acountnameの日記: C 12
日記 by
acountname
海水が凍るときに余分な塩を追い出して純粋な氷が出来るように、多少不純物が在っても炭素を液化してからゆっくりと凍らせれば純粋な結晶ができるかも。
海水が凍るときに余分な塩を追い出して純粋な氷が出来るように、多少不純物が在っても炭素を液化してからゆっくりと凍らせれば純粋な結晶ができるかも。
一つのことを行い、またそれをうまくやるプログラムを書け -- Malcolm Douglas McIlroy
シリコンウェハー (スコア:1)
LSIとかのベースとなるシリコンウェハー(ケイ素の単結晶インゴッド)の作り方 [sumcosi.com]とか。
最近は使ってないでしょうけど、ゾーンメルト法 [okayama-u.ac.jp]なんかはまさに「海水が凍るときに余分な塩を追い出して純粋な氷が出来る」様子を図解したかのような原理で動作しますね。
#電子立国で見た。
Re:シリコンウェハー (スコア:1)
ゾーンメルト法は一部分だけが融けるちょうどいい温度を保つために、温度計の針先に小さな鏡を付け、天井とか壁に拡大して温度制御した苦労話とか、30~40年前の雑誌かなにかで読んだ記憶があります。
スランというSFでも、それらしき技術を使ってクルマの耐久性を上げている描写がありました。
原理的には、うまくいくのですが (スコア:0)
ただ、炭素って常圧下では液化しないんですよね。
結構高圧にしないと、液化しなかったはずなので、
工業的には、難しいでしょうね。
Re:原理的には、うまくいくのですが (スコア:1)
人工ダイヤは工業的にホイホイ作られていますが、あの圧力鍋のなかで液化を起こしているのか、ふと気になったのです。
自分の知識はせいぜいブルーバックスレベルで、この程度のこともよく知りません。検索でもうまいこと見つけられない。
あるじゃん? (スコア:0)
ダイヤモンドなんぞはそんなもんですわな。
Re: (スコア:0)
なるほど高圧が必要なわけか
Re:あるじゃん? (スコア:1)
はい、結晶とはまさしくダイヤモンドのつもりでした。
人工ダイヤって、たいがい炭素か鉄分かが残って黄色くなってるのが不満です。どのくらいゆっくりと凍らせれば無色透明になるのやら。
Re: (スコア:0)
>人工ダイヤって、たいがい炭素か鉄分かが残って黄色くなってるのが
あれは窒素原子(とか空孔欠陥とか)によるカラーセンター。
人工ダイヤが黄色いってのは安い合成ダイヤばかり見てるから。今は無色透明なものだって合成で作れる。ちょっと高いけど。日本だと住電あたりが作ってる。
天然物(の宝飾用グレード)よりも高純度で欠陥の少ないものなんかも作れる。もちろん純度を上げるほど高くなるけど、光学用途で使ったりもある。
Re:あるじゃん? (スコア:1)
最近、ディスカバリーかナショジオだったかで衝撃的な実験を見ました。ある科学者が町の宝飾店に本物と偽物のブリリアントカットされた、大変透明度の高い直径4~5mmほどのダイヤ?を持ち込みます。店主は一目で偽物のほうを見破りましたが、その科学者は別の鑑定方法を提案し、実行してみせます。
その方法というのがまた凄まじい。
かなりの高温に熱してから液体酸素のなかに投げ込むのです。
一つは酸素の中に沈み、もう一つは液体酸素に浮いて、跳ねるように動き回り、やがて小さくなって消えてしまいました。
いやはや、信じがたいほど高額な科学ショーです。でも、もしかしたら天然モノでないなら(多少は)安くあげられるのかな?
Re:あるじゃん? (スコア:2)
模造ダイヤというとキュービックジルコニウムとか(二酸化一ジルコニウムの結晶)
屈折率が2.2程度でダイヤの一割減、比重が6でダイヤの倍以上。
ダイヤに屈折率を合わせた液中にほりこめば輪郭が見える
裸石なら比重計れば一発
#透明なんで偽金塊みたいに中身で調整ってのは難しい
Re: (スコア:0)
4mmぐらいなら、0.4カラットぐらいか。
10-20万円程度だから、「信じ難いほど高額」ってほどじゃねっすよ。
そりゃまあそこらでやるデモンストレーションとしてはちょっと高いですけど、番組の一環としてならむしろ安いぐらい。
CVDじゃだめなん? (スコア:0)
人工ダイヤモンド [wikipedia.org]
ゆっくりでいいならanvil式よりおもしろいダイヤモンド結晶を作れるけど。