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プリンター

プリントゴッコ、カラープリンターに駆逐され販売終了へ 63

タレコミ by 84p
84p 曰く、
MSN産経ニュースの記事によると、年賀状印刷などでおなじみの家庭用簡易印刷機プリントゴッコの本体販売が6月末で終了となる(理想科学工業のニュースリリース)。消耗品の販売は当面継続される。
年賀状など同じ内容で大量に印刷するのであればカラープリンターよりも手早くできたような気がするが、版下作成や印刷後の乾燥の手間などを考えると駆逐されるのもやむなしであろうか。
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  • by baka_gahaku (4542) on 2008年05月30日 20時57分 (#1353108) 日記
    残念なニュースながらも、しょうがないような感じがします。

    一般向け(年賀状とか作る人)は、ニュースリリースのように、パソコンとプリンターに流れてしまったでしょうし、簡易シルク印刷マシンとして使ってた人は、だいぶ前からTしゃつくん [taiyoseiki.com]に流れていっていました。

    フルカラー出力用3色分版マシン [riso.co.jp]とか、アレゲなものもたくさん出していたけど、買っときゃ良かったな。

    そういえば、幼い頃、プリントゴッコを触って、「同じものがたくさんできる!印刷って超素敵!!」と思ったのが、この道(当方デザイナー)を意識しだした最初かもしれないなぁ。
  • by ksh2ksk4 (11188) on 2008年05月30日 21時37分 (#1353129)
    T/O
  • by Anonymous Coward on 2008年05月31日 1時46分 (#1353324)
    ちょうど10年ほど前に高校に通っていたころ、年賀状はワープロ派とプリントゴッコ派に分かれていた。
    ワープロを持っていてもリボン代を節約するために宛名だけ印刷し、原稿はワープロ打ちしてプリントゴッコで印刷している者が多かった。
    パソコンは持っている方が少なくプリンターのインク代が高かった時代なので大量印刷にプリントゴッコは重宝したと思う。

    自分がプリントゴッコを使った一番の大仕事は写真部の文化祭の展示物でカラー印刷の色分解の現物見本を作成したことだろうか。
    そのころプリントゴッコのサービスにカラー写真用原稿作成というのがあって、スナップや風景などの写真を送ると色分解した原稿三枚を作成して送ってくれるので、三回刷るとカラー写真入りのはがきが出来上がる仕組みになっていた。
    実際には厳密に重ね刷りするのにコツが必要で失敗の連続なのに出来上がりの画質がいまいちなためサービスとしてはどうかと思えるものだった。
    そのころ、こずかい程度の費用で色分解した原稿を数日で作成してくれるところなどなかったのでこのサービスがなければ成立しない企画だった。
    自分で作成したカラーチャートを撮影してプリントし理想科学に送ったが、納期の確認の際に文化祭の展示に使うと言ったら通常よりも早く仕上げてくれて助かった。
    時間が足りず、加色法や減色法の説明をPhotoshopのマニュアルからパクったのは秘密だった。
    反対色、色の足し引き、そして実際の色分解して各要素の単色刷り、二色刷り、三色刷り、と見せていくとみんな納得してくれた。
    理屈を並べるだけでなく実演してビジュアルと感性に訴えるというプレゼンの手法を学んだのもこの頃か。
    写真部なのに芸術作品を一枚も展示しなかったので一部では顰蹙を買ったが実質的な理科実験展示であったことで理科系教員からは評価された。
    てか、同様の教材を学校教材専門商社に発注するのよりもかなり安く仕上げたことに驚かれた。

    いま同じことをやるなら、パソコンを使えばもっと簡単により濃く展示できるだろう。
    パソコン教室のパソコンすら生徒が自由に触れない時代に、高校生でも可能な手法で展示を実現させるにはあれが最適な方法だったと思う。
    プリントゴッコはただの印刷機ではなく教材としても価値があったことを思い出とともに書き残しておきます。
    • そういえば、十年ほど前、まだカラーインクジェットプリンタ持ってなかったころは、作ったフルカラーデータを自前のプログラムで適当に4色分解(CMYK)して、プリントごっこで4つの版を重ね刷りしたりしてました。

