絶版書籍をネットで閲覧 政府、著作権法改正案提出へ 76
ストーリー by yoosee
これはいいインターネットですね 部門より
これはいいインターネットですね 部門より
clema 曰く、
NIKKEI NETの記事によると、政府は絶版になった出版物をインターネットで閲覧できるようにするため著作権法を改正する方針を固めたようだ。 「入手困難な出版物を利用しやすくし、研究活動の促進などにつなげる狙い。」という記述を額面どおりに受け取れるものであれば、これは歓迎したい。
タレコミ子は在学中一度だけ、絶版した出版物を友人に貸してくれとせがまれた事があり、そうしたものの資料価値をとくと思い知らされた経験がある。 こうした文字通りの「アーカイブ」をネットが担ってくれると、 そうした資料を必要とする人たちの研究活動も、よりよく進んでいくのではないだろうか、と思う次第。
補償金 (スコア:5, 興味深い)
JASRACみたいな組織をもう一つ作るつもりでしょうか。
「一定の補償金」って公開している間は払い続けるようなものなら嫌かも。
Re:補償金の出所 (スコア:3, 興味深い)
どこにぶら下げようか悩んだのですが、ここにぶら下げます。
この「一定の補償金」の出所ってどこなんですかね?
専門書だけとはいっても絶版本を網羅する気ならば結構な額を集金しなければならないはずです。
税金から拠出? そんな余裕がどこに?
それとも絶版本のE-bookを政府が売るということ? 電子化の費用は誰が?
気になって日経のニュース見ても詳しいことは何にも書いてないし、知的財産戦略本部のサイトでも触れてないし…
それともどうせ絶版になるような本だからと邪悪な安値で叩くか…
ジャーナルではJSTORみたいのがありますが、あれだってかなりの値段をとってやっていますし。とても個人では利用できないです。
やろうとしていることはとても立派なことだと思うのですが、このへんはかなりきちんと考えないといけないと思います。2、3年したら真っ赤だからやめます、みたいなことにならないように…
権利調整の組織は必要では? (スコア:1)
Re:権利調整の組織は必要では? (スコア:2, すばらしい洞察)
著作物を利用させない為に設けられた権利じゃないんだよね。
Re:補償金 (スコア:1)
既存の供託金制度を利用したらいいだけかと。
著作権者不明の場合は文化庁預かりになるだけだと思いますよ。
かえって良書が減る危険もないだろうか (スコア:3, 興味深い)
絶版になったら二度と手に入らないのですぐ買う→絶版になったネットで閲覧できるので様子を見る
利用頻度は高くないだろうが図書館としては備えておきたい→ネットで読めるなら回転の多いベストセラーの購入に充てる
↓
そもそもの親本が売れなくなる
↓
出版断念=世に出ないので絶版にもならない=読めない
#まぁ、紙の百科事典などを見かけなくなってずいぶん経つけど。
Re:かえって良書が減る危険もないだろうか (スコア:1)
確かにそうですね。
専門書は高価にもかかわらず、入手できる期間が短いが短いので、「これは」と思ったらすぐに入手しないと後悔することが多かったです。
もっとも最近は、古本の入手手段が神田界隈のローラー作戦から、ネットへと代わったのでずいぶん楽になりましたが。
オンデマンドで出版できれば、改版も継続的に期待できるのではないでしょうか。初版で絶版、誤りもそのまま、というありがちな状況も
改善されるでしょうし。
#ところでサンケイ出版の赤本も絶版かな? どっかの総理大臣にぜひ読んでいただきたいものだが。
Re:かえって良書が減る危険もないだろうか (スコア:1)
