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Excelを方眼紙代わりに使う日本人、クレイジーと米国人が驚愕 257
ストーリー by hylom
私もクレイジーだと思います 部門より
私もクレイジーだと思います 部門より
帳票ライブラリを開発・販売するグレープシティの開発者が、米国と日本との文章に関する考え方の違いについて紹介している。
TarZの日記 曰く、
「罫線が大好きな日本人に米国人開発者が驚愕」 - グレープシティ 八巻氏より。
「例えば、日本の開発現場には、Microsoft Office Excelのセル幅を小さく設定して、方眼紙のような感覚で使っているところもありますよね。確かに、縦横へ自由に罫線を引けて見やすいドキュメントになるのですが、米国人にそのことを話すと、大方、クレイジーという反応が返ってきます(笑)」
わはは! 文化の違いネタは面白いな。
また、以下も興味深い。
日本のユーザーは、ベンダーに対して完璧な品質を求める傾向にある。「お金を出して買うのだから、バグなどなくて当然だ」という意識の人がほとんどのようだ。
日本のお客様のうるささは世界一 (スコア:5, 興味深い)
いやいや、外資系にいるとしみじみ感じますよ。
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英語でどうやって説明しようかと考え続けているんですが、最近編み出したのが
「Customer Forgiveness(CF)」という概念。
顧客満足が「Customer Satisfaction(CS)」なら、当然『顧客不満足(Customer Dissatisfied)』な状態もある。で、その間のどこかに「顧客許容(Customer Forgiveness)」というポイントがある。
顧客許容な状態は、お客様が何かの商品について「満足」はしていないが、「まぁ、しょうがないか」と思ってもらえるレベルに到達している事。その商品の代替品を欲しくなった場合、その会社は「他社と同列で扱ってもらえる」。
顧客不満足になると、その商品の代替品を欲しくなった場合、その会社は「他社の製品ではどうしても要件を満たせない場合にのみ」考慮してもらえる。
で、顧客満足と言う状態は、その商品の代替品を欲しくなった場合、その会社が「他社の製品に先駆けて」考慮してもらえる。
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で、日本とかは CF と CS の間のギャップが広いのではないかと。逆に米国は CFとCSの差がほとんどない。
よくCSAT(Customer SATisfaction Research)とかいってお客様に満足度調査をする場合がありますが、質問内容を考えるとほとんどが実は CF を測っているような気がします。米国なんかは CF と CS の差がほとんどないので、目標とするCFのレベルを若干高い目に設定すればCSもクリアする。日本の場合、CFとCSの差が大きいので、CFを満たしてもCSは全然満たせない。
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ストレージ系の企業で国際的な会社に EMCとNetAppがあります。で、先日すごく大雑把な比較をしたのですが、EMCとNetAppは共に「成功している国では両方とも成功」「市場占有できていない国では両方とも駄目駄目」という傾向がある。さらに、これは個人的感想ですが、 CSとCFの差がでかい国ほど駄目駄目に見える。CFとCSを区別して統計を取っている資料がないので感覚的に…ですが。
ただ、CSとCFの差がでかくて、なおかつマーケットがでかいのは日本だけなので、日本での失敗が目立つのかもしれません。
fjの教祖様
確かにそうかも (スコア:2)
これは素直に納得できる・・・というか共感できる。
海外ベンダが作る物は、ここでいうCFを満たしていればOKという感覚。
CSに少しでも近づけたい我々とどうしても意識があわないんですよね~。
やっぱり日本の文化や技術の進化形態はガラパゴスなのか???
Re:確かにそうかも (スコア:2, すばらしい洞察)
ガラパゴス=独自性
the.ACount
Re:日本のお客様のうるささは世界一 (スコア:2, 参考になる)
Customer Forgivenessかあ、これはさすがにokky先生の発明かもなあと思って、そのままGoogleで検索してみたら、
そのものずばりな研究をしている人もいるみたいですね。
Exploring cultural differences in customer forgiveness behavior [ingentaconnect.com]
#門外漢なので論文を買おうという気まではおきなかったので、リンクだけを参考までに・・・
Re:日本のお客様のうるささは世界一 (スコア:2, 参考になる)
あるネットワークテストを行う制御ソフトなんだけど・・・・
・頻繁に出現するようなバグがあったとしても回避方法があれば、改修しない。
・回避方法がなくても軽微な問題であれば改修しない。
・RFCとか規格を守ってなくても改修しない。
・ソフト全体が堕ちるようなら改修する。でも、新機能追加が忙しいので、次の次のバージョンで。
・RFCに基づいて評価用計測プログラムが標準で付いているけど、その動作は保証しない。
日本的に考えると本当に売り物?
