかな?そういった団体・個人が存在し、私のような下々の目に触れるように活動していなければ、そもそもこれらの議論は無意味では?
HOLON さんのコメント希望 (スコア:1)
今回も出てきて頂けると好感度アップですねえ。
使ったものすべてに触れるのは無理 (スコア:1)
え゛~、XFree86にも触れなきゃいけないのですか。じゃあX11R6にも触れなきゃいけないんでしょうか。パッケージされたソフトウェアにも触れるんでしょうか。そこまでする必要はないと思うのですが。
使ったものすべてをいちいち説明していたら、開発者もディストリビュータも氏んでしまいますよ。
HOLONが「Cygwinの説明を是非ともしろ!」って言われたのはX on Windowsが内容的にほとんど「Cygwinなのだから」であって、「Cygwinを使ってるから」じゃないんじゃないでしょうか。
Re:使ったものすべてに触れるのは無理 (スコア:1)
X on Windowsが前面に出しているのはLinuxであって、LinuxでもCygwinでもない名前としてこの名前を使ってるだけでしょ。
名前を使ったから説明しろってこと?それならXFree86じゃなくてXの説明になりますが、X自体はCygwinよりはるかに知られていて誤解される恐れはないでしょう。XFree86だって無名というわけじゃないし。
まあ、どこまで触れるべきかはいろいろ意見はあるでしょうが。誤解されるようなら問題あるけど、そうじゃなければ自主的な判断になってくる。
「本当に本当に本当に宣伝してほしいっ、クレジットは絶対につけろ!そうしない奴はクソだ!」という主張をお持ちなら、あなたのソフトウェアには宣伝条項をどうぞ。宣伝条項がないなら使う側の自主的な判断にまかせたってこと。
もちろんあなたがどんな理由で何を嫌いになろうとあなたのかってですが。
Re:使ったものすべてに触れるのは無理 (スコア:1)
元投稿の人はなんでその時に言わなかったの?
知らなかった?
対応したみたいです。 (スコア:1)
に「X on Windowsのパッケージについて」ということで、
今回の件について記載があります。
素早い対応をしてくれて良かったですね (スコア:2)
ユーザーとしても、権利を制限する方向ではなく、GPLに基づいた権利を認める、つまり拡大する方向への変更なので、これならクレームをつける人など居ないでしょう。
それにしても、開発サイドは最初からこんな事は判っていたのでしょうに、間違った使用許諾書を入れてしまったというミスがどの部門(企画? 営業? 出荷?)で起きたのか、良く内部で検討してもらえればいいかと思います。
ホロンがGPLを擁護する立場を取ってくれた事、うれしく思います。
別に買わなくても (スコア:1)
Re:別に買わなくても (スコア:1)
私は日本語フォントを映すのに少々苦労したぞ。
#実際にどの程度簡単なのかは知らないがな
char *A;
モータースポーツ部 [slashdot.jp]
Re:別に買わなくても (スコア:1, 参考になる)
>何が言いたいんでしょうか?
つまりは X on Windows は XFree86 on Cygnus だということです。(裏を取ったわけではないですが)
だから、自分で XFree86 on Cygnus を install して運用できる力のある人、おそらく Cygnus を Windows に install して利用している人なら何とか出来るであろうという話です。
>必要なければ買わなきゃ良いだけだと思いますが?
それは真実です。
>それともあなたがWeb pageで導入方法でも書いてくれますか?(だったら、だったで喜んじゃいますけど)
本家 XFree86 on Cygnus の page 以外に何か見るべきところってありましたでしょうか・・・?
