東風フォント製作中止に 215
ストーリー by Oliver
non-freeじゃあ意味がない 部門より
non-freeじゃあ意味がない 部門より
kinneko曰く、"東風フォントの開発を行っている古川氏のサイトによると、古川氏は東風フォントの製作活動を終了することに決めたそうだ。東風フォントの登場は、オープンソース OS のデスクトップに革命的とも言える見栄えをもたらした。スラッシュドットには、その恩恵を受けた方も多いのではないだろうか。タイプバンク/日立と関係者の間での東風フォントについてのライセンス契約交渉は、難航していると聞いてはいたのだが、こ
のような結果になって残念である。氏は、活動終了に至った原因として、東風フォントの完成までにはまだ多くの作業が必要で、今回の限定的な契約の元では開発動機の維持ができない事をあげている。
オープンソース活動には開発者の動機が最も重要である事は明らかであるので、氏の決定を尊重したいと思う。これまで個人がオープンソースに投資し、その結果をコミュニティ共有することができた成果がこのように失われるのはとても残念なことだ。
一般利用されるようになってきたオープンソースには、SCO 問題も含めて、これからも知的財産権に関する問題が出て来ることが予想される。このような問題に対しては、コミュニティ全体で落ち着いた対応を行うことが求められる。開発とは違ったフェイズでの対応が必要であるので、オープンソースに関わる方は、東風フォント製作中止の経緯をもういちど復習しておくと良いかもしれない。
関連リンク:東風フォント制作活動終了のおしらせ、書体関係 Wiki、緊急作成 --- 32 ドットビットマップフォントの無断複製について"
ライセンスはまだ協議中 (スコア:5, 参考になる)
どうかもうしばらくお待ちください。-- かずひこ
Re:ライセンスはまだ協議中 (スコア:3, すばらしい洞察)
一般人には、「盗用していたのなら配布停止は当然」という印象しかないかと。
未踏ソフトウェア創造事業 (スコア:2, 興味深い)
こういう領域こそ金をかける意味があると個人的には思うんだけど。
# 勿論、個人でフォントの整備をする方々の努力を否定するつもりはないんだけど。
Re:未踏ソフトウェア創造事業 (スコア:4, 興味深い)
むしろ、オープンソフトウェア基盤整備事業 [ipa.go.jp]あたりがふさわしいんじゃない? 企業向けだし。
# マスコミ向け露出が多いせいか、未踏が何かと話題に取り上げられるけど、他にもいろいろあるのよ。
Re:未踏ソフトウェア創造事業 (スコア:3, 興味深い)
ですから、IPA側では応募があれば対応する用意はあると思います。
ただ、国やIPAのような公的機関がフリーの日本語フォントを出して、その影響で民間のフォントメーカーのフォントが売れなくなって経営悪化したら、これも問題ですよね。
Re:未踏ソフトウェア創造事業 (スコア:1, 興味深い)
個人(もしくはグループ)で頑張るのなら、予算のとりようもあるでしょう。
# 下請けに出すことはできるので、個人がフォントのデザインだけして、
# あとは業者に投げるのもアリかな……
フォントがソフトウェアかという定義問題はありますが。
あと、未踏な感じをどうやって演出するか……
# 「フォント自動作成ソフトウェア」とか?
Re:未踏ソフトウェア創造事業 (スコア:1)
これ [h-wired.com]のフリー版ですか?
たしかに欲しいなあ。
Re:未踏ソフトウェア創造事業 (スコア:2, 参考になる)
未踏は文字どおり未踏性が認められないと通らないので、二番煎じじゃないテーマを見つけられないと難しいでしょう。「和田研フォントキット [u-tokyo.ac.jp]の改良をします」だけでは無理だと思います。IPA は過去に同種のテーマ [survival.org]にお金を出している実績がありますから。
フォント関連で(漢字合成以外にも)やってみたい未踏なテーマはありますが、それをやってると肝心のフォント作成ができなくなりそうなので…
Re:未踏ソフトウェア創造事業 (スコア:1)
技術力のプレゼンとして、悪くない手段だと思うんだが……
Re:平成フォントは? (スコア:1)
うちの姉が昔 (スコア:2, おもしろおかしい)
といってたので、姉に腱鞘炎になるほど文字を
書きまくってもらって、それをスキャナでとり
こんでモゲモゲっていう手段を思いついたりし
ましたが、フォントってそういう風にして作れ
るんでしたっけ?