同感です。
絶版してから補償金+電子化より、せめてオンデマンドでの出版に何らかのサポートがあった方が良いように思います。
あと、既出ですが在庫への課税を何とか和らげるとか。
必要な書籍が出版されて、そもそも絶版にならないようになるほうが、本を読む側も出す側も幸せですよね。
本を出す側が時代に対応して工夫することをしないのならどうしようもないですけれども、何も考えず絶版書籍を問答無用で電子化して公開、あるいは「それってとっても便利だね」と手放しで歓迎、というのはちょっとどうかなと感じます。
#一定の利用がないソフトウェアは政府が自由にGPL化して公開、というくらい乱暴な話だと思うので。
#(いや、そりゃ便利だとは思うけど)。良い本は利用して(=買って)支えませんか。
絶版ではなく (スコア:2, すばらしい洞察)
「絶版ではない、重版の予定が○○年先なだけだ!」と言い張る出版社が出てきそうなヨカーン。
Re:絶版ではなく (スコア:2, 興味深い)
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Re:絶版ではなく (スコア:1)
Re:絶版ではなく (スコア:1, 参考になる)
そのへんちゃんと考慮してもらわないと、何の意味もないザル規定の追加+保護期間延長という最悪の結果になりそう。
啓学出版とかトッパンとか (スコア:3, すばらしい洞察)
そういう本が見られるようになるだけでも、利用者から見るとすごく便利だと思います。
でも、著作者側からすると困った話ですよね。「出版社を変えてまた出す予定だ」と思ってても、今絶版なのは確かなわけで…
それどころか、別の出版社から出し直した後でも、旧出版社の方の本は絶版本として閲覧可能になるわけだし。
Re:啓学出版とかトッパンとか (スコア:1, 参考になる)
著作者がそこまでアクティブな意識を作品に注いでいる場合は、「うちの事業の都合で絶版になりそうです」との
報を聞いた時点から動けるでしょうし、聞くことなく事業を打ち切ったような会社だと財務整理などドタバタしてる事は
まず必至であり、そういうドタバタの渦中にある会社から出ているものを即絶版とするような「空白の一日処理」をする事は、
絶版かどうかを個人個人が勝手に判断できてP2Pにでも流せる仕組みではないようなので担保はあると思いますから、
チェック漏れなどが原因で可能性的に存在するでしょうが、ほとんど顕在化しそうにないリスクの気もします。
>それどころか、別の出版社から出し直した後でも、旧出版社の方の本は絶版本として閲覧可能になるわけだし。
実際は、「元の出版社で出していたときには採算が取れなくて出回らなかった」が、
「絶版本としてネットで閲覧可能になったら出回って評価された」ので「別の出版社から紙で出し直せた」
というような事はあると思います。
アテンション・エコノミーという言葉があり、情報過多の中で注意を引く事、注意力を持つ事の経済的価値を指摘しています。
むしろ、「出版社を変えてまた出す予定だ」と思ってても「何刷出たんですか?え?増刷は無い?絶版になるような本は出せませんよハハハ」
と断られる事だってある出版不況のご時世には、自分の作品がデジタルライブラリーのなかで閲覧されて名前が売れるかもしれない、
ひょっとしたら現実の書店/図書館の物理的な制約や、出版社の熱意や方向性に依存して知られなかった可能性に気が付くかもしれない、
こういう可能性は在庫などの制約の殆ど無いデジタル化の恩恵抜きには実現しづらいかと思います。
どんなに「出版社を変えてまた出す予定だ」と思ってても、せいぜいオンデマンド出版で十分な内容ではなおさらであり、
