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ブラザー、2010年度に「網膜走査ディスプレイ」を実用化予定 94

ストーリー by soara
マニュアルを映し出しながら作業できる? 部門より

あるAnonymous Coward 曰く、

ブラザー工業が「網膜走査ディスプレイ」の試作機を開発、2010年度の事業化を目指すと発表している(ニュースリリース)。

網膜走査ディスプレイとは、「目に入れても安全な明るさの光を網膜に当て、その光を高速で動かすことによる残像効果を利用した映像投影技術」とのことで、あたかも目の前に映像が存在しているかのように感じるとのこと。

従来のヘッドマウントディスプレイ(HMD)は液晶などを使用し、目の前のスクリーンに映像を映し出すという仕組みのため、小型化が難しい、視野を妨げるという問題があった。いっぽう網膜走査ディスプレイの場合、目に直接光を投入するためスクリーンが不要。そのため小型化が可能であり、また視野を妨げることもないという。

実際、今回の試作品の接眼部分の体積は約22cc、重量は約35gと圧倒的に小型・軽量になっている(ただし光源モジュールを含む電源ボックスは約350g)。

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