sillywalkの日記: 仏国家憲兵隊、2015年までに全PCをUbuntuに移行すると決定 95
日記 by
sillywalk
欧州委員会が運営する「オープンソース観測所・リポジトリ」(Open Source Observatory and Repository: OSOR)は、仏国家憲兵隊(Gendarmerie nationale)が隊内で使用する全PCクライアントについて、搭載OSをWindowsからUbuntuに乗り換えることを発表(PDF)しました。(関連記事) 同隊では2005年からMS OfficeをOpenOffice.orgに、ウェブブラウザをFirefoxに、メールクライアントをThunderbirdにそれぞれ乗り換えており、さらにVistaが発表された2006年後半には、OSをUbuntuへ移行することを決定。そして2008年、新規に配備された5,000台のPCは全てUbuntuとし、更に2009年内には約15,000台のPCのUbuntu移行を計画しており、最終的には2015年までに全PCの移行作業を終えるとしています。なお、これにより同隊では5,000万ユーロ(約65億円)の費用削減を見込んでいます。フランスの国家機関が組織を挙げてUbuntuへ移行することで、各方面に与える影響は大きいものと予想されます。
ある意味で、当然だと思います。 (スコア:3, 参考になる)
発表資料のPDFを読みましたが、読むまでも無く、当然なように思いました。
国家の中枢的組織が、ある特定のベンダーに依存することは、安全保障上の
観点からも、決して好ましいことではないのは明白でしょう。
Gendarmerieの担当者の言葉、
We didn't want any of our software to force us to
employ a special operating system.
これに尽きると思います。
Re:ある意味で、当然だと思います。 (スコア:2, すばらしい洞察)
自前でディストロ作ったらもっとよかったのに
Re:ある意味で、当然だと思います。 (スコア:4, すばらしい洞察)
ACにマジレスするのも、なんだか、おかしいのですが、発表資料を読んで書いてます?
彼らは、システムに、迅速に取替え可能な、透明性とモジュラー性を求めていたのですよ。
ですから、Ubuntuに問題があれば、アプリの若干の互換性に問題があっても、他のディスト
に移行可能ですよね。
「特定ベンダーに依存しない」という意味は、そういう意味なんです。
Re:ある意味で、当然だと思います。 (スコア:1)
「OSSのディストリビュータとクローズドソースのベンダは同列に捉えられるものではない」って知識は「余計な付加情報」なのかい? このサイトで?
そこまで脳内設定をクリアしないと的外れなコメントになってしまう、となると、(あなた以外の人には)結構きびしいのでは…。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
全角文字さえなければなぁ (スコア:3, 興味深い)
日本で同様の事をしようとすれば、全角文字が障害になりそうだなぁ
現在、Ubuntuの8.04使ってるけど、テキストエディターで、全角文字が半角文字2文字より幅が微妙に狭い。
半角と全角が混じった文章を、固定幅で書きたいのに、これでずれちゃうんだよね。
ガッカリLinux (スコア:2, 興味深い)
デスクトップLinuxではありがちなことだと思います。
UbuntuでもFedoraでもインストールした後のデフォルト画面はキレイなんだけど、
ブラウザでフォントのサイズや種類変えてガッカリ。
OpenOfficeでワープロ文書作ろうとしてガッカリ。
かといってまともなフォントセット買うとかなりの値段になるから、
それならWindowsなりMacなり商用OS買ったらいいじゃんって話に。
欧米は非商用でもフォントが豊富だから
このへん気楽だろうなあと思う。
Re:全角文字さえなければなぁ (スコア:1, すばらしい洞察)
スラドも堕ちたねぇ…
Re:全角文字さえなければなぁ (スコア:1)
Ubuntuのエディターはデフォルトで等幅フォントですよ。
そして、実際に全角同士、半角同士なら確かに等幅です。
しかし、全角が半角の2倍ではないので、全角と半角をまぜるとずれてしまうのです。
Re:全角文字さえなければなぁ (スコア:2, 興味深い)
Ubuntu8.04のgedit 2.22.3においては、IPAモナーゴシックも、東風ゴシックも、同様にダメでした。
ただ、いろいろ試した結果、フォントの種類ではなく、サイズで違ってくる事が判りました。
フォントのサイズが6、9、12と、3の倍数の時には大丈夫です。それ以外ですとダメです。
Re:全角文字さえなければなぁ (スコア:2, 参考になる)
> フォントのサイズが6、9、12と、3の倍数の時には大丈夫です。それ以外ですとダメです。
Windows も通った道 [microsoft.com]ですね。
Re:全角文字さえなければなぁ (スコア:1)
これって、有名な話なんでしょうか?