お詫びが出ましたよ。 (スコア:1)
> 現在発売されているX on Windowsパッケージ内に入って
> おります使用許諾書が、元来パッケージに入れるはずの
> 使用許諾書ではなく、他のホロンソフトのものが誤って
> パッケージングされておりました。
だそうです。
で、入れる筈だった使用許諾書は上記ページでPDFファイルで
ダウンロードできるようになってました。
(´д`;)
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:2, 興味深い)
それに、こういう場で発言しないことには、
(ミスを認識できない|訂正されない)かもしれないと思うのですが…
>そもそも自分は著作権者でも購入者でもない、ただの外野なんだし。
外野は黙っていろというのはどうかと思う。
外野は見守るだけしかできないんですか?
-- nokun
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1, 興味深い)
まして今回の話は BSD ライセンスみたいに寛容な条件じゃなくて、明確に政治的主張 :-) を持った GPL を採用したソフトの話なんだから、騒ぎ立てるなという主張には作為か無知かのどちらかを感じてしまう。
GPL 原理主義的には、条件に違反してもたいしたことはないとなめられるよりは、怖いと思われたほうがまだましなんじゃないですか ? :-)
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:5, おもしろおかしい)
さて、まず、GPL原理主義的には強硬な態度に出たほうがましかどうかについて。GPLの目的は、ソフトウェアを修正・再配布する権利を保証して、ひとと自由を分かちあうことですよね。そこでは著作権は、ほかの人に自由を保証するために使われていて、権利をひたすら主張して、ほかの企業と無益な訴訟合戦を繰り広げるようなことには利用しません。ライセンスに違反する者がいても、その人がきちんと改めれば、GPLを採用した目的は達成でき、問題は解決です。事実、いままでの同様な例でも、正しいライセンスを書いて「おわび」を出すくらいで(後の印象はさておき)サックリ解決してます。「たまたまGPLに違反してしまったとしても、権利侵害の補填は簡単で、ほとんど法廷に持ち込まれることはない [geocities.com]」(比較して、Microsoftのライセンスに抵触したときは桁違いに大変なことになる)とBruce Perensも書いていたりしますね。
ライセンス違反に例外なく強硬姿勢で出るというのは、GPLの目的から外れています。それはプロプライエタリなソフトを販売する企業のやることです。
で、今回の件は、できるだけ穏便にすませるべきかについて。ええ、そうだと思います。これはバカみたいに明らかなライセンス違反で、「いつも通りの仕事をやってしまった」ミスで、言い訳のしようがなくて、そのかわりフリーソフトを破壊しようという意図も悪意も感じられない出来事です。ライセンスを改めて、既存ユーザーには誤りを告知しておわびをする――というように事が進めばなにも文句はありません。先日発売されたばかりということで、私はただ黙って見てるだけです。ホロンへの連絡は、そのライセンスを読んだ誰か適切な人にまかせます。
では強硬に反対すべきことは何か。プロプライエタリなソフトへのコードの盗用は、それが明るみにでた瞬間から猛烈に抗議しますね。GPLなソフトは (GPLなreadlineライブラリのような) GPLなコードと組み合わせられるという強みを持っているというのに、それを無視して盗用するなどとんでもないことだからです。それから、ライセンスではないですけど、「フリーなようでいてフリーではない」ソフトに対しては反対です。結局、できたものはフリーソフトでないうえに、フリーソフトのプログラマまでが分断されてしまうので。
外野というのは、法的な前提を書いたまで。ホロンのCDに収録されたソフトのライセンスつまり契約条項にホロンが違反しているという話なのだから、法的に権利を持つかどうかがいちばん重要です。著作者ではない人に「そのソフトをこうしろ」という権利はもちろんありません。当事者が反応するより先に第三者が事を大きくするというのはおかしな話です。問題が穏便に解決するかどうか見守って、万が一、フリーソフトそのものに攻撃をしかけているということになれば動く。それでいいんじゃないでしょうか。
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:3, 参考になる)
補填が何故簡単かというと、いったん部外の誰か晒しちまった情報を再び隠すのは
困難(つーか殆ど無理)であるのに対し、いったん隠された情報を再び晒すのは
物理的に簡単だ、という意味でしか、ないですよね。
でもそれは単に物理の話。そこから先、本当に侵害者が状態を改善
してくれるかどうか?は、状況というか侵害者しだいなわけで、
もし強行に応じない奴がいたりしたら、なにか手段を講じる「べき」
だったりしませんか?
