他にもっと冷えるCPUクーラーがあれば10万円 79
ストーリー by kazekiri
1度でも低ければ 部門より
1度でも低ければ 部門より
ultrageek 曰く、
オーバーウェイテクノロジージャパンがVSC-288という真空超熱伝導管と聞いただけですごそうな機構を採用しているCPUクーラーを販売しているのだが、CPUの消費電力が189Wの場合でもCPU温度を64℃に抑えることができるというものらしい。だが、この製品がもっとすごいのはそのキャンペーン方法にあり、「 VSC-189より放熱効果の高いCPUクーラーを発見すれば、10万円プレゼント!」と書かれた紙が同封されているらしい。 なんというか、どこかの家電量販店のような売り方にちょっとクラクラしてしまう。
10万円プレゼント!よりも (スコア:3, 興味深い)
スパロボ関連好きとしては、真空超熱伝導管という、いかにも必殺技っぽいネーミングセンスにはグッとくるものがありますが…(^^;)
補足事項として、元々のキャンペーン期間は2007年9月30日までだったようですが『2007年11月30日まで』に延長されたようです。
〜昼の光に夜の闇の深さが分かるものか〜
10万円ゲットの条件 (スコア:1)
ゲットの条件のほうは(70-43)/180=0.15℃/W ~ (70-43)/200=0.135℃/Wの放熱を、フィン本体の重さ330g以下で実現よってことだな。
ん?最低条件の0.15℃/Wってぇ、製品0.14℃/Wよりも要求が低いじゃん。これ何JAROなぁ。
まてよ。重さまで含めて評価するには・・・・
製品(69.46-43)*418/189=58.52℃・g/W
最低(70-43)*330/180=49.5℃・g/W
最高(70-43)*330/200=44.55℃・g/W
ってことかぁ。
余計なものかもしれないけどID
大槻昌弥(♀) http://www.ne.jp/asahi/pursuits/ootsuki/
ヒートパイプですね (スコア:2, 参考になる)
ひと工夫加えただけのヒートパイプですね、要するに。
もちろんそのひと工夫で画期的な高効率を実現しているということなのでしょうが。
Re:ヒートパイプですね (スコア:0)
これがッッ (スコア:4, おもしろおかしい)
Re:これがッッ (スコア:0)
> 真空超熱伝導(ヒート)管(パイプ)ッッッ!!(ズギャァァァァン
しんくうひーとぱいぷぅぅぅ
と叫ぶのが正しいのかな?
しんくうひーとぱいぷぅぅぅ (スコア:1)
それとも『波動拳』と『真空波動拳』ぐらいの差?
# もちろん『大山のぶ代』ですよねぇ。
Re:これがッッ (スコア:0)
>> 真空超熱伝導(ヒート)管(パイプ)ッッッ!!(ズギャァァァァン
>しんくうひーとぱいぷぅぅぅ
>と叫ぶのが正しいのかな?
それに触れることはッ!!死を意味するッ!!!
勇気と共に進め! (スコア:0)
銅粉焼結!
>しんくうひーとぱいぷぅぅぅ
この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1, 興味深い)
フィンのピッチが狭くなると埃が詰まりやすく
それが原因で故障する原因になってます。
こういう方向性になるとメンテナンスフリーと逆で
こまめに分解して清掃するなどしないと維持できない不便なものになります
本当に必要なら、マザー、筐体、ヒートシンクを一体設計で考えるべきで
個々の会社がチマチマ製品を作ってるレベルじゃない気がするんですけどね
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1, 興味深い)
#デスクトップ用途だけでもシェア取っていけば収益安定するのに。
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1)
かつて笑い話でしかなかった水冷PCとかは大手メーカーがちゃんと量産化しているわけで、コストと商品価値が釣り合うなら採用もあるんじゃないでしょうか。ガソリン添加剤の類とかと比べればはるかにましなんじゃないかと。
#元皇族の出身とかいう人が社長してたその類の会社に巻き込まれそうになったことがあるなあ
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:0)
マーケットが全然ちがいまっせ。
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1, 興味深い)
こういうのってさ「うおぉ、そんなに冷えるのか、すげぇ、ぽちっとな」で買って、ハコ開けて温度計つけてガリガリ負荷かけて「冷えてる冷えてる」って言って、温度測るのも飽きたし普通に使おうかと思ったら実用面でトホホな手間がめっさかかって、泣き言いいながらあれこれとバッドノウハウを構築するという、その辺まで含めて楽しみたい人のための製品なんだと思う。
「実用品として性能が云々」「コストパフォーマンスが云々」という動機よりも「なんか凄い」とか「その心意気に惚れた」なんていう動機で買う人向けなんじゃないかな。
# 自分が買うなら、コストパフォーマンスがいい実用品がいいけどね
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1, おもしろおかしい)
……あれ?
