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お金

多額の馬券を購入していても多額の利益を上げていなければ外れ馬券は経費に出来ない 27

ストーリー by hylom
これで確定 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

最高裁が「独自のノウハウを基に多額の利益を恒常的に上げていた」馬券購入者に対し「外れ馬券は経費」との判断を先日出したばかりだが(過去記事)、別の裁判では最高裁が外れ馬券を経費としては認めない判決を出している(読売新聞)。

裁判所においては「毎年多数の馬券を買い続け、多額の利益を上げ続けた場合は、経済活動の必要経費と認める」という判断があり、今回の裁判では年単位で多額の損失が生じていることから外れ馬券を経費としては認めないと判断している。

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  • by atziluth (46962) on 2017年12月27日 14時07分 (#3336687) 日記

    他の課税との一貫性に齟齬が無いですかね……。
    赤字企業には経費を認めません、なんてのはあり得ないわけで。
    (損失の年またぎでの繰越も認められ無さそうだし)

    年単位の収支が分岐点の手前をうろついているときは
    損失(ハズレ馬券)の隠蔽にメリットが発生しますね。

    #当たり馬券の裏取引市場が盛んになるかな……。

    • by Anonymous Coward

      ギャンブルは全体的に見れば赤字に決まってるわけで...

      • by manmos (29892) on 2017年12月27日 14時21分 (#3336692) 日記

        ギャンブルの1円あたりの期待値が1を切るのは当然ですが、その値がもっとも低い宝くじには税金が掛からなかったり。

        #ちなみに、最近の「期待値」って言葉の使い方が気持ち悪い。

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          宝くじは源泉徴収なだけでは。
          競馬も同じにしちゃえばいいのにね。
          100円で1.0倍に的中したら、払い戻しは50円とか。

    • by Anonymous Coward

      勝った奴は見逃して、負けた奴からふんだくる
      まこと平常運転でございます

      それはともかく、経済活動の経済活動たるゆえんはいくつかあって、「収益を上げ続けていること」もそのうちの一つなんでしょうね
      で、競馬の場合はそれしかないと

    • by Anonymous Coward

      株もギャンブルだが何が違うのか。やっぱ元が娯楽だからかねぇ…

      • by uxi (5376) on 2018年01月04日 15時03分 (#3339694)
        株式会社が市場から無利子、無担保で資金調達出来る手段。
        代わりに、株主総会では発言権や議決権を与えないといけないし、配当や株主優待を付ける場合もある。
        本来あるべき姿は投資であり、株式会社と株主が経済活動において双方 win-win になるよう運用すべき性格の制度。
        市場における価格決定と投機的な運用にギャンブル性がないとは言わないが、それはあくまでも結果論であり、そもそもの目的が異なる。

        目的で言えば、スポーツ振興だとか、騎馬隊の練度向上だとか、いろんな理由がありはするけど、遊ぶ側の立場で制度として継続的な投資として成り立つかどうかという視点で言えば、いわゆるギャンブルにそれは本来織り込まれてない、つまりトータルでは一方的にむしり取られるだけの制度のはずなんだけど、システマティックにやった結果、投資として成立しちゃって、それを国税にも認めさせちゃったというところが、株式のギャンブル性に対するアンチテーゼ的な意味でこの話の面白いところだと思う。
        --
        uxi
        親コメント
    • by Anonymous Coward

      給与所得は有利、退職所得は非常に有利、雑所得の内公的年金等の所得は有利、その他の雑所得は非常に不利など、日本では所得の種類毎によって課税方法が違います。
      ギャンブルの勝ち金は雑所得、例外としてそれで生計を立てているなど事業性が認められる場合に限り事業所得
      所得の種類が違いますので、一貫性がないのは当然です。なお、雑所得は損失の繰り越しも認められません。

      #違法賭博も雑所得の課税対象、職業的売春婦の売上は事業所得の課税対象

      • by minemo (41273) on 2017年12月27日 18時32分 (#3336869) 日記

        >ギャンブルの勝ち金は雑所得

        一時所得。特別控除が50万まで。

        #本件は黒字減らしに見られたのでは?

        親コメント
      • by Anonymous Coward

        違法賭博の胴元の所得は事業所得?
        ばくち打ちは踏んだり蹴ったりやな

        • by albireo (7374) on 2017年12月27日 21時13分 (#3336974) 日記

          日本じゃなくアメリカの例だけど、アル・カポネは傘下の犯罪組織から得た金を申告しなかった脱税容疑で逮捕された。

          --
          うじゃうじゃ
          親コメント
        • by Anonymous Coward

          所得税基本通達からすると、胴元の所得は事業所得になると思われます。
          振り込め詐欺グループの元締めの所得は事業所得、メンバーの分け前は給与所得で元締めには源泉所得税控除義務あり。

          #「収入金額とすべき金額」又は「総収入金額に算入すべき金額」は、その収入の基因となった行為が適法であるかどうかを問わない

      • by Anonymous Coward

        一時所得(いちじしょとく)は、所得税における課税所得の区分の一つであって、利子所得、配当所得、不動産所得、事業所得、給与所得、退職所得、山林所得及び譲渡所得以外の所得のうち、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の一時の所得で労務その他の役務又は資産の譲渡の対価としての性質を有しないものをいう(所得税法第34条一項)。