「その情報が再度書籍化される必要性」は「既に絶版」という結果によって否定されがちであるため、書籍と情報を切り離してみる、
というのは「著作物の価値を世に問う」作品の本質を損ねるものではなく、「本質を世に残す」一つの手段でしょう。
要は、taka2さんの指摘するような不安もあるでしょうが、必ずしも全ての著作者に不利になるとは限らないということです。
このような流れは、既にiTMSやamazonで実証されており、偶然の出会いや再会を生み予定外の購入を促進させています
いわゆるネットサーフィンにもそういう傾向はありロングテールとよばれているのはご存知無いでしょうか。
#まあ、いわゆる5万円以上で一般書店には置いてないが図書館などで請求して読むことが出来て、買う事は無いが一級資料
#のような類のものは、間違いなく書籍で残す必要があるとか言えるのだろうけど、書籍という制約を切り離す選択をしたほうが、
#その情報はより生きる事になると思うので、そういうルートを延々と引き継いでいる情報は不幸だなあ、と。
##トッパンから出ていたLinux書籍がアスキーから再販になっていたのは助かった
絶版の書籍だけではなく (スコア:2, 興味深い)
Re:絶版の書籍だけではなく (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:絶版の書籍だけではなく (スコア:1)
# たのみこむでは「ラヂヲマン [tanomi.com]」になってますが。
# そして復刊ドットコムでは「ラジヲマン [fukkan.com]」。
デジタル化は破損対策として有効 (スコア:2, すばらしい洞察)
# フォトコピーだけじゃなくてテキストデータもあると最高よね
Re:デジタル化は破損対策として有効 (スコア:1)
# テキストデータあったら軽いし、全文検索とか夢が広がるよね。
以上
Re:デジタル化は破損対策として有効 (スコア:2, 興味深い)
そう言うのは、多分、研究室が研究費で購入した本だと思います。
例えば、昆虫学の研究室であれば、基本的な図鑑類は研究室に常備しておく必要がありますが、大学によっては校費で買う書物は図書館の蔵書にしなくてはいけないと言う事務上のルールがあります(おそらく、蔵書数の水増しのためでしょう)。ですから、形式上(ほぼ永久的に)研究室貸し出しという建前をとる。
本来は、図書館の人が教えてくれるべきだと思うのですが。
待ってもムダ。直接研究室に行ってお願いしましょう。
Re:デジタル化は破損対策として有効 (スコア:1)
いやいや,それは言いがかり.
文科省の規定により,図書は備品に準じるものとなる(まあ当然っちゃあ当然ですが)ために,
科研費等で購入後ただちに図書館に寄贈することとなります.まあ安い書籍の場合は「すぐに」
ではなく,利用が終わりしだい迅速に,でもいいことになっていたと思いますが.
これは通常の備品を購入した際に,備品が機関所属になるのと同じことです.
#あとよく勘違いされている方もいるのですが,備品になるかならないかは本来価格ではなく
#「備品と呼べるものかどうか」,で決まります.ですので監査の厳しい予算の場合1-2万程度の
#物品でも「これは備品となるべきもののはずなので所在を明らかに」とチェックが入って慌てて
#奥から引っ張り出すことになる事もたまにありますのでご注意を.
>本来は、図書館の人が教えてくれるべきだと思うのですが。
配架場所の欄が研究室の部屋になっていることが多いようなので,それを見て気づくだろうという
ことなのではないでしょうか.
