
市販薬と同成分の花粉症薬を医療保険対象外にすべきとの提言、診察料を考慮すると負担額は市販薬と同程度との試算も 111
ストーリー by hylom
安く見えるけど安くないのか 部門より
安く見えるけど安くないのか 部門より
健康保険組合連合会が、市販薬と同じ成分の花粉症治療薬については医療保険の適用対象外にすべきとの提言をまとめた(時事通信、日経新聞)。
健康保険組合連合会によると、医療機関で花粉症治療薬を処方して貰う場合に必要な診察料や調剤料を考慮すると、医療機関で診察してもらって花粉症治療薬を処方してもらうのに必要な負担金額と、市販の花粉症治療薬を購入する場合の金額は大差が無いという。
たとえば「アレグラ」14日分を医療機関で処方してもらった場合、自己負担金の総額は2003円だという。一方、市販薬の場合は1554~2036円だったそうだ。
医療機関での診断や調剤については患者負担こそ少ないものの、公的医療保険によってその費用の多くが負担されている。そのため花粉症治療薬を保険適用外にすべきという提言に至ったようだ。
ただ、これによる保険費用削減効果は非常に小さいという(日経ビジネス)。
色々と問題がありすぎる (スコア:5, 参考になる)
タレコミはもとより、リンク先のニュースサイトですらプレスリリースに言及してない。
日本語なんだし、意見を述べたいなら最低限ここは読む必要がある。
対象についても「花粉症を主病とする患者に対して、1処方につきOTC類似薬を1分類のみ投薬する場合」に限定されていることを理解しとく必要がある。
その上で、全ての第二世代抗ヒスタミン薬にOTCがある訳ではないので、これをそのままの形で認めてしまうと病院ではOTCに無い薬を処方し、ドラッグストアではOTC医薬品を売るという図式ができるだけで、医療費は減らない。
それどころか病院で左程必要性のない新薬が積極的に処方され、医療費が増大するという事態になる。
花粉症に対する第二世代抗ヒスタミン薬の使い分けには明確なコンセンサスやガイドラインは無いので、新薬を乱発されてもそれだけを理由に保険適用にしないのは難しいと思う。
それをどうにかしたいなら、花粉症に対する1分類のみ投薬全般を保険適用しないという手もあるが、抗ヒスタミン薬だけでコントロールできそうなのに点鼻薬が全例処方されたり、眼症状が左程強くないのに点眼薬が処方されたりということになる。花粉症で眼症状が全く出ない人なんてそうそういない。
多分これが本気で通ると思っている奴はいないだろう。
抗ヒ剤 (スコア:3, すばらしい洞察)
花粉症なら、シーズン中ずっと使うし、1月くらいから予防的に服用するのもアリ(内科医談)だから、シーズン単位で考えるとどうなんだろう?
内服薬と点眼薬を1通院あたり4週間分処方。通院の時間まで考慮したら、大差ないかもですね。
オフは寝て過ごしたいという堕落した私のような人は、通院の時間があるなら惰眠を貪りたいでしょうし、その時間はプライスレス。
私の場合、月一で精神科兼心療内科に通院しているので、ちょっとしたことならついでに処方をお願いしちゃいます。他の診療科にかかるまでのつなぎということならOKだそうで。
こちらも、レセプトが通るように考えながらお願いはしていますけどね。さすがに眼科領域はダメかな、とか。
死して屍 拾う者なし
新しい薬はどうするんだ (スコア:2)
抗ヒスタミン薬が未来永劫進化しないならそれでいいかもしれませんが。
新しい薬が出てきたら、それは全額自己負担で医者に出してもらうの?
どこでOTCの判断をするの?
Re:新しい薬はどうするんだ (スコア:2)
塗ったり張ったりする、外用薬の痛み止めの方が先に止めるべきで、次に乳酸菌製剤、抗ヒスタミン薬はずいぶん後だと思うぞ。
一方で、スタチンや魚油は、さっさとサプリ扱いしろや!
Re:新しい薬はどうするんだ (スコア:1)
どこでって、厚生省じゃないの?
