ペットのクローン、作ります 109
特殊な血統書 部門より
Kim H Yusuke 曰く、 "米Yahoo!ニュース経由AP通信によりますと、Genetic Savings & Cloneという会社がペットのクローンを作るということで注文を受け付けているらしい。クローン作成費用は50,000ドルで、すでに5人の顧客が費用を支払っており、遅くても12月までには顧客のもとにクローン猫を届ける予定。同社は以前/.-Jでも話題になった世界初のクローン猫のプロジェクトに資金提供した会社でもある。現在、世界での2番目および3番目のクローン猫(ベンガル種)の作成が成功しており、現在生後8週で健康上の問題もなく元気に遊んでいる。名前はTabouliとBaba Ganoush。(写真)
ペットのクローン化というと映画「The 6th Day」中のペットクローニング会社「リペット」を連想するが、それと同じことが実現するというわけだ。そういえばあの映画の舞台は2010年のお話で、あとわずか5年半先のこと。ただし、もちろん劇中のように記憶等はコピーされないし、任意の年齢からスタートというわけにもいかない。
クローン化にあたり遺伝的欠陥が生じた場合には、同社は返金に応じるとしている。他にもまだ生きているペットから組織を保存して将来のクローン作成に備えるメニューもあり、こちらも数百の顧客が既に申し込んでいる。
お値段は初期費用900ドル、保存費用が年間150ドル。また、犬のクローン作成は猫より難しいということだが、同社は今年中には実現したいと考えているそうだ。
ただ、同じ遺伝子を持つクローン猫でも全く違う性質に育ったという事実もあり、飼ってたペットがそのまま帰ってくるわけでもない上、倫理的にもタレコミ子としてはこのサービスを利用する意義に疑問を感じる。
参考: YOMIURI ON-LINEの記事"
需要はあるでしょうが。 (スコア:3, すばらしい洞察)
ただし、ペットロスの慰癒を目的としてクローンを入手した場合、いつかは「こいつは死んじゃった○○そのものじゃないんだ」という現実と向き合わなければならないし、そのことをきちんと受け入れられるようでないと、飼い主とペット双方にとって非常に不幸な関係しか生まれないような気がしますが。
「クローン・ペットを飼うにあたって」のような精神面、倫理面での事前ブリーフィングやアフターケア制度が必要かもしれないですね。
※「ペットロス」を経験した人は皆クローンを欲しがるだろう、とか、以前飼っていたペットの面影を過剰に投影するに決まってる、という意味ではないです。念のため。
Re:需要はあるでしょうが。 (スコア:1)
亡くした息子トビオの代わりにアトムをつくった天馬博士の苦悩そのものに思えます。
微妙ですね (スコア:2, すばらしい洞察)
#でもさみしいっちゃさみしいんですよね(w
すらど宴会SNS開放中 [e-meet.jp]
Re:微妙ですね (スコア:2, おもしろおかしい)
やってたら、店主にプチ殺されたりして、悲しかっ
たなぁ。
--- show mpls ldp neighbor
Re:微妙ですね (スコア:1)
憶い出してしまいました。 (スコア:1)
虹の橋を読んでいたら、涙出てきました。良い話だなぁ。
#再会を信じてID。#西からの風。今日から貴方の幸せな日々が始まりますように。
# 今日から貴方の幸せな日々が始まりますように。
Re:微妙ですね (スコア:1)
デジタルな世界だと、コピーもオリジナルも同じですけど…
Re:微妙ですね (スコア:1)
あの子は、猫のくせに納豆が大好きだったはずなのに、、、
>こんなの違う」
という状況って、下手したら動物虐待だとか言われないかな?
