OpenSolarisは真のオープンソースプロジェクトではない 101
ストーリー by kazekiri
あと3年早ければ 部門より
あと3年早ければ 部門より
zonkerman曰く、" CNet Japanの記事によれば、 現在サンフランシスコで開催中の LinuxWorldにて、 IBMの幹部がSunの OpenSolarisに対して、 「同製品は真のオープンソースプロジェクトではなく、単なる「見せかけ」だ」 と非難したらしい。この理由として、OpenSolarisではSun以外の コミュニティには何の発言権もないとし、 OpenSolarisプロジェクトの開始後11カ月間にコードを提供した 外部協力者の数はわずかに16名ということを示している。 対して当のSunは、119に上る外部協力者からのコードを採用している と反論している。Linuxを推したいIBMにとってはOpenSolarisを蹴落としたい 理由があるわけだが、Linuxカーネルとの開発活溌度の比較をしてしまうと、 素人目にもSunの説明にも何となく苦しさは感じる。Javaのおかげで 自社で何もかもコントロールしたがる企業としてのイメージもある Sunだが、OpenSolarisはこのまま花を開くことをできるのだろうか。"
実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:5, 参考になる)
この辺りが認知されて普及すれば、OpenSolarisも日本人から活性化する、なんて事があるのかも・・・しれませんね。
だけど、推奨パッチ利用は保守契約が必要 (スコア:2, 参考になる)
Solaris 10の推奨パッチクラスタを利用するには保守契約が必要なので、そこらへんがちょっと。まあ、時間とお金のトレードオフの問題でありますが。
四十九次
Re:だけど、推奨パッチ利用は保守契約が必要 (スコア:1)
それはさておき、アカウントを作成する(Register)の一連のページが、
延々と文字化けするんですが、私だけですか?
http-equiv="content-language" content="en-US"
とHTMLには書いてあるのに、日本語文字コードがUTF-8なせいか、
私のIEはいちいち手動でUTF-8を指定しないと表示できないです。
次のページに遷移するたびに選択。以前はこんなじゃなかったように思うのですが……
何か私の設定がおかしいのかな?
人生は七転び八起き、一日は早寝早起き
結構前からそう (スコア:1)
この間まではEUC出力なのにen-US
いまはUTFなのにen-US
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:1, 参考になる)
OpenSolaris Community ReleaseにだってATOKはいってますよ。
無料配布ができるように、取り計らってるSunは頑張ってると思うけどなぁ。
Linuxと開発の方向性がちがうのはべつにかまわないと思うな。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:3, すばらしい洞察)
便利かどうか、
無償かどうか、
頑張っているかどうか
というのは
オープンソースかどうか
というのとは、また別の話だから。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:1)
所詮はIBMがSunに対しての優位性をアピールする為に、オープンソースって言葉で言葉遊びをしているだけに過ぎないんですよね。
そう考えると、どちらかと言うと原理主義的なオープンソース論の方がオフトピでしょう。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:0)
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0216/nishikawa.htm [impress.co.jp]
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:0)
Linux では ATOK X (ATOK12) を、Windows では ATOK17 を使っていますが、そう感じることはないですねぇ…。
ATOK12 でも特に不満はありません。
# ATOK17 も最新ではないとのご指摘ならその通り。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:2, 興味深い)
悪いことは言いませんから、騙されたと思って最新のATOK2006を入れてみてください。
んで新機能を片っ端から有効、また設定を"強"に。
余裕が有れば明鏡国語辞典・ジーニアス英和/和英辞典あたりも購入して入れときましょう。
推測変換を有効にした際の快適な日本語入力は絶対に手放せなくなるはずです。
# しかし12と17でも、アプリケーションごとのプロファイルが設定できる時点でもう全然使い勝手が違うと思うんだけどなぁ。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:1, 参考になる)
覚えきれないほど機能があるわけじゃないんだし。いじるとして2、3カ所しかないよ。