許可されないとOTC (処方箋不要)にならないよ。
OTCになったあとの話だから、OTC化の判断は関係ない。
医者に行くと湿布が7割引で買えるのをやめようとかいう話と同じ。
ついでにぐちを言わせてもらうと、
アレロックはOTC化の許可がとっくにされて、処方箋不要だけど市販薬がないという…
Re:新しい薬はどうするんだ (スコア:1)
どこで、っていうのは新しい薬が出てきてどの段階で、って話だよ。
花粉症受診が自己負担になると花粉症で医者にかかる人はほとんどいなくなる。
新しい抗ヒスタミン剤は花粉症での投薬はほぼ行われなくなる。
OTCにするかは投薬実績から十分副作用がないことが確かめられて初めてスイッチされるけど、
花粉の薬はスイッチの判断に足る投薬実績ができなくなる。
その結果新しい花粉症薬はOTCされなくなる。
かといって、新しい薬の処方の場合は3割負担にすると、それ抜け道になるので自己負担ルールは無意味になる。
Re:新しい薬はどうするんだ (スコア:1)
10割負担になるのは薬剤費だけで、診察料はこれまで通り3割でしょ。
最初の一回は医者にかかって、同じ薬剤のリピートについては店で買うようになるだけでは。
リピート薬だけをもらうために「3時間待ちの3分診療」では、医者も患者もイライラ。
Re: (スコア:0)
Re:新しい薬はどうするんだ (スコア:1)
「新しい抗ヒスタミン剤は花粉症での投薬はほぼ行われなくなる」って本当ですか?
まるで納得がいかないです。なにか実例があるんでしょうか?
この記事にあるとおり、現状でも市販薬と医者へかかる金額はほぼ同じです。じつは
アレグラと同成分のアレルビは28日分で1000円未満なので、医者へ行くよりはるかに安い。
それなのに今医者にかかっている人たちが、ほぼいなくなるんですか?
ところで、OTC化されていても市販薬がないと、この提言が現実になっても
医療保険対象内になるね。
いま生えてる杉を (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:いま生えてる杉を (スコア:1)
きっと、杉花粉症が無くなると困る人がいるんですよ
Re: (スコア:0, フレームのもと)
ヒノキ「そうそう、植え替えろよ」
Re:いま生えてる杉を (スコア:1)
Re: (スコア:0)
予算の出処が違うので安上がりという発想にはならないだろうな
Re: (スコア:0)
ブタクサ「太陽光発電だとエコだぞ」
Re: (スコア:0)
密度下げるだけで1本あたりの飛散量も減るらしいし間引きは急務よね
Re: (スコア:0)
日本の林業は、もうほとんど死んでるので、利益がでれば植え替えるだろうけど
林道も荒廃してる、機材も持ち込めない人も入らない、所有権も怪しい山林に
町の危険空き家の解体でもたいへんなのに、無理でしょ。
Re:いま生えてる杉を (スコア:1)
伐採して木材にしようとするから、コストがかかる。
花粉が出なくなりさえすればいいのだから、薬剤等を使ってその場で枯死させてしまえばよい。
かかる手間もコストもずっと少なくて済む。
安い外国産に押されて、国産杉木材の需要はどうせないのだから、そういう処理の仕方もありだろう。
Re: (スコア:0)
で、はげ山にした後はどーすんですか?
Re: (スコア:0)
ほかの種類の植物や木が自然に生い茂るよ。
植物を枯死させる農薬の類は、大抵はしばらくすると分解されて無害になるように作られているから、
未来永劫はげ山になるということにはならない。
Re:いま生えてる杉を (スコア:1)
つまり何にもしないで放置ってことですか。
たまげたなぁ。
Re: (スコア:0)
そうですか。
Re: (スコア:0)
山の保水力が失われると、ゲリラ豪雨に耐えられなくなって鉄砲水になるよ。
Re: (スコア:0)
必要なところには、花粉を出さない植物を植えればいいだけでないの。
木自体が枯死して花粉を出さなくなっても、根が腐って完全に分解して保水力がなくなるまでには
何十年もかかるだろう。
その間にほかの植物が茂ればよい。
Re: (スコア:0)
お前らみんな過激だな。一気にひと山まるごと枯れさせる前提かよ。ベトナム戦争じゃねえんだぞ。
何本かづつ薬剤注入して徐々に雑木林に変えていくとか、色々と工夫のしようがあるだろ。
Re: (スコア:0)
#3674418 [srad.jp]が、論破されたのが悔しくてからんでるだけよw
Re: (スコア:0)
>何本かづつ薬剤注入して徐々に雑木林に変えていく
現実味が無くて爆笑モノなんですが。
そもそも・・・ (スコア:1)
関連リンクにこれもいれるべきだたし
https://srad.jp/story/17/09/14/0436243/ [srad.jp]
これTwitterとか検索してみるとわかるけど保険を使って貰った
薬とかシップ薬とか転売してるあほとかいるんだよ
同時にまぁどこぞでは生活保護で貰った薬を売っているのとかもいるわけで
こういう流れになるのはしょうがないのでは?
