シンセサイザーの父、Bob Moog氏死去 67
ストーリー by yoosee
新しい音の創造者 部門より
新しい音の創造者 部門より
Lcs 曰く、 "ミュージックシンセサイザー(モーグ・シンセサイザー)を発明し、現代の音楽界に革命を起こしたBob Moog氏が、8月21日に死去した
(オフィシャルサイトの記事)。
現代の音楽制作において必須ツールともなっているシンセサイザーの生みの親である氏の経歴は、ドキュメンタリー映画「MOOG」として公開されている。
以下の経歴は昨年公開された氏の自伝的映画、Moogのオフィシャルサイトからの引用
1934年生まれ。ロバート・A・モーグ博士 愛称:ボブ=モーグ。(MOOGは“ムーグ”ではなく正式には“モーグ”と発音。)MOOGシンセサイザーの開発により、電気で音を出し音楽を作るというそれまで一般には馴染みの無かった分野の音楽=「電子音楽」を広く世間に知らしめたエレクトロニック・ミュージックのパイオニア。音楽界を革命的変革に導いた伝説のエンジニアリング・デザイナー。アメリカを代表する発明家として称えられ、2002年にはグラミー賞の技術部門賞を受賞。現在もノースカロライナ州アッシュビルに本社を置くモーグ・ミュージック社で日々精力的に電子楽器の研究・開発に携わっている。謹んで氏のご冥福をお祈り致します。"
テルミン博士 (スコア:2, 参考になる)
それなりに年とはいえ、映画の公開直後に亡くなるのは、嫌な暗示。
Re:テルミン博士 (スコア:2, 参考になる)
こちらは公開の方が後になっていますが、健在な頃に制作は始まっていましたので主演のジェイミー・フォックスは本人に付き添ってシンクロするまで仕草から何から何までを吸収し続けて、ついにはセッションが張れるほどにまで到達したそうです。映画本編でなく予告編を見るだけでも、まさにそこにレイ・チャールズがいると思えるほどの凄まじい存在感になっています。
直後に亡くなるというのも寂しいものがありますが、本人が制作に参加したり作品を確認できたりするだけまだ良かったと思えます。亡くなった後に作られたものだと、美化しすぎてどこまでフィクションやら分かりにくいものもありますから。
#映画「テルミン」なんて、映画が作られていなければあのクライマックスシーンは現実に存在さえできなかったでしょうしね。
Re:テルミン博士 (スコア:1)
確かテルミンの製造販売もしてましたよねぇ?<モーグ
Re:テルミン博士 (スコア:1)
うん。映画にもその話が出てきましたよ
Re:テルミン博士 (スコア:0)
Re:テルミン博士 (スコア:0)
彼女も随分とお年をめされたようで。
ワルターさん (スコア:1, 興味深い)
そのwebにはワルターさんの存在をうかがわせるものはまったく無いようですね.
(Photo Archive にも Biography にも)
ELP (スコア:1)
懐かしいナ。
Re:ELP (スコア:1)
昔懐かしいサウンドオブポップス(NHK-FM)での小松左京との対談で、
「ダフニスとクロエ」冒頭ストリングスパートの製作過程を
解説していたのが、シンセサイザーとの関わりの最初でした。
フィルタ(VCF)をオシレータにした(ホラ・スタッカート)という話は、
少し大きくなってから聞いてひっくり返った覚えが。
ご冥福をお祈りいたします。>Moog博士
Re:ELP (スコア:1)
いや、世間一般が"ムーグ"と呼んでいたときに彼は頑なに"モーグ"を通した人だったはずです。
冨田勲 (スコア:1)
随分昔にインタビュー記事で読んだ覚えがあるのですが、輸入しようとしたら税関で「書類には『楽器』とあるが、とても楽器には見えない」と止められ、慌ててモーグ社から証明書を送ってもらってやっと手に入れた、とおっしゃっていたような。
確かに写真に写っていた物は古えの電話交換機にしか見えず「こんなので音が出るんだ」とびっくりしました。
miniMOOG (スコア:1, おもしろおかしい)
「ちびノリダー」じゃないんだから;
ここが解りやすいです。(モリダイラ楽器)
http://www.kiwi-us.com/~mmi/Moog/index.htm
Re:miniMOOG (スコア:1, 興味深い)
100% minimoo-G [konami.co.jp]
モーグだけで作った曲があります。
皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:1)
おいらは初期の Rocketship と Stereolab
Re:皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:1)
VOWWOW時代はソロで結構弾いていたと思います。
Moogといえばシンセ・ベース (スコア:1)