Re:デジタル化は破損対策として有効 (スコア:1, 参考になる)
備品になることは当然だと思いますよ(図鑑やマニュアル的な本は消耗品とした方が合理的だとは思いますが)。
しかし、「図書館の蔵書で貸し出し中」にする必然性はないのでは。
元コメントのような不便さもあるし、研究室側としても、
・買ってから図書館の「収蔵処理」があって読めるようになるまで2~数ヶ月かかる。
・11月までに買わないと次年度回しになる。
など不便で仕方がない。
大学が好んでしているのか、文科が指導しているのかは別として、「蔵書の水増しのため」というのは邪推ですが、日本の大学図書館の水準が欧米諸国より劣ることを考えると、当たらずとも~じゃないかなあと思うんですが。
> 配架場所の欄が研究室の部屋になっていることが多い
貧乏大学ではそうでないところも多いんですよ。元コメントの場合(「「貸し出し中」)もその可能性が高い。
ついでに (スコア:2, 興味深い)
同じ著作物だからOKだよね。
Re:ついでに (スコア:1)
著作者(利権者ではない)が望まないのならともかく、そうでない場合はできる限り
多くの人に聞く機会があるべきだと思います。
安価でダウンロードできるというのでもいいです。そのお金が著作者にちゃんと入るのなら。
額面どおりに受け止められない? (スコア:2, 興味深い)
↓額面どおりに受け止められないという意見もあります。
これが著作権延長を正当化する根拠足り得るのか [fc2.com]
>「飴と鞭」(中略)のつもりかどうか知らんが、
>どうやら日本政府(中略)はこの案を以て著作権延長を正当化するつもりらしい。
clausemitz
出版権絡みの部分だけかな? (スコア:2, 参考になる)
元々出版権は「印刷物」にしか適用できず、電子書籍などが対象外となる上、自動消滅条項があったりするため、最近じゃ出版契約書 [jbpa.or.jp]も色々しょっぱくなっててなぁ。二次使用排他条項やら自動延長条項を無效にするように法整備がなされるなら賛成。
可能であれば、書籍以外の著作物についても、同様の規定を設けることを強く希望したい。
# むしろ出版権の概念を他の分野にも広げたらいいんじゃなかろうかと思うけど。
Nullius addictus iurare in verba magistri
公開条件 (スコア:2, 興味深い)
検討の方向として「閲覧のみで複写は禁止」との条件が書かれていたと記
憶しています。
つまり、この条件での公開を行う場合、配信側は「複製が出来ないこと」
を保証する必要があります。
Web配信前提の場合これはけっこう困難ですので、出版者が完全に消滅して
いて係争の可能性がない場合以外は覚悟が必要かと思います。
国会図書館が画像公開の範囲を広げるためには有効な裏付けとなるでしょう。
明治期以降の出版物も視野に入れることができますし、著作権の確認が取れ
ない資料も、「文化庁長官裁定」以外の方法で公開する道が開けますので。
国会図書館にしかない場合… (スコア:1)
その辺、ちょっと気になるんですけど。
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
Re:国会図書館にしかない場合… (スコア:1, 参考になる)
青空文庫 (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:青空文庫 (スコア:2, 参考になる)
ウホッ!いい法律… (スコア:1)
有志の方によって公開されて再評価されることとなったいくつかの事例を思い出しました。
ただ、図書館などが絶版の所蔵書籍を片っ端から不特定多数が閲覧可能な状態にすると
言うことは考えられないし、おそらく、申請をした特定の人物に対してのみ
申請を受けた絶版書籍のスキャン画像をネットを介して公開するサービスをする、
と言う形になると予想します。
それにしても、上記の有志の方は国会図書館まで出向いて著作をコピーしたそうですが、
わざわざ遠方に出向かなくとも収蔵図書館の少ないレア本を参照できる時代が
来るってのは、学術・文化の双方で大きなハッテンをもたらすでしょうね。
Re:ウホッ!いい法律… (スコア:1, 参考になる)
意外と知られていないようですが、誰にでも知る機会は与えられています。
Re:ウホッ!いい法律… (スコア:1, 参考になる)
ページまで正確に指示しなきゃ駄目ですね。
今も、単行本の出ない作品を、掲載誌からコピー取るのに
使ったりしてますが、ページまで含んだリストが既に無いと無理ですね。
まぁ、今回の話の第一歩として目次だけでも検索出来るようになると
検索結果からコピー頼めるようになるのでありがたいんですけどね。
絶版書籍や古文書を探し回るのは学者の大事な仕事では? (スコア:1)
過去の作品や記事をこの世から抹消したいと思う作家もいるだろうに...。
エロ本に書いたポルノ小説があった!とか。
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Re:絶版書籍や古文書を探し回るのは学者の大事な仕事では? (スコア:2, 興味深い)
> ビジネスとしてペイするのだろうか
ビジネスにならない(でも意義がある)から税金を使うんですよ。
本来税金ってそう言うためにあるもの。
TomOne
Re:絶版書籍や古文書を探し回るのは学者の大事な仕事では? (スコア:1)
わざわざ予算組んで税金で?
