OpenPGPに設計上の脆弱性 46
ちょっとした親切心が命取り 部門より
tamo曰く、"Serge MisterおよびRobert Zuccherato という Entrust の暗号の専門家たちが、OpenPGPに脆弱性を発見したらしい。これを受けてGnuPGはパッチを用意しているが、あくまで規格自体の問題であるから、今回のパッチは根本的な解決ではないとしている。なお、この脆弱性は通常のPGPの使用には影響しないが、自動的に応答して何度も試行を許すようなPGPプロセスでは悪用されることもあり得るとされている。"
OpenPGPは巨大なファイルを復号化する際に全部を復号しなくても鍵が間違っているかどうかすぐにチェックできる仕組みを備えている。そのため、さまざまな間違った鍵を使って暗号化されたメッセージを自動応答システムに送り付け、即席チェックにひっかかってエラーがすぐに返ってくるか、それとも一度全体を復号化してからエラーが返ってくるのかの時間差を見ることにより、各ブロック(8-16バイト)の先頭2バイトの平文が分かる、という攻撃が可能だ。MisterとZuccheratoの実装では1.8GHzのPentium Mで最初の2バイトに4時間、その後は2時間ごとに2バイトの平文を得ることができたという。全体の12.5%もしくは25%の平文を得ることができるというのは暗号システムとしては致命的だが、幸いにもOpenPGPの場合は暗号化の前に入力を圧縮するのが一般的なため、圧縮されたデータの断片しか得られず、本当の平文の再構築は困難だ。
この場合は実用的な攻撃ではないが、他のシステムにも同種の問題が潜んでいる場合はもっと簡単に利用できる可能性は十分にある。暗号システムの設計に興味のある人は論文を読んでおいて損はない。
理論と現実の差 (スコア:5, 参考になる)
Re:理論と現実の差 (スコア:2, 興味深い)
知らないのと存在していないのは別で、
今回の場合、現実的に実装が可能なようですから、
知らないだけでどこかで実装されたシステムが存在する
可能性は否定出来ないのでは。
Re:理論と現実の差 (スコア:0)
知られていないシステムの具体例を披露せずに指摘するなら、
せめて、「知らなかったら、よく知られるシステムで
そういう実装をしちゃうかも知れない」というべきだな。
ちなみに、具体例を指摘したらサイバーノーガード戦法によって
逮捕されてしまうかもしれないので注意しようw
Re:理論と現実の差 (スコア:0)
> 暗号学上においては理論的には正しいが、こんなので問題が発生することは現実にはありえない。
なんで、これが「参考になる」なの?
無知なやつが答えだけ聞いて、知ったかぶりしてるだけじゃん。
応答時間を利用しているなら (スコア:1)
全部チェックするまでかかる時間に応答を返すようにすれば問題ないように見えます。
大きなファイルでは時間かかっちゃいますけど、解読されるよりいいでしょう。
そして、規格であるOpenPGPのRFCを改版して、(draftでいうとrfc2440bisになる?)
GnuPGや商用PGPも直すと
これじゃだめ?
Re:応答時間を利用しているなら (スコア:4, 興味深い)
エラーのときにすぐに終わってしまうのが親切すぎるわけなので、エラー応答するのに3秒ぐらいかける、というのは無し?
*nixのログインみたいな…
"Stupid risks are what make life worth living!" -- Homer Simpson
Re:応答時間を利用しているなら (スコア:0)
Re:応答時間を利用しているなら (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:応答時間を利用しているなら (スコア:0)
Re:応答時間を利用しているなら (スコア:0)
Re:応答時間を利用しているなら (スコア:0)
Re:添削くん (スコア:0)
# ふと思ったけど技術文書では圧縮の逆変換は伸長って言うのに
# 圧縮ファイルを戻すのって解凍ってよく使いますよね
# やっぱLHAは偉大だなぁ
Re:添削くん (スコア:3, すばらしい洞察)
zip とかは compress だから extract (展開).
解凍ってのは LHA 用語だと思ってます.
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いつかきちんと仕上げよう
Re:添削くん (スコア:2, 興味深い)
圧縮の対義語が解凍というのはどう考えても不自然なんですが、ソフトベンダーが修正してくれないと、正しく美しい用語の普及は困難でしょう。
Re:添削くん (スコア:0)
Re:添削くん (スコア:0)
Re:添削くん (スコア:0)
個人的には extract は圧縮の反対というよりも書庫ファイルから摘出するという意味だと思ってました。ちなみに、英辞郎だと extract で「解凍する [alc.co.jp]
Re:添削くん (スコア:1)
extract は展開と書いたのですが,抽出や摘出の方が良いかもしれません.
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=extract&kind=ej
だと,展開も解凍も載っていませんので,やっぱり抽出や摘出の方が適切だったと思います.
