保守を打ち切るというコスト削減策 220
タレコミ by tarbz2
tarbz2 曰く、
ITProに保守を打ち切るという中々男らしい?記事が掲載されている。 保守契約を打ち切ることで運用コストを減らすという事例を紹介している。例えば、東京海上日動火災保険では、求められる可用性が99.8%以下のシステムについてハードウエア保守を打ち切り、99.9%以上のシステムについても冗長構成を取っている場合は年間保守契約を外すということで、年間で3億円のコスト削減を実現した。パソナでは、保守サポート期間が切れたオラクル製データベースを使い続けることで、年間で数千万円のコストを削減したということらしい。ハードであればスポットで十分ということもあるし、ソフトでも問題に対応できる能力があれば古いソフトでも構わないというのは理解できる。ただ、どこでもお薦めできる削減策ではなさそうだ。
保険屋が保険を買わない、ということは。 (スコア:5, すばらしい洞察)
保守費用って、ある種の掛け捨て保険なわけで、保険屋としてそろばんを弾いたら、今の保守費用は保険的に「高くつく」、という判断をした、ということですよね。
お金があるからこそ出来るコト (スコア:1)
ま、何かあった場合にはスポット保守なり、緊急手配したりとかにサッと
お金が出せるという体制があって初めて出来るマネですね。
これで年間3億節約なんだから、実際の出費がそれ以下なら元がとれたと
言うことでしょう。
ハードはそれでいいけど、、、オラクルのサポート切るのは自殺行為
だとおもうぞ。あそこ、サポート料払わないとセキュリティパッチも
出さなかった筈。
Re:お金があるからこそ出来るコト (スコア:1, 興味深い)
Re:お金があるからこそ出来るコト (スコア:2)
訴えられたベンダは当然、「保守契約を締結した特定の顧客において、特定の操作を行った場合、かかる現象を確認。しかし他のシステムは確認が取れず云々・・・」という主張をするんじゃないかな?
Re:お金があるからこそ出来るコト (スコア:1)
Re:お金があるからこそ出来るコト (スコア:2, 興味深い)
二重化してあるから大丈夫と判断するのは総計だ (スコア:4, すばらしい洞察)
サーバーやシステムの管理保守が適切に行われていればこその二重化だからな。
昔読んだ本にこんなエピソードがあった。
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ある日、社内のデータ共有サーバーが応答しなくなった。
どうやらHDDが壊れたらしい。
あれ?サーバーのHDDはRAID5で冗長化しているはずなのに。
サーバー管理者が席を外していたので代わりに著者がサーバールームへ行く。
で、見てみるとやっぱりHDDが故障した事を示すランプが光っている。
二台も同時に壊れたのか?
・・・と首をかしげていると管理者がやってきた。
彼曰く、他の業務に追われて1年近くサーバールームへは足を運んでいなかった。
代理サーバーを組み立ててシステムをとりあえず動かしておき、
本物のサーバーを復旧してログを見てみると数ヶ月前に1代のHDDが故障し、
何ヶ月もRAID5によるパリティでのなんちゃって動作の状態だったらしい。
サーバー管理者は普通に業務を抱えており、
上司からはサーバー管理は片手間で出来ると思われ(もしくは仕事とも思われていなかった?)、
その点を考慮せずに業務を詰め込まれていたそうな。
そして、管理者も使用者もシステムが動き続けている物だから
トラブルの発生に気がつかなかった。
当然、サーバー管理者はさんざん文句を言われたが涙ながらに自分の境遇を訴え、
その後はサーバー他インフラの管理者にはそれなりの配慮がされるようになったとの事。
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Re:二重化してあるから大丈夫と判断するのは総計だ (スコア:2, おもしろおかしい)
その管理者が、待遇改善のチャンスに気付いて、1台目のトラブルをあえて放置していた可能性は・・・
Re:二重化してあるから大丈夫と判断するのは総計だ (スコア:2, すばらしい洞察)
気づいて保守パーツの見積もりを上げたら蹴られた。とかいうブラックな話だったりして。
#壮大なストーリ。空転するアイディア。
保守でするサービスが不明確だから (スコア:3, すばらしい洞察)
顧客にSLAを提案し、納得してもらえない保守会社が悪い。
初期費用の10%が毎年転がり込んで来る美味しいショウバイ
みたいに考えているベンダーには、いい薬。
トラブルは、なべ底型で発生するから、
初期トラブルを脱したら(これは保証の範囲で片づける)、
そのまま触らずに置いておいて、信頼性がなくなる前に
システムを新たに作り直す、というのは
よい選択肢の一つ。
いいんだろうか…… (スコア:2, 興味深い)
東京海上に関しては、ユーザー判断として仕方ないかもしれないが
パソナは、自分で自分の首を絞めてないだろうか?