      当時は(4色分解を適当にするくらい)印刷技術についてはあまり詳しくなかったこともあり、きれいに印刷するのは、さずがに難しかったですね。
      --
      masamic
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    • んー、私の場合は15年ぐらい前かな。やっぱり高校生時代。
      FM-TOWNSでEASTRAYという3DCGソフトで作った画像をPRINというソフトで4版分解して、それぞれの原稿を
      自宅の180dpi(!)のドットインパクトプリンタで出力後、コンビニでコピーして製版可能な原稿を作り、
      (ドットプリンタの出力はフラッシュで製版できなかった)
      それを普通のプリントゴッコで製版してCMYK重ね刷りしてみる、ってのをやった事があります。

      とりあえず”フルカラーで紙に出す”という目標は達成できた物の、えらい手間だったのは覚えてますね。
      えらいザラザラした画像になったけど、色味は比較的きれいだった覚えがあります。

      当時はまだ紙へのカラー出力は特殊な業務用機材しかなかったので・・・プリンタはバブルジェットの出始めで。
      仮にCGの紙への出力をそれなりのクオリティで行おうとした場合、出力サービスを利用してA4一枚、または
      ポジフィルムに焼付けで1枚4000円程度。そんな時代の話。
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  • by Anonymous Coward on 2008年05月30日 20時19分 (#1353073)
    私の親戚の80の爺さんが年賀状でずっと使っていましたが、数年前から店頭からイラスト集の取り扱いがなくなったそうです。
    そのためインクやランプがあっても、自分でデザインを書けるわけではないので、使えなくなってしまいました。
    今は知り合いのコンビニで頼んでいます。
    • by Anonymous Coward on 2008年05月31日 3時53分 (#1353363)
      ずっと使ってたのなら、12年前のイラスト集を引っ張り出して使えばいいのに。
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    • 私も昔年賀状印刷に使った口ですが、

      • 乾式電子写真式のコピーを取れば原版に使えるはず
      • 手書き部分は濃いめの鉛筆や墨汁や理想ペンが使えるはず

      なので、直接切り取って使えるイラスト集でなくても使おうと思えば何とでもなるんじゃないでしょうか。

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      • by Anonymous Coward on 2008年05月30日 20時54分 (#1353104)
        乱暴に言わせてもらえば、それは器用な人のたわごとですね。
        画面キャプチャ満載の解説書がなければソフトを使えない人がいるように、
        切って並べてピカッ、よりも難しい作業になったらもう使えないという人も少なくないってことです。

        かつては「国民行事」なんてキャッチコピーにも素直に納得するしか無いくらい、ありふれた風景でしたね。
        今思えばインク商法のはしりでもありました。
        消耗品の価格統制だか何だかでお目玉くらったこともあったはず。
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        • by Anonymous Coward on 2008年05月30日 22時01分 (#1353149)
          専用のイラスト集がなくなったといっても、このように代替手段があるだけマシです。
          それにこの手法なら何度も繰り返し使えるし、そのような既製品に縛られることなく
          自由度が広がります。

          そももアリモノを切って貼ってピカッで済ますぐらい手抜きをしてきたことを
          何の疑問も持っていなかった分衝撃が大きいだけかと思います。

          これが消耗品などが全部止まったのなら「おーい!」となってもわからんではありませんが。
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        • by Anonymous Coward on 2008年05月30日 21時54分 (#1353140)
          うん、あまりにも乱暴で考えなしだ。
          選択肢を提供していることに対して、選択肢を与えるなというのはあまりに悲しい発言で。

          選択肢を選ぶか選ばないかは受け取り手の自由。
          そこに考えが及ばないというのは発想の貧困さを表わしている。
          親コメント
        • 年賀状シーズンになるとソフト+データ入りで「これだけで作れる年賀状」
          系の本が書店に並ぶ現状を見れば、パソコンでだって

          >切って並べてピカッ、よりも難しい作業になったらもう使えないという人も少なくないってことです。

          と同じといえるのではないでしょうか。

          # 卯年が待ち遠しいのでID
          --
          『月面兎兵器ミーナ』2007年1月13日から放送開始
          親コメント
      • 横から勝手に補足ですが、乾式電子写真式というのは普通のレーザープリンタのことですよ。
        つまり使いたい画をコンビニに行ってコピーすれば使えると言うことです。

        たとえば昔のワープロなんかで感熱紙で打ち出したものは原盤には使えませんが、コピーしてやれば使えるわけです。
        自分はこれを応用して写真をコンビニコピーの濃度調節を繰り返して原盤に使ったりなんてこともしてました。
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      • by tmiura (6268) on 2008年05月31日 14時38分 (#1353581) 日記

