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Digital

政府、法令作成時のミスの原因との指摘もあるe-Lawsシステム改善に着手 60

ストーリー by nagazou
リモートワークでe-LAWSを参照する機会が増えたってことかなあ 部門より
河野太郎行政改革担当大臣によると、政府が国の法制執務に利用している法令データベースe-LAWS(法制執務業務支援システム)に関して改修を行う方針だという(河野太郎公式サイト毎日新聞)。

e-LAWSは省庁業務のオンライン化を進める目的で作られたものだが、法令の策定や改正後のデータ更新が遅いことから、すぐに利用できないことがあった。また法律の所管官庁がチェックしないまま掲載された「未認証」の法律なども約5%存在しており、こうした問題が国会で取り上げられた法令作成時のミスの一因であるという指摘もあるようだ。なおこの問題に関しては、ほかにもいろいろな要因が指摘されている(過去記事東京新聞NHKダイヤモンド・オンライン)。

河野大臣によると、法令データを整備する業務フローを抜本的に見直すという。これまでは公布後に官報データから(総務省が)法令データを作成していたが、今後は国会提出時のデータから法務省が中心となって行う。修正がない場合は、e-Lawsと政府の総合窓口であるe-Govでも更新を行う仕組みに改善するという。手始めに法務省と総務省が共同で現在の法令データの検証を行うとしている。
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  • これって、そもそも、行政改革担当大臣とデジタル改革担当大臣のどっちの所轄なんだ?

    • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 8時24分 (#4072959)

      当然法務大臣です。

      親コメント
      • 行政改革担当大臣の職に現在あるとはいえ、いち衆議院議員の個人サイトでなんで「政府の方針」が発表されるわけ?

        また(期待を)裏切られるよ、「太郎」だけに。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 14時04分 (#4073114)

          ほんそれ
          真面目にそれ

          河野さんはもうその口が信用できないから
          この件本当に進めるのなら担当官庁を据えてそこの発表にしてくださいな

          親コメント
        • by Anonymous Coward

          大臣と言っても所詮担当大臣で省庁の長ではない。ついでに所属する派閥も弱小でそんな強くない。ということを踏まえると官僚に発表させた場合他大臣や他省庁の官僚に潰されかねない。というわけで大臣の肝いりとしてやってるんだろう。国民の支持があるのにやめるんですかとかもう言っちゃったことを取り消せっていうんですかみたいな予防線でもある。がしかし同時にあれは私的な発表で公的なものではないという逃げ道にもできる。
          政治家ってせこいなーって感じですね。まあ公文書扱いで保管しときゃとりあえずオッケーであとは通常の放言通りできなかったら選挙で落とすとかでいんでねーすかね。
          ああデジタル庁に仕事も手柄も取られそうだからいまのうちに実績作っとこうってのもあるかも。

        • by Anonymous Coward

          スピードを重視しているんじゃね?
          行政改革担当大臣のWebページがあるのか知らないし、なければ首相官邸のページとかになるんだろうけど、掲載までに時間がかかりそう。

          今までもマスコミに政府の方針がリークされることはよくあったので、それと一緒。
          たとえば緊急事態宣言を出すという話は公式発表前にマスコミにリークされている。

        • by Anonymous Coward

          でも問題提起すらないとゆっくり死んでいく優しい世界みたいになっちゃうからなあ。

        • by Anonymous Coward

          そりゃ米国の前政権という前例がある。
          しかも発表の場はSNS、ウェブサイトですらない。

          • by Anonymous Coward

            20年前から運営しているブログに前例ってw

        • by Anonymous Coward

          > 個人サイトで「政府の方針」が発表される
          これが気に入らない、と。
          知らんがな。
          何か問題あるの?あるんならそこを指摘すればいい。それは別に良いと思う。

          > また(期待を)裏切られるよ、「太郎」だけに。
          期待って、誰が誰に?
          こういう書き方してるってことは、誰がはあなたじゃないでしょ。じゃ、ほっときなよ。

          • by Anonymous Coward

            将来、本人が宗旨変えした時に「個人の暇つぶしだから(今ツイッターやってる言い訳がこれ)」の言い訳で記事を消したり書き換えたりする事があるからでしょ。
            実際この人した事あるし。