そういう仕事はしないんだ!って言うならそれでいいんでありましょうが……
Re:いいんだろうか…… (スコア:1)
どっちみち新しいバージョンに移行できない…というオチだったりw
Re:いいんだろうか…… (スコア:1, すばらしい洞察)
>東京海上に関しては、
>保守契約を打ち切って障害はスポット修理で対応する(キリッ
故障が起きたときにすぐ決済・発注・対応依頼できるといいですね(棒)
Re:いいんだろうか…… (スコア:3, すばらしい洞察)
>保守契約を打ち切って障害はスポット修理で対応する(キリッ
保守を打ち切った時点から、障害発生時点までの保守契約料金
払ってねって言われそう
Re:いいんだろうか…… (スコア:3, おもしろおかしい)
東京海上日動なら、トラブル発生時のリスクを見積もって、保険を債券化して他社に販売するんでない?
Re:いいんだろうか…… (スコア:3, 参考になる)
んー、全然おもしろおかしくないですよ。
オラクルDBの保守契約って、保守契約が切れたところから現在まで契約し続けた場合の契約料金が必要ですし。
Re:いいんだろうか…… (スコア:2, 興味深い)
Re:いいんだろうか…… (スコア:2, 参考になる)
# さすがに /.j じゃ知らない人のほうが多そうだけど…
Re:いいんだろうか…… (スコア:2, 参考になる)
ソフトウェアならそうでしょうけど、ハードウェアだとスポット対応可能の場合が多いんじゃないですかね。
もっとも、スポット対応の料金は決して安くないですけどね。
あと、期間保守契約が無い場合、保守部品の確保が約束できないので、スポット対応できない場合がある、って場合もありますね。DELLとか。当たり前といえば当たり前ですが。
HPのネットワーク機器ProCurveなんかは、ライフタイム保証で、追加料金無しでセンドバック保守が永久についてます。こう言う製品を選択するって手もありますね。
Re:いいんだろうか…… (スコア:2)
ソフトに比べりゃ、ハードは故障が目に見えるから誤魔化しようないよね。
その上、業界が横並びで出荷製品の保証期間を揃えるモンだから、
チョット長く設定できても差別化要因になり難い。
ならば、ライフタイムを短く取って、その分安価部品使った方が商売上は合理だと言えはする。
あとは、これ以上品質向上のコストを投入したくない場合も……って、それが3com系か
fj.jokes出身:
保守契約て「万が一」に備えての一種の保険だよね? (スコア:2)
東京海上は自己否定にならんのか?
東京海上日動システムズ (スコア:2, 興味深い)
という会社があって、従業員がおよそ1,400人もいます。
「保守切って、何か起こったら手も足もでないだろうに、どうするんだ」という
論調のコメントが多いようですが、ある程度は自前でなんとできるという
見極めもあったのでしょう。
その上で、何とかするための時間の余裕がある緊急性の低いシステムの保守を打ち切る、
という判断だと思いますよ。
Re:東京海上日動システムズ (スコア:2)
> ある程度は自前でなんとできる
保守契約するより、契約先の保守要員を引っこ抜いたほうが安いもんね。
自分でニコイチ (スコア:2, 興味深い)
正直言って、保守サービスを提供するのは大変なので、やりたくないんです。
以前は、同一構成のサーバを複数台まとめて買って、壊れたら自分たちでニコイチしていました。
同一構成のサーバを、修理して使い続けたい用途と、壊れたら諦める用途の両方に割り振って使い、ニコイチ時には後者を犠牲に。
たまに、ロット不良や設計不良を引いてしまい、あっという間にニコイチが進んでしまう事もありました。
保守サービスを提供しているお客様には半日から1時間待ってもらっているのに、
自社内のサーバが壊れたら即座にニコイチ済ませる姿を見た営業は、苦笑いしてました。
今では仮想化のおかげで、同一構成ではないサーバに容易に移せるので、少し楽になりましたね。
逆に業者から保守終了を突きつけられる (スコア:2, 興味深い)
どこかで読みました。
市町村合併が進んで仕事が減ったことが主な理由だそうです。
大変なのは自治体のほうで、記事によると保守の無いシステムは使っては
いけないらしく、突然の保守終了によって準備期間も無いままシステムの
入れ替えを余儀なくされているんだとか。
総務省が地方自治体に対して自治体クラウドを使うように進めているなど、
旧自治省としての仕事はIT予算の大幅削減を目指しているわけで、大手の
SI会社が撤退をするのも仕方ないかと思います。
よく通産省とIT関連の利権を奪い合っていた旧郵政省としては、力的に
