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OLPCがスタッフの半数をレイオフ、Sugarはコミュニティに移行 56

ストーリー by Oliver
いまだからこそ若者に投資を 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

OLPC(One Laptop Per Child)プロジェクト(WikipediaのOLPC項)はスタッフの半数をレイオフし、残った32名の給与を削減することを発表した(CNET Japan本家/.記事)。今後はGeneration 2.0の開発、無料接続プログラム、電子書籍100万冊の技術的イニシアティブに力を注いでいくとのこと。またLinuxベースの教育ソフトウェアプラットフォームであるSugarプロジェクト(Engadget掲載のSugarデモ)からは手を引き、コミュニティに移行していくことを決めた。
OLPCプロジェクト創設者であるニコラス・ネグロポンテ氏は「リストラに伴う友や同僚との別れは非常に辛い。彼らは崇高な目的の達成のため貢献し、OLPCのために費やしてくれた時間、アイデア、エネルギー、責務への感謝と尊敬の念は言葉では表現し尽くせない」と述べており、世界的な経済悪化のなかでプロジェクトを存続するための苦渋の判断であったことが伺える。

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  • 二次、三次ではなく一次情報を読んで判断した方が良いと思うので貼っておきます [laptop.org]。
    Sugarについては、すでに事実上Sugar Labs [sugarlabs.org]に移管されていると認識していました。
  • by Anonymous Coward on 2009年01月11日 1時28分 (#1489171)

    ネットブックがでちゃったから、もうXOはフェードアウトしていくだろうし、そうなると中核の事業が無くなるわけだから仕方がないんじゃないだろうか。
    確かにXOは耐久性そのほかの特徴的な機能はあるし、OLPCにとって専用ハードウエアを使用するメリットはあるだろうけど、すでに普通のOSが動くPCがあの値段で出てしまえば、ある意味汎用性に欠けるXOを大量導入しようという国が今後どれだけでるか…。しかもこの経済情勢だとどうしても後回しにされそうだ。

    今後は重荷になるハードウエア事業は切り捨てて、インフラ構築支援や、コンテンツ、ソフトウエアの開発に力を注いで欲しい…と思うんだけど、コミュニティ移行か…。
    このままフェードアウトしちゃうのかなぁ。

    • >だけど、コミュニティ移行か…。
      >このままフェードアウトしちゃうのかなぁ。

      コミュニティに移行した方が、素人が企業としてやるより、
      ロングテールになる可能性が高いと思う。
      そして、また風向きが変わったら企業に移行すればよいのでは?
      親コメント
      • by Anonymous Coward

        コミュニティは運営次第なのであんまり心配ないと思うんですが、それよりOLPCプロジェクトの方が先にフェードアウトしちゃんじゃないかと思って…。
        さすがに考えすぎですかね?

        • >コミュニティは運営次第なのであんまり心配ないと思うんですが、それよりOLPCプロジェクトの方が先にフェードアウトしちゃんじゃないかと思って…。

          それと同じことを言ったつもりなんだけどね。<コミュニティに移行した方がロングテール

          コミュニティだと、運営が悪かったら分裂するとかで残るし、運営が
          よかったら栄えるわけですからね。
          プロジェクト、とくに景気に左右されるこの手のは、フェードアウト
          するよりも、ちょっとしか金繰りで破綻しちゃう可能性があるからね。
          親コメント
          • by Anonymous Coward

            だけど、コミュニティではOLPCがやろうとしていたことはすべて実現できないのでは。
            OLPCが生き残るためには、ある程度本体に残すべきだったと思います。

      • by Anonymous Coward

        >素人が企業としてやるより

        で、今(まで)のネグロさんとこの運営は「素人」のそれだったんでしょうか?

        >風向きが変わったら企業に移行

        どうせまた数年(数十年)後に起きるのであろうバブルのたぐいが、
        「風向き」の実態であるのだとしたら、
        なんかまた不安ですね。

        淡々と続けてくれることを期待したいものだけどなあ。

        • >どうせまた数年(数十年)後に起きるのであろうバブルのたぐいが、
          >「風向き」の実態であるのだとしたら、
          >なんかまた不安ですね。

          バブルだろうが、その景気を利用してちゃんとプロジェクトが
          回る様にすればよいわけだよね。プロジェクトの運営者として
          プロなら、そういったところをやらなくちゃね。ところが、

          >>素人が企業としてやるより
          >で、今(まで)のネグロさんとこの運営は「素人」のそれだったんでしょうか?

          失敗しそうなわけだろ?