メール読んでもエロページをみても、すべて
姉の文字ってのは萎えまくりになりそうだが。。。
--- show mpls ldp neighbor
Re:うちの姉が昔 (スコア:2, 参考になる)
ミカちゃんフォント [srad.jp]はそのような方法で作られているかと思います。
Takeshi HASEGAWA
Re:うちの姉が昔 (スコア:1)
そうそう、上で書いていたツールを発見しました。cb2ttj [sut.ac.jp]でした。
Re:うちの姉が昔 (スコア:1)
かつて Free Unix 界隈で話題になってましたよね?中国の方の人が作ったやつでライセンスがどーのこーのという話をしていた記憶があるんですが…。
うーむむ。
non-freeじゃあ意味がない 部門 (スコア:1)
たしかに non-freeでは意味がないかもしれませんが これが日立PSに対しての言葉なら滅茶苦茶失礼な気がしませんか?
今回の件は非常に残念ですけど…
Re:non-freeじゃあ意味がない 部門 (スコア:1)
あなたが古川氏や日立PSのフォントをベースに開発をしている人なのであればその言葉に重みもあるでしょうが…
よく考えて欲しいのですけど, 現在のLinuxなどのFreeUNiXで 東風をはじめ日立PSのフォントに関連するものを使っているものだって沢山あるんです
今回の日立PSの決定は そういうところへはなるべく影響がないようにという配慮があったと思います
そのおかげで 我々はそれらのフォントをまだ使ってもいいかもしれないっていう状況になってきているわけで 東風にしたって古川氏が開発をやめるだけで distributorと日立PSとの契約が成立すれば使うことには問題ないわけですよね?
そういう日立PSの行動を「意味がない」とバッサリ切り捨てるような物言いは ひどいとは思いませんか?
フォント開発をする人に意味はなくても 使っているユーザには大いに意味がある とは思いませんか?
もちろん 『フォント製作』に関するストーリーなので製作者の立場が入るのはわからんでもないですが 第3者(つまりただ使うだけのユーザ)が意味がないなんて言うのはどうなのかなぁ
デザイン会社にビジネスチャンス (スコア:1, 興味深い)
Redhat とかディストリビューターが日本語を使えるパッケージとして売ってくれればいい。
むしろ、フォント売る仕事したいって人は結構多いはずで、そっちのチャンスが増えたことのほうが、よいことなんでないかな。
Re:デザイン会社にビジネスチャンス (スコア:2, 興味深い)
基本的に僕自身は Wnnとフォントが欲しくて商用のdistributionを買っていますが, 商用のヤツだけがまともに日本語を表示出来るなんてのはちょっと寂しくないですか?
FTP版とかでも それなりの表示は出来て欲しいけどなぁ
本当にそんな人が多いんですか?
もしも 売りたくても売れない(ビジネスチャンスがない)人が沢山いるんだったら 上の方にも出ていますが IPAとかありますので「どうせ売れないんだったらIPAあたりからお金もらえないかなー」なんて考える人が出てきてもいいような気がします
てゆーか出てきて欲しい
Re:デザイン会社にビジネスチャンス (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:デザイン会社にビジネスチャンス (スコア:1)
Re:デザイン会社にビジネスチャンス (スコア:2, 興味深い)
> そんなに不自然だろうか?
不自然だ、とは思いませんし、そら誰かが作って公開してくれたらすんごく嬉しいことではありますが (古川さん、本当にありがとうございました)、その前にまだやることがあるようにも思うんですよね。
デフォルトフォント不在にまつわるさまざまな問題は、そのほとんどが結局は技術的に稚拙だからで、デフォルトフォントの存在がその安易な逃げ道になっているに過ぎません。好みのフォントが十人十色である以上、フォントを入れ換えたくらいでレイアウトが崩れるようなプログラムは非常にダサいと感じるべきだし (その点 Windows はかなりダサい・笑)、逆にデザイン上の問題で特定のフォントがどうしても必要なコンテンツなのであれば、全ての人がそのフォントを持っている可能性がない以上、pdf のようにフォントを埋め込む (または flash でよくやるようにアウトライン化してしまう) しかないのです (それは MS ゴシックだろうがヒラギノだろうが本質的には変わりません)。