そして、その「べき」を正当化(^^;するための手段として、ライセンスは存在(機能)するわけで。
ということであり、
>ライセンス違反に例外なく強硬姿勢で出るというのは、GPLの目的から外れています。
ってのは、変じゃないですか?
強行策に出る「自由」のことを勘定に入れ(られ)ないならば、
なんのためのライセンス(=法的に意味のある仕掛)なのか、わかりません。
少なくとも、もうすこし穏便な他のライセンスよりは、GPLは強行な代物ですよね。
Stallmanがわざわざこんなライセンスを作る必要を感じたのは、なぜだったんでしょうか?
使わないなら「ライセンス」である必要なんか無かったわけで。
で、単に、フリーソフト作者には、(よしあしは別議論として)「おひとよし」が多いとか、
そもそもそんな金や時間を費す余裕とかが無いとか、そういう無関係な理由
によって、法廷行きが少ない、ということだったりはしないんでしょうか?
>当事者が反応するより先に第三者が事を大きくするというのはおかしな話です。
「事を大きく」というのは、どれくらいの大きさを指すんですか?
そもそも「ここが変だ!」と、第一発見者が公言したり、
それに反応する人が居たりすること自体は、悪くないでしょ?
で、そこから先、どのくらいの騒ぎ(?)に発展したら、
あなたが言う「事を大きく」になるんですか?
万人共通に明確に引ける境界線を、俺は思いつけないのですけど。
つまり、騒ぐも騒がないもまた、個人の裁量じゃないのですか?
#もちろんそれをどう評価するかも個人の裁量だけどさ、でもそんな答えを出したいわけじゃないでしょ?
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:2)
>プロプライエタリなライセンスは、著作者の利益を最大にするためにユーザーの権利をできる限り
>制限してます。
ここ、著作者ではなくて、発売者とする方がよくないですか?
#著作者の権利は基本的に著作権で守られるはずです。
#また、発売者!=著作者という形態もいっぱいありますし。
よくあるプロプライエタリなライセンスでの禁止条項である
「リバースエンジニアリングの禁止」は、結局盗用や無断参照による互換製品を防ぐための
条項であって、著作権内の範疇には当たらないですよね?
#盗用の禁止はあるけど、個人での参照については、著作権では形態を変えようが
#解析をしようが、個人利用の範疇では制限は付いてないはずですが、
#リバースエンジニアリング禁止条項はその枠を明らかに越えていませんか?
#あと、プログラムの移植等の事例に関しては著作権はかなり緩くなっているはずです。
#だもんで、わたしが感じるところでは、リバースエンジニアリング禁止はいわゆる商習慣での
#「囲い込み」にほかならないので、著作者の権利とは言えないと思います。
あと、わたし個人の意見ですが、「ミスは責められて当然」と思います。
#過ちを犯したのは事実だから。
その後、どういった対応策を取るか、というのはまた別の話。
そこで上手い信頼回復策を取ったなら、それはそれでよし、ということじゃないですか?
#でも、それでミスが帳消しになるわけではない。事実は消えるわけではないから。
---- redbrick
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
>それを保証することが目的です。
カッコ書きになってる「独り占め」って所が味噌じゃないのですか?