          >淡々と続けてくれることを期待したいものだけどなあ。

          淡々と何万台(ってかリビアだけでも120万台??)ものPCを
          作るプロジェクトちょっと無理がありはしないかな?

          淡々とやっていて「ネットブックが出ちゃったからなぁ」とか
          言われている現状が何を示しているのかな?...と思うわけよ。
          親コメント
          • 今更だけど、このご時世、レイオフしたから素人なんて、ハチャメチャですよ。そんなこといったら、ソニーだって素人だし。

            レイオフってのは、経営者が下す判断の一つにすぎません。もちろん、うまくいってないからレイオフする訳だけど、それ自体は経営判断としてはとがめられるべきではありません。人員だぶつかせて経費ばかり掛かり続けるんだったら、バカみたいじゃん。
            # 失業率の改善などは政府の仕事。

            あと、ネットブックとOLPCはコンセプトも手法も違います。ものを見た事があればわかりますが、あれは、学習向けのカスタマイズドマシンであって、Windowsマシンにして日常的に利用する事は考えていません。そのコンセプトを流用してネットブックという市場を立ててしまったのは十分面白い話だとは思いますが。

            親コメント
            • >今更だけど、このご時世、レイオフしたから素人なんて、ハチャメチャですよ。そんなこといったら、ソニーだって素人だし。

              半数レイオフで、ソフトウェアプラットフォームはコミュニティに任せて、
              さらにはIntelからクレームくらって...そういった事になったのを素人と
              言っているわけだ。

              経済にさらされている子供らにPCを安価に提供という考えでやっている
              連中がこれでは、「お前も、安い開発環境どっかでめぐんでもらえ」ってな
              ことになるわけだ。

              ソニーやらどうやらといった事業とは異なる面を理解しないで事業を
              やっていた連中とか、同じだとか言う君って、ほんと考え方が精薄だよね。

              >人員だぶつかせて経費ばかり掛かり続けるんだったら、バカみたいじゃん

              実際はそういう体制でやっていたわけだろ?
              バカみたい...「みたい」はよけいだよな。
              親コメント
    • by Anonymous Coward

      ARMベースなら$199 [engadget.com]なんて話も出てますから、
      適切な転換じゃないでしょうか。

  • OLPCは、ひそかに期待してました、、、。
    一般発売なんか予定にあったのか判りませんが、
    その時は、何十台か買って、田舎の小学校に
    持って行って、寄付しようとも思ってましたが、
    難しくなるんでしょうね、、、。
    なんせ、Pythonがメインの言語というところが
    惚れてたんですけど、、、。
    ぜひ、再起復活してもらいたいものです。
    • そういうことでしたら、今でも(というか今までも)Give Manyプログラム [laptop.org]で購入できますので、ぜひどうぞ。
      日本で使うには各種の技術認証を受ける必要がありますが、OLPCは取得に前向きです(手伝ってくれる人を探しています)。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      そこに需要があることを自らが示したのに、遠大な理想・理念に囚われて機会を活かせなかった。
      世界各国で売って売って売りまくってその利益を還元するという方法もあったろうに。
      ついでに裾野も広がって膨大なノウハウでウハウハだったろうに。

      # わたしも普通のネットブック買っちゃいましたよ。日本発売を待てずに。

      • by Anonymous Coward
        表向きの理念とは裏腹に、実は莫大な利益を狙っていたため、
        後進国で安い賃金で大量生産させ、新興国にまとめて大量に
        売りつけてがっぽり稼ぐ作戦でしたが、大口ばかり狙ったため、
        あまり売れずに失敗したということでしょう。

        薄利多売でがっぽりを狙って失敗したわけです。

        もう少し高めにし、小売りを大々的にやっていれば、これほど
        大規模(半数をクビにして、残りも減給)なリストラをせずとも
        組織は維持できたでしょうに。
  • by Anonymous Coward on 2009年01月10日 14時41分 (#1488944)

    SugarがSugaになってますぜ>タイトル

  • by Anonymous Coward on 2009年01月10日 14時58分 (#1488948)

    不況のときこそ成り立って欲しいプロジェクトだったんだがなあ orz

    まさか「たたみ時を探していた」のではあるまいな?

    • by Anonymous Coward

      #非営利で100ドルどころか、紐付きでも100円ネットブック出ちゃったからなあ。日本じゃいまさらな話題になっちゃったよね。

      それにしても
      わーいOliverたん編集だ。
      おひさー。

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未知のハックに一心不乱に取り組んだ結果、私は自然の法則を変えてしまった -- あるハッカー

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