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テレビ

パナソニックがブラウン管事業から撤退 61

ストーリー by hylom
まだ生産していたことに驚き 部門より

pidgin 曰く、

主要国内メーカーでは、最後までブラウン管の製造・販売を行ってきたパナソニックが、ブラウン管事業からの撤退を発表した(プレスリリースITmedia の記事)。

リリースによると、パナソニックの子会社が出資している中国の合弁会社の株式をすべて中国側の企業に譲渡するとのこと。1954 年から続いたパナソニック(松下)のブラウン管事業はこれで幕を下ろすことになる。

ソニーは 2008 年の 3 月に撤退、日立は 2007 年に撤退のニュースが出ており、パナソニックの撤退によって、ブラウン管の製造・販売を行っている国内主要メーカーはなくなった。

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  • by shiragaoyadi (27158) on 2009年10月03日 19時18分 (#1648166)
    放送用カラーモニタ(マスタモニタ)はCRT、と思ったらすでにLCD化しているのですね。
    池上はCRTが残っているようですが、これも製造中止になるのでしょうか?
    http://www.ikegami.co.jp/products/broadcast/monitors/detail.html?product_id=30

    放送業から離れて、早11年・・・・・
  • by Anonymous Coward on 2009年10月02日 18時22分 (#1647735)
    TV用は電磁偏向、
    測定器用は静電偏向、
    だったかな。動作原理が違うんです。
    もちろんディジタイズしちまえばあとはTFTなり好き放題なのですが、
    けっこうレーダー画面などは読み取りが職人芸な人がいるので、
    トラディショナルな人に合わせるエミュレーションに苦労しているそうです。

    あとは色再現もまだブラウン管を完全再現できていないんだっけかな?
    んで、CAD系の人はCRT探して使う人もいるとか。
    最近のデバイスは良くなってるのかしらん
    • by Anonymous Coward on 2009年10月02日 18時44分 (#1647756)

      >色再現もまだブラウン管を完全再現できていない

      色再現は既にブラウン管を越えている
      画面の更新速度も、問題ない
      あとは残像と内部処理の高速化(による遅延)のみ

      親コメント
      • 速度的にもまだまだ問題あるって。
        液晶の応答速度のカタログ値は基本的にピーク値で、実際はもっともっさりしてる。
        下頁の各液晶駆動方式の立ち上がり応答スピード参考。
        http://miyahan.com/me/report/computer/070125_WUXGA_LCD/index2.html#LCDtype [miyahan.com]

        リフレッシュレート60Hzを維持しようとすればGtG全域16ms以上の応答速度が必要になるけど、
        オーバードライブ無しにその応答速度をたたき出せる液晶は未だ無いし、
        オーバードライブのかけ過ぎで色が狂う液晶ならあるけど、問題無しとはとても言えないでしょう。

        あと、色再現云々言った人はおそらくコントラスト比の事とごちゃ混ぜになってるんだと思う。
        確かに暗所コントラストにおいてCRT以上のデバイスは無いかもしれませんが、
        古いCRTはカツ入れが効き過ぎて全体的に絵が白っぽくなるので、
        そのへん期待して中古CRTとか買うとかなり馬鹿を見ます。

        CRTディスプレイが壊れて液晶について調べ始めたら今まで知らんかった事が出るわ出るわ・・・
        リンク先のサイトは遅れた知識の取り戻しに凄く役に立って感謝してます。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年10月02日 19時57分 (#1647795)
        > 色再現は既にブラウン管を越えている
        一部のプロフェッショナル用途、それも印刷分野に限られるけどね。

        > 画面の更新速度も、問題ない
        あなたの用途ナラね。

        >あとは残像と内部処理の高速化(による遅延)のみ

        CADよりCGアニメーション系ですが、
        使い物になる液晶ディスプレイは限られていて
        条件を満たす製品は高価すぎる。
        パーティクルなど動きの激しいモーション作成には使えないので
        未だにブラウン管を使ってるところは多い。
        相対的にみるとまだ液晶ディスプレイはブラウン管に劣る。

        自宅のパソコンなら液晶で十分でしょうが。

        映像を見て楽しむ側とそれを作る側とでは妥協できるレベルが違う。
        親コメント
        • 映像を作る側って… (スコア:1, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2009年10月04日 21時37分 (#1648480)
          > 映像を見て楽しむ側とそれを作る側とでは妥協できるレベルが違う。

          千と千尋のDVDが赤っぽくなったのは、制作側が妥協出来なかったんだね。

          妥協できる数百万人の消費者を無視しても、妥協できなかったんだね。

          # 映像を作る側が常に正しいわけではない。
          親コメント
        • by Anonymous Coward

          CADよりCGアニメーション系ですが、
          使い物になる液晶ディスプレイは限られていて
          条件を満たす製品は高価すぎる。

          ブラウン管の時でもモニター画面なんて今のハイエンド液晶よりずっと高かったでしょうが。まさかブラウン管なら全部よかったって勘違いしてる?ピンキリだったでしょ。
          今の民生用液晶でも足りない用途のモニター画面なんて、100万では効かなかった。今はそのレベルのもの、いくらで売っているかご存じか?