なんでUbuntuは対処しないんだろう?
他で問題が起きるのかな?
意図的に直してない問題点なら、今後もXP以降のWindowsとの差異として残り続ける事になりますね。
Ubuntuとしての修正が出来ないとしても、エディターとしてなら、選べるフォントサイズを3の倍数に固定する事で対処可能ですよね。
geditのデフォルトは10ポイントなので、9ポイントか12ポイントにするだけでも、だいぶ違うかもしれないですね。
Re:全角文字さえなければなぁ (スコア:2, 参考になる)
フォントを変えても同様です。
他の等幅フォントにしても、サイズが3の倍数でない限り、全角が半角2つ以下の幅になります。
Re:全角文字さえなければなぁ (スコア:2)
おっと (スコア:1, 荒らし)
Re:おっと (スコア:2, すばらしい洞察)
今からウォーミングアップなんて、やけにのんびりしているんじゃないかと...
果たして (スコア:1)
HackerやCrackerの対象になりまくる日は来るんですかね。
いやまぁなりますよね。サイバー戦争だってあるわけだし。
Re:果たして (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:果たして (スコア:1)
なぜUbuntuなのかについて (スコア:1)
件のPDFには、
みたいなことが書いてあるんですが、それなら、なぜDebian stableじゃないんだって思いました。
知ってのとおり、Debian stableは安定・保守的と、お役所に向いてそうな要素があるわけですよ。
私には、入っているのがFirefox・ThunderbirdでなくIceweasel・Icedoveだから、くらいしか
思いつかなかったのですが、他に理由があるんでしょうか?
Re:なぜUbuntuなのかについて (スコア:2)
私が理解するところでは、
じゃないかと。
でも、どのディストリビューションであるかは、あまり主要な問題ではないかと思いますよ。
Re:なぜUbuntuなのかについて (スコア:1)
・半年に1度のバージョンアップの際によくトラブルが起こる
・バージョンアップごとの斬新な変化に、ついていくのがしんどい
・ハードウェアの構成を換えた時にインテリジェンスな設定をしてくれるが、お節介に感じる
という理由です。しかし、Debianを2台のPCにインストールする時に、インストーラーがどちらの
PCでもデバイスをきちんと認識してくれず(LANカードのドライバが無いとか)苦労してます。
たくさんの種類のPCにインストールすることを考えると、現時点ではDebianに限らず全ての
ディストリビューションの中でUbuntuが一番楽だというのも選ばれた理由ではないでしょうか。
Re:なぜUbuntuなのかについて (スコア:1)
なるほど、インストールの手間ですか。それなら、サーバではDebianでクライアントにはUbuntuとできる理由も納得いきました。
ハードの認識は結局カーネルによるものでしょうから、Debianは不利ですね。
Debianで認識できるハード構成を確認して、その構成のPCだけを揃えれば良いのでしょうけど。
Re:なぜUbuntuなのかについて (スコア:1)
できれば良いですけど、さきのハード認識に難があるという話からすると、
必要な台数を揃えられないという事態もありうるわけですよ。
OSの地位が低下しただけの話・・・ (スコア:1, すばらしい洞察)
コンピュータなんて自分が使いたいソフトが動けばいいだけの話なので、プラットフォームなんて何だっていいのですよ、今も昔も。日本でPC98が長らく幅を利かせていたのだって、「動かしたいプログラム」があったからでしょう?この時はWindowsがプラットフォームの違いを吸収したわけですが、今はOSもプラットフォームの一部になったってだけの話です。
現実的には業務でコンピュータを使う場合、もはやWindowsである必要性がないんですよね。メールやネット閲覧はむしろUNIX系が先行していましたし、Windowsを使わざるを得なくしていたOffice製品の存在も、今はOpenOfficeがそれなりの完成度になっているので問題ありません。で、業務用途に必要とされる機能はたったこれだけです。(個人ユーザでもゲーマー以外はこれ以外を全く必要としていない気がしますが・・・・。音楽を聞くとか動画見たいとかって要求はありそうですが、それらは最近のLinuxの方が先進的に装備されています。)
このケースの場合、まずはアプリケーション(Office/Firefox/Thunderbird)を先行して移行し、OS依存を全く無くした上でOSを移行させているので、常識的かつ堅実な移行スケジュールだと思いますよ。サポートコストの問題は出てきますが、対象のアプリケーションだけの面倒を見ればいいだけなので、実は大したコスト増にはなりません。今後、このような動きは企業ユーザでは広く普及しそうな気がします。副次的にWindows系の娯楽ツールを勝手にインストールされることもなくなるので、業務用としては最適な方向ではないのでしょうか?(それでも一部の不良社員はWineで動かしたりするんでしょうけど・・・)