        ちなみに、いずれのやりかたもプリントゴッコの取説に書いてありまして。

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    • by Anonymous Coward
      単に当該店舗での売り上げが低かったので取り扱ってなかったではないかと。
    • まさかタレコミ人や編集者がストーリーに付けた題名に文句を言ったりしていませんよね? [Y/y]
  • 版下作成や印刷後の乾燥の手間などを考えると駆逐されるのもやむなしであろうか。
    版下作成は確かに手間だが(特にインクの盛りつけなど)
    印刷後の手間はインクジェットプリンタも変わらないはず

    我が家ではプリントゴッコに付属する乾燥用のはがき立てだけが今も現役で働いている。

    諸君も乾いてないハガキを触って手を汚したことはないだろうか?
  • by kim339 (16339) on 2008年05月31日 7時29分 (#1353394) 日記
     「販売を終了」しかも「販売状況によって終了が早まる」ということは、すでに本体の生産を止めているはずで、本当に必要としている人の買い替えが終わらないうちに市場からモノが無くなってしまうことも考えられ、周知期間としては短すぎるような気がします。
     ランプハウスやガラスなどの消耗品以外の「消耗する部品」を供給する体制があるだけに、今後も継続的に供給できるとかの対応が見えないので余計に心配です。本体壊れたら終わりというのも悲しい。

     私も一昔前までは「年賀状の裏をインクジェットで出力するのはもったいない」とアドバイスしていたのですが、インク単価とフルカラー出力の機能性がやっぱり勝っているプリンタ直接出力に結局自分もなってしまっているという…。(50枚程度と枚数少ないのですが)
     ただプラスチック面へのシルクスクリーン印刷「ゴッコ」はチャレンジしたいので、家の機械を整備せねば…。
  • バイクの草レースの案内ハガキはいつもプリントゴッコだった。
    プリンターに置き換わったのは何時だったろうか?
  • by keepiru (34886) on 2008年05月30日 20時39分 (#1353087) 日記

    四半世紀近く昔、文房具屋で働いていた時に年末の店頭で多色刷りのデモやって売りまくった懐かしい記憶があるんだが...

    これも時代の流れっすねぇ...(遠い目)

  • by parsley (5772) on 2008年05月31日 0時31分 (#1353279) 日記
    プリントごっこ
    フジカラー
    お節もいいけどカレーもね(関係ありません)

    カレー部員No.X
    --
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  • by Anonymous Coward on 2008年05月30日 20時50分 (#1353099)
    あのプリミティブさに味があったり、

    >印刷後の乾燥の手間

    部屋の床いっぱいに並べて乾かす光景が、年末の風物詩だったんですけどねぇ

    …って時刊新聞…じゃなくてリソグラフは大丈夫?

    #紙焼きや青焼き、ガリ版やボールペン原紙あたりは既に絶滅?
    • by heika (271) on 2008年05月31日 1時05分 (#1353298)
      それがわかるのもやはり古い人間。

      今日、このニュースで昔話をしていたら、入社2年目の人は
      プリントゴッコ自体を知りませんでしたよ。ギャップを感じるなぁ(´Д`)
      親コメント
    • Re:昭和は遠くなりにけり (スコア:2, おもしろおかしい)

      by pmjames (29210) on 2008年05月31日 0時33分 (#1353281) 日記
      プロジェクトX的には、プリントゴッコの大ヒットで一息ついたおかげで
      リソグラフが完成したって話じゃありませんでしたっけ。

      #で、ガリ版やボールペン原紙を絶滅させた、と。
      親コメント
    • ヘタウマ (スコア:2, すばらしい洞察)

      by patagon (1453) on 2008年06月01日 6時47分 (#1353884) 日記
      > あのプリミティブさに味があったり、
      以前はプリントゴッコ使ってました。今はPCとインクジェットプリンタで年賀状書いてます。
      PCとインクジェットプリンタだとプリントゴッコの微妙なかすれ、にじみ、ヘタウマ感が出ずにプリントゴッコが懐かしくなったりします。
      親コメント
    • > …って時刊新聞…じゃなくてリソグラフは大丈夫?
      印刷単価がコピーよりも安く、スピードも速いので、簡易印刷機として
      当面は残ると思います。学校など、1枚の原稿を数百枚印刷するような
      時にはすごく便利ですから。

      #しかし、リソグラフの使用例として時刊新聞を出してきても、
      #知っている人は少ないんじゃないかな。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2008年05月31日 0時01分 (#1353251)
      > #紙焼きや青焼き、ガリ版やボールペン原紙あたりは既に絶滅?

