eggy 曰く、米国の食肉企業Tyson FoodsはSyntroleumと提携し、鶏肉の脂肪及び残った食品油からバイオディーゼル燃料を生産することを発表した。年間7500万ガロンの生産量を誇る、ルイジアナの第一号プラント工場が完成し、11月8より試行運転を開始したとのこと(本家/.)。本家でも疑問になっているのだが、このガソリンで車を走らせた場合に排気ガスはチキンスープやチキンナゲットのような香りがするのだろうか。
(タレコミ時点から)早い者勝ち (スコア:5, おもしろおかしい)
この油で走る車で競技をすると、どんなレースもチキンレースになってしまって、何となく情けない。
Re:(タレコミ時点から)早い者勝ち (スコア:3, 参考になる)
「なんなら、チキンチキンマシン猛レースにしたっていいのヨ!」 =3 ブォォン
「キシシシシシシ…」
この話、なんだか以前も聞いたようなと思って検索してみたら、食用肉の脂肪からバイオディーゼルを生産する試み [slashdot.jp]なんてのがありましたね。これも今回と同じくTysonですが、以前のストーリーで計画していた工場が完成したということかな。
鶏ではないが (スコア:0)
きっと空も飛べるはず [youtube.com]
かもめのジョナサンじゃないよ
食べればいいのに (スコア:3, すばらしい洞察)
鶏肉の脂肪、つまり大体は鶏皮+ぼんじりなんだろうけども、どちらもその食材としての価値は今さら言及するまでもないし、
脂単体だってコクと香りがあって中華に少しずつ使うと美味しいのだけどなあ。食べられるものをただ燃やすだけとかむしろもったいない。
鶏肉=バサバサの皮なし胸肉=ちょうヘルシー! で、食べづらいし脂の多いモモや手羽はスイカと一緒に定食にするもんだとか
今でも思ってるんだろうかルイジアナの奴ら。
不要部分かもしれない (スコア:2)
鶏から肉をとりつくした後の骨や内臓を破砕して、そこから脂を取るんじゃないでしょうか。
Re:食べればいいのに (スコア:1, 興味深い)
実際のところ、今の養鶏では、卵用の鶏が卵を産まなくなった後は、美味しくなくて売れないので食用にはまわされず、
全部廃棄処分されてます。そういった部分をただ廃棄するよりはこの形で回収したほうがいいんじゃないでしょうか。
Re:食べればいいのに (スコア:1, 興味深い)
廃鶏は肉質が硬いと言われていますがその点が地鶏と非常に似ています。
なので偽装せずそのまま食品としても売れそうな気はするんですけどね。
油をとるよりは経済的に成り立ちそうですし。
まあ実は地鶏が廃鶏と同じくらい不味かったり、偽装してた会社の商品開発力がすごかったりするって事なのかもしれませんが。
やっぱり消費者が地鶏と思い込んで食べる点が大事なんですかね。
Re:食べればいいのに (スコア:1)
ミスター味っ子で廃鶏は卵を産むのに使ってた栄養が肉に行くんでうまいとか言ってフライドチキンの材料にしてなかったっけ?
らじゃったのだ
Re:食べればいいのに (スコア:1)
獲得されるエネルギー量と、投入したエネルギー量からすると、
犬ソリの方が率が悪い様にも思うけど。
効率面からいくと、なんでも自動車や馬車などよりも、自転車の方が圧倒的によいそうだ。
その伝でいくと、意外とスキーや人間の徒歩がよいのではないか?と思う。
Re: (スコア:0)
鶏油が高騰する程活発に生産するなんてことはないと思われ
メタボ奨励 (スコア:0)
その後政府機関が新素材による合成燃料の開発に成功
資源枯渇から高騰を続けるガソリンの代替として爆発的に普及した
しかしひょんなことから私は見てしまった
合成燃料の原料は、人間だったのだ!!
