近畿大学、植物性廃棄物から「バイオコークス」を製造する技術を開発 35
ストーリー by hylom
製造コストはどうなのだろうか 部門より
製造コストはどうなのだろうか 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
近畿大学のプレスリリースより。
近畿大学理工学部機械工学科の井田民男准教授らが、「バイオコークス」と呼ばれる固形燃料の製造技術を開発し、その実用性を実証しています。
バイオコークスはほぼすべての植物由来廃棄物から製造でき、その名のとおり石炭コークスの代用として利用できる燃料です。今回、近畿大学は日本コカ・コーラ関連会社から提供された茶かすを使用してバイオコークスを製造し、豊田自動織機の東知多工場の鋳造炉で使用される石炭コークスの一部をこのバイオコークスに置き換えて使用したところ、従来の石炭コークスとまったく同様に利用できたそうです。
コークスは製鉄や鋳造などに欠かせない燃料ですが、これをバイオコークスに置き換えることで廃棄物の有効利用やCO2排出量の削減に有効とのことで、量産化が期待されています。
なぜコカ・コーラが (スコア:3, おもしろおかしい)
も、もしかして
って言いたかっただけ?
新製品「バイオ コーク」っす! (スコア:1)
Re:なぜコカ・コーラが (スコア:1, 興味深い)
茶葉は飼料に使われることもあるけど、最近は緑茶飲料の出荷が増えて、
各社とも廃棄物処理に苦労してたはず。
まあ手っ取り早くメタンを製造する方向に走るわね。
で、大手の伊藤園とかサントリー、ヘルシアの花王なんかはすでに
処理対策に着手してたので、出遅れたコカに話が行ったとか。
コークスならそれなりの価格が付きそう。製造コストはわからないけど。
Re: (スコア:0)
だったらやだな。
バイオ燃料を作るためのエネルギー (スコア:3, 興味深い)
この燃料を作るために、たくさんの化石燃料が必要だったら、あまり意味がなくなってしまいます。
Re: (スコア:0)
メタンの製造にはあまりエネルギー要らないような。
問題は、メタンから水素やメタノールを作るのに必要なエネルギーと、
それをエンドユーザーのところまで運搬するのに必要なエネルギーでは
ないかと。
Re: (スコア:0)
直感的には (スコア:1)
ペレット成型が新しいのかな、植物廃材を炭にするってのが新しいのかな?
非炭化圧縮成形だそうです (スコア:2, 参考になる)
コークスと同じような製法ではなく、コークスのように使えるとことを意味する名称のようです。
Re:非炭化圧縮成形だそうです (スコア:1)
しかし。「フライパン並みの強度があるとか。」‥‥分かりにくいたとえですね。つめで引っかくと被覆がはがれそうな印象が。
Re:非炭化圧縮成形だそうです (スコア:1)
#リンクはメドいので、各自でググれ!
地球温暖化は宗教である (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:地球温暖化は宗教である (スコア:1)
人の生活を出来るだけ変えないで排出量下げようとしてるんだから
単純に減らすだけなら
人減らせばいいじゃん
今の生活やめればいいじゃん
ってなるんじゃね?
#で、排出量が下がるとどうなるんだっけ?何か儲かるんだっけか??
Re:地球温暖化は宗教である (スコア:2, おもしろおかしい)
それこそが穀物由来のバイオエタノールでCO2問題が解決されると言われている本当の理由だったんだ!!
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
逆に先進国では少子化が進むのは、アメリカ以外の先進国が体現してます。
# アメリカが少子化してないのは……社会保障が薄くていつ飢えるか分からないから??
Re:地球温暖化は宗教である (スコア:2, すばらしい洞察)
失われていく命に愛の手を!! というワクチン系の広告を見ても
この命が全部助かったら助かったで、大変なことになるんだろうなと思いますよ。
もちろん、だからそんな連中死んでもかまわないって思いませんよ・・・ホントダヨ!! (感情)
で、結局そういう途上国(あえて言うけど)を豊かにして多産じゃなくても生活が成立するような
社会を目指すコトになるんだけど、豊かになったらなったで先行者である今の我々は困るんだよね。 (理屈)
さて、自分の首を絞めるようなことを感情ではなく理屈で行えるか??
自分と自分の家族を引き替えに彼らを助けたいとは思わないよ。 (ホンネ
Re: (スコア:0)
あと、社会保障は日本のがずっと薄い(健康保険を除く)
Re:地球温暖化は宗教である (スコア:1, 参考になる)
いずれはCO2になる運命です。
早いか遅いかの違いだけ。
燃やさずに、微生物にも分解できない形で永遠に貯蔵するなら話は別ですが。
Re: (スコア:0)
化石燃料由来の原料の置き換えが廃棄物で出来る(&燃料としても使用化)と考えればこの話は悪いものでは無いと思う。
勿論製造コスト(金額的にも資源的にも)を考慮しないと意味無いが、少なくとも石炭が無くなってもどうにか成るって意味ではある。
Re: (スコア:0)
> 早いか遅いかの違いだけ。
どうせCO2になるならいっそ燃やしてエネルギーを取り出せれば、そのぶん石油・石炭として
地下貯蔵されてるCO2をわざわざ掘り出さなくてもすむんじゃね?
