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小惑星探査機はやぶさ、イオンエンジン起動試験に成功 99

ストーリー by yosuke
Space Pioneer Award受賞とりあえずおめ 部門より

0093曰く、"毎日インタラクティブの記事によりますと、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は31日、探査機「はやぶさ」のイオンエンジンの起動試験に成功したと発表しました(掲載時点ではJAXAのプレスリリースはなし)。4つあるイオンエンジンのうちの2つで試験を実施した結果、加速は良好であり、順調なら年明けにイオンエンジンを起動して出発し、2010年6月の地球への帰還を目指すとのこと。
はやぶさのプロジェクト・マネージャーであるJAXAの川口淳一郎・宇宙科学研究本部教授は「エンジンが2台あれば帰りの飛行は可能だ」と話しています。"

参考: はやぶさに関する前ストーリー

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2006年05月31日 23時46分 (#951340)
    日本から受賞が出るとは思ってなかった

    http://www.hayabusa.isas.jaxa.jp/j/index.html [isas.jaxa.jp]
    • by nq (16642) on 2006年06月01日 13時45分 (#951599) 日記
      引用:
      「日本国内よりも米国で評価をいただいたことは、ある意味では皮肉なことではありますが、これを励みとして、「はやぶさ」の地球帰還に向け、なお一層運用に努力を傾注・継続して参りたいと思います。」

      日本のマスコミと役所に対する強烈な皮肉ですね。かなりたまっている。
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    • by Anonymous Coward on 2006年06月02日 3時33分 (#952085)
      探査機「はやぶさ」の小惑星イトカワ解析、米誌が特集 [yomiuri.co.jp] 読売新聞
      史上最高の解像度で撮影した未公開画像など、いずれも小惑星や太陽系誕生の歴史に迫る第一級の科学資料。同誌はイトカワの画像を表紙にすえ、「はやぶさ特集」を組んだ。日本発の研究による同誌の特集は初めて。
      > 日本から受賞が出るとは思ってなかった
      これも結構快挙だと思うんですが、昨年のサイエンス誌の“Breakthrough of the Year” [srad.jp] の中でも「はやぶさ」は高く評価されていたので、そんなに不思議じゃないのかな?

      それにしても … 日本の新聞の場合には、「きちんとした知識の集積に基づく判定基準」を持っていない、トンデモな記者の手になるトンデモな記事が垂れ流されていたりしますので(日経の論説委員が変な記事を書いてしまった件 [air-nifty.com])、もうちょっと頑張って欲しいな。なにしろ、何百万人もに「送りつける」影響力の強い媒体なんだから、とちょっと思ってみたりして。
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    • by Anonymous Coward on 2006年06月01日 1時39分 (#951407)
      これはすばらしい!

      日本で評価されないものが米で評価 -> 日本で再評価、という流れを期待したいですね。
      ・・・でもノーベル賞クラスでも取らん限り日本のマスゴミの評価は変わらんかもな、とも思ったり。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年06月01日 7時56分 (#951436)
      そもそも、日本にはこの手の先駆者に対する 評価基準が無いからなぁ。 祖国日本より、ライバル米国で評価されたのは、 我々に米国がその事を教えているのかも知れません・・・。 祖国で報われぬISASにNASA並の予算があればライバル米国の 尻を蹴り上げられそうですが、少ない予算で出来る事は ( ´∀`)σ)∀`)プニッ とやる事ぐらいか・・・。
      親コメント
  • 浦島太郎 (スコア:5, 興味深い)

    by t_mrc-ct (5292) on 2006年06月01日 0時21分 (#951356) 日記

    ISAS族とNASDA族のいざこざ話 [nikkeibp.co.jp]を読んでると、「はやぶさ」が帰ってきた時には生れ故郷の内之浦はなくなってるんじゃないか、って気がしてくる。

    帰還のタイミング次第では、「はやぶさ」の生還によって内之浦の首がつながったりしそうな気も…

    • Re:浦島太郎 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年06月01日 8時20分 (#951440)
      松浦晋也氏はちゃっかりバイアスのかかった記事を書いてることがよくあるのですべてを真に受けないように.