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:0)
埃でCPUが壊れましたね。
CPUはPrescottです
吸い込みタイプの排気の場合フィンが詰まると命取りだね
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:0)
ちょっと熱伝導が優れているとか言っても運んでるロスがどれほどだと思ってるんだろうか
構造も同じ
いろいろ見てきたけど、結局ヒートシンクなんて容量と表面積に勝てる物はないとつくづく思う
あと装着方法
アホみたいな強度のバネをマザーボードやCPUを割りそうになりながらいちいち人力でかけるよりも、ネジ留めの方が楽なのにほとんど見かけない
平行なんて、同じだけ回せばほぼ出るだろうが
バネの方がよっぽど傾く
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1)
ヒートパイプやヒートレーンが改善するのはヒートシンクと空気の間の熱伝導じゃないよ?
>アホみたいな強度のバネをマザーボードやCPUを割りそうになりながらいちいち人力でかけるよりも、ネジ留めの方が楽
たぶん発条の方が「慣れると早い」。おそらく部品で買う人でなく完成品メーカーの事を考えて設計してるんだよ。
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1)
ヒートシンクで最も熱が通りにくいのは、ヒートシンク表面→空気の部分で、その熱伝達率に比べれば、ヒートシンク内部の熱抵抗なんて桁が違いますからねぇ。
例えるならば、1kΩと10Ωの抵抗が直列に繋がっていて合わせて1.01kΩ、それが1kΩ+1Ωになったところで合わせて1.001kΩになるだけ。…みたいなモノではなかろうかと思ってます。
例えば、一時期(今も?)銅製のヒートシンクが流行りましたけど、アルミの熱伝導率237[W/(m・K)]が銅の398[W/(m・K)]になったところで何が嬉しいのやら。(フィンを薄くしても先端まで有効利用できるとかの利点はありますけど)
たかだか50mmばかり離れたところに熱を運ぶのにヒートパイプを使っているのは、熱を移動させるというよりも、フィンに均一に熱を伝えて有効な体積を増やす為…って大義名分はあるのでしょう。
いちおう、確かに、0.14[℃/W]というカタログスペックは質量の割には優秀ですね。
例えば、ALPHAの汎用角ピンヒートシンク S20100-30W [micforg.co.jp](質量327g)の性能データを見ると、57cfmのファンを取り付けても0.2[℃/W]弱。(57[立方フィート/分] / (□100mm) = 2.7[m/s]) [google.co.jp]
0.14[℃/W]なら180Wで温度差25℃が、0.2[℃/W]なら温度差36℃。10℃の差はそれなりに意味のある違いかな。
#そーゆーお仕事はしたことがないので、数値は机上のものです。
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:0)
優れてるんなら良いのでは……
#というかロスってなんだろ?
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:0)
細いヒートパイプでえっちらおっちら運ぶより、
CPUにメインのヒートシンク部分直付けでその場で冷却する方が効率的じゃないの?
ヒートパイプを通ったら劇的に熱が下がるのなら、好きなだけヒートパイプを通せばいいけど、
あくまでも温度を下げるのは本体の部分だよね?
あと熱って一瞬で移動する訳じゃないでしょ。遠ければロスでしょ。
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:5, 参考になる)
ヒートパイプは、「伝導熱」じゃないです。潜熱輸送です。だから、断面積は直接的な意味が無い。(全く無いわけじゃないけど。)
ヒートパイプは、熱い側で中に封入されてる液体が気化し、潜熱を奪うコトにより冷却します。
冷たい側でその気体は液化し、潜熱を放出することにより、熱輸送が完結します。
そして、この気体は音速で伝搬するので、熱の輸送速度は音速です。
(液体になった作動液をどうやって熱い側に戻すか、ってのが工夫のしどころ。通常は毛管現象とか使う。今回のクーラーはたぶんココを工夫してる。)
つまり、ヒートパイプは、熱を熱い側から冷たい側に移動させるだけの機能しかありません。
ではなぜCPUクーラーに使われるかというと、CPUから離れた位置に、ヒートシンクやファンを配置し、効率的に冷却することができるから。
ノートPCなどは、設計自由度の観点からCPU直上などにヒートシンクを配置できないので、ヒートパイプを使います。
自作マニア用PCUファンは、CPU近辺の混雑を避けて巨大なヒートシンクとファンを設置するために使っています。
個人的には、ヒートパイプをPC筐体の外に引っ張り出し、巨大なヒートシンクを筐体外に設置するのがベストじゃないかと思うんですけどね。
誰かやってる気もしますが…。
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:2, 興味深い)
Zalmanのこのへん [ask-corp.co.jp]のシリーズがそういうコンセプトですね.