私立大学や独立行政法人の各図書館の予算枠でやればええのに...。
各図書館同士で文献複写ネットワークがあるんだし、それでええでないの...。
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TaddyHatty - always @( posedge ↑ or negedge ↓ )
Re:絶版書籍や古文書を探し回るのは学者の大事な仕事では? (スコア:1)
少ない予算でやりくりしようとしているところに割り込んで、予定を狂わせたりってことはないのならいいのですが。
「各図書館の現場の担当者は「余裕がありません」「手が回りません」「予算が足りません」と・おっしゃるかもなあ」
「でも全国の各私立大学や独立行政法人の助成金の総予算枠と使用指針に工夫の余地はあるのでは?」
と、いう認識デス。
#各々の機関は少ない予算枠でやりくりしてる気でおられるかも。
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TaddyHatty - always @( posedge ↑ or negedge ↓ )
Re:絶版書籍や古文書を探し回るのは学者の大事な仕事では? (スコア:1)
なんか話が変じゃありませんか? 何を反論し合っているのかよく分かりません。
私学助成金も、過去の書籍のデジタル化をやりそうな独法(ほとんどが旧国立試験研究機関でしょう)の収入の大部分を占めるであろう運営費交付金も、出所は税金です。ですから、税金でやる/やらないという話であれば、taddyhattyさんの仰る「私立大学や独立行政法人の各図書館の予算枠でやれば」というのも、(私大はともかく)税金でやることには変わりありません。tomoneさんが書かれた「税金を使う」というのは、そういう意味だと思うんですけどね。
「中央省庁や地方自治体自身が、書籍デジタル化のための予算を組むのが妥当なのか?」という話であれば、そもそもそういう話は、少なくともNIKKEI NETの記事には出ていません。「国立国会図書館などの公的機関が」とは書いてあります。これはつまり「私立大学や独立行政法人の各図書館の予算枠でや」るということではありませんか。
あと、「専門書などを想定」したシステムの話で、「過去の作品や記事をこの世から抹消したいと思う作家もいるだろうに」とい指摘は的を外していると思うんですけど。作家はともかく研究者の場合は、「あれは抹消したい」という希望を認めるべきではないと考えます。
これは賛同できませんね。図書館が近くになくても入手困難な書籍をすぐさま見られるというのは、学問の発展や普及にとって大きなメリットになるでしょう。特に、いわゆる在野の研究者にとってのメリットが大きいと思われます。また、重要な書籍がデジタルテキスト化されていけば、コンピュータによるテキスト処理により、たとえば専門用語の使用法の変遷や専門分野内の使用語彙の頻度分析など、とりわけ科学史研究などで色々発展が期待できるのではないかと思います。
加えて、別のコメントにもありますが、普通は本一冊のコピーは認められていないので、利用したい記述がどの頁にあるか分からない場合など(書籍全体を引用している場合など)には、文献複写ネットワークなど、さして意味がありません。
Re:絶版書籍や古文書を探し回るのは学者の大事な仕事では? (スコア:1)
> 普及にとって大きなメリットになるでしょう。
ここの件(くだり)の「根底にある考え方」に賛同出来ないものを感じますね。行間から勝手に憶測してるので恐縮ですが...。
研究者が、古文献を発掘(引用)して論旨として纏めて発表して後、はじめて価値が再評価されて、当該文献のデジタル化の検討が行われる、というフローをもっと考慮すべきと思ってます。
現在入手困難な書籍や古文献をデジタル化する作業には、何が優先順位の高いもので、何が低いものかの議論に費やす工数も含まれるでしょう。
「どこかの公的機関が率先して絶版書籍をデジタル化して公開出来るようにすれば、学問の発展や普及に寄与するだろう」というアプローチでは、結局のところ使用する工数と費用(=税金)が、今後の学問の発展や普及にペイしないだろう、と、読むわけです、僕は。