      くだんの記事でM-Vの土地の狭い内之浦用の射点設備は種子島には適合しないなどと言ってるのはこじつけにもほどがあるでしょう. M-Vの斜め打ち上げはもう止めてもいいだろうという話もあります.(M-Vほどの大型ロケットでは異例の打ち上げ方式) なぜ斜めかと言うと,万が一にも打ち上げ失敗して市街地に被害を及ぼすようなことになるのはマズイとM-Vの計画時に考えたから.
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      • by Anonymous Coward on 2006年06月01日 9時09分 (#951449)
        ISAS独特のランチャーを使った打ち上げは、
        M-Vからではなく、軍事目的だと叩かれないように
        誘導装置無しで打ち上げていた草創期からの名残です。
        誘導困難な固体燃料ロケットを惑星間軌道に
        乗せられる程の誘導装置を持つに至った今は
        市街地の安全確保が主な目的となり今日に至ります。
        今なら、垂直打ち上げでも十分安全なレベルだと
        ISASの若手技術者は主張しているそうですが、
        斜め打ち上げに最適化された設備と運用に慣れた
        古参の技術者が斜め打ち上げにこだわっている
        らしいです。
        (設備改修費すら出ないのが最大の原因かもしれないが)

        最近、施設一般解放の時にJAXAの中の方から
        伺ったのですが、M-Vを大型化するにせよ、
        J-1もどきを作るせよ、機体の大型化によって、
        どうやっても内之浦ではそれに見合う
        保安距離が取れないので、種子島の射場で新型
        ロケットを打ち上げざるを得ないのではないかと
        語っていました。
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      • Re:浦島太郎 (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年06月01日 11時11分 (#951504)
        ランチャーはM-3S時代の物からの流用です… M-Vの時に新調していないです。 宇宙研は、道川のベビー、カッパーロケットの頃から ずっと斜め打ち上げでやってる伝統がありますね。 現状斜め打ち上げは、その伝統に則ってやっている ということに限ると思います。 あそこまで、大型化が進んだ現在 結局打ち上げ直後に爆発してしまったら斜めだろうが 垂直だろうがランチャーは壊れてしまうと思います。

        確かに松浦さんの、斜め、地形に特化したと言う件は
        移転できない、移転に高コストだ、という理由にはならないような。
        親コメント
    • Re:浦島太郎 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2006年06月01日 0時36分 (#951371)
      衛星屋にとってはロケットなんてきちんと衛星を上げてさえくれれば何でもいいモノなので、
      はやぶさに近い方の教授がたは別に何とも思ってないかもしれませんぜ。
      H2AとかGXとかになったらむしろペイロードに余裕が出来て喜ぶんじゃないかしら。
      親コメント
      • Re:浦島太郎 (スコア:4, 興味深い)

        by keybordist (3572) on 2006年06月01日 1時01分 (#951388) 日記
        >>H2AとかGXとかになったらむしろペイロードに余裕が出来て喜ぶんじゃないかしら。

        M-Vが一基50億で、H-ⅡAが80~100億。
        デュアルローンチなら安上がりかも知れないけど、
        惑星探査機みたいに軌道が限定される用途だと、高く付くし、
        加えて、探査機の場合、打ち上げ日程もシビアだから、
        打ち上げ準備に何かと時間がかかるH-ⅡAは、
        いつでも打ち上げられるM-Vと比べて使い勝手は悪そう。