民営化やら何やらでコマが減って弱体化し、数少ない国内産業で需要が
見込まれていたITを滅亡に導くことがとめられなかったのかなと邪推しちゃいます。
国内の産業を弱体化させた上で、将来にまた必要になったときには、国内企業じゃ
請け負うことができなくなっていて、海外の会社に任せることになっちゃうん
でしょうなぁ。
日本政府って、何がしたいんでしょう。国内産業をつぶすよりも天下り団体を
大幅に削減して予算の正常な執行状態に修正することが最優先だと思いますけど。
Re:逆に業者から保守終了を突きつけられる (スコア:3, 参考になる)
JALの赤字額なんて1千億円程度ですからね。
社保庁の年金システムの保守料1つ分にすぎません。
政府や地方公共団体のIT予算はその何十倍もあって
電子政府など効果のないものが多いですから
JALより潰す優先度は高いですよね。本当は。
霞でも食べる? (スコア:1)
どうやってSE/PG食って行けばいいのだろう。(棒
Re:霞でも食べる? (スコア:2, 興味深い)
一般的には随意契約は高いとか思われていますが、実際にはぎりぎりです。
要求されるスキルを持ったSEと金額が拮抗していて、儲けはスズメの涙。
入札にせよという圧力は、市民よりも職員から強く、入札にすれば随契より
安くできると思っているようです。
入札ともなれば大手SI企業が応札する可能性がありますが、単純に人件費
からしか請け負い金額を出せないので、うちより給与水準が高い大手が請ける
するとしたら、まともな考えで請けることはできないはずです。
たとえば能力の低いSEや新人を送り込むとか、不当にダンピングするとか、
最終的には随意契約よりも高くなる可能性があります。
または別のところでイロイロとオプションをつけてきて、そこで儲けようとか。
他社の悪評が聞こえてきていて、そこの会社はスキルの低い人材に高い地位を名目だけ
与えて、数あわせで送り込んでしこたま儲けるという。
そうされると、まじめに請けるつもりしかないうちの会社は入札で勝てない。
立場 (スコア:1, おもしろおかしい)
保守契約を結んでないだぁ?
お前らから買った機械が壊れたんだからお前らの責任だろうが!!
今すぐ直しに来い!!直るまでは帰さねえぞ!!
とか言えるほどの強い立場になってみたいものです。死ぬまでに一度ぐらい。
#現場まで全数検査に来いとかマジ勘弁
Re:立場 (スコア:1)
「瑕疵でしょ?」
の一言で作業をさせられます………
(;つД`)
自社で有る程度出来れば、ね (スコア:1, すばらしい洞察)
単に金額減らして「業者泣かせれば良い」ってのだと、単に業者は他で採算を合わせるだけ。
ぶっちゃけ、個々の単価が上がり見積もりは全て保守無しでの見積もりに。
トータルでは、同等のコストになるか、全て個別扱いで更に高く。
即応体制も取って貰えないだろうから、業務ストップによる利益遺失分も計算に入れなきゃいけない。
ですから、最悪時でも業務継続できるだけの緊急対応能力がちゃんと社内に有るのを確認し、
事後の電話問い合わせなんぞでどうにかなると言う状況を作った後での話ですね。
それでも、変な事をするよりは、保守のレベルを落とすことを相談した方が良さ気では有りますが。
単に縦割りの弊害で製造部門のシステムが丸ごと社外で、社内の管理者が責任を取りたくないから触らない、
なんて例も多いが、そういうのはちゃんと根回しして管理者に押し付ければどうにかなるってのも多いです。
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:4, 参考になる)
零細とか小規模なソフトハウスに直接システム開発依頼して、
「保守契約は結ばないけど、開発元だから即応体制維持してるよな」
とばかりに電話掛けてくるユーザ多すぎ。
ついでに、そんなシステムだから
「安くあげたいから、ドキュメントは納品不要。作っても払わないよ」
ってケースも多くて、仮に機能改修依頼であっても調査工数考えると客の用意した予算では割に合わないことが多い。
ソフトだけじゃなくて、ハードやインフラも一緒。
開発したソフトを稼働させるハードの見積を別注依頼され、
保留にされた揚句見積もりに記載した型番だけど得体の知れない新古品を自前で用意。
「おめーのところの見積もりに乗ってたんだから、動くだろ。サポートしろ」
と強要されることも……
納品したシステムが通信中にタイムアウトするってクレーム受けて、
システム内部の調査結果と共に10Base-Tとかカスケードさせまくりな100Base-Tなインフラは……と言ってみたら、
誰もいない深夜にインフラ屋を呼んで測定させた結果を示して
「何が問題あるんじゃ?」
と言われることも。日中に測定しようよ(涙