そこを厳格に追求する意図を込めるかどうか?が、GPLと例えばBSDライセンスとは
姿勢が違うわけです。厳格に追求する意図が最初からあんまり無い人は
そもそもGPLを選択しなきゃいい、というか「すべきじゃない」。
それは単にGPLの「誤用」の例を増やしてしまうことになるわけですから。
徒にStallmanの心労(笑)を増やしてしまうだけです。
自由と権利を与えるところがどれだけ有ろうが、それとは「別に」、
許せない面は許せない!と明言するのが、GPLっしょ。
#というかライセンスってのはすべからくそういうもんだが。
#目立ちにくい面について主張をしてるライセンスでは、それが実社会的に目立たないだけで。
>フリーソフトはプロプライエタリなソフトよりライセンス違反しにくいし、
何故ですか?フリーソフトという言葉がどこまで含むかに拠りますが、
ここでの話題の中心であるらしきGPLを含めて考えるならば、
「違反しにくい」というのは嘘でしょう。自分がいじったソースのバイナリを晒しても
ソースのほうを晒さない「だけ」で、もうライセンス違反です。(残念ながら)簡単でしょ?
実行可能であるからこそ、GPLソフトからのソース盗用という「問題」が生じるのであって。
>違反したとしても大問題になるケースは少ないだろうという、ってことです。
これも、何故ですか?
そもそも大問題だと見なす自由は各自にある(そして法廷にまで持っていく権利(笑)は
作者当人にある(ライセンスに予め書いた範囲でなければ無意味だが))のでは?
なんか変だなあ。
「フリーソフト」という名の、なにかステレオタイプ化した一括りとして、
フリーソフト全体を見ようとしては、いませんか?
>つーわけでまったくの外野な我々は、フリーソフトそのものに攻撃が加えられてるのかという点に
>注目するべきです。ライセンス違反は勝手に解決してくれればいいし、単なるミスなら簡単に解決
これも上のと同様の意味で変だと思います。
つまり、「フリーソフトそのもの」などという実体が、この世のどこに有るんですか?と問いたい。
ステレオタイプで括りすぎじゃないですか?
個々のフリーソフトや、それに対して起きる個々の事件が、
全体が地下茎で直接繋がっているわけでもないんだから、
各個撃破(てゆーんだっけ)するっきゃないでしょう?
>単純なミスの可能性が高いと考えるのがふつうでしょう。
何のために「普通」を持ち出す必要があるんです?
しかもその基準として貴方が採ろうとするソレを、他の人も採るべきだ、とする
(普通と言っているのはそういうことだよね??)のは何故?
>ミスさえ許さず「誰に遠慮も」なしに「晒」す集団だと思われたくないんでね。
ほらほらここでも。集団ってなんですか?
少なくとも俺は貴方と同じ「集団」に属した記憶はないです。
まぁなんにせよ、ミスに突っ込むという単純な行為をそこまで回避しよう(させよう)と努力する理由が謎。
そんなに集団とやらが気になるなら、一言こう言えばいいんです。「俺のせいじゃない」。
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1, すばらしい洞察)
>>フリーソフトはプロプライエタリなソフトよりライセンス違反しにくいし、
>何故ですか?フリーソフトという言葉がどこまで含むかに拠りますが、
>ここでの話題の中心であるらしきGPLを含めて考えるならば、
>「違反しにくい」というのは嘘でしょう。自分がいじったソースのバイナリを晒しても
>ソースのほうを晒さない「だけ」で、もうライセンス違反です。(残念ながら)簡単でしょ?
これソースコードの開示を要求された時に開示すればOKなのでは?
1. 対応するソース・コード頒布の申し出に際して、あなたが得た情報を 一緒に引き渡すこと。(この選択肢は、営利を目的としない頒布であっ て、且つあなたが上記の(b)項に基づいて、オブジェクト・コード或 いは実行可能形式のプログラムしか入手していない場合に限り適用さ れる選択項目です。)
てことは「ついうっかり」ソースが目に触れないような配布の仕方をしてしまっても、「見せろ」と言われるまではグレーってことですよね?
プロプライエタリなソフトの場合、多くの場合、ライセンス違反は能動的になる(勝手な複製、再配布、リバースエンジニアリング)ので、いざ違反を犯したときには言い訳ができない。
それに対し、フリーソフト(GNUな意味で)のライセンス違反は、ここでの例のように「ついうっかり」でグレーになるけど、黒と確定するまでに取り返しがつく…ように思うのだけれど。
>>違反したとしても大問題になるケースは少ないだろうという、ってことです。
>これも、何故ですか?