製品として売っちゃうあたりの馬鹿さ加減が素晴らしい.
#筺体外というか筺体一体型放熱フィンですが.
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:1)
まあ,ケースですから,一般のM/Bを使わなきゃいけない以上そこはどうしようもないですね.
基板設計とかも面倒かも.CPU周りの配線とかってIntelの配ってるデザインそのままってのが
多かったと思いますので,CPUだけとか反転させるとちょっと作り直さないと.
>分業では詰めの甘さは改善できそうにないですね。
詰めの甘さというか,汎用パーツの使用が前提である以上そもそも無理ですよね.
それにどう考えてもニッチな商品ですんでそこまで設計するのも馬鹿馬鹿しいというか.
Re:この手ってもう終わりだと思うんだな (スコア:4, 参考になる)
ヒートパイプ内の熱伝導率は非常に高く,同等の太さの銅棒の数十倍やら数百倍やらという
値が平気で出ます.そんなわけで
>CPUにメインのヒートシンク部分直付けでその場で冷却する
なんて事をするよりも,ヒートパイプ経由の方がより効率的に冷やせます.
#正確に言えば,より広い放熱フィンに対し大量の熱を運べる.
>あくまでも温度を下げるのは本体の部分だよね?
その通りですが,発熱部に接触できる放熱フィンよりも,放熱部から引き回したヒートパイプに
くっつけられる放熱フィンの方が面積を稼げます.
発熱部直付けでもフィンを大きくすれば,というと今度はフィン内の熱抵抗が大きくなります.
要は,ヒートパイプ経由の放熱ってのは,
発熱源 -> 直付けの(放熱はしないけど)熱伝導率のすごく高い部分 -> 放熱用の大面積フィン
となっているわけです.
>あと熱って一瞬で移動する訳じゃないでしょ。遠ければロスでしょ。
遠くて困る場合は熱抵抗が高い場合です.で,ヒートパイプは熱抵抗は低いわけです.
でまあ,「熱が移動するのにかかる時間」ですが,冷却にはあまり意味がありません.
例えば平衡状態であれば,熱が冷却部まで移動する時間は冷却に関係しません.熱流の量(単位
時間当たりどの程度の熱が移動できるか)は関係しますが,こちらはヒートパイプの熱抵抗が低い
ことから十分大量の熱を輸送可能です.
#要はホースを通して水を流すとき,ホースが長かろうが(熱の移動が遅い)短かろうが(熱の移動が速い)
#単位時間当たりホースの先から出てくる水の量には関係ないということ.ただしホースのインピー
#ダンス(抵抗)は関係する.流量(熱流の量)が変わるんで.
#十分太いホースを使えば,ホースが長かろうが短かろうが単位時間に流れてくる熱の量は変わらない.
誰か突っ込んであげないの? (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:誰か突っ込んであげないの? (スコア:0)
Re:誰か突っ込んであげないの? (スコア:0)
よく分からないので解説してください><。
Re:誰か突っ込んであげないの? (スコア:1)
↓
クーラークーラー
↓
クラクラ
# これでご理解いただけますでしょうか。(をい
Re:誰か突っ込んであげないの? (スコア:0)
>↓
>クーラークーラー
おかしくないか、これ
常識的に考えて…
空気嫁 (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:誰か突っ込んであげないの? (スコア:0)
# 場の空気を冷やしてどうする。
Re:誰か突っ込んであげないの? (スコア:0)
# 皆さんなかなかの鬼ですね
伝統的な商売方法 (スコア:1)
温度は高くても放熱効果はVSC-288の方が上だ、とか言って結局10万円は出さないつもりなんですよ。
関係ないけど型抜きって漫画、アニメ以外で見たことないなあ。
メジャーな商売だったの?