# ベンド幅は+3で!
あとはチャカ・カーンの「恋のハプニング [amazon.co.jp]」に収録されているシンセベースですね。
特に1曲目は、ずっとハンコックさんの仕事だと思っていたのですが、
今調べたら D.フォスター なんですね。
Re:皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:1)
Re:皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:0)
ジャンミッシェルジャール!
Re:皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:1)
Re:皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:1)
確かキーボードの魔術師と言われてたよね。
結構聞いたもんですがやはり自分の場合は
ピンクフロイドですな。
田舎のLinux野郎
Re:皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:1)
初期のライブアルバム「喜多郎in Person」でminiMoogが使われています。
個人的にはポルタメントの強い場面で使われているようなイメージですが、
それがMoogの特徴なんだろうとつい最近まで思っていました。(違いますよね)
Re:皆さんのお薦めのMoogサウンドは誰ですか? (スコア:0)
ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
厳密には必須ではないと思うね。今はほとんどPC内部で完全デジタル処理する
環境に移行してるし、アナログシンセだってその中で使われるライブラリの
ひとつでしかないわけだし。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:3, 参考になる)
他にも包絡線発生器のパラメータをアタック、ディケイ、サスティン、リリースで構成したことなんかも彼のオリジナルであったかと思います(ちょっと自信なし)。
実は当時既にブックラに代表されるような、ほぼ似た形式の減算合成方式のシンセサイザーが存在していたのです。
さらに言えば、アナログ式シンセサイザーは当時広く使われていたアナコンそのものといってもよく、それを楽音合成用にうまくモジュール化したものが(ミュージック)シンセサイザーだ、ともいえます。
...元シンセ少年としては、こういうコメント書くのは懐かしいっすね。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
なんで、こんな事書く奴がスラドにコメント書いてるのかなぁ。
もうちょっと勉強してからコメントしてね。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1, 興味深い)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0, 余計なもの)
ハードが存在しないと、音色も生まれなかったのではないですか?
一面しかとらえていないのはあなただと思います。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
という反射パターンに支配されている人間が多すぎるよなあ。
そこが変わればもっと魅力的な場になると思うのに。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
できるだけ「ああ、また訳分からん事書いてる奴がおるわ」で流してたんですが、今回の件はつい反応してしまいました。次から気をつけますね。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:2, 興味深い)
もろに「歴史のif」ってやつだと思う。
メロトロンとかは有ったとはいえ、
テープずるする引きずるそのシステムは、
はっきりいって「実用的」な楽器じゃなかったでしょう。
MOOG方式は楽器としてなりたちやすい形でなりたたせた、ってのが味噌だと思うなあ。
#個人的にはMOOGとかのいわゆるアナログシンセの類の音は全然好きではないが…
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1, 興味深い)
メロトロンを使った名曲を残した人たちは結構いるんだよな。
Moogにしてもそうだが独特の音色があるというのがポイントではあったろう。
原理上あらゆる音が出せるはずなのに
「メロトロンっぽい音」というイメージが一般に芽生えてしまったのは
開発者としては不本意だったろうが。
逆に今時のナントカ音源の良さを発揮した名曲、というのは原理上ありえないんだろうけど、
まあ正常進化といえばそうなんだから仕方がない。
昔のディレイもテープで録音→タイミングをずらして流す。というものだったそうだが
リッチーブラックモアなんかはかなり後の時期までそれを好んで使っていた。
単なるこだわりもあるだろうけど
「これでしか出せない音」があった、というのが
ディレイにせよメロトロンにせよMoogにせよ生き残ってしまう秘訣になってる
(と俺は思うぞ)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
メロトロンはあるいみサンプラーですかね。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
シンセサイザーが生まれなければ、FM音源も存在し得ないわけだし。
音源チップと、それを搭載した音源ボードが存在しなければ、今のような打ち込み音楽の発展はなかったかもしれない。
--- どちらなりとご自由に --- --
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
原理的には、むしろパイプオルガンの方が近いし > FM音源
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
でも個人的には、シンセサイザーが出現しないと電気的に波形を変形させて音を発生させようというアルゴリズムそのものが出現しないような気がする……。
そういう意味では、加算だの減算だのを抜きにして、アナログシンセサイザー [wikipedia.org]は音源の進化において枝分かれの根元に近いところにあるんじゃないかな?