>そもそも大問題だと見なす自由は各自にある(そして法廷にまで持っていく権利(笑)は
>作者当人にある(ライセンスに予め書いた範囲でなければ無意味だが))のでは?
フリーソフトウェアのフリー(自由)はユーザに掛かる言葉です。
先鋭的にフリー(?)のライセンスを振りかざすことはできるけど、その目的が「ユーザのフリーのため」でないならば、そのライセンスはそもそも「フリーソフトウェア」のライセンスではないのでは。
で、「ユーザのフリーのため」にライセンスを使わないのであれば、その作者はフリーソフトウェアの作者とは呼べないのではないかと思います。
GPLはユーザの自由を保障するための「いざと言うときの武器」という性格が目立つけど、そもそもフリーソフトウェアのライセンス規定というのは、些細なミスを許容できる「寛容さ」も包含されているからこそ尊いのだと私は思います。
#あ、でも詳しくない人なので、間違って妄想してるだけかもしんないです。
#そんときはキツイ突っ込みください。
あと、
>>ミスさえ許さず「誰に遠慮も」なしに「晒」す集団だと思われたくないんでね。
>ほらほらここでも。集団ってなんですか?
>少なくとも俺は貴方と同じ「集団」に属した記憶はないです。
/.に書き込むアレゲな人々、という集団でしょう。
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
ここ(というか全部なんだけど)どうしてもわからない。
権利侵害を犯してもフリーソフトならライセンス条項の修正だけで済むから間違えてもほっとけって考え方もかなりいいかげんだと思うけど、
なによりこれって権利侵害に対する損害賠償請求が起こりにくいってことは誰かが権利侵害を試みた場合のリスクというものが極めて低いということですよね?
それならばなおさら権利侵害に関しては厳しい目であたらないといけないと思うのですが。
>で、今回の件。今回はどう考えてもバカなミスとしか考えられません。
とは言うけど、これ顧客とのライセンス契約なんですよね?
それって「ミスでした、すいません」とか言って後からホイホイ変更できるようなものなのかな?
下手をするとそれこそ損害賠償が発生するかもしれない。
そもそも外野、外野というけど、タレコミ者は購入者なんだから内野も内野ですよね。
攻撃だったら基盤が破壊されて、ただのミスだったら基盤の破壊は起こりえないという考え?
それもなんかおかしい気はするし、ただのミスというのはあなたの憶測に過ぎませんよね?
今回の件って経緯だけみたら
Yahoo!BBが「縛り」を導入
[srad.jp]
とそっくりなんだけど、擁護意見が頻出するのはどうしてなんだろうな?
人徳の差か?w
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
人徳の差か?w
皆言い意味で大人なんでしょ?
人のミスを鬼の首取ったような馬鹿騒ぎをする人とは違うのでは?
Yahooはミスを認めるまで時間がかかりましたよね?
一概に同じという線引きはかなり違うように見えます。(そういや、私の契約はどうなった?・・・Yahoo)
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:2, 参考になる)
>ライセンス違反に例外なく強硬姿勢で出るというのは、
>GPLの目的から外れています。
そんなに強硬な姿勢に出ていますか?
/.Jでやっていることは、Holonに対する不買運動とかではなく、
ただ単に、問題点をあげているだけです。
もちろん、もうすでに誰かが、Holonに対してこのライセンスの改善を
求めるようなメールを投げるとかはしているかもしれませんが
それくらいのことが、強硬な姿勢であると本当に言えるのですか?
>当事者が反応するより先に第三者が事を大きくするというのは
>おかしな話です。問題が穏便に解決するかどうか見守って、
>万が一、フリーソフトそのものに攻撃をしかけていると
>いうことになれば動く。それでいいんじゃないでしょう
たとえば、これがセキュリティホールを見つけた場合も
やっぱり同様に穏便に解決するのを見守るんですか?
