ETBE配合のバイオガソリン出荷開始 35
ストーリー by mhatta
本当に違和感ないのかな 部門より
本当に違和感ないのかな 部門より
東京新聞の記事などによれば、バイオエタノールと(石油系ガス)イソブデンから合成したバイオETBEを7%配合した「バイオガソリン」が26日朝、製油所から初出荷された。関東地方50カ所の給油所で27日から試験販売される。
ETBE(エチル・ターシャル・ブチル・エーテル)は国内の石油元売り10社が共同輸入している。今後2008年度には給油所100カ所、2009年度には1000カ所、2010年度には全国展開する予定で、その時点では84万KL(バイオエタノール36万KL相当)に達する見通し(石油連盟>バイオガソリンについて)。「バイオガソリン」は品質・規格上、通常のガソリンと同等で、違和感なく使用できるという。一方、環境省はバイオエタノール直接混合を推進しており、3%混合のE3を2012年までに50%普及、2030年にはE10の100%普及を目指しているらしい。市場化では石油連盟が先行した形だ。
三元触媒 (スコア:3, 興味深い)
ゴムやパッキング、アルミや亜鉛の腐食[pdf [meti.go.jp]]の問題もありますが。エタノールに入った水分が後で分離する、それからエタノールが変性して酢酸などになる問題は、さっさと売って、さっさと使うことで解決しますが、エンドユーザーがそれを誠実に履行できるかと言う点が問題になります。
消費者が信用置けないというと語弊がありますが、品質確保と元売りがいいETBEを押します。
ETBE:安全性に問題あり (スコア:3, 参考になる)
http://mntrav.cocolog-nifty.com/kankyo/2007/04/post_281d.html [cocolog-nifty.com]
MTBEの話は以下を参照。
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/MTBE.htm [www.ne.jp]
Re:ETBE:安全性に問題あり (スコア:1, 参考になる)
MTBEとETBEが同じというのは、酒と間違ってメタノール飲んでも大丈夫といってるに等しいくらい間違い。
#もちろんメタノールは飲んだらだめです。「目散る」アルコールだから失明するよなんて冗談はおいておいて。
ただ単に、ETBEの発がん性についての調査が十分でないというレベルで、毒性が明らかなわけではない。
毒性の明らかになっていない物質なんて世の中いくらでもあるので、その程度でさわいでいたらきりがありません。
というか。一部の無知な人間にのせられているだけです。
とはいえ、植物から作っていれば環境にいいのか?といわれるとはなはだ疑問なのは、現在の技術では食物を原料にしていることと、生成にかかる電気は何で発電してるの?ということ、フランスからETBEをもってきたタンカーを動かしてる燃料は何?ということ。
まぁ、今後の技術開発でどうになかってくれると信じて、とりあえずは試験販売にこぎつけた、というのが現状です。
#関係者なのでAC。
バイオガソリンは計算上1.2%燃費が落ちる (スコア:2, 興味深い)
#停車中のアイドリング停止なんて、対応車ならともかく、普通はねえ...
Re:バイオガソリンは計算上1.2%燃費が落ちる (スコア:0)
Re:バイオガソリンは計算上1.2%燃費が落ちる (スコア:2, 参考になる)
エタノール3%+イソブデン4%=ETBT7%をガソリンに添加
です。
イソブデンは石油(化石燃料)系の添加剤で、こいつを添加することによって、
従来型のガソリンインフラ(従来型ガソリンスタンド・従来型ガソリンエンジン)でエタノールを利用出来るようになります。
イソブデンは石油から作ってるから、イソブデン部分に関してはCO2排出量削減には貢献しません。
ちなみに、ブラジルとかの高濃度エタノール燃料使ってる国は、スタンドやエンジンなど、
インフラ側をエタノール対応にして、イソブデン無しのエタノール+ガソリンという方式(E3)になってます。
E3方式のほうが高濃度のエタノールに対応できるのですが、まあ、日本ではそもそもそこまでの量、
アルコール燃料用意出来ないし・・・・・ということで、ETBT方式で広く遍く3%だけガソリンにエタノールを混ぜて
既存インフラをそのまま生かす方式になってます。
ただ3%だけと言っても、日本はガソリンの総消費量多いので、総量で言うと結構な量のエタノールを混ぜることになる筈です。
Re:バイオガソリンは計算上1.2%燃費が落ちる (スコア:1)
○ETBE
元コメントに引きずられた・・・・・・orz
Re:バイオガソリンは計算上1.2%燃費が落ちる (スコア:0)
○イソブテン(isobutene)
ですよ。
水抜き剤がいらなくなる? (スコア:1)
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惑星ケイロンまであと何マイル?
