「ガラスの仮面」42巻、発売される 149
ストーリー by GetSet
…まだ続いてたの!? 部門より
…まだ続いてたの!? 部門より
Anonymous Coward曰く、"1976年から『花とゆめ』に連載開始され、多くの読者を獲得しただけでなく、数多くのいたいけな乙女までも演劇の道に叩き落としたとかいう曰く付きの、大河少女漫画「ガラスの仮面」の最新第42巻が、この12月16日についに刊行されたようだ。(Amazon, Bk1)幻の名作舞台「紅天女」の実際の上演にストーリーが突入してからというもの、執筆は遅延しはじめ、前巻の41巻が刊行されたのが6年前の1998年のことだというから、正直このまま未完の大作で終わる可能性が高いと思われていただけに、ファンにとっては嬉しい誤算といったところなのではないか、と思う。作者の美内すずえ氏には是非ともがんばってもらって、このままファン共々、大団円を迎えてくれるよう期待したいところだ。"
これが「アレゲ」な話題か、というのは意見が分かれるところかも知れない。いきなり最新刊を読んで話の筋を正しく追える読者は、どのくらいいるものなのだろうか。
やっぱ「紅天女」の内容がネックか? (スコア:4, 参考になる)
ちなみに魔夜峰央先生はこんなことを言ってます。 [sakura.ne.jp]
「美内すず江先生は編集に”ガラスの仮面”の先を描け描け言われ続けて
ハイハイ描きますと言うだけ言っておきながら、全然描かない。
”紅天女”の中身で行き詰まってるんだろうけど、
そんなんなら客席だけ描いておいてハイ紅天女をやりましたよ、
ってやっちゃえばいいのにって僕は思うんだけど、 それじゃ、あのヒト自身が納得しないんでしょうね~」
笑えます。
Re:やっぱ「紅天女」の内容がネックか? (スコア:3, 興味深い)
この別冊宝島が発行された当時はガラスの仮面は40巻まで出ていたようです。
その中でも、「紅天女」を描く手段は論理的には「描かずして描く」以外にないだろうという予想をしています。また一方で、そうした逃げを嫌がり、あくまでも正攻法でファンの幻想を凌駕する「紅天女」を描き切るかもしれない、とも。
Re:「常春の国マリネラ……うぎゃー!」 (スコア:1)
最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:3, 参考になる)
遥か昔に分岐していると記憶しています。まぁ要するに
コミックスの為に毎回全編書き下ろしをやってるらしいので。
舞台対決で勝敗が逆転してたり,亜弓の眼の問題についても
展開とか違ってた筈。で,どう違ってたかと言うと・・・
流石に昔過ぎて覚えてません。コミックス買ってないし(^_^;
まぁ,それ以外にも作者さんにはシューキョー絡みの話が
色々と・・・それもあって執筆が全然進まないというのも
結構有名な話ですよね。
#はなゆめいと歴が20年越えてるので ID(w
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:3, 参考になる)
復習のために全部読んでられねーよという方には、 ガラカメモリー [garakame.com] がお奨め。
連載と単行本の異同については、NHK BSマンガ夜話でも触れられていましたね。
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:1)
多少の手直し結構入れるのは知っていたんですが、
買って読んだ知人や、各所のソレ系BBS感想によれば、
今回は連載分まるまるリセットとのこと。
雑誌時の亜由美嬢の失明なりかけや詩織嬢の自殺未遂騒動も
全部チャラ。
まぁ作者様、連載時の運び気に入らなかったんでしょうな。
# 想像だけど。
それにしても、他の方も書いている携帯登場など、
何気に礒野界ライク…。(^_^;
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:2, 参考になる)
> 今回は連載分まるまるリセットとのこと。
> 雑誌時の亜由美嬢の失明なりかけや詩織嬢の自殺未遂騒動も
> 全部チャラ。
亜由美嬢の失明:
この事件により視覚以外の感覚が磨かれ,亜由美に足りなかった
神がかり的センスが宿る&ハミルの愛に気づいて紅天女の領域に
さらに近づく.→マヤ,ピンチ!
詩織嬢の自殺未遂:
ストーリー上,速水とマヤがお互いの愛に気づき,紅天女の
領域に昇華させる必要があるのに,この事件をきっかけに
詩織との結婚がさらに避けにくくなる.
→マヤ,さらにピンチ!