という話だと思っていたのですが。
Re:地球温暖化は宗教である (スコア:1)
#今生えてる植物で将来石炭になりそうなところ、って湿地が減ってるだけに少なそうですが。
Re: (スコア:0)
話をすると、プロ市民ではない一般のエコな人達でも怒るんだよね。
あと火山ガスや牛のげっぷの話とかも。
なので「そんな数万年単位の話は馬鹿げてる」と言われるのがオチ。
CO2の削減にしても「地球環境」を唱えながらも、その本質は「人の住める環境の維持」というエゴ。
地球生命体の頂点である人間が地球環境を死守する義務がある、と考えている節がある。
自分は良いことをしていると思っているから、それを否定する言動は許さない。
新手の宗教以上にタチ悪いかも。
まあ生物の生存本能に従って行動していると思えば、多少は気もまぎれるけどさ。
# mixiの某コミュでボコられちゃったよ。
効果はCO2削減だけじゃないから (スコア:1)
だから燃料のような他のもので代替できそうな用途には使わないで済むようになれば、代替できないあるいは代替困難な用途で長く利用できるようになると。
うじゃうじゃ
RPFと何が違うの? (スコア:0)
Re:RPFと何が違うの? (スコア:2, すばらしい洞察)
RPFとは (スコア:2, 参考になる)
石油由来の原料の有無という点で大差があると考えます。
Re:RPFと何が違うの? (スコア:2, 参考になる)
製鉄に使うコークス [tkcc.co.jp]は, ほぼ純粋な溶融グラファイトです. そうじゃないと製鉄の際に不純物が混入して出来る鉄の品位が下がりますから. 通常の製鉄用コークスでさえ, 残留する硫黄などの微量成分で用途によっては使えないとか言われる始末で. それに比べればRPFは不純物の塊みたいなもので, 製鉄・鋳造などの用途には使えるものじゃありません.
コークスの品位としてはおおよそ
燃料用<<<(超えられない壁)<<<鋳造用<<製鉄用
という感じで, 製鉄用ともなると昔は同じ石炭でも高品位の瀝青炭しか使えなかったのですが, 最近は瀝青炭以外でも使えるようになったらしいです. RPF等のコークス代替燃料というと通常は燃料用としてしか使えなかったのですが, 今回の物では少なくとも鋳造用としては使えるレベルになったというところがキモでしょう.
残る課題はコストでしょうけど, 最近の資源高が追い風になるのかも.
Re:RPFと何が違うの? (スコア:5, 参考になる)
ほぼ純粋な溶融グラファイトですか?
コークスの原料となる瀝青炭は灰分が8%以下、製鉄用の上質品でも5%程度の灰分が含まれています。これを乾溜したものがコークスですから、コークス中の灰分は元の瀝青炭よりも多くなっています。80%や90%の純度で「ほぼ純粋」は苦しいでしょうね。
さて大昔の講義を思い出してみると、近代的な製鉄にコークスを使う理由は、(A)揮発分や硫黄分が除去されている事、(B)機械的強度があり細粒化しない事、だそうです。また灰分は少なければ結構程度のもので、それよりも灰分の質、低温で溶融しやすい事が重要だそうで。製鉄用のコークスは単なる熱源ではないので、炭素の含有量だけで使えるものではありません。鋳造炉の熱源に使えたとしても(つまり、言ってしまえば良く燃えれば何でも良い)、高炉用に使えるかは微妙な所でしょうね。
# 製鉄に無煙炭を使えば良いじゃないですかの質問に対し、割れるからダメと一瞬のうちに
# 撃破されてしまった事を思い出しました。
Re: (スコア:0)
今回の固形燃料は植物由来の非炭化圧縮成形ということですが、 炉に投入されたあと炭化して木炭になると考えれば過去への回帰と言えなくもないです。
Re:RPFと何が違うの? (スコア:1)
用途もあるのです。
あとは炉の都合かな?
コークス炉でRTFが使えるとは限らない。
たぶん大丈夫だとは思うけど、粉コークスの代用は難しい気がする。
キュポラ炉での実証試験に初めて踏み切りました (スコア:0)
「バスコーク」 (スコア:0)
「近畿大学、植物性廃棄物から『バスコーク [cemedine.co.jp]』を製造する技術を開発」
と空目しました
#それだけなのでAC
なんでも炭にするのと一緒? (スコア:0)
なんか引っかかると思ったら
こういうなんでも炭にする [google.co.jp]みたいなことでしょうかね?
比較的低温で高圧で固めている点が普通の炭とは違うようですが。