むしろなにもいじらずに使って知らない機能を埋もれさせておく方がもったいない。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:2, 参考になる)
省入力とかも便利だし、辞書も賢いし...MS-IMEでも全然いいやと思ってたんですが、一度ATOK使うとMS-IMEを使ったときの不便さがよくわかります。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:2, 興味深い)
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:2, おもしろおかしい)
SKKなら漢字を間違えない限り楽勝。
Re:実は結構使える無償版Solaris 10 (スコア:1)
するんじゃない?辞書に入れてしまえば、FreeWnnやcannaでも変換でき
まっせ。ただ、最近はあえて辞書に入れずに「鶏かニワトリか」とか
「二羽か2羽か」などの好ましい表記を学習してたりするんじゃないか
な。
#とは言いつつも、辞書を引き上げられてお馬鹿になる前のcannaで十
#分だった私。
大人げないよな (スコア:4, 興味深い)
Linuxのコミュニティもこれはこれで大変だなと思いますが。
まぁ、ソースをオープンにしたところで、いきなり開発者がわらわらと
生えてくるわけでもなく、コミュニティの形成にはそれこそ長い年月が
かかるもんです。Mozillaだってここまで来るのに何年もかかった。
OpenSolarisがいきなり1年で大々的に人を集めてブイブイいわせて
ないからといって、あーだーこーだと非難するのも大人気ないというか
青くさいというか。
別にその辺の知ったかぶりの評論家とかがこういうことを言うならともかく
IBM幹部が言うと大人気ないを通り越して見苦しいですね。
青くさいというが (スコア:2, おもしろおかしい)
MIYAZAKI Yasushi
開発活溌度 (スコア:2, 参考になる)
結構Nevadaのリリースって早いっていう印象があるから、開発頻度の遜色はあんまり感じないかなぁ。
opensolaris-discussもいっぱいメールが流れてきてて追っかけるの大変だし。
発言権が無いのかどうかは、発言したことが無いヘタレなのでわかりませんが。
-- yuno
真のオープンソース=最善。か? (スコア:2, すばらしい洞察)
真のオープンソースであるかそうでないかはあまり重要ではないように思います。
真のオープンソースだからといって良いものができるとは限らず、
真のオープンソースではないから良いものができないというものでもありません。
さらに言えば、これが取り上げるほどのストーリーなのだろうかという疑問が湧いており、
今思えば、それにコメントするまでもありませんでした。
でもせっかく書いたのでチラシの裏代わりに投稿します。
"真のオープンソース" に期待できること (スコア:2, 興味深い)
"When Good Enough Is Better" となっています。私なりの解釈を
付け加えると、プロプライエタリソフトウェアの方が遥かに高品質であれば、
オープンソースであることは重要ではありません。しかしオープンソース
ソフトウェアがまずまずの品質 (good enough) 以上であるときに、
独特の価値が発生します。
それは OSS を利用して情報システムを組み上げる業者 (IBM など) にとって、
びっくりするような部品の仕様変更が起こらない、という点です。
プロプライエタリソフトウェアを外部から仕入れる場合は、開発会社が
仕様を変えてしまえば SIer はそれに合わせなければなりません。
たとえばオペレーティングシステムの従来バージョンをいつまでも
供給して欲しいと思っても、開発会社の都合で従来品が出荷終了に
なってしまえばそれまでなのです。
「開発会社だって自身が損するようなことはしない」という反論が
聞こえてきそうですが、中には尊大だったり強欲だったりする開発会社も
あります。ただし Sun がそうなることを恐れるのは杞憂だと思いますが。
Re:"真のオープンソース" に期待できること (スコア:4, 参考になる)
不意を突くようなドラスティックなカーネルの変更に何度泣かされたことか。しかもそれを明示するようなドキュメントのたぐいも一切なし。自分でソースコードを比較して気づかなきゃならない。
その点、Windowsはドライバレベルですら互換性に無茶苦茶気を使っていて、製品のバージョンが上がっても、サービスパックレベルなら同じバイナリがほぼそのまま動く。製品のアップグレード時ですらリビルドすればほぼ同じソースコードで使える。リビルドしなくても動いてしまったりする。もう開発・保守にかかる工数は天地の差。
Linuxを積極的にサポートしたがらないベンダが多いのは決して市場シェアだけの問題じゃないんだよね。
まあこの件に関して言えばMSのことではないね。ZZX
Linux kernel 2.6 の API 変更履歴 (スコア:1)
「変更に何度泣かされたことか」と嘆いていらっしゃる割には、
あまり探索していないように見受けられます。
ほんの2分探したら、こんなドキュメント [lwn.net]が見つかりましたが?