と実に読ませる展開だと思ってたのに全部チャラですか...orz
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:1)
時折思うんだけど、彼ら漫画家に無くて、我々(?)ソフト者に有る発想が、
「チャラじゃなくてForkする」という考え方、なのかなと。
そりゃ作者としては「一人じゃForkしても身が持たない」ことが
往々にして有るわけでしょうけど、
そこは(FREE)ソフトのように、Forkを「他人が」やるという発想で
切り抜けられるわけで。
うん。そんなわけで、FREEっていいなぁと思うのでした。
#え?原作者の手になるものじゃないと嫌ですか?
#それは場合によりけりだと思っています。
#某作品で、最近は原作より同人(ってのか)のほうが余程面白いしパワーも有る、と感じてしまってるのでG7
で、ですね。
そういう事情でお話が二手に分岐しかけちゃったとき、
チャラじゃなくForkとか、してくれたらいいなぁと思ってみたりするわけです。
だって、どっちの選択肢のお話も、それぞれ「続きが読みたい」じゃないですか。
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あと、そこまで大袈裟じゃない「加筆修正」に対しても、
差し替えじゃなくて、修正前と後の両方のリビジョンを
販売して欲しいなぁと思ってます。
これも我々ソフト屋にはお馴染みの「ブランチとタグ付け」です。
つまり、XX版という風にタグをつけて識別すれば、
わざわざ一方の版を「捨てる」必要は無い、のではないかと。
んー。なんというか、いったん雑誌とかで晒された話(や絵)は、
たとえ作者の意思であっても、「亡きもの」にされたくないなあ、と思うのです。
捨てた版のほうは、「以後サポートされなく」なっても構わないけど、存在そのものまで消さないで欲しいなと。
単に、「もうサポートしませんよ」タグをつければいいだけで。
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:1)
作者は言うに及ばず,ファンにも中々受け入れ難いと思いますよ。
特に日本の「マンガ」の場合,「作品は作者のものである」って考え方が岩然としてあると感じるので。
『ベルセルク』の三浦健太郎氏みたいに「コミックスとしてまとめられた時点で完成品である」という
考え方はそう珍しくも無い。グリフィスがゴッドハンドに転生する際に描かれた「深淵の神(2)」を
コミックス収録の際にまるごとバッサリ切った事が明らかになって,コミックスだけで読んでたファンが
パニック起こした(笑)のも今や昔の話。
まぁ,ネタバレも入ってたっぽいので切って正解だと思いますけど。
その「幻の83話」を敢えて探し求める人が結構居たらしく,それが掲載されたヤングアニマル誌が
ネットオークションに出たり,復刊ドットコムに復活希望が出てたりしてるのが・・・
以前は ny に流れてたとか言う話も聞いた覚えがある。
作者が「出さん」言うとるのに無茶言うなよ(笑)
#アメコミは fork しまくりですね。
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:1)
映画ブランチを捨てて、TVブランチを育てた
宇宙戦艦ヤマト(2作目)とか、
(さらば宇宙戦艦ヤマトではヤマトは自沈してますし、続編の作りようがないですが…)
逆に、TVブランチを捨てて映画ブランチを取った
機動戦士ガンダム(ファースト)とか。
違いは、回想シーンではGファイターじゃなくてコアブースターが出てくる、ってとこぐらいですけど…
なんてのを思い浮かべますね。
マクロスの場合、TVが正史で、劇場版はその歴史の中のプロパガンダ映画、ってことになってるんだっけ。
漫画の場合、単行本化でのforkはあまり受け入れられないですけど、
リメイク、という形のforkは結構受け入れやすいような気がします。
超人ロックとか、鉄腕バーディーとか、オルフィーナとか。
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:1)
比較的表現窓口広めに取ろうと努力もしています。(^_^;
今回は雑誌掲載時の進行を全て捨てて、書き直してたにもかかわらず
41巻からほとんど話進んでいないらしいので、
> そういう事情でお話が二手に分岐しかけちゃったとき、
> チャラじゃなくForkとか、してくれたらいいなぁと思ってみたりするわけです。
> だって、どっちの選択肢のお話も、それぞれ「続きが読みたい」じゃないですか。
というよりも、激しく雑誌掲載時のストーリーの続きを所望します。
クダンの知人に「イイじゃん内容よければパラレルワールドでも」といったら
追加機能(続編)のプロトタイプ(雑誌掲載内容)がシンプルながらも良いなぁと思っていたら、
正式版(コミック)見たら追加も何もなっていなかった痛い気分。
と説明をしてくれました。たしかにそれは痛いです。
# あまりにも凹む説明だったので、42巻は読みません。
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:3, 参考になる)
演劇の道に身を投じてライバルとともに
いろいろあった.
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:1)
と思ったので,それっきり20年余が経ちましたが,今更慌てて見なくていい.
ってことになりましょうか.