要は物事が進む順序をもっと考慮すべきじゃね?と思っているわけです。もちろん、古文献もぜーんぶ電子化されていれば検索上のメリットがあることは自明です。が、費用負担の分割や実施のアプローチは相当な工夫が必要だと思うので。
尚、「過去の作品や記事をこの世から抹消したいと思う作家もいるだろうに」という件(くだり)は、論拠では無くて、個人的な感想です。著作者の過去の著作物で公表されたくないものもあるでしょうし、嫌なものは嫌でしょう、ってこと。学会誌に掲載された論文の著作権は学会に帰属するので、少なくとも学術論文は問題無かろうと思いますが。
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TaddyHatty - always @( posedge ↑ or negedge ↓ )
Re:絶版書籍や古文書を探し回るのは学者の大事な仕事では? (スコア:1, すばらしい洞察)
トラ技とか (スコア:1, 参考になる)
トラスペサイズに加工して保存していたのですが無理でしょうね。
トラスペ自体あれの記事で構成されている場合がありますから…
リンク:おまえは俺か [paken.org]
#本が小さくなり表紙の部分が長くなるのでカッターで切り取る必要があります。
では、その変身プロセスをもう一度観てみよう
トラ技:トランジスタ技術 [cqpub.co.jp]
トラスペトランジスタ技術SPECIAL [hhttp]
#トリッキーな回路集とかまとめてくれると嬉しいな
クッキングシートも使おうね(Re:トラ技とか) (スコア:2, 参考になる)
ホットメルト接着剤製本 [geocities.jp]も作業の参考になるかと。
ランダウ=リフシッツの理論物理学協定 (スコア:1)
Re:図書館に・・・ (スコア:1, 興味深い)
# 当然最初にコンプリするのはエロ....!?
Re:図書館に・・・ (スコア:2, 興味深い)
コードに存在しない文字をどう表現するとか、新字と旧字が両方ある時の使い方とかね。
一人で時間をとってやる分には、しっかりした漢和辞典見ながら統一して新字に直すことも出来るんですが、大半の人には無理でしょう。
#私は索引などの一部情報は、超漢字でDB作ってるけど、公開する部分はUNICODEで新字に統一してます。
まぁ、試みとしては理解できるし、青空文庫さんの様に一定の水準で廻っている仕組みもあるので、高望みをしなければ可能でしょう。
Re:図書館に・・・ (スコア:3, 参考になる)
Adobe Japan1はかなり使い出がありますよ。何しろプロの印刷屋が実際に使ってるわけですから。
もっともプロの印刷屋はJISにない文字はそれ以上探したりしないで外字を作って済ませているようですが。最終的には印刷できればいいからそれで何の問題もない(なかった)わけです。
知ってるかもしれませんが、青空文庫が使ってる、誰でもプロの校正者並みの水準で [aozora.gr.jp]新字旧字の洗い出しができるようになるツール [aozora.gr.jp]。
青空文庫のマニュアルでは、旧字テキストはこのツールでチェックすることが義務付けられています。別に魔法の力で一定の水準が保たれているわけではないのです。高度に発展した科学は魔法と区別がつかないかもしれませんが。
Re:図書館に・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
山場を越えた後の最後の10数ページがいつまでたっても打ち込まれない方に100カノッサ
Re:図書館に・・・ (スコア:1)
モデレート したいときには 権利なし
かつかれー
Re:版の改定は? (スコア:1)
# 『ハリー・ポッターと秘密の部屋』は初版第65刷以前と第66刷以降で中身が違います。
# 公立図書館には第65刷以前を置かないのが望ましいという通達が来たそうな。
# 詳細は「ハリー・ポッタ 兎口」でぐぐってください
Someday, somehow, gonna make it alright but not right now.