            まあ今の世の中の大勢の人は「そんな未来の悪意のある空想前提の話なんかどうでもいいw」って思ってるんだろうけど

        • by Anonymous Coward

          省庁のサイトで発表したら、公文書請求で根拠を求められちゃうじゃ無いですかー!
          無責任な事を書くなら個人名義でってトランプもやってたじゃないですか

    • by Anonymous Coward

      デジの方はまだマトモに立ち上がってないし、大臣がアレだし、とりあえず行革の方が動いてればマシなのでは。

      なんで被る大臣を立てるのかという点は、当然トップがアレだからとしか言いようがないし。

    • by Anonymous Coward

      そもそも法務大臣の所管では

      • でも、「検事の定年延長」と云う思いっ切り法務省案件の法改正の国会審議の際に、法務大臣じゃなくて行革担当大臣が出て来た事が……。(ただし、当時は河野太郎じゃなくて武田良太)

        注:
        ここ何年かの政府提出の法案は、いわゆる「束ね法案」(関連する複数の法案を一気に国会で審議する)が結構有るので、法案の所轄がどこの省庁なのかとか、国会のどの委員会で審議すべきか、訳が判んない事になるケースも……。

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  • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 8時27分 (#4072962)

    法令作成用gitサーバを作って、それで法令のバージョン管理しろ
    現行最新版の法令も、改正用の新法令も、新規に作る法令も、全部git管理しとけ

    git嫌いな省庁は、slackあたりで法令作れ

    • git は万能ではないです。法律作成にはそれ専用のツールがあったほうがいい。
      EUでは LEOS というオープンソースの法律作成システム [slideshare.net]があって、現在のEU法は全部それで作られています。
      日本の官公庁はIT方面がからきしダメなので、まともな法律作成ツールを作ることができなかったという話だと思います。ワクチン接種システムの V-SYS が使いにくくて現場が困っているのと一緒。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      そうするとgitにExcel方眼紙で書いた法令をアップロードする輩が現れますぞ・・・・

      # 差分は見れなくもないが、体裁や書式の変更までも差分として見えてしまってカオスに・・・

      • by Anonymous Coward

        slackは過去の記事の検索性がダメだから駄目だろ
        省令は第xx号のyyをzzに変更するととかやってるので、組織変更時にパッチをあてる省令が行方不明になることが…(過去のは番号ふってなかったりするかな

        法律はwiki記法できれば十分だからEXCEL方眼紙なんてつかわんだろ

    • by Anonymous Coward

      先日、GitHubにAIで自動補完するCopilotという機能が実装されたけど過去の法律参考に自動化できないかな?

      #明治時代の法律参考にしたら旧仮名遣いで補完されて格調高いけど現代人には読めない意味不明なIT関連法律が出てきそう。

      • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 12時21分 (#4073079)

        お役所って謎のプライドがあって、条文のコピペは絶対やらないそうな。

        山林とか海の開発規制みたいな地域に根ざした新たな条例だと、だいたい近隣の市町村には似たような規制が必要になる。
        すると、あ、それがあったか、と後発で規制するようなところは、もちろん周りの既存の条文を参考にするんだけど、
        同じ内容でも何かしら条文を書き換えるんだとか。

        で、後に市町村合併すると、条例をマージする必要が出てくるんだけど、コピペされてりゃ一発なのに、
        文章が微妙に違うから、本当に同じ意味かどうかと、いちいち1件1件調べなきゃならなずに無駄な作業が生じる。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          嘔吐主義がどーのコーノみたいな
          //嘔吐主義とか言い出した人に敵意とか嫌悪感はありません語感が良かったせいでコピペと聞くとでてくるようになったっだけです

        • by Anonymous Coward

          普通にコピペ条文はいっぱいあるぞ。
          コピペで大問題になるのは、法律の趣旨である第1条ぐらいのもん。

          それに、特定の自治体の市町村合併なんて、多くても20年に1回しかないから…

      • by Anonymous Coward

        Copilotは学習データが足りなすぎて元のソースコードファイルを剽窃する不具合出してるから無理
        AIじゃなく中身が直交してない個別事例をAIという特殊形式で圧縮しただけのものに成り果ててる