これからすると,2年に1回見ないと追えないドラゴンボールは,
けっこうハイピッチだったんだなぁと思います.
スケバン刑事は終わりましたか.
はみだしっ子,うざいから早く終わってくれと願ってましたが.
まさか続いてはいないでしょうね.
ブルー・ソネット:紅い牙 の最終回って,少し気にはなります
辛うじて,日渡早紀のデビューまでは見た気がするんですが.
へたすると,既に物故された作家さんもおられるのかも知れませんね
Re:最新刊を読んでも追えません,多分。 (スコア:1)
1995年3月20日に急性心不全で亡くなってますが・・・
元々,心臓が悪かった様です。
CURRENTとSTABLEな関係? (スコア:2)
それを修正してSTABLE版を作成して、42-RELEASE版が出たと・・・
新刊が出るだけで話題になる漫画家は珍しいですね。
あとはBASTERDの人くらい?
小説だと結構いるんだよな~
ねえ (スコア:1)
--
くだらなかったあの頃に、戻りたい?戻りたくない?
Re:ねえ (スコア:1)
#はるかな以前、高河ゆん先生がNewtypeに「B型同盟」を連載しているときに「FSS描かないなら勝手に続きを描いてしまおうか」などといったコメントを載せてたので「そりゃゼヒ見たい!」と思ったものです。しかし「B型」も未完のままなのだよ~!(笑)
Re:ねえ (スコア:1)
FSSもBASTARD!!もずっと読者で、そしてH×Hは話にのれなくて買ってないものの富樫先生のそれ以前の作品は読み切りだった頃から読んでいる一読者です。FSSがほとんど描かれないのも読者としては頭痛いわけですがまだ掲載されている時は話の体裁をなしているしペンも入っています。しかし、それからすると他の2作品の連載状況はあまりに惨いと思える状況なためそれが「マシ」という言葉になりました。正直、『連載』である以上は毎号掲載…は理想ですがそこまでは言わないですし仕上げが粗くて単行本収録時に多少の手直しが入るなどはあるにしても、私としてはせめて掲載時にはそれなりのクオリティがある事が望まれます。
結局のところ言いたいのはFSSもBASTARDもH×Hにしても「もっときちんと連載してくれよお!!」という事です。
#もちろんガラスの仮面にもそれは言えますが。
Re:ねえ (スコア:1)
Re:ねえ (スコア:1)
って、4年前を「最近」と思ってしまう時点でダメかも…
14年ぶりの新刊なんていうのは、ガラスの仮面より上だと思う。
Re:ねえ (スコア:1)
その時に、「アップルシードの続巻はもう出ない」といった旨聞いたような覚えがあります。「どうして出ないのでしょう?」とは聞き難い雰囲気だったような。あと、大判刷りのアップルシードが在庫切れで(増版の予定もなく)手に入らないことを知ってショックだったなぁ…。
#うろ覚えなので参考程度に…
Re:ねえ (スコア:1)
たしか、絵柄とか変化し過ぎで、継続自体が難しいとか聞いた憶えが
Re:ねえ (スコア:1)
「ソ連が崩壊しても、なんとかなる世界設定を作っていて助かった」
といったのは、ダークウィスパーの山下いくと氏だったっけ。
Re:ねえ (スコア:1, 興味深い)
昔の既に 1,2巻の内容を忘れているし、読み返しても当時の(読み手側の)情熱はもう 戻ってこないのよね。
アップルシードも仮に5巻が出てもそうなっちゃうのかな。 でも "米帝" というイメージというか呼称などは、案外最近の Bush Jr. 以降 「より分かりやすく」なっている気がする、世界観の部分自体は大した障壁じゃないような?
Re:ねえ (スコア:1)
アップルシードも「コミックガイア版」が1996年に出てたりするんで(あれもかなり絵柄が違ってるが)、震災の影響はあまりなかったんじゃないかな?
Re:ねえ (スコア:1)
イラスト仕事しか目に付かないのが残念です。
イラストの羅列でなく、お話を読みたいわけで。
Re:ねえ (スコア:2, 興味深い)
いきなり本で出す場合は最初から最後まで行けるかも知れませんが、
連載という形を取ると「読者アンケート」という反応があるため、路線変更を余儀なくされることがあるようです。
場合によっては連載終了。ジャンプの「行くぜ!」終わりは名物でしたね。
#車田正美の「男坂」 [odn.ne.jp]は名物から逃げたかったんだろうなぁ……。
田中芳樹と言えば、先日本屋でタイタニアの4が出るとのポスターを見ました。
ホントかどうか知らないけど、出れば10年ぶりになるのかな。
#それにしても、ウィキペディア [wikipedia.org]にあるリストの中で完結したのって銀英伝とマヴァールくらい?