Re:メタボ奨励 (スコア:1, 参考になる)
ああ、これですか
米国防総省、死体も燃料とする軍用蒸気駆動ロボットの開発にのりだす [srad.jp]
Re: (スコア:0)
燃料の人にインタビューしてみましたた。
「政府が急に気前よくなったのは不気味ですが、まるで生まれ変わったみたいな気分です。」
「医者からは厳しい食事制限を言い渡されていたけれど、これでまた思う存分食べられるよ。ガッハッハッハ。」
と概ね好評なようです。
なるほど (スコア:2)
人間の内臓周りも脂肪一杯ついてますものね、見落としてました。
でもこのあたり [jlba.or.jp]見るとそこらへんの食べないモツ周辺もタンパクはタンパク脂肪は脂肪でそれなりに利用されてるような。
やっぱり無理して(あるいは補助金貰ってまで)燃料油にしなくてもいいんじゃないのという気はします。
Bio Diesel (スコア:3, 参考になる)
ガソリンとディーゼル燃料は全く違う物です:-)
というのはおいといて、米国のバイオディーゼルは大豆由来の物が主流ですが動物系脂肪や日本でもやっているような廃植物油など既に様々な物が実用化されているようです。 今回本家で話題になったのは、Tyson [tyson.com]という米国ではもの凄くポピュラーな食品メーカーが生産に乗り出したからだと思われます。
バイオディーゼルそのものは、FAME(脂肪酸メチルエステル)として欧州(EN14214) [wikipedia.org]/日本(JIS K 2390)) [jsa.or.jp]/米国(ASTM D7371) [astm.org]で規格化されていて、酸化安定性などの一定の基準を守ればどのような原料から生成しても燃料に混ぜて販売することが認められています。
実家が養鶏業だったんですけど、、 (スコア:3, 興味深い)
においが特有で、親戚内では、語り草です。
他の方が指摘されているように、臭いでしょうね。
あと、固まりやすいですよね、添加物で何とかなるかもしれませんが。
暑い地域用かなあ。
p.s.
にわとりの経済寿命はだいたい産み出してから1年ぐらいなので、
そこそこ、資源はあるかもしれません。通常はケージ飼ですが、運動不足で油がギトギト
状態ですし。
Re:実家が養鶏業だったんですけど、、 (スコア:2, 参考になる)
多分、臭う。 (スコア:2, 興味深い)
香りも選べる (スコア:2, 興味深い)
直接バラ撒けば済む所を「香りも選べるガソリン」というコンセプトは無意味に興味深かった (笑)。
いろんなバイオディーゼルが出回れば、そんな未来もあるのかも?
腹減った (スコア:1)
Re:腹減った (スコア:1)
人間の燃料
ガソリンエンジンは無理でしょ (スコア:1)
会社 [sakura.ne.jp]もあるみたいですね。
で、ランドローバー・ディフェンダーを輸入している会社 [cleveland.co.jp]では
ディフェンダーはバイオ・ディーゼルでも動くと言ってますね。
いろいろ調べてみると、軽油よりもエンジンには良さそうなことを言ってる人もいますね。
けど、一般的なバイオ・ディーゼルって植物由来だな。動物由来だと、なんかにおいが
きつい気がする・・・。
ディーゼルエンジンの場合、こういったバイオ燃料の他に、珪藻類から作られる燃料
でも動くみたい(http://www.nikkeibp.co.jp/article/news/20100910/244912/)。
バイオ燃料が普及してくれば、ハイブリットよりもトータルで見て『エコ』という
ことも可能だと思うのだけど。
国産車でもっとも走っているクリーン・ディーゼルってエクストレイル20GTだけど
これのルノー製ディーゼルはバイオ燃料は使えるのかな。
燃料ができた後のカス (スコア:1, 興味深い)
バイオ燃料で排油や油脂を使うやつは、大概精製後にグリセリンができると思うのだが
こいつの使い道ってどうなってるんだろう?あんまり聞いたことがない。
# 尻に入れ(r
Re:燃料ができた後のカス (スコア:4, 参考になる)
ちなみに、純度が低いというのは一つには触媒の強酸が混じってるので、人体に使用してはまずそう。
BDF推進派のひとは、BDFプラントからの廃棄物とかスケーラビリティのあたりの問題は話題にしません。
Re:燃料ができた後のカス (スコア:2, 参考になる)
グリセリンも天然グリセリンは昔から油脂とメタノールのエステル交換により製造されています。基本的にはBDFの製造方法と同じです。
こういった天然グリセリンは医薬品や食品、化粧品等に使われるため、色や匂いにもうるさく、原料の油脂(おもにヤシ油らしい)の品質もそれなりに高い品質でなければ、脱臭や脱色にコストがかかってしまうそうです。
また、石油を原料とする合成グリセリンもあり、それぞれ沢山の用途があり量産されていて、価格競争もあります。
あと、その際に副生するFAMEも品質が高いため、燃料ではなく各種合成原料として用いられます。
ようするに、加熱され酸化物や分解物、重合物にまみれ品質も一定しない粗悪な油脂だからこそBDF原料にされているわけです。
#が、こういったさほど品質の悪くない原料でロットも大きければグリセリンとしての用途もあるのかも。
#それより、動物性油脂は曇点が高くBDFにむかないと思ってたけどどうなんだろう。
Re:燃料ができた後のカス (スコア:2, 参考になる)