Re:水抜き剤がいらなくなる? (スコア:4, 参考になる)
まぁ、ブラジルとかではE3規格とかで、直接混合しているわけですけど。
ちなみに、石油連盟が推すETBE混合方式はフランスとかと同じ方式ですね。
なので、水抜き剤不要になるか?といわれると、そういうわけではないです。あくまでガソリンの代替です。
#水抜き剤不要論・必要論については触れないでおきます。
ちなみに、ENEOSで扱うバイオガソリンは、ETBE7%(バイオエタノール3%+イソブテン4%)をレギュラーに混合。燃費1%ダウンの代わりにCO2が3%減だそうです。
製造コストの問題で、現段階では1Lあたり20円ほど新日石は赤字になるそうです。
バイオガソリンはすでにタンクローリーで出荷され、該当するスタンドではタンクに入ってるはずです。
よって、今日レギュラーを給油した人はすでにバイオガソリンです(ただしもとからタンクに入ってるレギュラーと混ざってるので、ETBEは上記の比率よりさらに低い割合)。
で、すでに給油してみました。違和感がないか?といわれると、MT車に乗ってるせいか、いつもと同じように変速すると加速がイマイチ。
まぁ、低いギヤで少し高めの回転数までまわせば問題ありません。
AT車ならそんな違和感も感じないと思います。
#バイオガソリンを販売する店の店員なのでAC。
Re:水抜き剤がいらなくなる? (スコア:2, 参考になる)
成分表示見ると、防錆剤等は添加されてるみたいですけど。
逆に言うと、最も手軽で安価にIPAを入手する手段が水抜き剤です。
模型の塗装剥がしとか、油の付いた部品の洗浄に便利です。
電子工作する人は、フラックス洗浄にも使えます。フロン系よりは安全。
多少は毒性あるので消毒用途や間違っても飲用しないように。
凛々しく、あほらしく。
Re:水抜き剤がいらなくなる? (スコア:1)
ノートPCとか携帯電話の汚れ落としなんかにもオススメ。
Re:水抜き剤がいらなくなる? (スコア:0)
これまで使ったことが無い。
Re:水抜き剤がいらなくなる? (スコア:1)
違和感 (スコア:1, 興味深い)
なんせレギュラーとハイオクを間違えて販売してたスタンドがあったけど、10年ほどクレームなかったそうですから。
(新聞系は掲載期限切れっぽくて見つからなかったので適当なブログをソース代わり [exblog.jp]に)
Re:違和感 (スコア:1)
経済産業省にETBE8%の分析結果が掲載されていました
http://www.meti.go.jp/committee/materials/downloadfiles/g51228h04j.pdf [meti.go.jp]
また、レギュラーとハイオクを間違えて入れても、車の方にノックセンサーが付いていますので
ノッキングにより車が壊れるような事態にはならないはずです
こちらも、多少なりとも燃費には効いてくるはずですが・・・・
どちらにしても、乗車人員(積載重量)の影響の方が遙かに大きいと思う
メーカー保証は? (スコア:1)
メーカーの保証はどうなるのでしょう?
石油連盟が主導を取っているのは分かりますが、メーカーとの
ネゴがどうなっているのか疑問です。
メーカー保証が無い場合、100%ユーザー責任という事態に陥ったら
目も当てられませんね・・・。
Re:メーカー保証は? (スコア:1)
> メーカーの保証はどうなるのでしょう?
個人的には、私もそれが気がかりだったり。
というのも、バイオガソリン(アルコール燃料)の欠点として、利用すると
自動車の燃料系配管が腐食するんですよ。(おい・・・・・・。)
でまあ、添加3%までなら腐食は大したことないよ!ということで、採用されたんでしょうが、
どこまで大丈夫なん?すでに腐食しかけてる旧車とかに乗ってたらヤバイんとちゃう?