          たぶんもう身近にブラウン管が無いので全然覚えてないんだろうけど。もうその状況はここ2,3年で代わってる。比較対象が脳内ブラウン管・脳

      • by Anonymous Coward

        激しい動きのある映像をみると、
        とてても画面の更新速度が間に合ってるようには見えませんが

        ブラウン管に比べると圧倒的に劣る

        それとも、一般人には手が出せないような超高級モデルのはなしですか?

    • by Anonymous Coward

      > 色再現もまだブラウン管を完全再現できていない
      誰もブラウン管を使っていないならそもそもブラウン管を再現する必要はないでしょう。再現する必要があるのはブラウン管に映し出されているモノとか印刷物の発色では?
      # そもそも印刷することを想定していないとか被写体の存在しないCGとかだとまた話がややこしくなりますが

      • 誰かが言及していますが、高価な特別品ではなくて普及品の話です。

        例えば、ダイナミックレンジの下限の話。

        画面真黒にして、夜、部屋を暗くして、
        画面になにも光が無くなったら、黒再現は完成でしょうか。

        ブラウン管だと、電子線をカットオフしちまえば良いわけで。

        #ばかだなぁ、一般ユーザーよりスペック上じゃなきゃチェックになんないだろ
        #映像、音響、なぜプロ用スペックがあるのかかんがえてみろよ。
        • by Anonymous Coward

          普及品の話なら、普及品ブラウン管TVの質はそんなに高くなかったと思うが。
          夜に、入力信号のないブラウン管TVはぼんやり光っていた。

          んで、映像を作っている現場でも、「やっぱりCRTっしょ」という昔気質もいるが、
          実際保守やらの問題で液晶にリプレースされ、それで品質に差が出たという話は
          聞いたことがない。

        • by Anonymous Coward
          >ブラウン管だと、電子線をカットオフしちまえば良いわけで。

          そんな単純でもなかったような。
          その昔、マスクの色がバイオレットなブラウン管が売られてたけど
          あれは確か黒が締まるという触れ込みの技術だった筈。
          視覚の残像効果なども勘案しないと単純に黒は出せないというのをその時に意識した覚えが有ります。
    • by Anonymous Coward
      映像関係限定ですが
      うちの仕事関係のCG屋CAD屋は既に大半がCRTから液晶にシフトしてます
      色味的な面ではきちんとキャリブレーションしていれば印刷用に使用しても問題無いレベルまで来ていますし
      画面で見るものに関しても、別コメでも書かれていますが既にパソコンもTVも大半が
      液晶にシフトしており、今後も当然それが加速するのでブラウン管を再現する必要はありません
      (理屈では色域的に問題は無いわけですし)
      あと温度の影響は多少ありますが、地磁気の影響がほぼ皆無なのも手軽で良いです
      解像度面では業務使用に耐えうる高解像度モデルは高価ですが時間とともに解決されつつあります

      CRTモニタを手に入れるにしても生産終了間際に生産された新品が手に入れば良いですが
      長年倉庫に眠っていたような新古品や中古品を使う位なら比較するまでもなく液晶を使います
  • とりあえずURL置いておきますね。
    http://srad.jp/hardware/comments.pl?sid=386525&cid=1278227 [srad.jp]

    #アナログ技術が無くなった時、何が残っているのだろう。

    --
    #壮大なストーリ。空転するアイディア。
  • by Anonymous Coward on 2009年10月02日 16時41分 (#1647673)

    テレビのほうはもう要らないだろうけど。

    http://www.instek.co.jp/product/oscilloscope/analog/ [instek.co.jp]
    これはCRTって書いてある。

    http://www.instek.co.jp/product/oscilloscope/digital/ [instek.co.jp]
    こっちはTFTだそうだ。

    • by Anonymous Coward on 2009年10月02日 17時05分 (#1647689)
      アナログオシロなどに使われているブラウン管は測定用という奴でして、
      日本だと岩通、TEXIO(旧ケンウッド)がアナログを手がけてますね。
      岩通は名実共にアナログオシロのトップメーカーといっていいでしょう。
      岩通は測定用ブラウン管を自社で製造しています。TEXIOは岩通のOEM
      という話をちらっと聞いた記憶がありますが良く知りません。

      海外の安いアナログオシロは中国製のものが主流になってるようです。

      測定用ブラウン管はかつて(大昔)秋葉原などでも新品が手に入りましたが
      いまでは大変なレアアイテムでして、新品はなかなか手に入りません。
      なんでロシア製のを輸入して遊んだりしてる人がいるようですよ。
      親コメント
    • 実際にあの輝点方式のブラウン管じゃないとだめな測定って、あるの?