後、OTC薬は大抵セルフメディケーション税制の対象になるから
確定申告必要になってめんどうにはなるが、確定申告すれば控除されるのでそこまで負担は増えないかと。
要するにスイッチOTC薬でなければいいんでしょ? (スコア:1)
飲むのデザレックス、ビラノア、ディレグラあたりだからどうでもいいかな。
ザイザルならまだしも、アレグラとかクラリチンを医者で処方してもらうのは情弱だと思う。
実例で試算 (スコア:1)
とても負担が重くなる馬鹿げた話に思えたので、数字で示す。
なお、自分は花粉症(スギ、ヨモギ、ブタクサ、ハウスダスト)歴30年。
●従来の形態の場合(2018年3月の実績、今年は残薬でしのいだので受診してない)
・開業医を受診
・アレジオン 20のジェネリック薬「エピナスチン塩酸塩錠20mg「トーワ」(当時の薬価43.8円)」を90日分処方してもらう
・受診料:1050円(初診料282点、処方箋料68点、3割負担)
・薬代:1680円(調剤技術料150点、薬学管理料50点、薬剤料360点、3割負担)
・合計:2730円
・※10割の場合は9100円
●薬(アレジオン 20)を自分で買う場合
・Amazon.co.jpでの価格は6錠で1179円、12錠で1296円、24錠で2261円
・90日分の場合、数量を合わせると24錠x3+12錠x1+6錠x1=9258円。
・現実的には24錠x4の96錠で9044円
●エピナスチン塩酸塩 20mgの他社製品の場合
・ポジナールEP錠 20錠 ×5 を5935円で売る店舗がある
https://www.amazon.co.jp/dp/B077Y8KLH3/ [amazon.co.jp]
●(参考)アレジオン 20の定価
https://www.ssp.co.jp/product/all/alesion20/ [ssp.co.jp]
6錠 税込1,490円(税抜1,380円)・・230円/錠(税抜)
12錠 税込2,138円(税抜1,980円)・・165円/錠(税抜)
24錠 税込3,866円(税抜3,580円)・・149円/錠(税抜)
気持ちはわかるが (スコア:0)
今回、やり玉に挙がってるのは湿布・ビタミン剤・保湿剤・花粉症治療薬等々で、OTC化されている薬と何も変わらないなら削減したいという気持ちはわからないでもない
湿布とかは何十枚ももらっていく人いるけど、期限内に使われないまま終わってることも多かろうしな
ただ、これらの保険費用の見積もりは、全部合わせて5000億程度らしいので、42兆円とも言われる全体から見るとそんなに大きな金額ではないのだよな
あとアトピー性皮膚炎とか慢性的にこの手の薬を使う場合は、シーズンでとはいかないの負担が大きく増えるのは気の毒ではある
まずは、薬出し過ぎなところがあるのでそこを何とかすべきかとも思うが、この辺は診療報酬の問題も絡んでるのだっけ?
Re: (スコア:0)
花粉症治療薬について、医療保険の適用から除外し全額自己負担にすべきだとの提言を取りまとめた。保険財政悪化への対応策と位置付け、
高齢者医療を支える拠出金の負担増とともに、薬価が数千万円に上る「超高額薬」の相次ぐ保険適用により、各組合の財政が悪化し、加入する会社員の保険料負担はさらに増加すると予想される。
> 高齢者が超高額薬を保険で使うから、金が無いんだ
なるほど
> だから、花粉症は連帯責任な。反省しろよ
?