だもんだからしてまずすべきことは、ユーザ手持ちの (またはいろんなところで容易に入手可能な) 商用フォントが簡単、便利にほいほい利用できるようになるようなフレームワークの整備だと僕は思います。xft、fontconfig や GNOME2、KDE3 が現れて、確実に改善されるきざしが見えてきてますよね。
/*
現に僕は 90 年代半ばからぽつりぽつりと購入した TrueType フォント (約100書体) を Linux デスクトップ上で利用していますが、今はまだ自分が使いやすい状態まで持っていくのがすごく大変です。
*/
また、東風に関しては古川さんの驚異的頑張りのおかげでこれまでにないクオリティを実現できていましたが (東雲もそうですが古川さんのパワーは本当にスゴイです)、しかしそれに続くフリー・フォント製作プロジェクトがあまり見えてこない、という現状は、以前から古川さんもおっしゃられていた「高品位フリーフォントを共同開発するフレームワーク」がまだ実現できていないことの現れだと思うんですよね。つまりフォント製作にはまだオープンソースメソッドをうまく適用できないのではないか、プロプライエタリな方法で開発するしかないのが現状なのではないかと思うわけです (みかちゃん等も方法論としてはプロプライエタリなものです)。
オープンに好みのフォントを作っていく方法がない以上、現状ではプロプライエタリな方法で作られたフォントに積極的に投資することこそがフォントの多様性を生み出し、より豊かなフォントライフ (?) を実現する力になると思うのですがいかがでしょうか。
/*
ぶっちゃけ、フォントってそもそもあんまり陳腐化するものじゃないし、一度買えばずっと使えることを考えると、買っても損はないと思うんですよね。特に気に入ったフォントに巡り合えると、それこそ一生モノと言ってもいい存在になると思います。僕の場合は華康ゴシック (Vine Linux 付き) がまさにそんな感じです。
*/
Re:デザイン会社にビジネスチャンス (スコア:1)
# 例えばここ [dynacw.co.jp]などを見ると確かに「1ライセンス1CPU (?) まで」となってます。
ただ、モノによっては利用 OS まで縛っているものもあるようですので、そういう意味では注意が必要です。面倒でもプロプライエタリなプロダクトを使う上では避けて通れないところですよね…。
ノドに刺さった魚のトゲ (スコア:1, 興味深い)
バレたらライセンス的にヤバいものが三つある。
と聞いたことがあります。
これがその一つであることは知っているたのですが、
あとの二つはなんじゃろなと首をひねっているわた
しです。
Re:ノドに刺さった魚のトゲ(おふとぴ) (スコア:3, おもしろおかしい)
ものが商用ソフトにいくつかあると……
Re:さあ (スコア:1)
-- http://catbot.net/
Re:さあ (スコア:2, 興味深い)
しかし、RedHatとか硬派系(?)ディストリビューションでやるのはかなりアレかもしれませんね。
ただ、現実的な問題として、すでにインストールされているものは、どうするのか?(削除? そのまま?)
代替フォントができるまでの各ディストリビューションの対応にも興味があります。
代替フォント、かな? (スコア:2, 参考になる)
権利関係がフリーなフォントが作成されるまでのつなぎなんでしょうか。
Re:さあ (スコア:1)
# emerge mikachan-font
で逝けます。
---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
Re:さあ (スコア:1, 興味深い)
Re:さあ (スコア:1)
# 権利関係上、余計にまずい気がする。
ぽえ~ん。
Re:さあ (スコア:1, 参考になる)
Re:さあ (スコア:2, 参考になる)
FSF的なフリー(改変自由?)をいれると、こういう個性の強いフォントは制限を入れざるを得ないのは理解できるような気もします。
#筆跡を変えられるのって、結構いやかも。
Re:さあ (スコア:1, 参考になる)
また、オリジナルは存在しない文字領域を詰めてパターンを作っているので変換テーブルが必須。ついでにSJISの一部記号がない。
Re:さあ (スコア:2, 参考になる)
Re:new_japan フォント (スコア:1)
始めてみました… 誰の趣味なんでしょう?
でもあれだと grep の返事が返ってこなかったりしません?
とか 思っちゃったりするわけですが
写真から考えて OSXなのかな?
