アーサー・C・クラーク先生、90歳の御誕生日おめでとうございます 92
ストーリー by yoosee
2007年アレゲな旅 部門より
2007年アレゲな旅 部門より
marupeke 曰く、
12月16日に、アーサー・C・クラーク先生が90歳の誕生日を迎えられました。 おい、そこ、まだ生きてたのとか言わない。 wiredの記事によりますと、これを記念して専用ブログ Sir Arthur C Clarke's 90th Birth dayが立ち上げられたとのことです。
「静止衛星」「軌道エレベータ」「モノリス」etc.と、先生の業績は今さら振り返るまでもないほど輝かしいものばかりですが、あえて先生を称える一言を探すとしたら、やはり未来人でしょうか。先生、2011年までもうあと3年とちょっとですよ!
アーサー・C・クラーク先生のお言葉 (スコア:4, 参考になる)
ビデオだけならばSir Arthur C Clarke: 90th Birthday Reflections [youtube.com]の方が綺麗に見られるようです。
ものすごく空目したッ (スコア:3, おもしろおかしい)
×:専用衛星 Sir Arthur C Clarke's 90th Birth dayが打ち上げられたとのことです。
もうおれはだめかもしらん…
紛らわしい事を言うな! (スコア:1, おもしろおかしい)
って、確認しちゃったじゃないか
トランジスタも (スコア:3, 興味深い)
こちらにも思いを馳せてみましょう。
まだ生きてたの (スコア:1, おもしろおかしい)
なんて書いてるおまいが一番失礼。いや、でもまだ生きてたとは驚いた(汗
昨今のSFアニメの考証係はセンセの爪の垢でも煎じて飲みやがれ。
嘘なら嘘と分かるように描きやがれ。
Re:まだ生きてたの (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
でも、SF作家関係では、いつの間にか死んでた星新一なんて先例が有るんで、この手の話題を見て反射的に考える事は、
「本当に生きてるんだよな!!??」
って事じゃないの?
Re:まだ生きてたの (スコア:5, 参考になる)
思い浮かぶ人について、生きてるんだか私の記憶も定かでないので、生年&没年(死んでる人の場合)を
ちょこっと調べてみました。
エドモンド・ハミルトン 1904.11.21-1977.2.1
フレドリック・ブラウン 1906.10.29-1972.3.11
ロバート・A・ハインライン 1907.7.7-1988.5.8
A.E.ヴァン・ヴォークト 1912.4.26-2000.1.26
アイザック・アジモフ 1920.1.2-1992.4.6
そして、わが御大。
アーサー・C・クラーク 1917.12.16-
あ、発見。この人も健在なんだぁ。
レイ・ブラッドベリ 1920.8.22-
SF界の巨人といえばこの人も頭にぱっと浮かぶんですが、全然世代が違った、ですね。
ジェイムズ・P・ホーガン 1941.6.27-
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
> ジェイムズ・P・ホーガン 1941.6.27-
それは巨人違いというかなんというか。
#「創世記機械」と「星を継ぐもの」「ガニメデの優しい巨人」「巨人たちの星」は大好きです。
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
評判悪いけど、私は「内なる宇宙」も好きです。
Re:まだ生きてたの (スコア:4, すばらしい洞察)
スリランカって聞いたらクラークしか出てこない…
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
「え? ○○さんクラーク氏知っているんですか。何でですか?
国では結構有名人です。良い所住んでますよーw」
と言われました。
日本でも(それなりに)有名ですよ、といったら意外そうでした…。
まぁ英国ならともかく、SFに興味ないとそんなものかもしれませんね。
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
なに甘えたこと言っている。
これだけ、複数ソースの情報の入手が簡単になった時代に・・・・
その科学考証が嘘だと気付くのは視聴者の仕事じゃないか。
(というか、嘘を混ぜないと奇抜なSFが・・・)
でないと嘘をほんとのように描いて舞台を作るという
SFとしての基本ネタが全然できないだろう・・・
# 俺の脳内では、いい加減な話の場合はSFではなく
# ファンタジーと思ってみることにしています
Re:まだ生きてたの (スコア:3, おもしろおかしい)
御意。
「2001年宇宙の旅」「2010年」を例外として
ほぼすべてのSF映画・アニメに宇宙で音が出る設定が実装されてますデス。
Re:まだ生きてたの (スコア:2, 興味深い)
と注釈が書かれていたのが強く記憶に残っています。
藤子F先生のこだわりが感じられました。
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
// 無かったら無いで、寂しいものでしょうがね。
Re:まだ生きてたの (スコア:1, 興味深い)
- 宇宙船が進むと共に、背景の星が後ろへと流れていく
- 宇宙船が上下非対称。ブリッジが最上階にある。
- 長時間かけて全力加速した宇宙船(やMS,etc)が、ちょっと逆噴射しただけで停止できる
- 右旋回するときは、その前に機体を内側に傾ける
- 時間の遅延なしに現在位置を探知できるレーダー
- 同様に電波やレーザーによる超光速通信
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
実のところ、クラークもそういうのをやってみたかったらしく、自作の「地球光」の中で控えめとはいうものの、光学兵器の光線が目視できるという描写をしていたりします(ただし、埃だの塵だのといったものに乱反射して見えてるという設定にはなっている)
#ま、クラークにしては珍しくミリタリーSF風味の作品だしw
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
>// 無かったら無いで、寂しいものでしょうがね。
そんな寂しいのも、それはそれで見てみたいと思います。
谷甲州の航空宇宙軍史での爆雷戦を脳内再生しようとしたら、映画「U・ボート」の映像が浮かびました。
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
真空中での見えないレーザーをちゃんと描写した映像作品っていえばアニメ版のプラネテス [planet-es.net](タバコが吸えない回)ぐらいかな. ほんの数秒, 2カットしかありませんが.