    • by Anonymous Coward

      日本の法律の改正方法はパッチ当てて条文に溶かし込む手法を使っていてコードの修正とよく似ているから、
      アメリカみたいな追記方式より親和性はありそう。

      • by Anonymous Coward

        法学部ではgitを必修科目にすればいいな
        gitをつかった法令や文書の管理を、通常の授業と、演習の両方で学ぶ
        前期に授業で学んで、後期に実際に使って演習でやるとかでいい

    • by Anonymous Coward

      法令データベースって、ただのデータベースじゃなくて、文法チェッカーでもある。
      そして、法律はハイパーテキストのように相互に参照される構成になっているから、それにも対応している。

  • 仕事で法律を調べることがあるけど、法令(法律や、それを具体化していく省令など)って、一つの文章にさまざまな条件を盛り込んでいくので、すごくわかりにくい。
      法律の難しさって、世間離れした論理構造と、読みやすさを意図的に無視している文章構造にもある気がする。
      文章で考え方、前提条件や制約条件は箇条書きにするとか、読みやすく理解しやすい形式に変えて欲しいですね。

    • 具体的に何か挙げて、どのように修正すれば読みやすく理解しやすい形式になるかという「実験」をやってみればよいと思いますが。
      法文が担保すべきものは、読みやすさや理解しやすさ以上に、誤解が発生しないことや、複数の解釈を許さないことだと考えますので、まじめに実験すると大変な作業になると思います。
      #実験の結果は得てして「もう~~すればいいんだよ」と法文の根幹を投げ捨てることになるかと。

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    • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 12時29分 (#4073084)

      分かりやすいプログラミング言語が欲しい、と同じで無理筋。

      一般的な言語でのやりとりは、互いに空気を読んで、足りていない部分を常識で細部を補完しまくりながら行われてるので。
      その前提を放り捨てて指示書に書いてあるとおりに忠実に実行すると酷いことになる例 [twitter.com]みたいなことになる。

      まだしも裁判官は人間で、社会通念上、というのを判断に盛り込んだりもしてくれるので、法律の文章は分かりやすく書かれてる方。

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      • by Anonymous Coward

        機械語から今に至るまでプログラミング言語は進化してきたし法文もそれは同じでは。
        それに正直法文が自然言語かと言うとだいぶ疑問がある。

        • by Anonymous Coward

          昔テレビでみた弁護士曰く法律用語は外国語だそうです。

          逸般人には理解できないからこそ弁護士商売が成り立つそうです。

    • by Anonymous Coward

      それこそが官僚の既得権益の源泉なので、そう簡単に手放すことはないと思いますよ。

    • by Anonymous Coward

      1つの文章内に押し込めるのが伝統でもあり腕の見せ所だからねぇ。
      そこから逸脱しろというのは、一般人には残念なことに、かなり難しい。

    • by Anonymous Coward

      法令工学とか調べてみるといいよ

    • by Anonymous Coward

      法令で、if~then~else構文や、switchやcaseつかったり、gotoつかったり、インデントをつかったりしてほしい
      もしくはフローチャートを法令につかったり
      あと数字の計算は普通に数式を書いてほしい

      とくに税金関係の法令の場合、上記のようなのを使えはシンプルにできるとおもう

      • by Anonymous Coward

        用語の定義のスコープの記述もね。(「~とは~である。ただし別表2の2に掲げるものを除く。以下四条、三節、十七条2項において同じ」なんてあるから忘れずに影響範囲をメモらないと正しく理解できない)

        外部参照(他の法令の定義や条文を呼び出し)もあるから、参照先が改訂されたときには共連れで更新する場合もある(e-ナントカではその辺はサポートしているんだろうと期待するけど)。
        あと、A法の条文に「~に関するB法第~条の規定の適用については同項第~号中『表示していた』とあるのは『表示し、又は公表していた』とする」みたいにして一部B法の中身をオーバーライドすることもある。

        コーディング規則を定めても結構バグる要素があるんじゃない?