#納豆を無理矢理喰わせる外人虐待の好きな人は結構いるようだが。
ペットの生産者の立場からは (スコア:2, すばらしい洞察)
ペットをコピーできるのは大変有意義だと思われます。
後天的な影響は、ルーチン化された訓練で均質化できるかもしれませんし
みみやしっぽの形が重要!という萌えの人にとって
クローンの有利さは看過できないのでは
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:2, 興味深い)
突き詰めていえば、人間の嗜好に合わせた遺伝子操作の結果だものね。「自然な」ペットなんて
ものは、もともとほとんど存在しないわけで。去年の5月にアメリカでラバのクローンがはじめて
成功した時の実験のスポンサーも、レース用のラバを育てている会社でしたよね。
ペットや競走馬を育てて商売している人々には、クローン技術って、これまでの交配技術の
延長線上にあるとっても魅力的な技術なんでしょうね。
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:1)
偶然生まれた超小型犬に対して、無理な交配をして、
「生物としてどうよ?」な犬を生み出してゆくより、
1体成功すれば、後はクローンで増やせるというほうが、
ブリーダー側からすればリスクが少なくていいかも。
#ペットというと犬猫の話になりがちだけど、
#虫とか魚とかはどうなんだろ
#普通に交配させたほうがクローンより楽なのかな
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:2, 興味深い)
よね。母親の子宮の中でぎっちり詰まっている多産系の場
合は、尻尾を伸ばすスペースがないので、カギ尻尾やボブ
テイルになる可能性が高くなります。
でも、尻尾を構成している骨の数は変わらないので、クロー
ン猫が入る子宮の中がスカスカだと、長い尻尾になってしま
うのではないかな、と。
実は我が家の老猫(19歳)が半年前から「余命半月」を宣告
されていて、一時はマジにこのサービスを使うことも検討し
ました。
でも、姿形が異なる、遅れて産まれてきた一卵性双生児な
だけなんですよね。
それに余命半月の割にはなんだかんだいって半年以上生
きているし(笑) まあ、彼女の残り少い時間をできるだけ一
緒に過ごすようにしていきます。
---- 末は社長か懲戒免職 なかむらまさよし
ペットを飼う側の立場からは (スコア:2, すばらしい洞察)
うちはここ数十年に渡って何匹も猫を飼ってる(昔は犬も飼ったけど)んでクローン
猫を想定するけど、どのみち鼠や虫をとってきては放置したり爪砥ぎしたり、挙げ句
には機嫌が悪い時には決められた場所以外でトイレをしたりなどのこっちに都合のよ
くない本能に起因している部分はクローンであってもどうしようもなさげ。
そして、そういうところをどう躾けて人間と折り合いをつけさせていくかがペットを
「飼う」上での大きなウェイトを占めているような気が。今度は犬を例にあげると、
あらかじめ物を投げたら拾ってくるように訓練された犬を「買う」より、自分との生
活の中でそれを覚えてくれる方がありがたみがあるような気がする。
耳やしっぽの形に萌えるくらいで自分に都合のいいだけのペットが欲しい人には、む
しろAIBOなどのロボットペットを「買う」ことをお勧めしたい。そのうち交換用
の耳や尻尾のパーツ市場ができたりするかもしれんし。
全て個人的な主観と承知の上なのでAC。
# 思うようにいかないからこその人生だぞ。
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:2, おもしろおかしい)
1枠:シンボリルドルフA
2枠:シンボリルドルフB
3枠:シンボリルドルフC
4枠:シンボリルドルフD
5枠:シンボリルドルフE
6枠:シンボリルドルフF
7枠:シンボリルドルフG
8枠:シンボリルドルフH
.....
ヒースキット山口 heath yamaguchi
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:1, おもしろおかしい)
#マハリトでも可
大穴 (スコア:1, おもしろおかしい)
キングシンボリルドルフが あらわれた!
#何倍だよー
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:1, おもしろおかしい)
「スタートしました。シンボリルドルフちょっと出遅れた」
「向こう正面まわって先頭はシンボリルドルフ、一歩リード、
続いてシンボリルドルフ、シンボリルドルフと続きます」
「第四コーナーから最後の直線。大外からシンボリルドルフが
追い上げる、懸命に追う、シンボリルドルフに並んだ、抜けた、
伸びる、伸びる、シンボリルドルフが一着でゴールイン!!」
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:1)
1枠: ハルウララA
2枠: ハルウララB
...
で,連敗ストップを...
Re:ペットの生産者の立場からは (スコア:1)
1枠:武豊A
2枠:武豊B
:
だと、よりやっかい。
人間のサラブレッドは、馬のサラブレッドほど血統の影響は
受けないでしょうけど。
コピー商売 (スコア:1)
# 新手のブランド商法
Re:コピー商売 (スコア:3, 興味深い)
クローン種はペット協会はどう見るんでしょう
Re:コピー商売 (スコア:2, 参考になる)
普通の猫とちがって、トラのようなヒョウのような、立派な模様があらわれるので、阪神ファンの方で飼ってらっしゃる方がいるとききました。
以前話題になった「世界初」の例からすると、毛皮の模様のコントロールはむずかしそうですが、もしできるなら……一瞬「球団公認」の文字が頭をかすめ(をい
Re:コピー商売 (スコア:1, おもしろおかしい)
# 藤子・F・不二雄風味商法
Re:コピー商売 (スコア:1)
本物とはまったく別の性格になりました.