私はOutlookExpressユーザではないけど、偶然見つけたら
このトピックのように報告すると思うのですが…
今回は、ライセンスでソフトウェアのバグと同様に扱うのはどうかと
思うけれど、ライセンスのバグということであれば、
同じように告知、報告したほうがいいと思う。
明らかな盗用については、わざわざ言う必要はないと
/*
てーいうか、HolonはGNU/Linuxのディストリビューターなんでしょう
内部にライセンスに修正パッチを投げられる人がいなかったのが不思議
*/
-- nokun
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
まぁ,最近は高校生がタバコ吸ってても注意しない人のほうが多いけど.
で,
> ホロンはいまミスを認識したところなんでしょう?
ということなんですが,元投稿にはそんなことは書いていないのですが,何か情報でもあるのでしょうか?
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
この手の話が毎度毎度出てくるのもそろそろ辛いんで、きついけど一言。
「えせ平和(主義)でお茶濁そうとするのは、もうやめようよ」
ついでに言えば、我々は殺人テロどころか投石すらしてなくて、
言論の自由を活用しているだけなんだから、どう「晒そう」が、
誰に遠慮もいらないですぅ。
>間違ってるところが次から直っていた。
どうして「次」で間にあうと思えるんだろう?
余談:
>啓蒙するどころか、逆に「フリーソフトは恐い」と思われてしまう。
それを言うなら、Activationとか言いだした(もう実装を伴って実践してる)
MSゲイツのほうが、よほど「恐い」と思うんで、
控え目に言ってもアイコではないかと(^^;
それでもXPが売れるならば、同様に、それでもFreeSoftも売れるはずですよ。うん(^^;;;
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:2, すばらしい洞察)
楠@VP, IdM, Yahoo! Japan
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:2, 興味深い)
フリーソフトのライセンスを遵守させようとするのは当然じゃん。
どこが怖いの?
怖いと思うのが正当なのかそれとも言いがかりなのか?は
MSのも今回のも、その原理は同じでしょ?
それともあれか?
MSは当事者だから当然の活動であり、
今回の「ここでの」諸兄の発言は当事者じゃないから当然じゃない、
とでも?
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
>ゴミの分別を遵守させようとするのは当然じゃん。←近所のオバハンの論理。
ん?これはなんだ?
もしかして、ゴミの分別なんて遵守させないほうがいい、とでも言いたい?
もしそうだとしたら、
「こーゆー阿呆なこと言う奴が居るから、暴走族(珍走族だっけ)もまた、後を絶たないんだろうな」
とコメントしときます。
そう主張したいならば、それこそ「GPLみたいなキッツイこというライセンスは、無くそうぜ!」
とでも主張する運動をすれば良いのでは?それこそこんなところで油売ってないでさ。
>率先してホロンを晒す暇でCygwinに収録されるソフトの一本でも書いてろってこった。
何の関係が?
#ライセンス騒ぎと「関係ない」ソフト実装作業に従事させよう、とするパターンも、煽り君には多いよね。
#あれって俺には全くもって謎な行動様式なんだけど。
うーん。なんだろうな。「書いたつもりなんだが収録されませんね。なぜだろう?」
とでもコメントしたら、オオウケに受けて貰えるんでしょうかね?
つまり、どうすりゃ「Cygwinに」収録されるか?なんて、俺は知りませんし、
この場でこの話題を話すのに、それを知ってる必要があるとも思えません。
>しかもこういう煽り屋に限って二言目には「MSゲイツ」。
俺は俺の創意(笑)に基づいて書きたいことを書いてるだけで、
「限って」と呼ばれるような同志なんざ持っていませんが?
>読む方もウンザリしてるからその展開のネタいかげんやめろよ。スラッシ
>ュドットかVAかオリバー君に恨みでもあんのか?