        無理して衛星を軽く作る必要がなくなる分、信頼性は上がるだろうけど。
        親コメント
        • Re:浦島太郎 (スコア:2, 興味深い)

          by Takahiro_Chou (21972) on 2006年06月01日 6時50分 (#951430) 日記
          あと、汎用の機体であるH-IIAが、ミッションによって、1機1機がカスタマイズされるM-Vの代用になるか、と言う点も考慮すべきではないかと。
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          • Re:浦島太郎 (スコア:4, 参考になる)

            by kazzu (18916) on 2006年06月01日 7時47分 (#951434)
            M-Vは個体燃料が故に、1ミッションごとのペイロードに合わせて個体燃料の量を調整して製造するため、専用機となってしまうわけで
            燃料の量や燃焼時間を自由に調整できる液体燃料ロケットのH-2のほうが柔軟性は高いと思いますが
            (だからこそ汎用性が高い)
            親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年06月01日 2時16分 (#951413)
    「はやぶさ」ISAS先生多忙に付きしばらくの間休載と聞いて、
    ショックを受け、いつの日か先生の胸躍る作品の連載再開を
    やきもきしながら待っていましたが、ようやく連載再開に目処
    が立ったようで嬉しく思っております。

    昨年末の勝ったとも負けたとも付かないような状態での休載は
    まさに生殺し状態でした。ここは一つ、どこぞの大御所作品
    にも勝るとも劣らぬ「はやぶさ」の感動的なラストを期待して
    おります。

    間違っても「はやぶさの戦いはこれからだ!」(完)
    なんていうエンディングは勘弁してもらいです。

    先生の一ファンとして、来年早々から熱い作品が読める事を
    楽しみにしております。

    貧乏にも、色々小うるさいという月刊ジャクサ編集や
    大御所JPL先生を抱える週刊ナサにも負けるな!
    ISAS先生っ!とにかく頑張れっ!!

    ・・・・勢い余って書いてしまったが、何処へ差し出そうか・・。
  • >2010年6月の地球への帰還を目指す

    次の太陽極大期の活動度は前回の5割増 [srad.jp]

  • by tomotan (20625) on 2006年05月31日 23時32分 (#951330)
    はやぶさ、頑張ってくれてますね。
    こういった話を聞くと、ついつい、ただの機械なのに脳内で擬人化して感情移入してしまいます。
    例え小惑星のサンプルを回収できてなかったとしても、数億キロの旅を終えて地球に帰ること自体が、
    日本の宇宙開発にとって大きな一歩となるのでしょう。
    • Re:はやぶさの帰還 (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Anonymous Coward on 2006年06月01日 0時06分 (#951347)
      はやぶさたん [google.co.jp]
      それにしてもはやぶさの旅は山有り谷有りで、小説のいいネタになりそうです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年06月01日 0時39分 (#951374)
      4/23の朝のNHKニュースで特集が組まれていましたが、はやぶさを擬人化したようなコメントが印象的でした。

      初めて電波を捉えた頃、ノイズの海に見え隠れするはやぶさの信号を見て…
      <川口教授>
      おぼれている人が手を上げているようなものですね、浮かんでは消えるというような感じですからそれをどうやって救ってあげるか…

      通信が通常状態へ回復して…
      <國中教授>
      やっと見えたという感じですね、やっとはやぶさが生き返った。

      #Clip-Onに録画していたものを書き起こし。
      親コメント
  • 年明け? (スコア:3, 参考になる)

    by LADY_ON_THE_LOOF (30195) on 2006年05月31日 23時42分 (#951337) 日記
    順調に行って起動が年明けですか…。
    テスト起動の成功から本番まで、半年もかかっちゃうんですね。

    エンジン起動に成功ってことは、3月の状況 [isas.jaxa.jp]に書いてある”第2段階のベーキング”のあたりでしょうか。
    早く帰ってくるといいなあ。
    --
    ----- 傷の治療は傷より痛い -----
    • by sameshima (10060) on 2006年06月01日 6時46分 (#951429) 日記
      帰還の見通しがたって延長となると、 予算(人件費)は大丈夫なんだろうか?
      寄付金とかリポDの差し入れとか…
      と思ったら、大正製薬、差し入れしていた (Wiki [66.102.7.104]
      親コメント
    • Re:年明け? (スコア:3, おもしろおかしい)

      by onnoji (27294) on 2006年06月01日 0時25分 (#951362)
         テスト起動の成功から本番まで、半年もかかっちゃうんですね。