クオリティーテスト通したの?と思わずに居られないです。
Re:日本のお客様のうるささは世界一 (スコア:5, 参考になる)
あー、うん。いくつか違いがあるね。
まず、「Tolerance」 じゃ駄目なの。「Forgive」でないと。
「Tolerance」は「忍耐する」とか「我慢する」という意味。『苦虫を潰したような顔をしながら諦める』ような状態が Tolerance。日本人だろうがアメリカ人だろうが、お客様はそれじゃ許してくれないよね? Forgive は「仏の顔も三度まで」の『仏の顔』状態。少なくとも仏の顔になってくれるぐらいじゃないといけない。Tolerance なんて単語、使った段階で主張が通らなくなる。
こういう状態はむしろ宗教用語を使ったほうが良い。Forgive は「あなたが反省したならば」神はあなたを許します、という意味(ましてや神が許すのに人間が許さないとは何事ですか? と続く)。反省してくれなくちゃ困るわけ。Tolerance だと
「じゃ、どこがギリギリのポイントか、削ってみようか」
とか、むしろ逆方向に行ってしまう。それじゃ困る。Forgive だと便利なんですよ。
「汝、神を試すなかれ」
とか2000年かけて教育してくれてるから (^^;)。
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次に、「患者が許容できる範囲(zone of tolerance)」って、「理想的なサービス(desired service)」とか「適切なサービス(adequate service)」とかと同様、計測できるって事になっているよね? でも「Forgive」であれ「Tolerance」であれ、そちらは測れるだろうけれど、「Desired Service」のレベルって計測できないよね? お客様も何をされれば満足するのかなんて到底わからないし(判らないから、「金を払うからどうにかしてくれ」って言っているわけ。医療の場合は「健康になる」という、まだ判りやすい指標がある)、「適切な」というのも曖昧だ。
ましてや、ここで大事なのは、「Adequate や Satisfied」なレベルと 「Tolerant や Forgive」 なレベルの 差 となると、両方がある程度計測できなくちゃいけない。「Adequateのレベルが客と医者とでずれている」が判っても、じゃぁ正しい Adequate って定量的に何をどう測ったときのどのレベルなのか? は判らない。
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さらに、この議論、「コスト」のモノサシが他のモノサシと同様に述べられている。確かに提供する側の理論としてはそうなるんだけれど、特に日本の顧客満足度という観点からすると、これは間違い。客は10円であれ10億円であれ、「払ってしまった」ら「払った」としか思っていない。10円のチロルチョコだろうが、10億円のコンピューターシステムだろうが、品質に関する要求レベルって実はあまり違わない。常に完璧を要求する。
# その意味で、要求品質を満たし続けているチロルチョコってすごい。
基本的に、見てくれの複雑さとかそういうものに値段が比例する分には日本人は文句を言わない。
でも、「一つの例外もなく、つなぎ目がピシッと揃っている」とかそういう品質は値段の一部だと思わない。
それが何故なのか? http://www.fihs.org/hoken1_2.html [fihs.org] の議論ではそういう側面は議論していない(医療は量産できないから、というのも理由だとは思うが、それだけではあるまい)。
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そして何より。同じ次元数で、評価点を1箇所増やすだけの CF の議論は、パパッと説明できるし、ある程度直感的に理解できるので、説明しやすいんです。
えぇ、かなり誤差のある近似だと言うのは判っていますよ。でも、とりあえず「今使っている物差しよりはまし」ですからね。
fjの教祖様
Re:日本のお客様のうるささは世界一 (スコア:3, 興味深い)
あー、まさにこれがzone of toleranceの狭い日本人の実例なんですね。
すでにある、ある程度思ったことを表現できそうな研究成果を許容できず、
オレオレ理論(自分が満足するサービス)しか受け入れないという。
不満→許容→満足の連続変化に着目した人は山のようにいて、
すでにサービスレベルの管理手法として売ってたりするんだけど。 [iim.co.jp]
Re:日本のお客様のうるささは世界一 (スコア:2, 興味深い)
うーん、それを「品質」を基準にしたモノサシで表現するのはどうかなぁ。
結局そこで言う「品質」って「満足度相対」なんですよ。
ところが、世の中の「品質」と言う単語には、
