dancemanの日記: カナダMcGill大チーム、昆虫食プロジェクトでHultz賞を受賞 21
日記 by
danceman
モントリオールMcGill大学のチームが栄誉あるHultz賞に選ばれ、賞金100万ドルが与えられた。Hultz賞は、社会貢献を目的とした世界最大の学生コンペティションであり、例えば食糧安全問題、水やエネルギー、教育へのアクセス問題といった課題に対して、解決策をMBA学生及び大学生から募り競わせるものである(本家/.、UBM's Future Cities記事より)。
今回学生らに与えられた課題は、「栄養不良が問題となっている地域、特に都市の貧困街で生活する2億人の人達のための食糧を確保する社会的企業をつくる」ことであった。同チームは、都市部の食糧不足を昆虫食で補うことを目標とした、昆虫の生産から販売まで手掛ける垂直統合型のAspire Food Groupプロジェクトを立ち上げた。
ニューヨークで行われた授賞式では、コンペティションの審査員も務めたクリントン元米大統領が賞の授与を行った。クリントン氏主催のClinton Global InitiativeはHultz賞の協賛を務めている。
プレゼンが上手いだけの中身ゼロ (スコア:4, 興味深い)
根本的に間違ってると思う (スコア:3, 興味深い)
昆虫と言っても大量に飼育するときは飼料が必要。
虫なんて勝手に湧いてくるとか思ってないか?
大量飼育する場合草食昆虫なら小麦や大豆ベースで草っぽい匂いを付けたものを使います。
当然供給できる昆虫の量は飼料よりだいぶ少なくなります。
だったら飼料になる麦や大豆を食べたほうが安くつくだろ?
イナゴなんかは害虫駆除も兼ねているから成立してるけど、わざわざ飼育するとなると大変ですよ。
昔、どこそこの肉は猫の肉なんて都市伝説が流れていましたが、野良猫を捕まえれば安く付きそうに思うのかもしれませんが、あえて人を雇って捕まえると結構な金額になります。
猫のような肉食獣を飼育するとなると飼料代だけでも相当な額になり結構な高級肉になってしまいます。
事実犬や猫を食べる習慣のあるところでは現地の物価を考えるととんでもない高級品だったりします。
そのへんにいるの捕まえるだけやろ?という感覚で捉えている人は考えを改めたほうがいいと思いますよ。
食糧問題を解決したいなら環境負荷の少ない雑穀や芋、大豆ベースで栄養価を検証したほうが早いと思います。
いも類はカロリーは取れますがアミノ酸が不足します。
雑穀はビタミン、ミネラルが豊富で、アミノ酸は多いですがリジンが不足します。
大豆はアミノ酸が豊富で特にリジンが多いです。
これらをうまく組み合わせて足りないものを加えていけば一番効率的ではないでしょうか?
コメントの方が根本的に間違ってる (スコア:4, 参考になる)
たとえばニュージーランドの牛は牧草牛といって完全な牧草食 [newzealand-beef.jp]な位だから、肉の生産に穀物が必須というわけではないでしょう。バッタは種類が多く雑食の種もありますが、草を好む種類もいるのでは。人間の食用にならない草や作物残渣をエサにできる昆虫で食用に適した種が見つかれば、とりわけ食糧問題に有用と思いますが。とにかく、これらのリンク先を読めば判るように、昆虫食の有用性は既に明らかで、もはや議論する段階ではないと思われますが、全否定でしょうか。
今、問題なのは、これら多大なメリットに関わらず昆虫食が普及しないのでどうしようか、という事でしょう。
当然供給できる昆虫の量は飼料よりだいぶ少なくなります。
だったら飼料になる麦や大豆を食べたほうが安くつくだろ?
