JR首都圏在来線にも早期地震警報システム 42
ストーリー by Acanthopanax
緊急停止 部門より
緊急停止 部門より
tmp.tar.gz 曰く、
JR東日本のプレスリリース(PDF)によれば、地震発生時に列車を緊急停止させる早期地震警報システムを首都圏の在来線にも12月1日から導入するとのことである。新幹線に早期地震検知システムが存在することは新潟県中越地震でかなり知られるようになったが、首都圏在来線でのシステムは、新幹線早期地震検知システムのP波検知による地震情報と気象庁の緊急地震速報の双方のデータを活用し、必要な区間の列車を緊急停止させるシステムとなっているとのことである。
双方のデータにずれがあった場合はどうするのかとか、新幹線より格段に本数の多い在来線でより安全に緊急停止させる方法とかが気になるところではある。
止める場所も考慮して欲しい (スコア:2, 興味深い)
とはいっても列車が停止するまでは、相当な距離が必要なので、安全な場所に止めるためには、具体的にどうしたら良いかはわからない。誰か、考えてくれ。
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:3, 参考になる)
密着連結器とか半永久連結編成の多い路線なら特にユニットごと転覆しかねません。
福知山線のあれがそうです。京急なんかはいまだに先頭車両をわざと重くしてますし
200系や山形485系があれ位で済んだのは縦揺れに強い重量級の車両だから。
運用上軌道が安全でなくなったら即運行を止める、というのは基本です。
がけ崩れはある程度予測できるから法面をなんとかすればいい。
というか、葛西的には「新幹線をご利用ください」だろうと
#ええ、九州なんか崖崩れで車両大破、不通なんていつものことですよ
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:4, 参考になる)
なんかすごくイメージだけで語ってませんか?
縦方向に加速度1Gの揺れがきたら、車両の質量に関係なく「無重力」状態になりますから、
脱線対策という意味では、いくら重いクルマを作ってもムダです。
京急や阪急なんかが編成両端に重いM車を持ってきてるのは、別に地震対策ではありません。
新幹線の場合、最高速から急ブレーキかけても、実際に停車するまでにkmオーダーで走っちゃいますから
# 在来線の規程でも最高速からの停止距離は600m以内
「即、止める」といっても無理です。というか、そんな急ブレーキで止められたら、乗客が無事じゃすまないでしょう。
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:0)
その1Gの揺れとやらを押さえ込めるくらい車体が重ければいいのでは?
…と一瞬思ったんだが、
その重さとは具体的には
惑星1つに匹敵する重さ
(同じである必要はないが、3桁違えば駄目だろうな)
でないとならん、と気付き、
あきらめた俺ガイル。
惑星ってのは大げさで、
実際は地殻がたわんで(?)力が逃げるから
惑星の重さ全部が揺れに寄与することはありえないが、
少なくとも島1つくらいの重さは必要そうだ。
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:1)
#むしろ、線路と地面の間に衝撃吸収装置を作ったほうが……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:0)
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:1)
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:1, 興味深い)
乗員乗客をいかに守るかなんてパッシブセーフティーは
これっぽっちも考えていない設計思想だしね。
個人的にはそれで正しいと納得して使ってる。
バスのシートベルトすら締めない馬鹿どものために無駄なリソースを割く必要などない。
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:2)
>乗員乗客をいかに守るかなんてパッシブセーフティーは
>これっぽっちも考えていない設計思想だしね。
新幹線は鉄道というより地を這う飛行機みたいなものなので、少しくらい重くしたり、腰だけシートベルトする程度では
役に立たない。急に止まることすら(これも飛行機のように)容易でない。
台車以外の車両関連は壊れても機能停止で安全なフェイルセーフ指向だが、軌道はフォールト・トレラントで絶対崩れないようにしないと。
東海道は軟らかい地盤の上に軌道があるけど、ガイドレールの追加は軌道の強度を上げるのもひとつの目的かも。地盤は流れたが車両がレールといっしょに宙に浮いてセーフなんておっかない光景が...