        • by Anonymous Coward

          言語仕様とかコンパイラの仕様変更でコードが変わったりします。
          解釈うんたらなどと呼ばれるものですね。
          国内のネタをもってくると燃えそうなのでもっと燃えそうなポリコレネタでアメリカ独立宣言の"all men are created equal,"とか。

    • by Anonymous Coward

      括弧書きを無視したら意外とすっきり読めるよ。
      括弧書きは条件が書いてあるだけ。

  • 「デジタル社会の形成を図るための関係法律の整備に関する法律」の霞が関風diff [cas.go.jp]。

    「デジタル社会形成整備法」自体は実体のない差分で、ここに書かれた各法律の条文が変更される、という建付け。

    デバッグ大変そう、としか思えん。

    • それはあくまで参考で(省令だと新旧対照表で改正するようにしてるのもあるけど)、本物の改正法はこちら [sangiin.go.jp]

      以下部分抜粋

      (戸籍法の一部改正)
      第七条 戸籍法(昭和二十二年法律第二百二十四号)の一部を次のように改正する。
          第二十九条中「左の」を「次の」に、「署名し、印をおさなければ」を「署名しなければ」に改める。
          第三十三条中「署名し、印をおさなければ」を「署名しなければ」に改める。
          第三十七条第二項中「且つ」を「かつ」に、「署名させ、印をおさせなければ」を「署名させなければ」に改め、同条第三項ただし書中「但し」を「ただし」に、「乃至第七十二条」を「から第七十二条まで」に改める。
          第三十八条第一項中「添附しなければ」を「添付しなければ」に改め、同項ただし書中「但し」を「ただし」に、「附記させて、署名させ、印をおさせる」を「付記させて、署名させる」に改め、同条第二項中「添附しなければ」を「添付しなければ」に改める。
          第五十五条第一項中「署名し、印をおさなければ」を「署名しなければ」に改め、同条第二項及び第三項中「著いた」を「到着した」に改める。

      ちょっと古いけど中央省庁等改革関係法施行法 [shugiin.go.jp]なんて改正と経過措置の条文が第1344条まで並んでるし、組み上げるのは地獄としか思えない。

      立案する方も大変だろうが、こんなソースをレビューして承認する議員や署名する天皇陛下はご苦労さま

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      官報に載っける前提でやってるわけだし
      紙の時代から一番わかりやすい差分確認の方法

  • by miishika (12648) on 2021年07月18日 5時28分 (#4073383) 日記
    何年か後に第二の特許庁システムとか言われなければいいけど。
  • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 10時47分 (#4073034)

    どうして紙でやらないの?紙の利点を理解できないの?ばかなの?

    • by Anonymous Coward

      逆だろ、e-Govを正文にして、官報は参考文献にすれば済む。
      国会での議決はe-LAWSで行い、そこでは#4073113の様な修正項目を一々挙げるんじゃなく、修正後の全条文を扱い、それをそのままe-Govに転送すれば、間違いは限りなく減る(というより間違いが正文になる)。

  • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 15時37分 (#4073147)

    官報を明治の頃のから全て無料公開してよ
    1ヶ月以前のは有料とかおかしいわ

    • by Anonymous Coward

      ご希望の範囲が不明ですが、国会図書館に戦後辺りまで一部公開中ですよ。

      官報を明治の頃のから全て無料公開してよ1ヶ月以前のは有料とかおかしいわ

      全て無料だと保管や管理に使うという名目で税金が増え必要ない人から文句が来るかも。

      #受益者負担でとなる。

  • by Anonymous Coward on 2021年07月17日 21時49分 (#4073291)

    なんで急に他の原因が出てくるんだ?
    そして一太郎の名誉回復の機会はあるのか?(無くていい

    • by Anonymous Coward

      e-Lawsが使いにくい → とりあえず一太郎を使って作業をする → 結果をe-Lawsに上げる → 何らかの変換ミスが起こる

      みたいな状況じゃなかったっけ?
      それなら「そもそもe-Lawsを使いやすく修正しろ」という話が出てきてもおかしくない。知らんけど。

      # そして、e-Lawsが改善されても一太郎ユーザは従来通り一太郎を使い続ける、までが平常運転

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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

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