「何万行のコード当たり、いくつバグがあった」
「何千台に1つの割合で、不具合があった」
のように「定量化」できてなおかつその数字自体が勝手に闊歩している(6σとかね)。もう「一人歩き」なんてかわいいレベルではない上に、6σを満たすためならば「テストの方を甘くしていく」という発想まで出回っている(どこのコンサルタント会社だ、これを思いついた阿呆は)。
なので、「品質」でモノを語り始めると「我々の品質は他社に劣っていない」とかそういう、単純な数字同士の比較論を始めかねない。だから品質… Quality という単語はうかつに使えない。
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そういう意味で言うと、私が探しているのは「評価基準」ではなく、非日本人を説得するための「道具としての表現」なんです。
fjの教祖様
罫線好き (スコア:4, 興味深い)
OpenOffice.orgのプロモーションやらフィードバックやら手伝っていたことがあって、
そのとき考えていた日-欧米の罫線文化の違い
[欧米]
・タイプライタ文化
・表は、白地の上にデータを並べるのが基本。タイプライタで清書。
・だから発想が、表ではなく行-列
・スプレッドシートは、当初罫線機能なし
・今でも、Excelをプリントアウトすると、デフォルト罫線なし
[日本]
・中身ではなく、形から入るのが好き
・だから、共通書式には、最初から罫線が入っている
・原稿用紙は、1マス1文字の共通書式にすぎない
・和文印刷も和文タイプも、1マス1文字に最適化されている
http://www.w3.org/TR/2009/NOTE-jlreq-20090604/ja/ [w3.org]
・罫線があると安心
・罫線がないと、何を書いていいかわからない
・プランナーの仕事は、罫線を引くこと
OpenOffice.orgに、いまだにマウスで罫線を描く機能を入れてもらうのは、まだまだ大変。
Louts Symphonyは可。
(Excelもないけどネ)
Re:罫線好き (スコア:4, 参考になる)
写本を作るにはまず白紙を束ねて製本してから字を書くのですが、写本のサイズに合わせて紙を切り抜いた上に糸を張った罫線枠 [kyoto-np.co.jp]なんて物がありました。
写経は奈良時代から界線の引かれた紙に1行17文字詰めで書きますし、日本最古の石碑である宇治橋断碑 [wikipedia.org]も界線がありますから、日本の罫線の歴史は文字の伝来と同時に始まるものでしょう。
では中国での罫線の興りはいつからかというと、罫線の痕跡は青銅器にも見られますが、基本的には鋳造後削り取っていました。罫線を見せるフォーマットは漢代頃から始まったようです(例えば三体石経 [wikipedia.org]は1マスに3文字)。
ビデオテロッパ (スコア:4, 興味深い)
映像制作の仕事上、差込印刷のような「テキストを換えて大量のテロップタイトル画像を作る」ことがあるのですが、
そういうときにExcelを使ってます。
1. テキストが多量に入ったシートからの参照で、欲しいレイアウトになるようにセル配置・フォント調整などをします。
(背景は黒か白にして、セル間の罫線は消す)
2. そのセル配置が、例えば全10行になった場合、1行目~10行目を、11行目~、21行目~、…にどんどんコピーします。
(ワークシート関数のOFFSET()とROW()を使って、元シートの(現在の行数を10で割った商)行目を参照といった小技を駆使してますので、コピー・ペーストするだけで参照元が一つづつ次の行になります)
3. Excelのウィンドウサイズを、10行以上11行未満にします。
(これで、Page Up/Page Down で、表示がちょうど[前のテロップ]/[次のテロップ]に切り替わるようになります)
以上の準備ができたら、あとは
・クリップボードに画像がコピーされるのを検出して、自動で連番ファイルに落としていくプログラム(内製)
・Page Down 押下と Print Screen 押下を連続して送り込むプログラム(内製)
を使って、「PrintScreen→クリップボードをファイルに落とす→Page Down で次のテロップへ」を必要回数繰り返させて、出来上がり。
既存の映像編集ソフトって、こういう差込印刷的なテロップ作成が面倒なんですよね。一つ一つテキストをコピペなんて数が多いとやってられません。
それで「Excelは最高のビデオテロッパだ」なんて主張したりするのですが、あまり賛同を得られたことはないんですよね…
方眼紙じゃないですが。 (スコア:3, 興味深い)
# 職人芸だと思いましたが、入力が面倒なので私は使いませんでした。
Re:方眼紙じゃないですが。 (スコア:2)
同じく、図面を書くのにExcel使ってますがなにか?