もっとも、企業独自の業務アプリを特定のOS向けに開発していた場合は移行が大変なことになりますが、そういう愚かな企業は永遠にWindowsに付き合わされることになるんでしょうか?大企業でもセキュリティ系の独自開発アプリを導入させている所は知っていますが、そんなもの捨てても業務に支障はない(というか導入して支障が出てるケースもあるくらい)ので政治的な決断次第でしょうけど・・・・。
Re:OSの地位が低下しただけの話・・・ (スコア:1)
現実問題としてWindowsのシェアがマイクロソフトが無視できない程下降する事態になった場合、
低価格競争に移行し結局どのOS採用しようとも同じようなコストで落ち着く事になるのではないかと
#ていうかWeb形式でもないかぎり企業独自の業務アプリを特定のOS向け以外の形で開発て無理なんじゃ
Re:OSの地位が低下しただけの話・・・ (スコア:1)
たしかに、OSの地位が低下したため、必要なアプリケーションさえ動かせればOSは何でもいい、
という状況になりつつありますが、逆に「何でもいいからWindowsでいいや」というのが現在の流れになっているような気がしています。
まあ(自分も含めて)皆さん(いい意味でも悪い意味でも)Windowsに慣れていますからね。
もういっそ、Windows,Mac,Linux、がごちゃ混ぜの環境をあえて作るというのは?
ごちゃ混ぜの状態でちゃんと運用することに成功すれば、OSなんか何でもいい、ということを証明でき、
しかも今後のOSの選定ではパフォーマンスとセキュリティだけを基準にすれば良くなって至極わかりやすいです。
Re:OSの地位が低下しただけの話・・・ (スコア:1)
現実的には業務でコンピュータを使う場合、もはやWindowsである必要性がないんですよね。
業務といっても色々でして、Windowsがないとダメな分野もありますよ。例えば、携帯アプリ開発とか、ゲーム機でのゲーム開発とか。
Re:OSの地位が低下しただけの話・・・ (スコア:1)
これをもって必要性があるというと思うのですが、ご自分で言っていることを理解していますか?
うへぇ (スコア:0)
心の底からやりたくない仕事だ。アレが開かんコレが動かんがすっげぇ勢いで出そう
問題ない (スコア:2)
国内では一太郎からExcelへの移行というジャンルすら越えた偉業があったんだからな!!!
同じ表計算ソフトなら大丈夫さ!
……花子?Word?なんですかそれは?
Re:うへぇ (スコア:1, 参考になる)
大丈夫ですよ!
すぐに Office2007SP2 で ODF に対応します [zdnet.com]から、MS-Office 側が ODF 形式で保存すればいいんです。
#ほんとに出るんですカネェ・・・。
Re:うへぇ (スコア:2, 興味深い)
確か、Windows 7 の Wordpad ですら ODF 対応だったような。
# MS のやる気は怖い
Re: (スコア:0)
>アレが開かんコレが動かん
印刷してから同じ体裁に入力し直せばいいんですよ。
Excelマクロ?そこは気合いで。
Re:うへぇ (スコア:1)
では、具体的な代替案を…。
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
国家憲兵隊 (スコア:0)
「国家憲兵」 [wikipedia.org]って「軍警察」と同義でしたか。
ガンスリンガー・ガールの、やられ役の皆さんですね。(最近読んでないけど)
Re:国家憲兵隊 (スコア:3, 参考になる)
適切な日本語表記が思いつきませんが、組織の機能としては自治体警察に対する国家警察でして、司法警察権や行政警察権の行使のほかに、国境警備や治安維持が任務に含まれる組織。
どこの国でも戦時には国境警備や治安維持は軍事活動に含まれますし、スパイ防止法の無い日本では想像できないかもしれませんが、防諜も軍事活動に含まれることになりますので、国境を接する欧州の地理的条件には適した組織形態です。
フランス国家憲兵隊は、過去はともかく現在は、軍事警察と言うよりも、武装部隊が強化されたFBIみたいなもの、と思った方がよいでしょう。
現在の日本国内の組織で最も近いもをあえて挙げれば、海上保安庁。
司法権と行政権を持ち戦時には海上自衛隊に統合されることになっていますから。
Re:国家憲兵隊 (スコア:1)
捜査機関がたくさんあるのはそれほど珍しくない事案かと思います。
日本でも、警察の他に海上保安庁や国税庁には捜査権がありますし、
米国では、州警察、FBI、シークレットサービス、沿岸警備隊、