前述のリンク先を読めば判りますが、1kgのバッタの生産に1.7kgで済む、必要な土地が狭くて済むというメリットの他に、タンパク質と脂肪分に富み、カルシウム、鉄分を含んでいます。
牛・豚・鶏肉に魚を頻繁に食べた挙句、賞味期限の近づいた食品は容赦無く捨てるという、フードロス大国・日本(例: どう減らす “フードロス” [nhk.or.jp])に済んでいる私達が、世界の貧困街で生活する2億人の人達に、効率だけを考えろ、肉はもちろんのこと、昆虫さえ無駄だから食べるな、のような言い分も少し引っかかります。
農作物の生産に海を活用できれば、もっと良いと思う。 (スコア:1)
海は、人間が作業するのには適さないが、ロボットを導入すれば、海は陸より広いので、将来性があるかもしれない。
特に日本は、陸地より、海が広いので、考慮する価値は高いと思う。
ただ、現状の農業は、化石燃料に頼っている面も多いので、化石燃料から直接に効率よく食糧を合成できれば、
食料の代わりに、貯蔵の容易な化石燃料を貯蔵すれば良くなり、食糧の貯蔵費用も下がって良いと思う。
Re: (スコア:0)
蚕がいちばん有力なのでは?
あと非人道的な育て方をしても虫なら批判が少なそう。
遺伝子操作もし易そうだし
将来的にはもう虫ではないなにか工場の一部品になってそう。
Re:根本的に間違ってると思う (スコア:1)
蚕を育てるにはどうしても桑の葉を大量に用意しなきゃいけませんから、どうでしょうかね。
やはりココは何でも食べるスカベンジャーであるところのゴキブリに登場願うのが一番かと。
見た目を除けば、(試したくはありませんが)味も悪くなく小エビに似た味だそうです。
Re: (スコア:0)
今は人工飼料でも飼えますよ?
Re: (スコア:0)
その人工飼料のコスト等は?
って、考え浅いよな。
Re: (スコア:0)
飼育が大変・コストがかかる、といっても、脊椎動物の飼育よりはだいぶ楽でしょ?
植物性のものばっかり喰うのも淋しいけど、従来の肉食魚食では地球が破産。
じゃあ動物性食品の一部を昆虫に代替したらいくらかマシにならね?という話だと理解したんですが。
ハイブリッドカーは次善の策かただのペテンか。難しい問題ですね。
Re: (スコア:0)
そんなことないよ、という意味の文章が(#2467399)に綴られているのだが。
授賞式 (スコア:2)
>ニューヨークで行われた授賞式では
試食は行われたんでしょうか。
どんな味だったのか、感想を聞いてみたいです。
イナゴの佃煮くらいじゃダメそうだけど (スコア:2)
Re: (スコア:0)
正直佃煮にすれば何でも食えると思う by長野県民
#タニシの佃煮うめぇ
貧乏人は虫を食え (スコア:0)
安くて見た目に問題なくて美味しけりゃ……
いや、やっぱ慣れが必要かな。
Re:貧乏人は虫を食え (スコア:2)
大人に、今から食え、って言っても受け入れがたいでしょうけど、
子供の頃からそれを食物だと教えられてりゃ平気で食べるでしょうね。
んで、その子供たちが親になる頃には、当たり前の食物ということに。
虫そのものはちょっときついが、虫を原料にした加工食品なら、
ソレが普通にうまけりゃ食べれそうな気がする。
今の時点で、原材料に『コチニール色素』って書いてあっても平気で食べるし……
Re:貧乏人は虫を食え (スコア:1)
牛豚もつ料理もちょっと前まではゲテモノ扱いで下層階級の
食べ物だったことを考えれば、いずれ昆虫も受け入れらえるんじゃ
ないですかね?
Re: (スコア:0)
君の言うちょっと前ってどんくらい?
江戸末期前までは、牛豚食も外道なわけで、もう大正には
大衆食堂にあったらしいじゃない?
Re: (スコア:0)
そのまま食わなくても加工しちゃっても良いと思うんだけどね…。
Re: (スコア:0)
>安くて見た目に問題なくて美味しけりゃ……
「ざざむし」の佃煮って結構いいお値段しませんか?
Re: (スコア:0)
最近読んだ「任務外作戦」に出てくるバター虫のイメージが強烈で。
http://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488698164 [tsogen.co.jp]
マッ○グリル (スコア:0)
ニュースタイトルを"マッ○グリル"に空目した瞬間から
脳内でホカホカと湯気を立てるパンズに挟まれたカブトムシを
笑顔で差し出す制服のおねいさんがループして止まらなくなった。
意外に美味しそうなイメージだったので(腹が鳴った)びっくりした。
昆虫嫌いの方や、嫌悪感が強い方々の印象操作などというのは
食欲とビジュアル次第でなんとでも出来るんじゃないの?……と、思った。