#だってCAD入れるほどでもないし、花子は入れてくれないし
--- #寝て起きて食べてまた寝る
Re:方眼紙じゃないですが。 (スコア:3, おもしろおかしい)
PowerPointもAutocadも入ってますが、プレゼンはA4サイズ1枚に5分で偉い人に説明できるようにミリ単位のExcelで作りますし、Autocadはいってない人の事を考えるとばらまく図面は常にExcelですね・・・。
#上場企業なのに・・・。
Re:方眼紙じゃないですが。 (スコア:2)
すごい! まじめに研究されている方がいるとは! びっくり。
"Border Drawing Problem" というのは初耳でした。
根っこ (スコア:3, すばらしい洞察)
Excelを方眼紙状にして使うのは合理的 (Re:根っこ) (スコア:2, すばらしい洞察)
そのことに気がついてない人が多すぎですね。あちらの人が驚いているのはExcelを方眼紙状に使うことではなくて、罫線を多用することだと思います。リンク先にも、
とあります。どのようなソフトを使うのであれ、細かく水平方向の位置を指定し、上下の罫線を加えることが理解困難なのであって、Excelを使うこと自体に驚いているわけではないと思います。Excelを方眼紙的に使うことを批判したいがために、歪曲して話を紹介しているだけではないでしょうか。
あちらの国は文字幅が一定ではないため、左右の位置決めにはタブを使います。一方、日本では文字幅が一定のため、文字単位で位置決めができ、漢字を使うことで文字数が少なくて済むため、幅を取らず、横方向に項目を詰め込むのが容易です。あちらの表は横方向に情報をたくさん入れられないため、スカスカになり、上下方向の罫線を必要としません。
日本では横方向に情報を詰め込みやすい代わりに、文字が大きく、行間が狭いため、横方向に情報を追うのが難しくなります(極端に言えば、縦書きの文章を横に読む感じ)。また、横方向の項目の間隔が狭くなり、縦横に罫線を引かないと、読みにくくなります。
横にたくさん詰め込めるということは、列数の上限が大きくなることも意味します。そこで最大公約数となる列幅が文字幅や行の高さです。その最大公約数を利用するために、Excelでは、方眼紙状にするわけです。きわめて合理的な解決方法です。
あちらでは、最大公約数に当たるのがタブ幅です。1枚のシートに列数の違う表があっても、極端に列数が異ならない限り、列幅は同じです。
意味論的には、方眼紙状にして使うことは正しくないのですが、Excelは作業シートである一方、清書シートでもあるのです。清書シートであれば、Excel上での意味論よりも、見た目の意味論が重視されます。あちらの基準で作ったものをこちらの基準で運用するわけだから、方眼紙状に使うのは許してやれ。
#ただ、罫線の多用は、情報の詰め込みすぎとも言えるので、吟味して作表しろとは言いたい。
Excelでアニメ (スコア:3, 参考になる)
動画にしたやつがあったと思うんですが。何かトリックでしたっけ?