「方」って誰だ?自分もまたどっかのステレオタイプに所属したがってるようね?ご苦労なことです。
ところでオリバー君って誰?(笑)
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:2, すばらしい洞察)
そら恐いでしょ、Activation というか、MS のライセンスは。
向こうには弁護士いっぱい付いてる。
たとえ自分には非は無いとしても、裁判を考えただけでも恐ろしいね。
例えば Windows の TrueType フォントを Unix 上で利用するのさえ、
MS は公式には許可していなかった(今はどうだか知らないが)。
結局、利用者にしてみればライセンスは恐ろしいものに他ならない。
ただ、一般企業はあたりまえのことだがそれをオモテ(ユーザ)に出すことはない。
そんなことをしたら当然利用者は恐がるし、減るんだから。
で、GPL だってそうじゃない?
あんまり権利関係で厳しく言ってたら、GPL なソフト自体が減ってしまって意味ないでしょ。
MS の FUD をやってるのとおんなじようなもんだよ。
こういうのは、あとあとそのソフトのソースが欲しくなった人が、
「これこれのプログラムのソースコードが欲しいんだけど、
あんたんとこ、GPL のライブラリ使ってたよね?」
とサブマリン特許的(笑)に要求するもんでないかい?
現状でソース欲しがってる人がいるわけでもないのに、
(またはパッチ作って再配布したがってる人がいるわけでもないのに)と思うね。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1, 参考になる)
これを例えに挙げるのは、あまり適切じゃない気がします。
MSゴシックやMS明朝のフォントは元もとMSじゃなくてリコーのものなので (これは事実)、MS側で勝手に、Windows以外のOSでの利用について公式に 認めるわけにはいかなかったというだけの話じゃないでしょうか(こっちは想像)。 MSとリコーとの契約で、Windows以外での利用について規定がなかったり、禁止してたり するかも知れませんし。
仮に自社製だったとしても、本来の目的外の使用について、黙認したとしても 公式にはOKできないというのは、MS以外でもありうる話でしょう。「頭硬いなあ」とは 思いますが、これをもって「傲慢だ」とか「恐ろしい」というのは、ちょっとピントが 外れていると思います。
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
いやすまん、そういう意味じゃなくて
「当たり前の使い方をしていると思っても、
(例えば、Windows 付属の壁紙を Unix 上の X の壁紙として使う、etc)
実は知らないうちにライセンス違反を起こしてる
(またはグレーゾーンに踏み込んでる)ことがあって、
そういうときにライセンスはものすごく怖いものになりうる」
という意味をこめて書いた部分なんだが。
勘違い(あるいは無知)によるささいな違反でも、追求されればどうしようもないし、
あるいは裁判すれば勝てるかもしれないが…マジ裁判する?と聞きたくなるくらいだし。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:2, すばらしい洞察)
結局は、Activation も、人昔前のプロテクト論争と同じ次元の 話で、一部の違法利用者の取り締まりのために、ちゃんとした ライセンス取得者の使い勝手まで、どの程度まで犠牲にしていいのか というレベルのお話ではないでしょうか?
「怖い」とか言われているのは、3番目の個人情報の取り扱いとか、 ユーザの完全囲い込みなども含まれているんではないかと思います。 まぁ、被害妄想が皆無とは断言はできませんが、 少なくとも、ライセンスを盾にすれば、 なんでも「当然」になるというのは、発想的にはおかしいと 思います。
Re:あんまり口をはさむことではない (スコア:1)
>>のPCを導入する場合、一台一台、外の環境に出すのは手間がかかる)。
>知らんのかな?ライセンス契約(MS製のソフトまとめて5ライセンスから) すると、そもそも Activation
>無いです。大量の導入に関しては的外れ。
蛇足ですが、大量じゃないほうの話。
山ん中とかの遠隔地にぽつんと一台だけ導入されるサーバーなんかはどうしようか?と
今から心配になっているのが俺だったりします。そういう仕事も有るんで。
ネットなんか繋がずに。