もっと大局的にいうと、kernel API 変更の影響を直接受け易いのは
SI 業者というよりハードウェア供給会社に近い立場だと思います。
むろん、IBM は両方の側面を持っていますが。
Re:Linux kernel 2.6 の API 変更履歴 (スコア:2, 興味深い)
で、少なくとも「びっくりするような仕様変更が起こらない」という点が少なくともlinuxに関しては当てはまらないいう本質も変わらんわけだし。
そのとおり。だからいつまでたってもLinux対応をうたうハードウェアが出揃ってこないわけで。ZZX
Re:"真のオープンソース" に期待できること (スコア:2, 参考になる)
>びっくりするような部品の仕様変更が起こらない、という点です。
いや起こりまくってると思いますが
- linux kernel API(やdevfs等)
- gccのc++ ABI(やオプションや言語の厳密な解釈の変更など)
- php4/5など言語系
- mysql 3/4.0/4.1/5.0
- apache module API
- mozilla/firefox extension API
- X Windowのフォントの扱い
- IM(Input Method)の扱い
etc...
むしろOSSの方が「互換性?ソースコンパチなら再コンパイルすりゃいいじゃん」てな調子でアグレッシブに(上位互換性のない)仕様変更しているように思えます。
もちろんOSSだから旧verを独自に保守するという手もありますが、セキュリティfixなどは往々にして最新版しか出ないのでbackportが必要だったり。
Re:"真のオープンソース" に期待できること (スコア:1)
# で,Sunは?
"Patriotism is the last refuge of a scoundrel." - Samuel Johnson
Re:"真のオープンソース" に期待できること (スコア:2)
Google でもいいし,Jargon File [catb.org] でもいいし。
"Patriotism is the last refuge of a scoundrel." - Samuel Johnson
Re:真のオープンソース=最善。か? (スコア:1)
とりあえず (スコア:1, 参考になる)
オープンソース「プロジェクト」にはまた別の要件があるのかな。
IBMも (スコア:1, すばらしい洞察)
AIX、OS/2、UDB(DB2)、Tivoli、CICS、Lotus系、Rational系
やドマイナーなライブラリとか
Re:IBMも (スコア:3, 興味深い)
「オープンでない」と文句をつけるとは・・・
私はこのニュースで、初めて20世紀が終わった事を
"実感"できたかもしれません。
ダウンサイジングの嵐が吹き荒れた頃から、
社風が変わったと、机上の知識としては
聞き知っていたのですけどね。
// どこにぶら下げるか迷ったのですが、
// とりあえず、ここに。
Re:IBMも (スコア:1)
Re:IBMも (スコア:1, 参考になる)
IBMはオープンソースにすると IBM の名前があまり表に出てこないような形で放出しますからね。 Apache Software Foundation に結構寄贈してますし。(多くが買収製品だけど)
Re:IBMも (スコア:1)
# オープンかどうかは別として。
確かにIBMは自社開発のOSはオープンソースにしてないですね。
Re:IBMも (スコア:1, 興味深い)
一般的なオープンソースプロジェクトのレベルで言えばeclipseはかなり頑張ってると思う。ただどれくらい開発プロセスがオープンかってのはサブプロジェクトによってかなりばらつきがあるかなあ。
Sunのコミュニティー開拓 (スコア:1, 興味深い)
SolarisでLinuxアプリケーションを動かすための環境BrandZ開発の一環みたいですが、開発者の開拓も兼ねているんでしょうかねぇ?