もちろん早送りしていますけれど。
あれを見せてやったら、アメリカ人は腰を抜かすかと。
鵺の啼く夜は恐ろしい
Re:Excelでアニメ (スコア:3, 興味深い)
作り方の講座もある。
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm318439
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm352481
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm586011
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm8098991
まあ、どうでもいいっちゃどうでも良いが、すごいと思う。
鵺の啼く夜は恐ろしい
excelの間違った正しい利用法 (スコア:2, すばらしい洞察)
(画像処理ソフトがないなら、)Ctrl+vする先はexcelになるんじゃないですかねぇ。
ペイントなんて普通使わないし。
Re:excelの間違った正しい利用法 (スコア:5, おもしろおかしい)
# 恐ろしい…。
Re:excelの間違った正しい利用法 (スコア:2)
EXCELじゃないですが、PowerPointで400ページ超の企画書を受け取ったことがありますね。
OfficeXPだと開く途中でクラッシュするので、現実問題としてOffice2007でしか開けず、
しかもそれが仕様書も兼任していたため(見た目は超グラフィカルでどう見ても企画書)無視するわけにも行かず。
開くだけで数分かかる上にPCのメモリも大量に奪われるという恐ろしき罠。
一度間違って印刷ボタンを押してしまったときは、上司が青ざめて印刷機の前にすっ飛んでいったっけ・・・。
Re:excelの間違った正しい利用法 (スコア:2)
画像をA4用紙横5枚×縦3枚くらいに大きく印刷したい場合は便利です。
貼り付けたら、プレビューを見ながら大きくすれば、
重なる部分を作って印刷してくれるので、そこを重ねて貼り合わせれば、
簡易ですがポスター代わりにもできます。
使い方を間違えているのはわかっていますが、地味に便利です。
Re:どさくさにまぎれて告白 (スコア:2, 参考になる)
一つのファイルに複数の画像データを保存したいとか、そういう場合には最強じゃないでしょうか。TIFF はチャンクタイプのデータフォーマットで、JPEG の画像を入れたりすることもできますね。
というかなんでも突っ込めるので、やりたければ .mp3 だろうが .docx だろうが .png だろうが埋め込むことができます。ビューア側が解釈しきれないと思いますが。
つまりヘッダ部分の仕様や仕様に含まれる画像の圧縮/展開方式とかを除くと、AVI や MP3 とかと似たようなものです。他にも似たような形式をとってるものはたくさんありますね。
欠点としては、仕様的に 32bit の壁があるので "全部で" 4GB 以下に収めないとだめとか、そういう点とかでしょうか。仕様に LZ 系のアルゴリズムを含んでいるのも罠といえば罠かもしれませんが。
ハードウェア OCR なんかだと一連の書類を一つの TIFF ファイルにまとめ、書類単位ごとに 1 つのファイルに出力するものとかもありますが、この問題のためか、モノクロのパターンしか見たことないですね。
なお、Microsoft Office に添付されていた Office Document Imaging (仮想プリンタ) を利用する際、TIFF 形式を選択すると各ページのイメージが 1 枚の画像として格納されるタイプで 1 つの TIFF ファイルを生成してました。
なお、.NET Framework に含まれる BitmapEncoder の中でマルチフレーム (1 ファイルに複数画像を格納するタイプ) をサポートしているのは GifBitmapEncoder と TiffBitmapEncoder のみであり、Bmp/Jpeg/Png/Wmp ~はサポートしていません。
その辺りを考慮しても、「一枚絵の場合に」ロスレスで保存する、透過度情報をしっかり持ちたい、PNG の圧縮/展開コストの方が画像サイズ自体のファイルサイズコストより少ない場合に PNG を使う感じではないでしょうか。
ファイルサイズ自体に特に問題がなく圧縮/展開コストを抑えたい場合、32bit BMP を利用するという選択肢もあります。
「複数枚の画像を一つのファイルに納める」というパターンの場合であり、かつモノクロ/グレースケール/16bit 以上の画像データを保持したい場合は TIFF 以外に扱いやすい選択肢は事実上存在しない (codec 入手的な意味で) という感じでしょうか。
こういう状況自体あまりないと思いますが、FAX などのように適合している状況では利用されます。というか FAX って TIFF だし。
