8月に入って、中国の4箇所でASF(アフリカ豚コレラ)の発生が確認された(NHK、農林水産省)。分析によれば、中国内の感染は少なくとも3月には始まっていたようである(Science)。ASFはヒトには感染しないが、豚(野生豚、野生イノシシにも感染する)の致死率は高く、対策は殺処分しかない。元々はサハラ以南のアフリカにあった病気だが、2006年頃にコーカサス地域に侵入し、ロシア、バルト諸国、東ヨーロッパ(現在はチェコまで侵入)に徐々に広がっていた。歴史的には第3波だが、今回はロシアが感染の輸出センターとなり、今般は中国が輸出センターとなる可能性がある。養豚業にとっては恐るべき脅威である。
アニメが現実に? (スコア:2)
って、アフリカブタ「ゴリラ」と思った。
Re: (スコア:0)
中国でアフリカほにゃららが蔓延というから、てっきりアフリカ狂犬病 [wikipedia.org]かと思ったのに残念。
Re:アニメが現実に? (スコア:2)
とりあえず、ホームセンター行く。
Re: (スコア:0)
スコップは最強の武器
家畜伝染病予防法における法定伝染病の覚え方(ただし古い) (スコア:1)
この病名を聞くと
「ぎゅうぎゅうの口の感の狂った短気のデブが、けつようぴに遊びに出んとアフリカのスーダンにこられペットにヒナをもらった」
の語呂合わせと漆原教授を思い出す。
Re: (スコア:0)
ぎゅう:牛疫
ぎゅう:牛肺疫
の:流行性脳炎
口:口蹄疫
感:流行性感冒
狂った:狂犬病
短:炭疽
気:気腫疽
デ:出血性敗血症
ブ:ブルセラ病
ここまでしか思い出せない…
Re:家畜伝染病予防法における法定伝染病の覚え方(ただし古い) (スコア:1)
このサイト [livedoor.jp]によりますと,
その後は
が
けつ:結核病
よう:ヨーネ病
ぴ:ピロプラズマ病
に
あ:アナプラズマ病
そ
び:鼻疽
に
でん:馬伝染性貧血(通称デンピン)・伝染性海綿状脳症(いわゆる狂牛病)
と:豚コレラ
アフリカ:アフリカ豚コレラ・アフリカ馬疫
の
スー:水胞性口炎
ダン:?
に
こられ:家禽コレラ
ペット:家禽ペスト(現在は高病原性鳥インフルエンザ)
に:ニューカッスル病
ヒナを:ひな白痢(現在は家禽サルモネラ感染症)
もらった
だそうです。
現在では、これ以外にも、法定伝染病として、腐蛆病 [wikipedia.org]・リフトバレー熱 [wikipedia.org]が追加されているで、
この語呂合わせも、バージョンアップされているかもしれませんね。
今回/今般 (スコア:1)
>今回はロシアが感染の輸出センターとなり、今般は中国が輸出センターとなる可能性がある
……どっち?
ロシアはもしかして「前回」?
Re:今回/今般 (スコア:2)
今は第3波の最中です。第2波までは撲滅されました。今回はロシアが感染の輸出センターになり、それが中国に及んだと考えられます。中国が、今の第3波における第2の輸出センターとなる事が懸念される訳です。
ワクチン (スコア:0)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B1%9A%E3%82%B3%E3%83%AC%E3%83%A9 [wikipedia.org]
>日本では生ワクチンの使用が限定的に認められていたが、2006年3月にワクチン接種を完全に中止して摘発淘汰を基本とした防疫体制となり、
鳥インフルの時も思ったが、なぜ家畜はワクチンを使わない方向に行く?
人間およびペットには打ちまくるのに?