Re:まだ生きてたの (スコア:1, 興味深い)
でもベースとなる衛星が赤道に限らず常に直上で待機しているインチキSF
衛星から射出されたヨロイが真下へ一直線に降下するインチキSF
スイングバイで月へ飛んでくインチキSF
あれが超常科学もしくは超一流のギャグだなんて夢にも思わない視聴者の方が多かっただろう
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
CMにある通りに「痛快娯楽復讐劇」でしょ。
あれをSFだと思っている人の方が珍しいのでは?
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
HALが人間くさいセリフをいうかどうかはプログラム次第なのでは。
別に人間性がなくとも「ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・マ・シ・タ」と話したり
「みっくみくにしてあげる~」と歌う音声合成プログラムが作れるわけだし。
どれだけ楽しそうに歌っていたとしても、音声合成プログラムに人間性など
かけらもない。
>2001年で簡単な嘘をつけずに失調したハルが
HALは乗組員をサポートするように作られているので、「真実を話すこと」
「事実を包み隠さず伝えること」が義務づけられているって話じゃなかったかな。
つまりHALにとっては「本当のことを話す」が本能で最優先事項なのだが、
同じHALに「事実(モノリスのこと)を話してはならない」という最優先
プログラムを無理矢理上書きしたので、矛盾を生じてしまったのだと。
Re:本題から離れるが (スコア:1)
肉体を処理しつつスターチャイルドに解脱したボーマンの意識が
彼/彼らの統合人格を決定する上で優位にあることはおかしくないと思います。
〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
Re:まだ生きてたの (スコア:4, すばらしい洞察)
の略です
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
Re:まだ生きてたの (スコア:1, おもしろおかしい)
#他が真面目な話だからって、冗談が入ってないとは限らないよ
Re:まだ生きてたの (スコア:1)
高校くらいからハードSFを読み漁り始めたんですが、そんときは素でクラークもアシモフも存命とは思っていませんでした。
ついでに言うと、安部公房もお亡くなりになったニュースで「あ、まだ生きてたんだ(かなり失礼)」って知りました(汗)
2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
とありますが、できたら往時のSF隆盛を知る人達に振り返っていただきたい。
私は、よく知らないけどなんかすごい人、ぐらいのイメージしかないんですな。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:2, 興味深い)
個人的にはアーサー・クラークは「幼年期の終わり」に一番衝撃を受けましたね。
スタニスワフ・レムの「惑星ソラリス」と合わせて読むと(両方とも)さらにおいしく読めます。
どちらも2001年シリーズと同じ「ファースト・コンタクトもの」ですが、「案外こういうのが一番リアルかも」という感慨が残ります。
この2作と比べたら、スピルバーグの映画なんて馬鹿馬鹿しくて観られなくなる、という特典も付いてきます。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
あの人は、「激突」とか「ジョーズ」の監督ですよ。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
同感!地球幼年期の終わり(出版社によって表題が違う模様ですが)には、私も多大なるショックを受けましたよ。
それ以外ではエドモンド・ハミルトンのスターキング(邦題は天界の王かな)にも、超しびれたなぁ。眠りに入る時に、
何か聞こえてこないかなぁ、なんて。。。(これも、ファースト・コンタクトものの部類になるでしょうか。)
これらの作品やA・E・ヴァン・ヴォークト等の壮大なスペース・オペラものに、私は絶大な影響を受けましたっけ。
SF黄金期(1950~1960年代頃)の巨人達の影響を受け、ある意味でそれらを上回るようなハードSFの分野を構築したのが、
ジェイムズ・P・ホーガンかなと私は思っています。
ホーガンの星を継ぐものは、幼年期の終わりと共にSFベスト10のRanking常連ではないでしょうか。
>スタニスワフ・レムの「惑星ソラリス」と合わせて読むと(両方とも)さらにおいしく読めます。
惑星ソラリスは名高いので気になってはいたのですが、ロシア・アレルギーでうん十年も、敬遠してました。
けれども、こりゃ、絶対読まなきゃ、だな。=D
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
「揺籃の星」は情けなくて涙が出ました。
クラークの(というより英米SFの)ベストは「楽園の泉」だと思っています。
ほとんど無関係なエピソードを積み重ねて一枚の大きな画を描き出してみせる、存在自体が軌跡のような作品です。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
クラーク氏が書かれた自伝