      # 個人的にはあれ、レーダーっぽくて好きなんだけれど。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年10月02日 18時35分 (#1647748)

        液晶を使うのはほぼすべてデジタルオシロですけど、デジタルオシロは
        ナイキスト周波数が測定限界になる上、現実に近い波形を得るには
        測定する周波数より遙かに高いサンプリングレートか、それが無理なら
        等価サンプリングに頼らざるを得ません。等価サンプリングを行う
        対象は周期的な信号に限定されます。
        アナログのブラウン管であればたとえ単発現象であってもアナログ帯域の
        範囲であれば表示に反映されるということはあります。

        ただ、単発現象じゃ表示されても目の方が追いつかないですから、
        岩通のオシロはスキャンコンバーター管と呼ばれる、要はブラウン管の
        表示をCCDでデジタル化するデバイスでもってデジタル化し記憶させる
        (ストレージスコープという)ことで単発現象の測定を可能にしています。

        その他、デジタルオシロには量子化誤差というようなこともありますから
        場合によってはアナログが重宝することもあったりもします。

        親コメント
        • こういった使い方の場合、ブラウン管に代わるデバイスって、将来的にはどういうものが考えられるのでしょう。

          「電子ビーム・偏向・蛍光体」の代わりに、例えば「レーザー・MEMSミラー・投影スクリーン」になるのでしょうか。それとも、ずっとブラウン管が使われ続けるのでしょうか。

          # うーむ、アナログで駆動できるMEMSミラーってあるのかな…。

          親コメント
          • by TarZ (28055) on 2009年10月02日 18時59分 (#1647767) 日記

            岩通のオシロはスキャンコンバーター管と呼ばれる、要はブラウン管の
            表示をCCDでデジタル化するデバイスでもってデジタル化し記憶させる

            あ、こういう用途であれば、投影スクリーンも要らないか。「レーザー・MEMSミラー・撮像素子」あたりでいかがでしょう。

            軽く検索してみると、MEMSミラーはアナログ制御できるようですし。

            # いっそ、製品化が近いレーザー+MEMSミラーのプロジェクタに、アナログ制御機能も追加してほしい。
            # ご家庭で、本物のベクタスキャンの Atari Asteroids が遊べる!

            親コメント
      • >輝点方式のブラウン管じゃないとだめな測定って
        オーディオ帯の波形観測(w

         量子化ビット数の多いクソ高いストレージなら見える場合もあるけど、アナログオシロの方が多少くたびれてても小さなゼロクロス歪とかグリッチノイズみたいな物は観測し易い(見つけ易い)。
         疑似残像機能(Tekのデジタルフォスファみたいな)が発達してきてるから、アナログじゃなきゃダメって事は少なくなってるようには感じるけどね。ノイズ源が特定できてる場合はそれをトリガにしてアベレージで取り込むなんてのもストレージじゃなきゃ出来ないし。

         結局ストレージの方が色々便利で手軽、再現性が良いからアナログオシロは去りゆく運命かしらね。ストレージなら表示管に拘る必要も無いわけだし、液晶なら焼きつかないし(w
         ストレージとかリードアウト付オシロなんかの表示管は常に同じ位置に似たような表示をし続けるから焼きついちゃってね・・・

        --
        凛々しく、あほらしく。
        親コメント
        • オーディオ用でも結構前から、業界標準の測定器はデジタル化されてます。
          高分解能が必要とはいえ、所詮100KHz程度までしか必要ないので。
          そもそもモニタが付属して無くて、PC上で波形確認ですね。

          高周波向けのオシロにしても、ほぼ全てデジタル化されてて液晶モニタですね。
          帯域の問題も、力業で高速サンプリングして、全部メモリに格納すればいいって方向です。
          アナログオシロだと、動作が安定するまで時間がかかる、校正が大変、再現性が低い、
          というように欠点ばかり目立ってしまいます。