太陽とペンギン (スコア:1, 興味深い)
が、それ以上にIBMがこのような非生産的な意見を述べることに驚きを隠せません。
非難する前にソースを見てみましょう。何か得られるかも知れませんよ。
# 競争が進歩をもたらすのはそれが足の引っ張りあいではない間だけ
Re:太陽とペンギン (蛇足) (スコア:2, 興味深い)
# 「隠せない」は他者の様子を描写するようなときに使います。
私も驚いていますが、IBM の Bob Sutor 氏が使ったスライド [sutor.com]にも
"open source pretenders" という気になる表現が使われていて、
名指しこそ避けているものの暗に Sun を非難しているのではないか、と思います。
Re:太陽とペンギン (スコア:1, 興味深い)
なんてオフィシャルな情報ページを作ってSunのインストールベースを増やす事の
協力もやってたりして、まるっきり敵対というわけでもないんですよね。
そのページはSolaris10の情報ですけど、OpenSolarisの開発は次期Solarisに
影響があるのは間違いないですし。
Re:太陽とペンギン (スコア:1)
唯一の思考で組織が動いている,と思い込んでいる人は少なくないですからね。
まして,IBMだのになれば,複数の商売を持っていて何の不思議もないのだけれども。
"Patriotism is the last refuge of a scoundrel." - Samuel Johnson
速度とか (スコア:1)
MozillaやOpenDarwin [cocolog-nifty.com]と速度を比べてみたらいいんじゃないかなぁ? 分水嶺はどこなんだろう? てか、そういうのってコンサルの仕事かしら。
オープンソースプロジェクトへの貢献 (スコア:1)
ソースの提供だけなんだろうか?
ソースは提供しないけれど、単なる不具合の報告だけでなく
不具合の原因まで調べて調べて報告するという
中間貢献層とでも言えばいいのか、そういう層が
出てくる事も評価できるんじゃないかと思う。
クローズドソースだと
「ソースがあれば原因が分かるのに・・・」
と思っていた多くの利用者を生んでいたと思うのです。
その利用者達が今までは単なるエラー報告者だったのが
原因まで調べて報告してくれるようになれば
コミュニティにとって力になると思うんですよね。
「ソースを提供した」
という観点だけで協力者を定義づけてしまうのは
ちょっと視野狭窄だとそういう印象を持ってしまいます。
# だからこそこのネタでこんだけ盛り上がってるんでしょうが
技術の場からCOMDEXのような営業の場に (スコア:1)
16人から、と119件の外部コード (スコア:0)
反論の論拠にするには薄っぺらすぎ
立ち上げ期の外部貢献で議論するのは誤り (スコア:4, すばらしい洞察)
ベースにすると発表し、Mozilla Project を立ち上げた時にも、最初の
1〜2年の外部 (Netscape から給料をもらっている開発者以外) からの
貢献は大したものではなかった、と聞いています。しかし今や、
Mozilla Firefox などがオープンソースプロダクトであることを
疑う人はいません。
大規模なコードが一挙に開示された場合、短期間で貢献できるようになる
外部の開発者はそう多く現れることはありません。それを指して、
真のオープンソースプロジェクトではない、などと主張するのは
言いがかりに近いのではないでしょうか?
Re:立ち上げ期の外部貢献で議論するのは誤り (スコア:1)
しかしそれはオープンソースかどうかという議論とは別の話だと思います。
Re:立ち上げ期の外部貢献で議論するのは誤り (スコア:2, 参考になる)
Mozilla Project が成果物を生み出すことが出来ず、結果として
Netscaape 社は AOL に身売りする羽目になった、というビジネス上の話です。
RMS が何を主張したのか承知していません。失敗の理由は理念や哲学というより、
Netscape 社が開示したソースコードの品質や、プロジェクト管理に
求められるのではないかと思います。
Re:立ち上げ期の外部貢献で議論するのは誤り (スコア:1, すばらしい洞察)
もちろん既存の戦力はできるだけ維持したまま。
Re:立ち上げ期の外部貢献で議論するのは誤り (スコア:1, すばらしい洞察)
SI屋としてのIBMとしては、ある程度ソフトの種類も絞らないと、利益が出る体質にはならんわな。
(技術の習得と適応コストの面から)
Re:16人から、と119件の外部コード (スコア:1, おもしろおかしい)
Fedoraだって (スコア:0)