ワクチンを打ったモノを食べると危険なのか?それにしちゃ抗生物質入りのエサとか使ってるようだが。
Re:ワクチン (スコア:5, 参考になる)
ワクチンもタダではないので使わずに済むなら使いたくないんですよ。
豚コレラに関して言えば、2006年までは全頭接種し定期的に抗体検査を実施。
野外感染(ワクチン以外での自然感染)が発生していないことを確認してワクチン接種を中止。
その後も抗体検査を続けて野外感染がない(日本国内に豚コレラウィルスが存在しない)ことが確認できたので
>2007年4月1日より国際獣疫事務局(OIE)の規約に基づき、日本は豚コレラ清浄国となった
という流れです。
国内にウィルスが存在しないのであればワクチンを打つ必要も無いわけです。
抗生物質については、その他の病気の予防的な意味で入れている場合が多いです。
病気にかかると成長が遅くなりエサを余分に消費しコストがかさみます。
500円の抗生物質を入れることで病気が予防でき順調に成長して餌代が3000円浮くのであれば抗生物質入りを選ぶでしょう。
豚肉への残留について気にしているのであれば、それぞれの薬ごとに休薬期間が設定されており(薬によるが最低2週間前後)、大抵の場合出荷1ヶ月前くらいからは抗生物質などが入っていない餌が使われているはずです。
休薬期間が守られているかどうかは、屠畜場で獣医が1頭1頭検査しています。
残留があると肝臓(レバー)が変色しているので一目で判ります。
Re: (スコア:0)
>豚肉への残留について気にしているのであれば
じゃなくてですね。
・通常は国内で発生してないのでワクチン代金が無駄
・でも外国から持ち込まれる等して万一発生したら全滅。なので保険の意味でワクチン打っておくのも理にかなっているのでは?
というあたり。
「個々の牧場単位で全滅しても別にかまわない。その分は保険会社に金銭的な保険を別にかけている。そしてその保険料はワクチン代より安い」とかそこまで考えてるなら言うことはないのですが。なんか鳥インフルの騒ぎみてると…
#鳥インフルはニワトリの単価が豚より安いとかインフルエンザは変移しまくるので大変とかそのへんの事情もあるのかな?
Re:ワクチン (スコア:1)
豚コレラが発生している国からは豚(生体・肉とも)の輸入は禁止されていますし、畜産関係者はこれらの国への渡航は自粛するよう通達が出ています。
また、豚コレラ以外の病気のこともあり農場は関係者以外立ち入り禁止、関係者も敷地へ出入りのたびに全部着替える(神経質な農場ではシャワーも浴びる)長靴・手袋を消毒するなど、普段から対策もしています。
これでほとんどの病気が農場に入るのを防げます。
でも、鳥インフルエンザの場合は野鳥が感染してウィルスを運び日本国内・農場への侵入を防ぎきれないためワクチンで対策するしかないというのが現状です。
鳥インフルエンザウィルスが変移して人間に感染する可能性もあるというのも騒ぎが大きくなる原因かもしれません。
Re: (スコア:0)
インフルエンザワクチンの接種を受けたことがある人なら、いちいち説明されるのでご存じでしょうが、ワクチンは感染した際に発症を抑える、発症した場合でも症状を軽く抑えるものであり、感染を防ぐことはできません。
そのため感染拡大には無力で、さらにワクチンを打ってしまうと、抗体検査による感染区別ができなくなるといったことが理由だったような。
Re: (スコア:0)
>そのため感染拡大には無力で、
そうなの?
人間の場合も、自分に感染(ウィルスが体内に入る)ことは防げなくても、そのウィルスが体内で増殖することを防げる(発病および他人への感染を防げる)ので打っているのでは?
Re:ワクチン (スコア:1)
ワクチン打って生き延びてもやせちゃ意味がない
家畜ってのは経済動物だってのは何で呼んだせりふだったか
抗生物質云々ておそらくイベルメクチンあたりのことだろうけど
一回の投与で肥育効率が上がるんだったはず
肥育期間の短縮、必要な飼料の削減の効果がえられる
つまりお得
Re: (スコア:0)
コストの問題
ペットや人間も「り患したら殺処分」が良いんか?
Re: (スコア:0)
ゆくゆく値札つけて出荷するタイプならね。
ペットショップとか。