          親コメント
      • by Anonymous Coward

        まぁ、そのレーダっぽいといわれるレーダ指示器も軍用を含めて
        PPIからラスタースキャンになり、そのお陰で液晶化が進んでき
        ています。

        表示される情報量が増えてきて残像でどうにかなるのは厳しい。
        ラスタースキャンならもうブラウン管にこだわる必要もないと。

  • by Anonymous Coward on 2009年10月02日 18時06分 (#1647726)

    この前、ブラウン管がお亡くなりになって
    とりあえず余ってた液晶モニターで代わりをしてるんだけど。

    液晶モニターにアナログRGBで繋いだ時に(たぶんデジタルでも同じだと思うんだけど)
    表示している縦サイズを縮めたいんだけど、左右はあるのに上下はない。
    こういうモノなの?
    3台液晶モニターあるけど、どれも上下拡縮の設定がないのです。
    (左右拡縮と上下左右の位置調整はある)
    # 16:9の地デジの画面を4:6のモニターに映すと、上下が間延びするので
    # 前は上下を縮めて見てたんだけど、これが出来ないで困っている

    # ブラウン管の修理・・・はムリだからワイドモニター買わないとダメなのかな?

    • こういうモノなの?

      「液晶では上下の調節は絶対に不可能」ってことはないと思いますけど、まあそういうモノなのだと思います。

      液晶モニターにアナログRGBで繋いだ時に(たぶんデジタルでも同じだと思うんだけど)

      デジタルだと左右も不可じゃないかな。ドットバイドット表示でないときにどのように画面を拡大するか、という設定ならあるかもしれませんが。

      親コメント
    • 拡大方向のみだったり解像度が画面サイズ以下の場合のみとか制限はありますが、LCD2190UXi [nec-display.com]
      辺り(2490、2690等も)は一応調整機能があります。

      #デジタルでしか試してないですがアナログRGBでも多分大丈夫かと
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      そんな所まで作りこむほど予算も暇もないし給料ももらってないし忠誠心もない

      • by Anonymous Coward
        つまらんからマジレスするが、コストの問題でしょ。

        水平方向はまだしも、固定画素のディスプレイで垂直方向の縮小をするには
        追加のロジックや高速なプロセッサが必要だもの。

        ブラウン管の場合はビームの振幅範囲を調整するだけだから実現しやすい。
        (画質はさておき)
  • by Anonymous Coward on 2009年10月03日 0時45分 (#1647943)
    思いつくまま、ブラウン管テレビだったものをしのんでみる

    ・サイド6で、低酸素症のテム・レイたちが戦場ライブ中継を見ていたテレビ
    ・攻殻機動隊の式典(沖縄事件慰霊祭?)会場のテントにあったテレビ

    あれ・・・もっとあった気がするのに思い出せない。
    • オネアミスの翼で国王の演説とか、
      宇宙軍主催のパーティを映し出したシーンとか?

      国王の演説は実際にTVを見てたけど、パーティのシーンは映像だけだったかな。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        > オネアミスの翼で国王の演説とか、
        > 宇宙軍主催のパーティを映し出したシーンとか?

        この場合は、「地球とは違う別の惑星」の
        「地球でいえば1950年代くらいの科学技術」
        なので、ブラウン管でも問題ないかと。

        人類初の宇宙飛行が題材なSFで3Dホログラフィだったりする
        描き方も面白いですが。

        あの作品では文化・科学進化の方向性の違いを、縦長で折り畳む新聞とか
        上流/公式の言語が庶民/日常ものと違うとか描いてたのでアリではあります。
    • ブレードランナーのフォークト・カンプフ装置とエスパーとTV電話とスピナーのインパネ。
      2010年のHALの中の端末。

      #Apple//cとLCDモニタの完動品ってまだ存在するんだろうか?
      #て言うか5インチフロッピーも貴重品だ。
      親コメント
    • by kalb (19692) on 2009年10月04日 18時44分 (#1648449)
      初代TV版ギャラクティカの最終回で
      アポロ11号の着陸シーンが艦内(司令室のコンソール?)の
      TVモニタに流れていたのを思い出した
      # もうすぐ地球
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      TOSのトリコーダー。通信席あたりのディスプレイもそうだったような気も。

    • by Anonymous Coward
      「未来世紀ブラジル」の情報端末。
      フレネルレンズ(?)で拡大してみるのがイカしてた。
    • by Anonymous Coward
      先生!!松本メーターはブラウン管ですか?
  • by Anonymous Coward on 2009年10月03日 1時28分 (#1647959)
    ブラウン管テレビが無くなったら、どうやって遊べばいいんだ!!
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