Re:new_japan フォント (スコア:1)
_| ̄|○ 話題に乗り遅れていたのか……
Re:冠でお金 (スコア:1)
それは意外と妙案かもね。
もし明朝やゴシックといった一般的な書体のフリー(自由)なフォントが 完成したら、もう誰も競合するフォントを作ろうとはしないでしょう。 だから一番乗りした奴が最後まで使われ続けるでしょう。
その最後っていうのは、日本語(ひらがな、カタカナ、漢字)が滅亡するときです。 多少の変革はフォントの改変で乗り切れます。 単純にデータ形式が変わったときには、変換すれば済みます。 OSの違いなんって問題になりません。 名称をライセンスで縛ってしまうのはフリーに反するかもしれませんが、 オープンソース界には名誉を守る文化があるので、心配ないかと。
ただし全面的な改変が行われた東風の場合、渡邊から東風になってしまいました。 それでもまだ渡邊の名前が出ているわけですから、そうとう強く名前は残ると思います。 (しかも渡邊はデータ変換しただけなので、渡邊と冠するのは不当だという意見もあるにも かかわわず、未だに渡邊と言われているのです)
Re:冠でお金 (スコア:2, 興味深い)
このスレッド [srad.jp]が閑散としているのを見る限り、日本の「オープンソース界」って、「自分たちの名誉にはやけにうるさいが、(たとえ悪意はなかったとは言え)他人の正当な権利を平気で踏み躙っておきながら反省の色も見せない人間の集団」のようにしか見えないんですけど。そして、間違いを寛容に受け入れてもらった後でも、ろくに感謝の意さえ示さずさらにずうずうしく「その権利を使わせ続けろ」と要求する、と。
あんまりお近づきにはなりたくない世「界」かも。
Re:冠でお金 (スコア:1)
そうです。だからこそ「心配ない」のです。
今、渡邊フォント(日立フォント?)はオープンソース界の外側にいるので守られる対象になっていませんが、 オープンソース界の内側に入ってしまえば、その名誉を守られる対象になります。 うまく使えば強力な武器になると思うのですがねぇ。
今の渡邊フォントの状態は中途半端にフリーにした結果、 オープンソースの恩恵も得られず、かといって留保した権利(単独のフォントとしての販売)から 利益が得られるとも思えない。たしか「エリック・レイモンドが中途半端なオープン化は良くない」 みたいなことを言っていた気がするけど、まさにそれにハマっているような。
ちょうど今日、Matzにっきで「末松千尋・オープンソース戦略」について書かれている [rubyist.net]けど、 日立PSはMatz氏が言うところの「たとえその武器を手にしたとしても使いこなせない人」になってしまっているような。
#419670 [srad.jp]のACはMatz氏が言うところの「尻込みしてしまい、その武器を使うことができない」人?
Re:冠でお金 (スコア:1, すばらしい洞察)
>守られる対象になっていませんが、 オープンソース界の内側に入ってしまえば、
>その名誉を守られる対象になります。
だからこそ、「お近づきになりたくない世界」ということでは?
仲間の名誉しか守ろうとしないなんて、まともな集団とは思えない、とかなんとか。
>たしか「エリック・レイモンドが中途半端なオープン化は良くない」
>みたいなことを言っていた気がするけど、まさにそれにハマっているような。
だからこそ、「飢えるものに一晩の糧を与えてはならない。 彼らは翌日には馬を要求してくる、次の日は羊を、そして気がつけば貴方のほうが飢えるものとなって野をさまよっているだろう。」と揶揄されてるのでは?
オープンソースってのを考えるとこうなっちゃうのは仕方ないと思うけど、何に違和感をもたれているかぐらいはきっちり理解しようよ。
Re:冠でお金 (スコア:1)
>てくる、次の日は羊を、そして気がつけば貴方のほうが飢えるものとなって野をさまよ
>っているだろう。」と揶揄されてるのでは?
これって、
(1) 今回の件のフォントをフリーにした
(2) 一つフリーにできるんだから、他の(使っていない?)リソースも
フリーにできるはずだ、と要求された
(3) 要求に従わなかったらケチな企業だと烙印を押された
となるんじゃないかと恐れてるってこと?
そういう事例って実際にあったんだっけ?
# というか、そういう揶揄をしてる人もあんまり見かけないが
Re:そのうちに (スコア:5, 興味深い)
既にいくつかあるわけ(純粋に国策と言えるのは台湾教育部の [www.edu.tw]くらい)ですが、そういうフォントを使って日本語を組むとこういう結果になるんで、普通の人は使わないんじゃないかと思います。
国策でフォントを作るのは、日本ではおよそ考えにくい話です。上に挙げたのは台湾の例ですが、大陸中国でも [khdd.net]文字に関する規範と工業規格を定める所 [china-language.gov.cn]は一本化されていて、権限の所在が非常に明確です。国定のフォントを作るには、このような体制が必要です。
こういう中央集権的な文字文化を構築できるのは、昔から中国に「正しい文字を定めることは権力の正当性の証である」という文化的な伝統があるからです。それを最初に明確な形で示したのは文字を統一して泰山刻石 [myetang.com]を立てた始皇帝です。その後も則天武后が文字を作って [nifty.com]国中で使用を強制したり(死後2ヶ月後には使われなくなったそうですが)、皇帝の名前に使われた字は皇帝専用で臣民はその字を書いちゃいけない避諱っていう決まりがあったりという伝統が二千年以上も続いているからなんで、これは文化の進歩の度合の問題じゃなくて質の問題です。
日本でも教科書が国定だった時代には文部省活字 [tosho-bunko.jp]という物を作っていたわけですが、その存在はほとんど忘れ去られています。国語審議会が先だって表外漢字字体表 [mext.go.jp]を決めたときも字源などの規範的な立場に立つのではなく、できるだけ頻度調査や過去に用いられた活字の字体調査を行って、今までの使用実態でよく用いられた物を取るという追認的な方針を基礎に置いています。また、許容されるデザイン差 [mext.go.jp]をたくさん挙げ、必要以上に細かい違いに拘泥することのないように注意を喚起しています。JIS 漢字においては200項目になんなんとする包摂規準 [aozora.gr.jp]を設けて、できる限り漢字のデザインの自由を保証するように心を砕いています。これが我々の文化のかたちであり、私はこれを好ましく思います。だからこそ、お上に任せるのではなく、自分たちの手で自分たちの使う文字をデザインできないものかと模索しているのです。
Re:せっかくFREEなんだから (スコア:1, すばらしい洞察)
>フォント開発を支援してくれるのが私の理想。
>#いまの日立じゃ、厳しいんですか?