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:2, 興味深い)
>軌道はフォールト・トレラントで絶対崩れないようにしないと。
これが見事に決まったのが、新潟県中越地震での「とき325号」脱線事故 [nikkeibp.co.jp]です。
脱線現場付近は地盤が軟弱だということで、地震があっても軌道の敷かれている高架が
倒れたり損傷したりしないよう、コンクリートの橋脚に鉄板を巻いて補強を図っていたそうです。
地震で新幹線は脱線してしまいましたし、その後も転覆せず走り続けられたのは幸運が
重なったためだそうですが、結果的に「死者・負傷者ゼロ」となったのは高架が崩れず
軌道が無事でいてくれたおかげではないでしょうか。
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:1)
あの地震で走行中の新幹線があのくらいの被害ですんだのは、まさに技術の力だと感じたものです。
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:0)
そこでネコミミですよ!
http://megalodon.jp/?url=http%3A%2F%2Fwww.asahi.com%2Flife%2Fupdate%2F... [megalodon.jp]
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:1, 参考になる)
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:1, 興味深い)
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:2, 参考になる)
地震や強風時は橋梁上などに止まってはいけない事になっていますが、
踏切をふさぐななんて無理な規程はありません。
北陸線乗務中に能登沖地震に遭遇しましたが、震度5の地震でも走行中には体感できませんでした。
揺れる架線を見て地震と判断し停止しましたけどね。
たまたま、踏切はふさいでいませんでしたが、いたるところで踏切をふさいだり、鳴りっぱなしで故障になったりしました。
(踏切は長時間鳴りっぱなしになると故障となって、遮断機が上がらなくなります。)
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:1)
昔、朝のラッシュの後の時間帯にはしょっちゅう踏み切り塞ぐ形でとまってました
これじゃ踏切開かないよなあと思いつつ、あまり回避ルート(跨線橋とかアンダーパスとか)が
なかったのでひたすら待っていたもんでした
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:2, 参考になる)
いつも「あと数メートル進んでくれれば踏切が開くのに」というギリギリの場所で止まってたのですが、
苦情・陳情が多かったかったのでしょうか、ある時から、踏切が開く所まで進んでから止まるようになりました。
踏切で待ってると、ほとんど止まってるようなすごいゆっくりとした徐行で踏切の前を電車が通り過ぎていくのですが
車両が過ぎて1~2mで踏切が開くという、車両検出精度の高さにちょっと感動してみたり…
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:3, 興味深い)
JRは全く、苦情を聞き入れてくれませんでした。
そんなふうに、隣で停まっている電車が見えているのに長く閉りっぱなしの踏み切りだから、
むりやり渡る人も多く、今年はすでに6人なくなっています。
JRは、ずっと閉まっているからむりやり渡る人が多いとは考えずに、
「むりやり渡る人が悪い」程度にしか考えていないようです。
あいかわらずお役所体質というか、自分達は悪くない、というか。
どうすれば聞き入れてもらえるでしょうかね?
Re:止める場所も考慮して欲しい (スコア:0)
崇禅寺~淡路間にもありますね。
安全 (スコア:2, 興味深い)
列車の停止だけなら現在の「列車緊急停止スイッチ」と
同等の動作になるのではないでしょうか
それより、地震検知による電車停止の説明アナウンス次第では
パニックになったりしない?という安全の方が気になります。
#脱線よりはましですが…。
アナウンスしなくても今後はFOMA905やauの早期地震検知サービスで
乗客の携帯が一斉に鳴るのか…
---
赤羽 - 川口間の鉄橋上で止まらないことを祈るA.C.
Re:安全 (スコア:0)
既にATS [wikipedia.org]・ATC [wikipedia.org]といった追突防止装置があるので、
先行の電車だけ緊急停止しても、追突前に後続の電車も停車させられます。
Re:安全 (スコア:1)
Re:安全 (スコア:1)
そんなものが無くても追突しないような仕組み運転されていますよ。
”閉そく”ってやつです。
Re:安全 (スコア:1)
ATSなりATCなりがなかったら運転手がブレーキかけなかったら信号が赤だろうが黄色だろうが列車は進んでいって前方の列車に追突しちゃいますよ。
Re:安全 (スコア:1)
Re:安全 (スコア:0)
ここで貴方が正しい知識を披露しなければ、ただの煽りと一緒。
もう一手間かけよう。
#おれには聞くな。
ずれ? (スコア:1, すばらしい洞察)
片方だけでも地震を検出したなら、列車を止めたほうがいいのでは。
もう片方のシステムがたまたま故障したのかもしれないし。
もし、しょっちゅう誤報があるようだと考え直したほうがいいかもしれないけど、
そもそも、そんな誤報があるようなシステムなら、それを利用しようと
いう判断にならなかっただろうし。
えー、手元の資料によりますと (スコア:2, 参考になる)
気象庁の緊急地震速報は2005年4月1日〜12月31日までの期間で304回発信され、うち誤報は4回だそうです。多い?少ない?
