ネットで2014アニメベスト10を選んでみたっていうのを見てその内容に納得いかなかったので自分も書いてみる。こういうのは人の作ったランキングに文句つけるよりも自分でも発表して文句つけられた方が健全な気がする(気がするだけだが)。
タイトル一覧の取得元をどこにすればいいか分からなかったのだけど、ニコニコ大百科の2014年冬アニメなどから取得した。マイナーなのは無いかもしれないけど、ベスト10を作る分には漏れを気にするほどではないだろうから。
- 10位:プピポー!
- 9位:さばげぶっ!
- 8位:未確認で進行形
- 7位:シドニアの騎士
- 6位:ベイビーステップ
- 5位:月刊少女野崎くん
- 4位:てさぐれ!部活もの あんこーる
- 3位:SHIROBAKO
- 2位:PSYCHO-PASS サイコパス 2
- 1位:スペース☆ダンディ
「ピンポン THE ANIMATION」「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」「蟲師 続章」「鬼灯の冷徹」「ウィッチクラフトワークス」あたりを落とすのは自分でも不思議な感じだけど、好きなんだけどここが気になる気になりすぎるって引っかかりがあると、全体的にはいいのに私的にがつんと減点してしまって、なんか気にくわないって感じに落としてしまった。こういうのはみんなもランキング作成をやってみるとよい。たぶん、やると分かると思う。逆にイマイチなんだけどここが好きだから全部許しちゃうみたいなのでランクインしたりして、純粋な採点と個人的な満足度の一致って難しい。
あと、私は「作画が駄目でも面白いアニメは面白い、作画がよくてもつまらないアニメはつまらない」って考えの持ち主なので、その辺はちょっとアニオタのコメントと食い違うことが多い。読むとき留意していただくと幸いである。
プピポー!
絵はアレだし話はなんだかよく分からないしって感じなんだけど、原作にある妙な色気というのは健在で、これを落とすのは偲びないといった感じでランクイン。
さばげぶっ!
テレビ前で見ながら素で吹き出したのは久し振りである。面白かった。気持ちのいいゲス主人公であった。ちょいとダレるところもあったけど、ちゃんと笑えるギャグ枠として貴重である。予算とクオリティコントロールがきちんとしてるっぽいのも安心できた。
未確認で進行形
日常系ラブコメと思わせつつ、伏線とストーリー展開をきちんと構成しているなかなかの良作。ラブコメの波動を感じる。
シドニアの騎士
原作からの大胆アレンジがいくつか気になるけど、音響と雰囲気の再現度が高く、満足できた。WEBラジオも面白い。
ベイビーステップ
これなどはもっといい作品がたくさんあったはずなのに、色々気に入った部分の占める領域が広すぎてぐいぐいランキングを上げた例。思わず原作を一気読みしてしまうような魔力を秘めていた。これもクオリティコントロールがよくできてた。この予算ならこの作画って感じ。いや、ちゃんと作ってあるんだけど、手を抜くところを抜く感じがさ。
月刊少女野崎くん
やー、面白かったです。色々うまいなーと思った。
てさぐれ!部活もの あんこーる
去年の1期からの流れだけど下ネタへの流れが止められなくなった感じ。ほんとに面白かった。ライトスタッフが奇跡的に揃った感じで、この作品に関してだけは、技術だけではないマグレの要素も評価しないわけにはいくまい。
SHIROBAKO
まだ終わってないけどこんな感じで。ただ個人的には2期まで見ると最終的にはちょっとランクが下がりそうな予感がする。私は作中で、普通はそんなこと言わねーよみたいな心情セリフ説明があると萎えるんだけど、後半にそういうのが増えそう。
PSYCHO-PASS サイコパス 2
1期で綺麗に終わったやんと思ってた。こういう2期は絶対駄目になる。そういう予見をいい意味で裏切ってくれた良作。ただ1期以上にSFしてて、より尖った内容になった。まあ、その尖り方がまた好きなんだけど。
スペース☆ダンディ
1期も2期も2014年なんですな。なんか長い間見てた気分になる。これは問答無用でしょう。2014年ベストといえばこれ。
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リスト見ててしみじみ思った。2014年冬アニメ(1~3月アニメ)はクソアニメの豊作クールでもあった。
- ウィザード・バリスターズ~弁魔士セシル
- ハマトラ
- 魔法戦争
最初から駄目とかまあ予想通りそれほど面白くないとかいうのは恒例のようにあったけど、そういうのとは別にこの3つは目が点になる珍妙な作品であった。