英PsionがSymbian株すべてをNokiaへ売却 1
どこへ行くのかPsionよ 部門より
Psion-MLに投稿されたメールによると、英Psion社は自社の保有するSymbian株をすべてNokiaに売却し、回復しつつあった株価を一気に3割近くも下げたとの事(参考:プレスリリース/インタビュー/The Registerの記事)
Symbian株の売却価格は日本円で約270億円。これまではPsionとNokiaがそれぞれSymbian株を約30%ずつ保有し、これに続いて17.5%のEricsson、7.9%の Panasonic、
5%のSAMSUNGとSIEMENSが続く形だったのだが、今回の取引の結果、筆頭株主のNokiaが全体の60%以上を保有することとなり、2位のEricssonに3倍以上差をつけたシェアを保有する形となっている。これによってほぼ「Symbian」イコール「Nokia」ということになるわけで、携帯電話向けOSとして独特のポジションを築いてきたSymbianのイメージがどう変わるか、興味津々といったところか。
一方で、Psion社が売却で得た利益をどう扱うのかもまた、興味深いところである。5mx Pro以降、止まってしまったハンドヘルド生産が再開される流れにはならないだろうが、かつての、あるいは現在進行形のPsionデバイスのファンならば、その行く末が気になるところだろう。