世の中にあふれる画像ビューアの中には 1 ファイル 1 画像を大前提にしているものもあり、この手のタイプの物は複数画像を含む TIFF ファイルで最初の絵しか認識しないという問題もあったりします。
Excel大好き (スコア:2)
何も考えずにシート切替が出来て、
画像もログも纏められて、備考までいれられるから、愛用していたり……
Re:Excel大好き (スコア:3, すばらしい洞察)
印刷さえ考慮しなければ、良いメモ帳ですよね。
Re:Excel大好き (スコア:3, すばらしい洞察)
Wordもきっちりじゃないけどw
Re:Excel大好き (スコア:2, すばらしい洞察)
>きっちり印刷したいならWord使えよ。
えと、きっちり印刷したいなら、InDesign とか Illustrator とか FrameMaker とか、
せめて TeX とか Publisher を使ってくださいな。
Visio (スコア:2, すばらしい洞察)
いいかげんOfficeのprofessionalあたりににデフォルトでVisioをつけてほしい
Re:Visio (スコア:2, 興味深い)
Visioもったいないよねぇ。
あれってかなり可能性のあるプロダクトだと思うんだけど。
何であれを伸ばそうとしないのか理解できん・・・。
Re:Visio (スコア:3, 参考になる)
それは図形をグループ化すればすむのでは。
ボックスを□□□□□□□□という風に並べてグループ化すれば下から8本引き出せます。
上に同じ大きさでラベルを重ねてそれもグループ化、下の8個のボックスをボーダーなしにすれば、ラベルの上下に8個ずつ、左右とコーナーに一個ずつコネクト出来る(ように見える)図形が出来あがります。
Re:Visio (スコア:2, 参考になる)
メジャーどころだとNetwork Notepad [networknotepad.com]ですかね。日本語の情報はこちら [office-aida.com]。
Excelのセルは方眼紙としては不十分 (スコア:2, 参考になる)
なぜなら、縦と横のサイズを厳密に同じにできないから。
エクセル方眼紙で部屋の見取り図を作り、その上に、机などの
物体に見立てた長方形(描画オブジェクト)を配置し、それを
90度回転させたりしながら、計算が合わないとずいぶん悩みました。
そのあげく、縦横のサイズが微妙に違うことに気付くとともに、
それを厳密に同じにする方法がない、というか単位系がそもそも
縦と横では違うということに驚きました。
EXCELがすべて (スコア:2)
簡単な図面や地図なんかもEXCEL、何でもEXCELという
会社はいくらでもありますよ。
WORDやPOWERPOINTなど、2つも、3つもソフトの操作を
覚えるのが面倒ということです。
どのソフトが一番汎用性があるかというと、EXCELになります。
そもそもOFFICEで3種、4種もソフトがいるというのがおかしい。
Re:EXCELがすべて (スコア:2)
> 中小企業なんか、納品書も請求書も書類は全部EXCEL、
納品書とか、請求書をExcelで作るのは、
そんなにおかしくないと思いますけど。
Re:EXCELがすべて (スコア:2)
『設計書』という名の落書きを渡された時などは、Excelが無くなれば生産性が3倍に上がるのにと
よく思いますね。
この前もでかすぎてPCの画面に収まりきらない『設計書』があって、さりとてプリントアウトしても
A3の紙じゃ収まりきらない。複数の紙に分けて印刷するとつなぎ目で図が寸断されて全体が把握
できない。縮小印刷だと読むのに虫眼鏡が必要になる。会社から支給されたのは普通のノートPC
なのに、これじゃデュアルディスプレイ環境でも設計書を見ながら開発なんてできませんよ。
#「Excelが全て」って「印刷した紙を広げただけで机が全て埋め尽くされる」って意味かな?
納品用ならあれでもいいけど、開発用の設計書を書く時は、せめて人間に読めるように書いて欲しいなあ。
彼は、いったい私になんの恨みがあるのかと。
Excel 使ってもいいから、罫線はやめて欲しい (スコア:2, すばらしい洞察)
Excel を使うのは一向に構わない。ただ、罫線で枠を作りまくった書類に記入させるのは本当にやめて欲しい。その枠におさめるための苦労が実にくだらない。履歴書なんて何で未だにあのけったいな様式を要求するんだか。
逆に、Word の機能で無理矢理に表を作るのもやめて、素直に Excel の表を埋めこんで欲しい。Word の表はオマケ程度なので、編集の自由度が低い。
バグがあって当然と思っている? (スコア:2, すばらしい洞察)
逆にいうと、ソフトウエア技術者は自ら手がけた製品にバグがあって当然と思っているのか?
暖房機や自動車などに欠陥があった場合はリコールなどの対処があるが、ことソフトウエアになると「バグですね」とあたかも当然のように胸はっていう。
しかもその対応は、新しいバージョンがでるのでそちらを購入してください。
呆れてものが言えないよね?