「楽園の日々」には『巨人達を育てた黎明期の巨人達』の思い出が書かれていました。
http://www.bk1.jp/product/00686494 [bk1.jp]
SF雑誌の表紙に感動した少年時代、名物編集者や当時の社会状況、当時のロケット開発の社会の認知具合など
思い出と愛情溢れるエッセイですのでクラーク氏やこの時代のSFファンの方にはお勧めです。
(ちょっと古い本ですので途中でハインライン氏の訃報が挿入されたり、
執筆時存命だったアシモフ氏に友人ならではのからかいの言葉が入ったりするのが切ないですけど…orz)
>エドモンド・ハミルトンのスターキング(邦題は天界の王かな)
#良さそう…私もちょっと読んでみたい…と「天界の王」でググったら↓のBLゲーが出てきて心が折れかかったID
http://s-girl.info/review/free/female/bl/windvoice.html [s-girl.info]
天界の王であり、オメガの弟。いちおう兄弟の一線は守るのか?と思いきや、ラストは微妙。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
(題名はそのまま『スターキング』でOKです。多分Amazonでも購入可能)
続編の『スターキングへの帰還』と併せて、お勧めです。
幼年期の終り (スコア:1)
前半のクライマックスとラストの衝撃が今でも忘れられない。
地上から宗教が消えていく辺りがちょっと愉快だったな。
オマージュだと思うんですがID4が部分的に映像化してましたね。
藤子F先生も「老年期の終り」とか描いてたし(こっちは「ミノタウロスの皿」が好き)。
結論の解釈は違うけど「伝説巨神イデオン」もこの作品を髣髴とさせます。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
「その映画なり小説なりが描く世界に関して、どれだけ深い世界観を作者が持っているか」の問題です。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:2, 興味深い)
冗談はともかく、SF作家を理解するには、作品を読むのが一番です。
まずは読みなさい、そして自分で評価しましょう。
# 「渇きの海」「楽園の泉」がおすすめ。
作品名忘れたけど、太平洋上に静止衛星を配置してインドの寺院の彫刻をアメリカに向けて延々と放送するという短編がありました。
冷戦時代を反映した内容ですが、この短編で提起された問題が、そのまま放送衛星で日韓の問題にされたとき、微苦笑が……。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
短編集「10の世界の物語」の「思いおこすバビロン」ですね。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
まさにそういうところが知りたいのですよ。
作品は書店に行けば手に取れますが、単にアイウエオ順に並んでるだけですし。
もちろん作品自体の鑑賞に必要ではないので、
潮流を追体験するというか、外側を楽しみたいというおたく的な欲求ですかね。
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
ちなみに2001年は映画版と小説版は別物と考えた方が良いです. 大きなストーリーの流れは同じなのですが, 映画版では単に映像として提示されているものに対して, 小説版ではそれに対するバックグラウンドが合わせて描写されているので, 印象としては全く異なったものになります.
たとえば冒頭のヒトザルのシーンはモノリスの「神」的な降臨ではなく, 単なる動物実験. HALの反乱は伝統的なフランケンシュタインの怪物ではなくシステムバグ. スターゲートは人知を越えた天界の光の奔流ではなく, 宇宙のさまざまな状況における生命の形態. とどめはボーマンが「部屋」の中で食べる「物」の描写です. こうして両者を比較してみると, 映画版ってのはキリスト教会的なハッタリ技法の伝統(ステンドグラスに見られる光の演出, 教会音楽の効果, 絵画における意味等)に則って作られていて, 日本人が考える以上に分かりやすい, というかより正確には分かった気になりやすいのではないかと思います.
おそらく受信しちゃう人ってのは, 小説版ではなく映画版を見て影響を受けたんじゃないかと思いますので, まずは映画版でトリップして次いで小説版で着地するというのが順番としては良いのでは.
# フリッツ・ラングの「月世界の女」 [kinokuniya.co.jp]が見たいのでID
優越性 (スコア:1)
いうことを綴る短編「優越性」ってクラークだっけ。
アレには笑ったな。
#同時に少し悲しくなったけど。orz
Re:2001年と2010年しか読んだことないや (スコア:1)
もちろん他にすばらしい作品はあるけれども
『宇宙の~』は単なる冒険小説だけれども
それでもあの設定、人類超無視、は最高に面白い、と思う
2011年って何かあったっけ? (スコア:1)
Re:2011年って何かあったっけ? (スコア:2, おもしろおかしい)
高度に発達した科学は魔法と見分けがつかない (スコア:1)
Re:3001年まで (スコア:2, すばらしい洞察)
八百比丘尼でもムリ。
Re:3001年まで (スコア:1)
Re:3001年まで (スコア:1)