失礼ですが、ただのわがままに読めてしまいます。
フォントの盗用(事故?)が発覚していながら日立側に公開を求めるのはどうかと思います。
「Linuxで限定した範囲での使用を認める」というのは、
日立側が最大限の譲歩をした結果ではないでしょうか?
「オープンソースは知的財産を破壊する」 [zdnet.co.jp]と言いたくなる気持ちもわからなくもないなと思う今日この頃
Re:せっかくFREEなんだから (スコア:3, 興味深い)
そこからまだ要求が出てくるあたり、「一度フリーソフトウェアコミュニティに支援すると際限なく要求を突きつけられる、あいつらは乞食の集団か?」などと思われても不思議じゃないかもな。
いつからフリーソフト文化とやらは「自分たちの必要なものは自分たちで作る」から「そこらにあるものをタカる」になったんだ。
と思いたくなるくらい最近多い。
「~に貢献すべく完全フリーにすべきだ」とかの論調。
Re:この際だから (スコア:1)
とりあえず仕様固めて、協力してくれる人が十人程度いれば始められる気がするんだけど。
Re:この際だから (スコア:1)
僕のアイディアとしては、皆でこつこつ手書きして...ってよりは、部品だけをデザインしていって、それにパラメータを渡して組み合わせて部首を作っていって、さらに部首を組み合わせて字体を作るっていうような感じでできる限りデータ部分は再利用していく形にすればデザイン的な統一性と柔軟性が実現できるんじゃないかなって思います。
部品の組み合わせを定義しなきゃなので、人手がいるのにはかわらないけど。。
出来上がったデータを使って、ハネを微調整すると、全字体に反映されるような感じ。
いいアイデアですねと言いたいところですが (スコア:1, 興味深い)
仮にプロジェクトが立ち上がったとします。
おそらく個々人が作成したフォントデータを持ち寄って、ひとつのフォントセットにするのでしょう(よくわかりませんが)。
仮に私が悪意のある企業の社員だとしたら、匿名で自社製品を紛れ込ませますよ。後で著作権侵害を訴えるために。
まあ、そんな露骨な工作を考えるのはお前くらいなものだと言われてしまえばそれまでですし、そもそもそれが通用するとは到底思えませんが、既成のフォントセットから「流用」する不心得者が出る恐れがないとは言い切れません。
そして、仮にそうなってしまえば、そして後にそれが発覚してしまえば、出来上がったものは所謂「渡邊フォント」(日立-TB明朝)や東風と同じ運命が待っているだけです。いや、もっと悲惨かも知れない。それでもいいんですか?
完全にフリーで使用できる新フォントセットを、オープンソース的に作成しようというアイデアは良いのですが、仮にやるとしたら参加者の選定は徹底的に神経質に行わなければならないように感じております。第2第3の「渡邊フォント」問題やSCO問題を起こさないためには。でもそれって、そもそもオープンソース的にどうなんでしょう…
クリーンルーム実装 (スコア:1)
オープンソース的には(?)、クリーンルーム実装といいます。
Re:いいアイデアですねと言いたいところですが (スコア:1, すばらしい洞察)
それならばCVSで管理して問題のある文字が判明したらそれをコミットした奴を突き止めればいい。
背後関係とか洗い出せばその会社の悪事がバレるからそいつの会社は信用がガタ落ちになる。
で、そいつのフォントを締め出して補充すればいい。
こういう自衛方法とかは如何なものだろうか?
Re:いいアイデアですねと言いたいところですが (スコア:2, 興味深い)