という不安が・・・・・・。
#いやまあ、別にそんなボロいクルマ乗ってる訳でもないんですが。
ちなみに、ブラジルとかの高濃度アルコール燃料を利用している国の自動車は
燃料系配管の腐食対策が行われているので大丈夫です。
Re:メーカー保証は? (スコア:2, 参考になる)
E3の場合は直接混合なので不安があります。さらにエタノールの直接混合率が高い(10%)E10とかは、配管とかを腐食しないものに変えないとトラブルになります。
それより、アルコールがオクタン価はもっているけど熱量がガソリンより低いことの方が気にするべき事項です。
出力が通常よりあがらないため、同じようなペースで走れば当然燃費は下がります(1.2%なんて誤差れべるですがね、特にフルサービスのスタンドだと、満タンが店員によって違いますし満タン法で割り出した燃費は信用に値しません)。
オクタン価は高いので、ノッキングしてエンジンが壊れるといった心配はする必要ありません。
JISの定めているレギュラーガソリンの規格にもしっかり適合しています。
ただ、熱量が低いことが車によっては体感できるかもしれません。スポーツタイプの車にはおすすめしません。
#入れても人によっては感じるかなって程度の違和感があるだけで普通に走ります。そもそも、本格的なスポーツカーはハイオク仕様がほとんどだから関係ないかw
ちなみに、うちの行ってるディーラーの担当に先日点検だったので聞いてみたところ、ガイアックスみたいにならなきゃいいが・・・と不安がってはいましたが、石油連盟が主導でやってることだし海外でも実績はあるので大丈夫だろうとのこと。
JIS規格のレギュラーガソリンの定義に入ってればバイオガソリンであってもレギュラーガソリンには違いないので、保証の対象にはなると思います。
ってか、保証しないとしたら2010年以降は全国展開予定なので、現行車は走れなくなってしまいますので保証せざるをえないといった感じかも。
Re:メーカー保証は? (スコア:0)
「満タン」のぶれ方が変わらないなら全体としては確実に1.2%悪くなりますよね
Re:メーカー保証は? (スコア:0)
テストしてもらいたいね。
植物をアルコール燃料にする無駄に気づくべき (スコア:1, 興味深い)
エネルギー収支から言っても、そのまま燃やすのが最も効率高いと思いますが。
CO2排出の考え方は系全体で見る必要があります。
日本全体で見た場合、自動車で燃やしても、バイオマス発電所で燃やしても、どっちでもいいはずです。
それなら、わざわざ穀物や砂糖をアルコールにして燃やすなんて非効率なコトせず、発電所の炉で燃やせばいいじゃないですか。自動車用燃料が枯渇したわけじゃないんですから。
なにより、食料となるものを燃料にするという犯罪的非効率は、責められるべきコトです。
※中米では主食のとうもろこし粉が倍の値段に値上がりしたそうですから。洒落になってません。
ガイアックス (スコア:0)
関係者の恨み節でも聞きたい所。
Re:ガイアックス (スコア:1)
他にも環境によくないというのも以前見かけたような気がします。
Re:ガイアックス (スコア:2, 興味深い)
って話になるんだと思います。
混合比率の問題ならば、ガイアックスも調整したうえで販売継続できた可能性が
ありますが、当時はあからさまに石油元売り会社からの国土交通省を使っての
圧力で潰されたんだと思います。
石油会社にとってはガソリン価格の下落につながって不利であるし、
国土交通省にとってはガソリン税が少ししか取れなくなるので嫌だと。
ガイアックスは、これが原因で故障した場合の補償も謳ってましたが、
今回は国が後押しをしているから補償はされるのかは微妙です。
もしかしたら「文句言いません」くらいの書面にサインが必要だったり
したら最悪ですね。
そんな財界と国が一丸となって、国民生活を省みないのが、この
「美しい国」なんですよね。
Re:ガイアックス (スコア:0)
最近揮発油法が改正されて、3%までのエタノール混合は合法になったはず。ガイアックスは少なくともあの時点では脱税とみなされても仕方が無い。
無論、その法改正も含めて石油元売業界の圧力ってのは否定はしないがね。
Re:ガイアックス (スコア:1)
Re:ガイアックス (スコア:0)
それも金の奪い合いみたいな一番お粗末な形で。
Re:ガイアックス (スコア:0)
それに、濃度が全然違いますからね…。ガイアックス系って、50%以上がアルコール系でしたから。
まぁなによりも、納税逃れの利鞘だけで稼いでいた燃料なわけで、正当に燃料税(ガソリンよりも安価な経由取引税)を課税されたら、原価割れして自滅したという話。
税の公平課税の観点からして、ガイアックスへの課税は当然であって、まぁ残念でしたご苦労さん、って感じです。
揮発油税は? (スコア:0)
エチルアルコールが揮発油の定義に入るのかどうか知りませんが、
入らないのなら混合率が高まるにつれて揮発油税が少なくなっていくはず。
それとも揮発油の定義に入る?
# E10になったら揮発油税が0
詳しい人解説プリーズ!
Re:揮発油税は? (スコア:1, 興味深い)
揮発油税 = 道路財源ですから、車が道路を必要とする以上
どのような手段を使ってでも、今と同等ぐらいには課金するでしょうね
燃料に課税するのか、道路使用料という形になるのか
それ以外の方法になるのかは解りませんが・・
Re:揮発油税は? (スコア:2, すばらしい洞察)
○余ってる分の一般財源化を進めている以上どのような手段を使ってでも、今と同等ぐらいには課金する
Re:揮発油税は? (スコア:1, 参考になる)
Re:揮発油税は? (スコア:0)
流石にAC
これからは (スコア:0)