Re: (スコア:0)
> 湿布とかは何十枚ももらっていく人いるけど
医者が点数増やすために多めに出すケースもあります
Re:気持ちはわかるが (スコア:2)
医者は出せば儲かる
患者は格安で安心が買える
損する人がない構図だからなぁ
それだけの為に (スコア:0)
診療機関にかかるなら、コストは大差ないかも知れないが、もともと生活習慣病やらなにやらで持病があって、定期的にかかってるひとには当てはまらない試算だね。
個人的にはこの事自体は特に問題とは思わないが、こうやってだんだん医療を受けるのは自己負担になって行くんだろうな。
Re: (スコア:0)
もうすでに医療を受けられるのは時間と金を持て余してる者か、格安で受けられる特権を持つ者だけですよ。
「くだらねーことで来るんじゃねぇ!」
という声も医療従事者から聞こえてくるので、普通の人はますます行きにくい場所。
こまめに病院行き過ぎ (スコア:0)
そもそも花粉症の薬って2週間分ずつ処方されますかね?
「〇〇は初めて飲む薬だからちょっと様子を見ましょう」みたいなケースでなければ
普通もうちょっとドカッともらうもんだと思うのですが。
私はシーズンになるたびにジルテックを120錠(1日2錠2ヶ月分)処方してもらっているのですが、
ドラッグストアで売られている同成分の薬は大雑把に1400円/14錠なので、
店で買おうとすると12000円前後かかるんですね。
病院の初診料etc.を考えても自己負担はこんな額にならないので、
保険マジありがてえなーと思いながらお世話になってます。
Re: (スコア:0)
アレグラですけど2週間分しか出してくれない
Re:こまめに病院行き過ぎ (スコア:1)
アレグラならアレルビという市販薬が安いよ。(ネットでしか買えないけど56錠で800円くらい)
確定申告 (スコア:0)
セルフメディケーション節税が手厚くなるならそれでいいやんね
Re: (スコア:0)
あんなの結局、ブルジョアしか意味がないルールじゃん
薬局のほうが安いのに (スコア:0)
薬局で買ったほうが、速いし安いのに、なんで耳鼻科に行って処方してもらうとする人がいるの?
Re:薬局のほうが安いのに (スコア:3)
自分はもう海外通販です。
リスクがあるので他の方へ薬の個人輸入を薦めはしませんが、大手通販サイトでロラタジン300錠が送料込み20ドルで買えるんで、とても国内で買えないです。
届くの遅いですが。
脳味噌腐乱中…
Re:薬局のほうが安いのに (スコア:2, 興味深い)
税関に差し押さえられるリスクがあるね。
昔、ジルテック1年分が一斉にやられました。
よい子は2か月分までにしよう。(処方薬は1か月)
Re:薬局のほうが安いのに (スコア:1)
同じくもう個人輸入のみ。
Levoridを200錠9000円ぐらいでまとめ買いできたので3シーズンは耐えられる。
Re: (スコア:0)
薬が欲しいんじゃない。
治療を求めて医者に行った結果、対症療法薬を処方されるのさ。
Re: (スコア:0)
お医者さんでもらった(お医者さんは処方箋出すだけなので比喩)方が効きそうって思ってしまうプラシーボ的なものなのか?
もしかして、お話相手が欲しいのかも?
国が引き起こした前代未聞の大公害 (スコア:0, すばらしい洞察)
さっさと公害認定して、花粉症は国が医療費を全額負担するべき。
花粉症?いや美容優先でしょう! (スコア:0)
ヘパリン類似物質(ヒルロイド)に関しては保険適用外の見送りをした厚生労働省の判断が楽しみな案件
ちなみに成分を配合した化粧水は既に存在しています
双極性障害に抗うつ薬のSSRI・SNRIを処方するのをやめさせる方が先 (スコア:0)
プラセボと有意差があるという報告がない(有意差がないという報告は複数あり)のにどんどん処方されています。患者が抑うつ状態を訴えた場合に効かない薬でも患者に対して気休めにはなるでしょうし精神科の場合院内処方が多いので薬価の高い新薬を処方すると利益が大きいというのもあるのでしょう。
自立支援といって、治療費が1割負担で済み、かつ月額の上限が5,000円や2,500円だったりするので患者側としてどれだけ無駄に保険制度に負担をかけているか自覚するのは困難でしょう。
他にも効果が期待できない処方が色々されているようですが、患者は担当医の処方に疑問を抱くことはごく稀のようです。