こんな客を切って捨てられる大手が羨ましい(内輪の実情はまた別だろうけど。
fj.jokes出身:
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:2)
> 「保守契約は結ばないけど、開発元だから即応体制維持してるよな」
> とばかりに電話掛けてくるユーザ多すぎ。
ありますねー。10年以上も前に作ったシステムでも平気で掛けてきます。
苦情は元請が何とかしろよと思うのですが
元請も言うに事欠いて、勝手に開発元の電話番号を教えるのですよね。
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:2, おもしろおかしい)
10年動くシステムを作っちゃうからですよっ(^ω^)
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:2)
せめて10年くらいで諦めてくれるといいんですけどねぇ。
ハード/ソフトのライフサイクル:基幹システムの平均寿命は14年 [nikkeibp.co.jp]
> ITベンダーは「基幹業務システムのライフサイクルはほとんどが10年以下」
> と認識していた。ユーザー企業とベンダーの認識には4年の隔たりがある。
> 従業員1000人以上の大企業では、その1割で「21年以上前」から稼働する
> 基幹業務システムが現存していることもわかった
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:2)
あと切れないのは、別に大手の元請けがいて、こっちに押しつけてくるところ。
あの元請け自体潰れてくれればいいのに……なんて思ってませんよ(口先だけですが
fj.jokes出身:
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:2)
そんな零細SIがいたなぁ。そこのせいで、俺の生活が狂ったなぁ(遠い目
fj.jokes出身:
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:4, 興味深い)
> ですから、最悪時でも業務継続できるだけの緊急対応能力がちゃんと社内に有るのを確認し
甘く見て失敗すると悲惨な事もあるようです。
システムが無くなった日 [hatelabo.jp]。
上記の例にもありますけど、一旦チームを解散して作った人が居なくなってしまうと
後で御免なさいをしても取り返しが付かないというのはありますね。
また実際は下請けに丸投げで作らせた場合も、事情を知っている人が居なくなるので
後が大変です。更に日本国内でさえそうなのですから、オフショアで作ったものは
どうなってしまうのでしょうね。
Re:自社で有る程度出来れば、ね (スコア:2, すばらしい洞察)
>それはすなわちフィクションと呼べる
ダウト。すなわちそれは"真偽不明"である。
話ってのは、フィクションとノンフィクションだけじゃないんだよ?
(#1823385)が言えるのは「実話かどうかは分かんないよね」まで。
「別にこれは現実の例ではない」と真偽を断定する主張を始めたのは(#1823385)なのだから、証明責任があるのは(#1823385)が先。
そもそも証明しろなんて言ったところで、(実話だとして)書いた本人や関係者が/.を見ていない可能性も十分に高いので、実話である証拠なんて出て来やしないって理解できてんのか。
逆に、フィクションである証拠は矛盾や嘘を見つければいいだけなのだから、頑張るべきは君。
関係者が出てこない限り、君が一番優勢だ。
ま、だれも勝敗なんて気にしてねぇけどな。
得るべき教訓があるならフィクションだろうが実話だろうが関係ないし。
見えざるコスト (スコア:1)
東京海上日動火災保険では求められる可用性が99.8%以下のシステムについてハードウエア保守を打ち切り
ダウンタイムが0.2%以下ならそのペナルティが保険料を下回る、という計算なのでしょうが、 リカバリーに17.5時間以上かかった結果それ以上のペナルティを受ける(大口取引がパーになるとか顧客に大損害を与えてしまうとか) って可能性はかんがえてあるんですかねえ?
まあ保険会社なんだからそういうリスク込みで計算してるだろうとは思うんですが、 どうも保守契約料金×0.002で単純計算しているんじゃないかという気がしてなりません。
Re:見えざるコスト (スコア:2)
>リカバリーに17.5時間以上かかった結果それ以上のペナルティを受ける(大口取引がパーになるとか
>顧客に大損害を与えてしまうとか) って可能性はかんがえてあるんですかねえ?