      ゼロックスは歪むので、図面では当分残るのでは < 青焼き
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      • 今は当然CAD化はされていますので、出力からレーザープリンタでやっているところがほとんどでは?
        下手すれば図面などはすでにCAD/CAM化、電子化で紙すら流通していないところも多いと思われます。

        #っていうかゼロックスは歪むという話は初めて聞きました……
        #普通にトレーシングペーパー1/1で出力→現物に当てて直接追加工なんて事もやるんですが…本当はまずいのかな
        親コメント
        • ゼロックスというかアナログコピー機は、原稿の画像をレンズやミラーを使った光学系を通してドラムに転写(露光?)
          するので原理上ゆがみが無いことを”保証できない”んです。もちろん、通常利用では問題が無い程度に調整されている
          ワケですが、図面とかのシビアな用途では問題がある場合があります。そのかわりといってはナンですが、倍率可変でき
          ますね。

          青焼きは原稿と印画紙を直接密着させるだけで光学系を経由しないのでゆがみが無い事を保証できるわけです。
          そのかわり等倍のみ、と。
          親コメント
      • by Anonymous Coward on 2008年05月31日 23時54分 (#1353805)
        ゼロックスの歪みより青焼き(ジアゾ)の伸びの方が大きいです。A1サイズで紙送り方向に5mmくらい伸びる。
        (機械にもよって違いますが、アンモニアの方はほとんど伸びがない。でも紙が回転されて送られるので微妙に伸びます)
        青焼き機は確かに絶滅危惧種ですが(弊社もすでに社内に無い)プロの世界(コピー屋さん)では現役です。
        世界最速プロッタを使用していますが、1時間に数百枚も出力できませんので、急ぐときは、原稿の原図だけ出力して
        近所の青焼き屋さんに出してます。(青焼き屋さんの職人さんはたしか1時間に1000枚近く焼く)

        M1なのでAC
        親コメント
    • 物心ついたころから親がゴム版版画で年賀状作ってた。
      共働きのうえ、知り合いは増える一方の職場だったらしく毎年300枚か400枚くらい作ってるかな。
      さすがに年をとるとローラーでゴリゴリする作業が負担になったらしく5年位前にインクジェットプリンタに替わりました。
      でも、原版は相変わらずゴム版版画。それをスキャンして印刷。絵の雰囲気にこだわりがあるらしい。

      #宛名書きはどうしてたっけなぁ・・・。
      --
      妖精哲学の三信
      「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年05月30日 20時53分 (#1353102)
    発売直後からQSLカードの作成に引っ張りだこだった記憶があります。
    実際に自分でも使ってましたし、友人でも持っている人は少なくなかったです。

    現在はアマチュア無線界からは遠ざかっているのですが、
    やはりQSLカードの作成にプリントゴッコを使っている方は
    今では少数派なんでしょうかね、やっぱり。
    • by ahomin (34823) on 2008年05月30日 23時20分 (#1353222)
      TurboHAMLOGが出た頃から出力も一緒にしてたんで。もう10年近くはプリンターですなぁ。
      正直、コンテスト後に手書きで出すなんてのは苦行以外の何者でもないし。

      最近は無線自体やってないので、いまはどうかしらんのですが。

      一時期プリントゴッコを使ってましたね。
      でも、よくよく考えたら、手間とコストを考えると、印刷屋にお願いした方が安いことに気がついてへこみました。 QSLカードなんて、頻繁にデザインを変える必要もあまりないような気もするし、5000枚とか10000枚単位で発注しても無駄にならなかったし。

      --
      久々にCQ誌を買ってみたら、浦島太郎の気分が判ったのでID
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    • by Anonymous Coward
      > 現在はアマチュア無線界からは遠ざかっているのですが、

      QSLカードそのものがいまや絶滅寸前では?
    • by Anonymous Coward
      趣味などのプライベート用の名刺、最近はPC用のプリンターで印刷できますが、プリントゴッコのお世話になっていた方は多いのでは。
      某イベント用の多色刷り名刺なんて印刷屋に頼むのではなく自作することに意義があったと思うのですが、そんな時代も過去のものですか。
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー

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