Re:バグがあって当然と思っている? (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:バグがあって当然と思っている? (スコア:2)
それはソフトウェアという物が、人類が生産する物の中で最も複雑な物だからだと思います。
UIも物理的制約が著しく少ないので、いくらでも機能を付け足せるので、誤使用防止処置を無限に要求されてしまいます。
#包丁なら刃に触らないで使ってねですむのにね。
え?エクセルのセルって (スコア:2, おもしろおかしい)
UNIX系の手順書 (スコア:2)
#,(空き),COMMAND
とか列記しておくと、3列目選択&コピー&右クリックペーストでさっくり終わって便利ですよ。
インデックスやコメントは別の列に書くと良い。
# メッセージはちゃんと読むべきだと思ってます。
Re:お金の有無は問題じゃない (スコア:5, 興味深い)
これは昔の経験がものを言っているのではないかと。
大昔、「日本製」とは「安かろう、悪かろう」の代名詞でした。
なので、日本の技術者はそれはもう必死になって「悪かろう」の悪評を打ち払うべく努力し、それは成功した。
が、その努力の尻馬に乗っているのが、今の官公庁や日本の顧客の要件定義。
で、それらを満たすべく品質を上げてしまったために、逆に海外での競争力に問題が出てしまった。
# コストを度外視して品質を上げれば、過剰品質になり、高くなりすぎる。
# コストを考慮して、日本の顧客が重要視する所にリソースを集めると、
# 環境の違う海外では逆に壊れやすくなる。
で、日本の顧客がことごとくその状態に慣れてしまったために、自分で手を動かさず、金も払わない奴ほど無茶を言うようになった。
.
OSASKの例をポイントしていますが、実は日立やNEC、富士通などの Linux に対する要求もかなり無茶なものがあって…。これらの会社も『Linux開発』にはほとんどコストを掛けていない(というかものすごい少数の人間が、ものすさまじい努力をしている)。IBMであれどこであれ、日本企業の100倍の人数を掛けているのに、なぜ経営陣は「自分たちはLinuxしている」などと公言して恥ずかしくないのかと説教したくなるものがありましたよ。
# 数字が一緒で、単位が一方がドル、一方が円、とか当たり前ですからね。
これも 自分で手を動かさない、金も払わない の好例だと思います。
国の予算の、科学技術投資が日本 1.4兆円、アメリカ14兆円とかもそうですが、どうにもこうにも日本人は科学技術を無料だと思い込んでいる節が…(いかん、話の筋がずれてきた)
fjの教祖様
Re:お金の有無は問題じゃない (スコア:2, すばらしい洞察)
努力をして高品質にすると、それが普通になり、更に他の物にも要求するというスパイラルか。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:お金の有無は問題じゃない (スコア:2)
>国の予算の、科学技術投資が日本 1.4兆円、アメリカ14兆円
こういう書き方はフェアじゃないよ。まるで10倍に思える。
国家予算の規模も、人口も、国土面積も違うのだから、単純に金額だけで較べられない。
Re:現場のおっちゃん (スコア:5, おもしろおかしい)
そうそう、この辺をExcelで作っておくと、1人分の工数に2人分の作業を突っ込んだり
できて便利なんですよね。
MS-Projectとかは融通が効かなくてイカン。
Re:あのソフトをあんなことに使うなんてクレイジーな! (スコア:2, 参考になる)
私はそういう方面には詳しくないので、/.Jに多数おられそうな識者のコメントを伺いたいところです。
Re:あのソフトをあんなことに使うなんてクレイジーな! (スコア:2, すばらしい洞察)
やっぱあきらめの境地 [itmedia.co.jp]なんじゃないですか?
RYZEN始めました
Re:昔そんな事書いたような気がするなぁ (スコア:3, すばらしい洞察)
私も「昔そんな事読んだような気がするなぁ」と思ったので貼っておこう。
「Excelで工程表を書いてはいけない」 http://brevis.exblog.jp/9052344/ [exblog.jp]
「第2の理由は、先行作業が遅れた場合の影響範囲がわかりにくい、ということだ。実際問題として、
プロジェクトというのは遅れるものなのである。」
「3番目の理由は、スコープの追加や、WBSの変更に対応した修正が面倒であることだ。これは第2の理由
とも通じるが、部分的な修正が全体の変更につながる、というのがプロジェクト・ネットワークの性質
である。これを、書き手がすべて自分の頭の中で追いかけなくてはならない。そして、追加変更は、
プロジェクトに宿命的について回るものである。」
ウォーターフォール全盛の日本だと、「プロジェクトは計画通りに進む」という都市伝説が信じられているので、
工程管理表などをExcelで書いても全く問題ないというわけなのですね。
Re:何度ダサいといわれても日本でExcelでドキュメントを書く人が多い本当の理由 (スコア:2, 参考になる)
段落書式にある「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」のチェックが入ってるためですね。外すと幸せになれます。