アルコール・タバコ・火器及び爆発物取締局、国境警備隊、
麻薬取締局など、なんだか一杯あります。
うまくすると、捜査機関が別の捜査機関を操作することで、
お手盛りだとか身内の不祥事隠蔽なんかを牽制できて、
効果的な仕組みだと思います。
Re:2015年 (スコア:2, おもしろおかしい)
こんなに典型的なFUDを見たのは久々だw
Re:2015年 (スコア:1)
Windowsにも同じ問題はあるね。しかもWindowsの場合、ソースが公開されていないので、手も足も出ないかもしれない。
Linuxの場合、その「最悪の場合」になる前に、メンテナ・コミュニティを国家が支援するって手もあるんじゃないかな。
対するWindowsの場合、米国が公的資金投入とか…
Re:2015年 (スコア:1, 興味深い)
Windowsのソースコードは、各国の政府機関に公開されているはずです。
Re:2015年 (スコア:3, すばらしい洞察)
Windowsのソースコードは、各国の政府機関に公開されているはずです。
ここでいう「公開」ってのは、そのソースコードを自由にコンパイルして、自由に利用したり、再配布したり、ということを指すのですが、そういう意味で「公開」されてはいないですよね。
あなたの言う「公開」は、むしろ範囲を極狭く限定した「閲覧」というべきものであって、閲覧できるだけではメンテナンスは不可能です。再配布はおろか、コンパイルも利用もできないんだから。
Re:2015年 (スコア:1)
ここでいう「できない」というのは、技術的な話でしょうか? ライセンス的な話でしょうか?
もちろんライセンス的な話です。
前者ならどうしようもないですが、後者なら、本当の本当の本当に「最悪な場合」になったら、国が法律を作ればどうにかなるんじゃないでしょうか。
いくらなんでも、それは無理筋でしょう。私財を勝手に国が接収するなんてことは、戦時か懲罰以外で認めるべきではないんじゃないでしょうか。しかも、外国法人の財産を接収するなんてのは。
「最悪の場合」がMSの破綻を意味するのなら、むしろ国家の資金を注入してMSを国有化する方向に持っていくべきでしょう。
Re:影響って言っても事例的な側面で、ですよね (スコア:1)
>影響がありそうです
ガサイレにいってWindowsの操作が判らず、操作に支障
県憲兵は普通の刑事を扱うのか
Re:隠されたメリット (スコア:2, 興味深い)
でも、マシンの管理者権限があれば、ソフトのインストールはWindowsよりも簡単なわけで、そこでbit trrentクライアントを見つけてダウンロードし放題というのはありそうですよ。まあ、対策はしているでしょうけど。
Re:隠されたメリット (スコア:1)
Ubuntu, Fedoraなどではデフォルト(デスクトップ用途)でBittorrentクライアントがインストールされます。
Your 金銭的 potential. Our passion - Micro$oft
Tsukitomo(月友)
Re:OSのバージョンが上がった時の互換性維持は? (スコア:3, 参考になる)
http://japan.internet.com/webtech/20080425/10.html
デスクトップでも3年間のサポートが保証されています。
そのため、最近LinuxのディストリをUbuntsuに変更することがはやり始めているようです。
たとえば国内だと、日本医師会が主導する「無償のレセコンソフト」Orcaも、
http://www.orca.med.or.jp/
これまでDebianを使ってきましたが、度重なるOSバージョンアップに音を上げたのか、
(まだ公式発表はされていないようですが)Ubuntsuへの移行準備を進めているようです。
(この夏には公式リリース?)すでに、RCレベルの製品が公開されています。
Re:OSのバージョンが上がった時の互換性維持は? (スコア:1, 参考になる)
> 度重なるOSバージョンアップに音を上げたのか
バージョンアップの頻度ならば、2年毎のリリースを予告するUbuntu LTSに対して
2000年以降の実績で平均約27ヶ月とDebianのリリース間隔が長くなっています。
Re:Debianでよくね? (スコア:1)
Re:どうせなら (スコア:1)
MANGA が人気のフランスですよ。
間違いなくubuntuたんが目当てです(Wikipediaの「OSたん」を見ると、フランス語版だけ ubuntu の記述がある)。
そして Japanese team の方針 [ubuntulinux.jp](のフランス語訳をどこかで)見て、落胆するのです。
#そこで税金投入 ← 次ここか?
たしか (スコア:1)
中国は独自のディストロビューションを作るとか…
国家の安全管理上OSを自国で開発しないのは危険ですね。
日本はやっぱTRON?