考え方を変えてみる (スコア:1)
このレギュレーションをクリアするクーラーを自作しちゃえば
10万円もらえるってことですね。
かなり難しそうですが・・・
Re:考え方を変えてみる (スコア:1)
「発見したら」って・・・川○浩の探検隊?
Re:考え方を変えてみる (スコア:1)
・ヒートパイプを利用して、30cm*30cm等の広い領域に熱を運ぶ、板状のヒートシンクを作る
・できるだけ巨大で表面積の大きい、アルミ製の筐体を持ったファンを作る
・この2つを熱抵抗が低くなるように接合し、ファン風量が規定以下になるように非常にゆっくり回す
これで、ファン側から放熱するってのでどうでしょう?
10万円では元は取れませんが・・・ (スコア:1)
熱伝導率(W/mk)
ダイヤモンド 600
銀 420
銅 390
金 320
アルミニウム 236
体温で氷を切断とかとか(ページ内の下から3つめの写真付近)
http://www.asahi-net.or.jp/~zq9j-hys/030722JT60.htm
単純な疑問 (スコア:0)
Re:単純な疑問 (スコア:3, おもしろおかしい)
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:単純な疑問 (スコア:2, すばらしい洞察)
それより俺は製品ページの「CPU189Wの稼動でもCPU温度は43℃で69.46℃」の意味の方が疑問。
Re:単純な疑問 (スコア:1)
Re:単純な疑問 (スコア:0)
べたな突っ込みだが、最初のは「放射」といって熱伝導とは違う。
#あと2つは実現しているのかすらわからないので口を閉じる。
Re:単純な疑問 (スコア:2, 参考になる)
ヒートシンク側で再び液化して(この場合だと)銅の網と微小球体の毛細管現象で吸熱部に戻す。
ヒートパイプの基本動作やね。
#10万円チャレンジの件、
#液冷やペルチェ、ヒートポンプなんかを使えば簡単にクリアできるだろ、
#と思ったら、何やらゴチャゴチャ細かい条件が・・・
#個人的には液冷で筐体放熱が一番良いと思う。シンプルだし、ポンプの遮音はやりやすいし。
仕組み (スコア:0)
Re:仕組み (スコア:1)
Re:仕組み (スコア:2, 興味深い)
作動液の毛管現象による輸送性能向上も狙っているのかも.
# 実現できているかどうかは分かりませんが
Re:仕組み (スコア:0)
不要になったパーツのヒートパイプを切断してみると、
内部はツルツルした管で中から数滴の作動液らしき液体が出ただけだった。
実際の所、肉眼で確認できないほど細かいスリットが入ってるのか?
だとしたら「曲げ」の部分で潰れてしまうような気がするが。
Re:仕組み (スコア:1, 興味深い)
内部の媒体を発熱側へ戻す際、液体に戻す必要すらありません。
要は発熱側でエネルギーを得た分子が放熱側へ移動して、
エネルギーを放出した後にまた発熱側へ戻ってくれればいいわけです。
無論、蒸発と凝縮を利用した方が一度に運べるエネルギーの量が多く効率的なわけですが。
復路も音速で発熱側へ戻れる気体に対し、
いくら密度が高いとはいえ液体では速度も遅く重力の影響も受ける等のハンデがあります。
それを緩和できれば、まだまだ効率を良くできる余地があるということなのでしょう。
Re:仕組み (スコア:1, 興味深い)
>要は発熱側でエネルギーを得た分子が放熱側へ移動して、
>エネルギーを放出した後にまた発熱側へ戻ってくれればいいわけです。
ソレって対流では…。
ヒートパイプは、潜熱が関わるのがキモだと思ってたんですが違うのかな。
気体の対流だけで冷やすのは困難だと思いますよ。
対流や伝導に比べて、潜熱に変換して移動させた方が高効率だから、ヒートパイプってあるんだと思うのですが。潜熱使う以上、液体と気体の変換は必須ですよね…。
ちなみに、一般的なノートPC等に使われてる小型のヒートパイプは本当はヒートトレーンと呼ぶそうで、毛細管現象とは別の方式で動いているようです。
熱い側と冷たい側の間をあぶく混じりの作動液が往復振動してるよーなイメージらしいけどよくわかんない…。