--- どちらなりとご自由に --- --
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
大量のオシレータを用意しなければ幅広い音色を作れない加算方式に対し、たった2つのオペレータでも幅広い音色を作れるのがFM音源の醍醐味なので…。
加算も可能ではありますが、パイプオルガンに似ているのは一部のアルゴリズムだけですよね。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
あのアルゴリズム(設定のことをFM音源用語でそう呼びます)は、
厳密にいえばFMとは言えないと思う。
なにせFM(周波数変調)をしてないんだから。
乗算とも微妙に違うけど、まあなんにせよ加算じゃないよね。
#加算といえば思い出すのはカワイのK5系とかの音源なのでG7
#カワイって愉快な音源が多いよね。
#というか音源だけじゃないが。MAV8とかMIDIスライダー沢山並べた機械とか。
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
>え?そうなの?直列にならべたアルゴリズムなんかもあったけど。
「横に並べたアルゴリズムは」FMじゃない、と書いたつもりなのですが。
>アナログシンセのリングモジュレーションなんかもFM式だとおもってたけど違うんかなあ。
ええと。それはYESだったっけか。
>カワイの機械はほとんど見たことがなかったよ。地元なのに。ヤマハが強すぎたからかな。
たしかカワイはヤマハと同じ地域に生息してるんでしたよね。
まあ色々な意味での強さは違いすぎますね。
>YAMAHAのバーチャルなんたら音源あたりまではチェックしてたんだけどな…。
バーチャルアコースティックですね。
音がきちんと裏返るっていうあたりが、ナマ志向系の音源としては「あるべき姿」という感じなので好きです。
出たとき速攻で買いました(^^;
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
加算→フェアライト
減算→フィルター式
乗算→FM音源
てなイメージでおりました。私は。おっしゃるようにFMでも加算式は可能だし、アナログ式でもFMも可能だったし、フェアライトはなんで
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
miniMoogの一部フィルター以外、特許を取らなかった事ではないかと。
もっとも、GNU的な信条・思想・文化に基づくものだけではなかったようで、
本人は「
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
sin(x+a*sin(b*x))
で、aやbを変えることによって波形が変化するというような事だったと思います。 乗算とはちと違うような・・・
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:1)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
PCのソフトウェアシンセだってシンセにはかわらんし、その生みの親って言う事でしょ?
シンセをアナログとデジタル(っていうかソフトウェアシンセ)にわける事自体ナンセンスに思えるんだけど。(っていうかほとんどのソフトウェアシンセはアナログシンセを模写しているし)
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
で止めるからですよ!
>音楽制作において必須ツールともなっているシンセサイザー
までいけば、必須ツールの意味が理解できるはず。 プラス偉大さもね
Re:ある種のノスタルジアというか (スコア:0)
欠かせないものになってますが。