Re:コピー商売 (スコア:1)
#生きてる本人より、むしろ人形の方が売れるかもしれん。
Re:コピー商売 (スコア:1)
#植物じゃ珍しくもないことだが
Re:コピー商売 (スコア:1, すばらしい洞察)
「これは有名人のペットのコピーだ」
って売る人が跳梁跋扈しそう。
「コピーだが外見が異なることもある」って説明書の隅にちっちゃく書いてあったりしてな。
クローンは同じ個体ではない (スコア:1)
クローンに対する一般の認識がちと違う気がしないでもない。
誤解がある表現かも知れないが、あくまでコピーに過ぎずオリジナルでは無い。
見た目、同じじゃないぞ (スコア:2, 参考になる)
ホルスタインのクローン牛だって微妙に模様が違うだろ。それと同じことですよ。
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:1)
まさか、オリジナルの皮をはいで残しておいて、同じ遺伝子だから拒絶反応なく全皮膚移植できる… とか?
今のところ、それくらいやったとしても、取り敢えずの見た目だけしか同じにならんよねぇ…
#逆に、見た目全く同じなのに、結局は別個体であることばかり目に付いてしまって、かえってキツいことになると思うんだが…
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:1)
提供側は敢えて見ないことにしている問題なのだろうけど、実際にペットをコピーする側は、その辺を分かっているのだろうかってのが気になりますよ。
んで、万全の説明を受けて覚悟してコピーを受け取ったとしても、それでもやはり、キツいモンはキツいんではないのかい? と。
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:1)
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:2, 興味深い)
自分の双子がつくられれば印象変わるかも。
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:1)
そりゃ昔はDNAで遺伝は決まるって言われてたんでクローンも双子も
まあ似たようなものだと言ってましたけど,DNA自体がエピジェネティック
な修飾を受けて変化したり,もうちょっと弱いタンパクの配位などにより
発現の仕方が変わるわけですから,クローンと双子では根本的に異なる
可能性があるわけですし.
#実際,現在のクローンではエピジェネティックな変化の影響を排除
#しきれてませんよね?
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:1)
> な修飾を受けて変化したり,
(略)
> クローンと双子では根本的に異なる
> 可能性があるわけですし.
epigenetic = epi(後)+genetic(遺伝)
なので,双子でもクローンでもエピジェネティックな影響は当然うけて違う個体になります.
epigeneticという言葉は遺伝子自体の相互作用とか,あるいは染色体の化学修飾だとかいった
現象に使われておりクローン限定ではありません.
多分phasonさんの言いたいことはクローンはクローン化の操作過程で染色体が特殊な修飾
などの影響を受けるかもしれない,という意味だと思いますが,それは技術的な課題であって
理論的な問題ではないかと(今のところ).
kaho
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:2, 興味深い)
かもしれません.
ええとですね,言いたかったのは
>クローン化の操作過程で染色体が特殊な修飾などの影響を受けるかもしれない
ではなく,クローン化する元の個体はすでにかなりの年月生存しているわけ
ですから,エピジェネティックな影響をだいぶ受けている個体なわけです.
そのようなものをクローン化しても,「エピジェネティックな結果込みの
DNAから発生しなおした個体」であって,双子のときのように「エピ
ジェネティックな結果がいったんリセットされたDNAから発生した二個体」
とは別だろう,ということです.
双子の場合
AとA→A'とA"
クローンの場合
A→A',A'→(A')'
ですね.エピジェネティックな影響を受けているDNAからの発生というのは
通常の生殖過程ではでてこない(と思う)ので,双子とはやはり根本的に
異なる可能性もあるのではないかと.
Re:クローンは同じ個体ではない (スコア:2, 参考になる)
> AとA→A'とA"
>
> クローンの場合
> A→A',A'→(A')'
なるほど.
発生学や遺伝学の用語としてではなくて,より広い意味で「遺伝子で決まらない作用」のことを指していると理解しました.
まだインプリンティングなどの研究は染色体のメチル化やアセチル化のレベルで,より高次の制御に関しては分かっていない
部分が多いので何とも言えないところです.
私の理解では,クローンではエピジェネティクス異常が起きる [sciencemag.org]ことはよく知られており,ES細胞のクローン化でもインプリンティングが失われる [biolreprod.org]ので,
体細胞の染色体修飾を再現したとしても双子ほど似るのかどうか検証するにはまだまだ時間がかかりそうです.