--
「なんとかインチキできんのか?」
Re:ねえ (スコア:2, 参考になる)
「スケバン刑事」の作者和田慎二が、壮大な構想の下スタートした「少女鮫」という作品があったのですが。
これが「花とゆめ」の編集方針変更(おそらく低年齢指向へのシフト)により、急にグダグタになったあげく終了ということがありました。
和田慎二は相当に無念だったらしく、最終回最終ページで1ページ丸々無念を綴った後、全ての原稿を白泉社から引き上げてしまいました。(現在はメディアファクトリーから刊行)
#和田先生、「少女鮫」完全版出しませんか?
Re:ねえ (スコア:1, 興味深い)
”言霊”に体を乗っ取られて、それからはまさに憑き物の
仕業としか思えないような凄いペース、内容で20巻分書き続け、
その後、やはり憑き物が落ちたように書けなくなってしまった。。。
と自身が後で懐述してます。
執筆の最中、「この後どうなるのか?」とワクワクしていたそうです。
Re:ねえ (スコア:1)
柴門ふみはそういう書き方をするらしい。週刊という事もあるのだろうけれど。(月刊だと、時間があるので考えながらでも書ける) あとは、原作者がいる場合とか。でも大半は行き当たりばったりで、にっちもさっちも行かなくなって、話が迷宮化して、原稿を落として、休載が続けば、「あ、未完で終わるかな」って思う。
Re:勝手に想像 (スコア:2, おもしろおかしい)
最終章は? (スコア:1)
42巻ではしっかり「第13章」となって続ける気満々といった感じがします。時代もいつのまにか移って折りたたみ携帯とか登場してますが、紅天女が開演する頃には車が空飛んでたり軌道エレベーターができてたりしないでしょ~ね?
Re:最終章は? (スコア:1)
いざとなれば
最終章X-2
とか出せばいいんです、ええ。
「アレゲ」な話題か? (スコア:1)
ここ /. の、このストーリーを読んで始めて、『ガラスの仮面 42 巻』が刊行されたことを知った、という人が少なければ少ないほど、「アレゲ」だったりするのではないですかねぇ?
/. に来そうな方たちは、書店店内の平積みを見てなりネット経由にてなりで、42 巻の中身はともかく、情報だけはいち早く入手していそうですから。
えー (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:えー (スコア:1)
#ヒジリー様の「おやりなさいませ」を単行本で拝めるのはいつなんだろう
上條アツシの (スコア:1)
参考文献 (スコア:1)
trueOne
う~ん。 (スコア:1, 興味深い)
上達なさらないというか……変わったのはコマ割りくらいか?
;; 世界人類が平和ボケでありますように♪
Re:う~ん。 (スコア:1)
それと同じようなポリシーをお持ちなのかもしれません。
#これだけ長期間やっていてホントに変わってないなら、それはそれで凄い事かと。
リリースが遅い理由が (スコア:1, すばらしい洞察)
オープンソースにして運営をコミュニティに委ねるべきだ!
Re:リリースが遅い理由が (スコア:2, 参考になる)
・後の運営は演劇協会に任した
・山場の脚本は教えないから、おまえらフリーに作れ
等々、有る意味フリーソフトウェアな状況に置かれております。
じゃあ名前はGNGで (スコア:2, おもしろおかしい)
GNG's Not ガラスの仮面
そもそも物語に何を求めるか (スコア:1)
刹那的な楽しみ以外に読者は何を求めてるのかってことが問題なんでしょうねぇ。
所詮人の作る話ですし何でもアリでいいんじゃないかと。
作者の生み出すものをなんでも金科玉条扱いするってのもなんか思考停止的ですよね。
私は物語る、なんてことはさっぱりなので
人の作ったものを延々読んでくしかないわけですが
行動力旺盛な読者が作った派生話があってそれが原作を上回るオチなり
完成度を持っているものがあれば読んでみたい気がします。
でもそういうものの場合、スタージョンの法則以上にクズ率が
上がりそうでなかなか良いものには出会えそうもないですが・・・
グダグダ言う前に (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:グダグダ言う前に (スコア:1, すばらしい洞察)
とくに「紅天女」の設定とか。
Re:で (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:で (スコア:1)
# 宴会より帰還。
マラソンで二位を抜いたら何位?
Re:で (スコア:1)
こまめなリリースで最終目的地を探すのがよいのでは
にでしょうか。
ここは、プレリリース版として「第1部完」を出すと
いうことで・・・・
Re:で (スコア:1)
はだしのゲンを思い出してしまった。ギギギギギ・・・