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いつかきちんと仕上げよう
Re:添削くん (スコア:1)
・複数のファイルをひとつにまとめる機能
・圧縮する機能
の二つが混在しているわけで、これを同時に行う作業に「解凍」という言葉は直感的でいいと思うし、それに他のソフトも習ったのはむしろ良い仕事だと思うなあ。
正確に言うなら「展開して圧縮解除」なんていう長ったらしい言葉になって、余計にわかりずらいよ。正確さばかりが言葉じゃないでしょう。
Re:添削くん (スコア:0)
「解凍」だって同じこと。「解凍」=「圧縮解除」とも受け取れるわけで、「解凍」=「圧縮解除+ひとまとめ解除」だと感じるのは、その人の思い込みでしかない。「解凍でいいじゃん」といいたい人が根拠を探しているだけで、客観的な根拠足りえないわけで。
Re:添削くん (スコア:1)
コマンド的には「e」「x」ですね。
「extract」の略、日本語にするなら「抽出」でしょうか。
LHAのusageにはコマンドの説明は「復元」となってます。
zipやlzhはtar+gzipとは順番が逆で、個々のファイルを圧縮してから、圧縮したデータをひとまとめにしていますが、
LHA は、個々のファイルの伸張の段階で、ファイル毎に「Melting ファイル名 ......」というメッセージを出してます。
(LHAの前身のLARCでは、「解凍中... ファイル名」というメッセージです)
つまり、LHA の場合公式用語としては「復元」= 抽出 +「解凍」です。
それが「解凍」って言葉が一人歩きして、
「復元」を指す言葉としても「解凍」が使われるようになってしまったということでしょう。
Re:添削くん (スコア:0)
それは違うと思います。例えば usage では コマンド s の項目に「自己解凍書庫の作成」、オプション s の項目に「非解凍時の表示をしない」と書かれていますが take2さんの言うところの公式用語に則れば「自己復元書庫の作成」、「非復元時の表示をしない」でなければなりません。また、圧縮や書庫にファイルを追加する操作に関してもコマンド a では「ファイルを追加」、オプション a では「全属性を凍結の
Re:添削くん (スコア:0)
>どちらでも問題ないと思います。
全然意味がわかりません。何が名詞で、何が動詞で、何がどうして問題ないのですか? さっぱりわかりません。
添削くん2 (スコア:0)
「捕らえる」>>「捉える」
# これはあまり問題がない指摘ですよね
Re:おふとぴっく (スコア:3, 興味深い)
「暗号」に「化する」から「暗号化」
一方解読時は,暗号文を復号して「平文」にする.
決して「復号」というものに変換しているわけではない.
あえて同じ言い方でいうなら「平文化」
だから暗号文を元に戻すことを「復号化」というのはおかしい.
Re:おふとぴっく (スコア:2, 参考になる)
google様に聞いてみたところ復号する [google.co.jp]は9,090件で復号化する [google.co.jp]は9,250件でした。
Re:おふとぴっく (スコア:0)
Re:おふとぴっく (スコア:0)
「~的」の場合は直接的な表現を避けるためにワンクッション入れる効果もあるので、今回のケースとは同一視できないと思いますが?
Re:おふとぴっく (スコア:1, 参考になる)
それを戻すことを「~○」という表現が日本語には存在しないというところが、難しいんだろうね。
戻すことは「復~」という表現があるけれど、
何かにすることを「○~」で表現する方法が日本語に存在しないのかな。
英語だと「en~」「de~」で統一できるけど、それは英語がたまたまそうだというだけのことで、日本語でも統一されてないと変だと考えるのは、ただの思い込みでしかないですね。
(思い込んでいる人だけが「復号化」と言い続けているんだからしかたないけど。)
Re:おふとぴっく (スコア:0)
まさにこれは、ワンクッション入れた効果ですね。
> 個人的にはどっちもどっちのような気がしますが。
Re:おふとぴっく (スコア:0)
いえ、日本語としての統一感があった方が良いのは「暗号」に対して「復号」という言葉が使われている事からも明らかです。思い込みではありません。
Re:おふとぴっく (スコア:0)
Re:おふとぴっく (スコア:0)
まぁ、傍から見ればどっちも宗教だと思いますけど。「『復号する』が正しくて『復号化する』は間違ってる教」とか。
Re:おふとぴっく (スコア:0)
Re:おふとぴっく (スコア:0)
じゃ意味が通じないからに他ならないと思うが。
言葉狩りも大概にね。
Re:おふとぴっく (スコア:0)
君、馬鹿だね。
Re:おふとぴっく (スコア:0)
「私個人としてはどっちもどっちのような気がしますが」とかした方が良いと思います。もしくは「個人的な感想を言えばどっちもどっちのような気が
Re:おふとぴっく (スコア:0)
復号した [google.co.jp]は2,840件で復号化した [google.co.jp]は1,400件でした。
Re:おふとぴっく (スコア:2, 参考になる)
http://www.hyuki.com/diary/20031001000000 [hyuki.com] を読んでも分かるように、字面の対称性を優先する、という考え方もありでしょう。個人的には、どちらもよいのではと思っています。私が普段使っているのは「復号」ですが。
-- h12o
Re:おふとぴっく (スコア:1)
暗号の対義語として復号、
という解釈は現代的感覚で自然だと思うけどなあ。
復元された信号、略して、復号。
だと思ってた。
Re:おふとぴっく (スコア:0)
無かったことにしてください(_o_) (スコア:1)
無かったことにしてください。