Re:えー、手元の資料によりますと (スコア:0)
ラッシュ時にぶつかったら大変かもしれないけど、ラッシュ時は平時でもよく止まるし。
Re:えー、手元の資料によりますと (スコア:0)
Re:えー、手元の資料によりますと (スコア:0)
# 中央線止まりすぎだって・・・マジで。
Re:えー、手元の資料によりますと (スコア:2, おもしろおかしい)
ま、今日も一件あったけど
Re:えー、手元の資料によりますと (スコア:0)
そっちの警報システムも必要?
てか、そんなに危ない運用はしないに越したことは無いんだけどな。
#私は貯金を越える金額を突っ込まないようにしてます。
Re:えー、手元の資料によりますと (スコア:0)
誤報は十分少ないと思うが、
それ以前に速報じたい
(そして誤報が少ないということは、本物の地震じたい)
の多さには、
今更ながら驚いた。
よくこんな国土で高速鉄道を通そうと思うもんだ。
そしてよく成功する(地震由来の大事故が滅多におきてない)もんだ。
日本のハイテクの素晴らしさもあるが、
幸運が重なってるってのも事実なんだろうな。
それにしても、そんなに多いんでは、
一日に一回くらいの率で、
最近全国にめっきり増えた新幹線のうち何処か1つくらい
止まってしまうんだろうな。
仕方ないとはいえ、鬱陶しい話だ。
名前 (スコア:0)
Re:名前 (スコア:0)
止まってくれ!!!
Re:やっぱり (スコア:2, 参考になる)
地震早期警報システムは、地震を予知するのではなく、
地震を検知してから「地震の揺れが伝わるのより早く」警報を各地に届けるシステムです。
地震波は、P波で秒速5~7km、S波で秒速3~4kmぐらいですので、
震源から100km離れれば、地震が起きてから、その震動が伝わるまで30秒の遅れが出ることになります。
だから、このシステムは震源からちょっと離れた場所向けのためのものであり、
直下型地震とか震源のすぐ近くの地域ではまったくの無力なのは当たり前なのですが、
それだけを抜き出して役立たず扱いする人が出てくるんですよね… [srad.jp]
Re:やっぱり (スコア:1)
海域の地震による被害を最小限に食い止めるのに重心が置かれていたりします。
もっと言えば東海・南海・東南海です。
#もちろんそういう謳い文句であちこちから予算を引っ張ってきているわけですが
例えば東海地震は何十年にもわたって予知研究が行われてきて、確率的な予測は
他地域で実績を積んできたものの、やはりピンポイントな予知というのは
現在の科学では難しい(でも無理とは言えない)ということで、予知そのものではなく
予知に必要な科学技術の研究開発という方向にスライドしつつあります。
#そうやって研究者の飯の種を確保してるわけです
ただ、これまでやってきた研究が無駄だったかというとそうでもなく、
地殻速度構造調査を全国のあちこちで行ったことにより
日本列島の速度構造が明らかになって、それによる震源決定精度の向上と、
膨大な地震データの分析によってPの初動だけで震源予想が出来るようになり、
今回のようなシステムが構築できるようになったのは大きな成果といえるでしょう。
更にJMA,防災科研,大学等研究機関がそれぞれ作り上げた地震観測網(微小・強震)が
相互データ利用できるようになって、世界でも稀に見る稠密な観測網になっています。
しかしこのシステムを積極的に推し進めることは、研究者にとってみれば
「予知は無理です」と言っているようなものなのだそうで、
同じ建物の中で計測系vs解析系の研究者同士の冷戦が今も続いてるとかなんとか・・・・
#傍観者gesaku
Re:やっぱり (スコア:1)
予言しましょう. 明日, 日本のどこかでマグニチュード4以上の地震が発生します. 100%とは言えませんが, 数10%以上のかなりの確度です. 1週間以内なら確度は90%を超えます.
なんて言っても, 別にどうということはありません. 統計 [j-jis.com]によれば月平均で40回以上は発生しているんですから.
Re:やっぱり (スコア:0)
小さな地震を含めれば、今から30分以内に日本のどこかで発生することでしょう。
11月9日の地震活動(関東・中部) [kishou.go.jp]
まあ、普段は気にするほどでもない話ですが。急に増えたりすると要注意!?
Re:やっぱり (スコア:0)