        一時所得に該当する例[編集]
        臨時的、偶発的な収入で対価性のない次のようなものは、一時所得とされる(所得税法基本通達34-1,2)。

        懸賞や福引き、クイズ番組などの賞金・賞品(業務関係を除く)
        競馬・競輪(チャリロトを含む)・競艇・

        • by Anonymous Coward

          https://www.nikkei.com/article/DGXZZO55492380W3A520C1000000/ [nikkei.com]
          > レースを左右する要素として、被告が選んだ要素は実に40に上るという。その詳細は明かされていないが、裁判資料などによると「前回のレースで5~7着に入った馬は、好走する確率が高い割に人気になりにくく、高いリターンが期待できる」という“法則”があったという。他の要素についても同様に分析を進め、リターンの期待度を数値化。そのうえで各馬を順位付けし、高い馬同士の組み合わせの馬券を購入していた。

          必要経費と認められた人の裁判だが、こういう資料を提出するところまでやらないと認められないのかもね

          • by Anonymous Coward

            ディープラーニングとか機械学習系の方法で予測掛けてたらどうすんだろ。

  • by nemui4 (20313) on 2017年12月27日 14時37分 (#3336705) 日記

    事業(賭け事)に失敗して財産無くなった場合は、必要経費(ハズレ馬券)も認められずに更に地獄ってことでしょうか。

    「多額の利益を恒常的に上げていた」って定量的な採決でもないし、かなり曖昧な判断基準に見えてしまう

  • by 7743 (11762) on 2017年12月27日 15時39分 (#3336746)
    * 未来を予測できる人間が買った外れ馬券: 当たる可能性があったものだから経費
    * 未来を予測できない人間が買った外れ馬券: もともと1円も価値がないものに不当に金を投入したので、経費ではない

    馬鹿が社会に与える負担を考えて、税金を重くしようってことですな。
    企業が行う経済活動にも当てはめてほしいですわ。
  •  なぜ払戻金に課税するのか、なぜ寺銭課税に統一しないのか。
     寺銭からの課税に統一すれば、とりっぱぐれはなくなるし、全員から公平に取れるし、なにより国税庁の手間が減る。多少寺銭が上がってでも寺銭への課税に統一すべきだろう。

     個人的には、ギャンブルなのに統計的に黒字にする方法がある、ということ自体があまりよろしくないと思っている。なぜなら、それは「胴元でもない無関係の第三者がギャンブルを楽しんでいる人から金を巻き上げる行為」だから。
     もうちょっと寺銭を増やして払い戻しを減らしてでも「経済活動とみなさせるような馬券購入」を実質不可能にすべきなのではないかと思っている。その代わり、税金は寺銭から抜いて、末端の競馬愛好家に面倒ごとを押し付けないようにすべきだろうと。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by Anonymous Coward

      寺銭課税に統一が一番だとは思う。けど現時点で課税してるって時点でそもそもなんつうか。
      そもそもギャンブルとして楽しんでも利益が大きければ追加課税されるって時点で白けるし。

      > ギャンブルなのに統計的に黒字にする方法がある、ということ自体があまりよろしくないと思っている
      株もギャンブルとして楽しんでる人がいるしギャンブルで利益が出せてしまうことは仕方ないんじゃないかなぁ…
      ポーカーとかだって統計的に勝率を上げるテクニックはあるわけで。
      そういう戦略を取るのを楽しみ方とするのも居るんだからどうにも出来ないかと。

      > 胴元でもない無関係の第三者がギャンブルを楽しんでいる人から金を巻き上げる行為
      統計的に勝つだけだから、損が出るケースでも損をした人間は利益を得ているし、他は損が出ないケースとなる。
      当たりやすい条件に群がってる連中の当たりが少し減り、
      当たりにくい条件のを買った連中の当たりが少し増える。
      ギャンブルで大きいの当てるのを夢見てる人にとってはそんな悪い話でもないんじゃね。

    • by Anonymous Coward

      > なぜ払戻金に課税するのか、なぜ寺銭課税に統一しないのか。

      あなたの言い分は馬券の購入に対して税金をかけろとしか思えないのですが、
      税金は所得や資産に対してかかるものですよね……
      もしかして物品税のようなものを考えているのですか?
      もしそうだとしても、競馬で得られた所得には、いかなる理由で課税しなくていいのですか?

      • 宝くじと同じようにしてはどうかという提案ですよ。
        配分率を下げた分、主催者がまとめて税金を納めるという方式なので、払戻金が非課税でも問題はないと思います。

        #3337062は酒類(酒税の支払いも消費税対象となる)への課税が思考の基準なのですね。

  • by Anonymous Coward on 2017年12月27日 14時40分 (#3336709)

    遊びだったんだな。そうだよね法人税も払わないもんね。

  • by Anonymous Coward on 2017年12月27日 14時41分 (#3336711)

    毎年100勝50敗(10億円分購入11億円の払い戻し)で1億円の利益を出している
    →1億円を課税対象とする(毎年多数の馬券を買い続け、多額の利益を上げ続けている)

    毎年50勝100敗(10億円分購入、9億円の払い戻し)で1億円の赤字を出している
    →9億円を課税対象とする(年単位で多額の損失が生じていることから外れ馬券を経費としては認めない)

    ありえないように思えるけど、つまりはこういうことだよね

    • by Anonymous Coward

      メディアが適当にまとめた判決を、スラド民がさらに適当に例える…。
      ありえないように思える裁判結果を何かで見たら判決文を探せよ。おまえらより遥かに合理的で理論的な判断を下してるはずだ。

      年を超えて利益と損失の相殺ができないとしたら、ある年は勝って、ある年は負けたのかもしれん。

  • by Anonymous Coward on 2017年12月27日 19時00分 (#3336890)

    この手の話題はひっそりとしていてほしいものですね。
    同じような手法の人が増えると取り分がへるんで・・・

    • by Anonymous Coward

      一定量失敗する側も増えれば全体的には問題ないよ

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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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