      実際動いたから良いものの、本番で動かなかったら回収まで数百~千年先だったかもしれませんし。

      #きっと、日本人の性格上…絶対に回収いくよね。(笑
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    • Re:年明け? (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年06月01日 0時16分 (#951352)
      「かかっちゃう」と言うよりは、
      時期を見て出発しないといけないから
      「待たなければならない」
      という方が表現としてはいいかもしれませんね。

      地球もイトカワも公転していますから、
      即出発≠早期帰還
      ではないです。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年05月31日 23時31分 (#951328)
    試料採取には失敗したが、宇宙人捕獲には成功している [srad.jp]んですね。

    星人さん、働かざるもの喰うべからずですから、生き残りたかったらキチンと立て直して、
    地球までお越しください。とりあえず旗を振って [wikipedia.org]応援してます。
    • by SassyOS2 (8523) on 2006年06月01日 0時24分 (#951360) ホームページ 日記
      >生き残りたかったらキチンと立て直して、地球までお越しください。

      こっちからラブコールを送るのは自由なのだけど、彼らにしてみたら地球に来る必然性はないと思う。それに宇宙人捕獲に成功していると見せかけて、実はハヤブサが拿捕されている可能性は考えたことない?(^^;
      親コメント
      • by onnoji (27294) on 2006年06月01日 0時39分 (#951375)
        彼らは情報生命体なので、実は電波と共に地球侵入成功しています。
        但し戻ってくる間に情報が劣化したので、少々記憶喪失中。
        今頃、こっそりwinny付近にファイルで紛れ込んでいる等、お茶目な一面も。

        #そしてSKYNETのように…
        #で、たまにVBで消されたり。
        親コメント
    • 試料採取には失敗したが、宇宙人捕獲には成功しているんですね。

      えーと、試料採取もとりあえず成功したとみていいんじゃないでしょうか。

      近距離レーザ距離計は、地表面にならう制御を実施後、試料採取ホーンとの距離 と反射受光量を計測するモードに切り替えられ、その受光量出力が所定の変化量を超えたこ と、およびそれによりプロジェクタイル(弾丸)発射の指令が出されたことが、探査機上に記録 された情報から判明しています。これらの結果、「はやぶさ」探査機は、試料採取装置が機能 して試料採取を実施したことが確認できたと判断されます。
      はやぶさプロジェクトサイト:「はやぶさ」の第2回着陸飛行後の探査機の状況について [isas.jaxa.jp]
      親コメント
      • by nikomi (28640) on 2006年06月01日 10時34分 (#951477)
        弾丸が正常に発射された記録は取得できていません [isas.jaxa.jp]

        #軽く喉を叩きながら
        #ワレワレハ、イトカワセイジンデ・・・・・・我々?
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年06月01日 10時41分 (#951481)
        >えーと、試料採取もとりあえず成功したとみていいんじゃないでしょうか。

        11月26日(2回目の試行)の第一報では成功と報じられましたが、
        失敗したという報告 [srad.jp]が12月になってから
        されていますよね、リンク先は見た感じ第一報に見えるのですが違います?
        親コメント
  • by r-san (18855) on 2006年06月01日 8時06分 (#951438) 日記
    うわぁ・・・記事よんで
    「がんばれ!がんばれ!」と涙が出てきた俺はもうオッサンなんだろうか。
    駄目だなぁ涙腺が弱くなってる orz
  • by Anonymous Coward on 2006年06月01日 17時23分 (#951719)
    これが公式リリースになるのかな?
    ISAS宇宙ニュース

    2006年5月末現在の「はやぶさ」探査機の状況について [isas.jaxa.jp]
  • もしかしてW杯開幕では? 開幕にあわせてイベントを企画するというのは。 (アメリカがよくやるように「独立記念日」企画?のように) ↓ 大注目 ↓ 予算獲得 という方向にはならないですかね?
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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