ということでphasonさんの疑問に答えるどころか,そのずっと前の段階で技術的な問題が解決されていないと,
そう言えば話がつながる,かな?(笑)
kaho
CMの人気ペットとか…… (スコア:1)
「動物のお医者さんで出たチョビ役のシベリアンハスキーが以下略」とか
そんな類の要望が出たり、逆にドラマやCMがクローンペットを売る
ための仕込み場所になっていくに違いないったら違いない。
現在のクローン動物は一体残らず欠陥品 (スコア:1)
卵子が発生を始めるにはずいぶんと安全装置やらスイッチがあるようで、無理やり単体で卵割を始めても歩留まりも悪く成体もまともに出来ないようだ。
で、それらしきペットのクローンが出来たとしても、(毛皮もんなら模様も異なる)単に同じ遺伝情報を持つ幼体ができるだけで、失ったペットが戻るわけじゃないんだが、、、、。
Re:現在のクローン動物は一体残らず欠陥品 (スコア:1, 興味深い)
そもそも、失ったペットの代わりという前提が間違ってるのでは?
中にはそういう人も居るのかもしれないけど、このサービスを利用する人の多くは同じ血統を持った別の個体が欲しいだけじゃないの?
もしくは、前のペットと良く似ている個体かな。
同じ品種の猫を余所から買って来るよりは、*多分* オリジナルに似てるよね。
やっぱ…馬? (スコア:1)
サンデーサイレンスのコピーとか作るかい?
そういうところで激しい需要が有りそうな…
正直、怖いのは (スコア:1)
安易なコピー技術が一般化してしまうと、携帯のように、
コピー品に不具合が出たから回収します。なんてことが当たり前のようになって
しまうのでしょうか。自分が腹を痛めて産んだ子ですら、面倒だ、いうことを聞かない
という安易な理由で殺してしまえる人が増えている中で、このようなサービスが
増えてしまうということは、やはり危険だと思います。
少し意見が飛躍してしまいましたが。
# 流行のペットを大量にクローン生成して、はやらなくなったら面倒なので即殺す。
# なんて状況が広まると、これを逆手にとってDNAいじって処理が面倒な方は
# ペットを日光に当てると塩になります、そんなサービスが出来るのではとSF的妄想。
宗教 (スコア:1)
Re:宗教 (スコア:1)
白色人種以外の国家でも,キリスト教徒が人口比で一番多い
国家はあるのですが.
#黄色人種とか黒色人種とか.
Re:宗教 (スコア:1)
キリスト教徒が一番多いらしいです。まぁでも僅差でそれぞれ
20%強程度であまり差はありませんが。
#韓国のキリスト教は本当にキリスト教なのかとは聞かないで
#ください。
自己レス (スコア:1)
上記のデータは、微ニ入ルソウル [ysugiyama.com]に載っていたもので、
1995年人口住宅総調査基準によるものということです。
記憶を元にちょっとぐぐっただけなので、実際は細かい数字の差異は
あるかも知れませんが、身近にそういう国もあるということで。
Re:いくつかの問題 (スコア:1)
>倫理面の問題
クローンの話になるといつも思うのですが、
動物以外のクローニングは昔から盛んに行われているのに、
どうして動物のクローニングになると倫理とかの問題が出てくるんでしょうか。
特に、植物で行われる接木なんかは古典的なクローニングだといえますし、
それで作られた作物は日常的に市販されています。
動物のクローニングは植物のクローニングより不完全だから、
信頼が置けない、よって作物の市販も不可。
と言うならわかりますが、
クローンみかんは良いが、動物のクローニングはオレの神様が許さんからダメ
というのは、なんとも不条理なような。
教えてえらい人。
Re:時計までコピーされる? (スコア:3, 参考になる)
> 短かったという話しを聞いたことがあります。
それは多分ドリーのテロメアの長さを測ったときのことを言っているのだと思いますが,
その後他のクローンで測定した結果,クローンのテロメア長はクローン時の体細胞のテロ
メアを反映せず,リセットされることが分かっています.
そもそもテロメアが完全になくなる前に個体の寿命が来るので,その説は伝言ゲームで伝
わった誤解です.
kaho
すり替え (スコア:1, すばらしい洞察)
話のすり替えを連発しているだけで、とても説得力があるとは思えませんけど、、、
倫理とは、これすなわち人間の思想(?)の1つなので、
人間中心倫理、地球倫理など多岐にわたる種別はありますが、
そもそも生物レベルがどうのとか、遺伝子レベルがどうのとかいう
次元で話されているものではないと思いますが。
どうでしょう