システム納めた会社の名前を晒し、そこのせいにしたあげく損害賠償要求すればいい って考えてるのでは。
#保守契約なし という事実は当然伏せる。
Re:見えざるコスト (スコア:3, 参考になる)
技術者倫理の教材で、よく出てくる事例ですね。不等号の位置明記してみました。
#半角空白のところですよね?
炎上事故発生率×平均死亡者数×保険金×出荷台数<炎上防止対策費用×出荷台数
この某自動車会社は、結局裁判で負けて懲罰的賠償金も支払わされています。まあ、当然ですね。
なお、大抵の資料では以下の式となっています。ご参考までに。
死傷者の出る火災の件数×(死亡による損失額/件+負傷による損失額/件)+車両炎上台数×車両損失額 < 販売台数×対策費
ちゃんと機能している保守ならいいけど (スコア:1, 興味深い)
しかも、下のような有様で・・・・保守の意味無いよな
ハードの経年変化による誤差が大きく、初期精度を大きく外れても修正しません。
ハードの校正サービスがありますが、測定するだけで修正しません。
ソフトのバグが見つかっても、回避方法があればどんなに使いづらくても改修しません。
特定の機能が、機能しないバグがあっても、オプション機能だと放置。
バグのレポートはほとんど公開されません。登録されていても、その公開番号を教えません。
優先度の高い問題でも、改修には1年以上かかり、その年の保守では改修されない。
コントローラソフトはノートPCとのセット販売です。ソフトだけの販売はありません。
ノートPCの保守はしません。製造メーカーに問い合わせください。
で、メーカーの販売価格の倍してるのはどういう訳だ!!
Re:ちゃんと機能している保守ならいいけど (スコア:2, 興味深い)
で、なんで別製品を使わないの?
Re:ちゃんと機能している保守ならいいけど (スコア:2)
ああ、rt900とixiaのことですか
同じ会社なので値段は下がらないしまさに寡占の悪い面が出てますね
かといって富士九とか古川じゃちょっと高レイヤは厳しいし
スポット保守は後回し (スコア:1)
私の本業はシステムの保守屋さんなのでこのままだとメシ食えなくなっちゃうのですが…。
スポット保守は基本的に後回しです。
SLA付きの保守>一般的な保守>スポット保守という感じでプライオリティ下がるし、
保守契約してくれないと部品も持たないよって感じ。
まあそんなわけで数回痛い目にあって、もう一度考え直したほうが良いのでは。
(ただし、大きな顧客はまた別だったり。)
Re:スポット保守は後回し (スコア:2, すばらしい洞察)
そらまあ、契約があるから夜でも正月でも瞬時に駆け付けるニンゲンが用意できるわけで
指定席じゃなく、専用列車を借り切っていたのだと気づくのは指定席が満杯で予約出来なくなってから……
Re:昔はいざ知らず (スコア:2, 興味深い)
昔々は、計算機を工場から出荷するときに、計算機と一緒に保守員も出荷されていました。
そのうちにホストがなくなってきて、客先に駐在という形もなくなり、今では修理するくらいなら新品購入のほうが安い。
東京海上日動、3万台のシンクライアントを2011年度に導入完了へ [itmedia.co.jp]というのもありますし、シンクラなんかは使い捨て状態なんだろうなぁ。
さすがに作業途中でよそへ行くってのは無いにしても、調整で日程を二転三転させることはありますね。
たしかに人手不足だし、現場で通用する技術者も育ちにくい世の中です。
Re:どうして? (スコア:2, すばらしい洞察)
多くのコメントを読むと、保守契約の「サービス」自体に価値がないんじゃなくて、保守契約を結んでいなくても、ごり押しされると保守せざるを得ない状態が恒常化したことで,保守「契約」の価値が相対化されているように読めます。
契約よりも泣く子と顧客の方が強い風潮は、その辺の小売店やサービス業でよく見られる現代日本の風景ではないでしょうか。
SEやPGから見ると、保守企業の営業がアホな顧客を増長させているというように見えるのは、その通りなのかもしれません。
Re:当然といえば当然 (スコア:3, 興味深い)
ソフトでも同様です。
数年間トラブルらしいトラブルがないし仕様変更の必要が無いという理由から、ミドルウェアとRDBのサポートを打ち切ったお客さんがうちにいます。
最末端のアプリのメンテの保守契約は継続しているのですが、いろいろあって、開発元ではないうちにお鉢が回ってきました。
でも、ミドルウェアがWindows XPまでしかサポートしないので、今後どうするかはこっちでは保証できないので、中間のベンダーさんと頭を抱えている最中です。orz