米国では大豆由来のFAMEが主流なので、動物系100%で利用することはなくそれらと混合して使うのだと思われます。あと、今回のプラントが南部のルイジアナ [goo.gl]に建設されたというのもポイントですね。おそらくルイジアナ中心の暖かい地域での消費を前提にしていると思われます。
アメリカの場合、いろんな原料を使うベンチャー企業が各地で出来ている様ですが、大体何を使うにしても規模の面で全米に供給できるようなプラントはまだ存在していないと思います。地産地消的に、各地域にプラントがあってそこで消費されるというイメージですね。
Re:燃料ができた後のカス (スコア:1)
密造軽油のように、硫酸ピッチが廃棄物として出たりはしないのか気になったんですが、特にそういう記述は見つからず。
Re:燃料ができた後のカス (スコア:3, 興味深い)
バイオディーゼル製造で出るグリセリンは不純物が多く、どう利用するかはまだ色々と研究中のようですね。Wikipedia: Biodiesel#Production [wikipedia.org]
1トンのバイオディーゼル製造で100kgのグリセリンが出るようで、まあそれなりの量で無視できない。
グリセリンというと爆薬の原料 (スコア:1)
なんか、そのうちテロリスト対策で厳重に規制・管理の対象になりそうな。
Re:グリセリンというと爆薬の原料 (スコア:1, 参考になる)
グリセリンはニトログリセリンの原料ではあるけれど、爆薬の原料としては特に重要性の高い物ではない。
ニトロ化すれば爆薬にはなるわけで、ニトロセルロースは脱脂綿をニトロ化して脱水してつくる。
原料としては硝酸や硫酸といった酸が不可欠で、これらを大量に調達したりすると公安が身の回りを守ってくれるようになる。と思う。
脱脂綿を大量に調達したりグリセリンを大量に調達したりしても多分、守ってはくれない。
保湿剤でしょ (スコア:1)
バイオディーゼル、発進だ♪ (スコア:1)
そのうち反バイオ同盟からシルバがやってきたりして。
らじゃったのだ
チキンスープやチキンナゲットのような香り (スコア:0)
こちらの場合、得も言えぬ香りがするそうです。
食糧的なチキンレース (スコア:0)
それを切り崩してたわけじゃない。
そして現代はコーンやチキンも使ってる。
食費を削って交通費に充ててるわけだ。
まさにゴールは絶望そのもののチキンレースだよね。
(廃油だけならまだましなのかなぁ)
もしも鳥燃料が普及したら (スコア:0)
鳥燃料が普及した後に生まれた若者・子供にとって、
鶏肉は「燃料臭い肉」と認識され、ゲテモノ食材扱いされるのだろうか。
北朝鮮には「ハマグリのガソリン焼き」なる料理があるらしいが。
Re:もしも鳥燃料が普及したら (スコア:1)
炭火のだと、結構受けているのでは?
幼時に食べ慣れていたら、問題なく受け入れられる様になるだろうね。
その世代がある程度続けばね。
味覚/嗅覚って、結構、幼少時の経験によってなんとかなっちゃうらしいからね。
そして (スコア:0)
もちろん (スコア:0)
油をとったら残りの肉、骨、髭は海上投棄ですよね。
鶏の脂肪じゃなくても・・・ (スコア:0)
そうすると将来的には・・・
たしかある (スコア:2)
既に人間の脂肪から作った燃料で船を走らせるというのはあった。
ちょっとググってみると↓を発見。
http://wiredvision.jp/news/200805/2008051223.html [wiredvision.jp]
http://www.el30.net/archives/2005_11_12_232636.html [el30.net]
まともに動かそうとすると相当の量が必要になるみたいです
Re: (スコア:0)
Re:鶏の脂肪じゃなくても・・・ (スコア:1)
燃料程度まで下がるという見方もできるのでは?
高木ブーが、ドリフが売れなくなった時の非常食用として、それなりに扱われていたけど、
灯油レベルだと、その扱いはなかったのではないか?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
それって都市伝説ではなかったっけ?
#かえって金がかかるって話。
Re: (スコア:0)
狂信的エコロジストを有効活用出来ますな。
馬に乗ろう (スコア:0)
エネルギー源はバイオでエコロジー
障害物を避けながら走るインテリジェンス
居眠り運転しても道草を食うだけのセーフティー
小人さん(オフトピック) (スコア:2)
二輪車に乗っていたころ、たまに小人さんが
運転を代わってくれることがありましたよ。
交代に失敗して立ちゴケもしましたが。
14歳 (スコア:0)
Re:環境に悪いんじゃ? (スコア:1)
私の勤務先のBDFプラントでも「今回の生成物は品質テストに通らなかったので廃棄」なんて記録が稼働何回か何10回に1回かは混じってたりしてます。
とはいえ、wikiediaによると、魚油BDFはスラッジが発生しやすい、とかそれぞれに欠点があり完全に軽油と同じにはならないみたいですね。
Re:やっぱり (スコア:2)
>> 後者だったら乗車拒否どころか、製造工場に対するテロまであるかも
養鶏場などにテロが発生していないから大丈夫。
私の知っているベジタリアンは、誰一人他人にまで干渉はしません。
それよりも怖いのは動物愛護団体とかでしょう。