日本国内で初の天然ダイヤモンドを発見 77
ストーリー by yosuke
プログラムには四国新宮とまでは書いてある 部門より
プログラムには四国新宮とまでは書いてある 部門より
dummyk 曰く、
読売新聞の記事や朝日新聞の記事などによると、愛媛県の山中から日本で初めて、天然のダイヤモンドが発見されたのとのこと。発見したのは、名古屋大学理学部地球惑星科学科地質・地球生物学分野の水上知行研究員、東京大学の鍵裕之准教授らの研究チーム。札幌市で開催中の日本地質学会第114年学術大会で9/10に発表しました。
ただし、その大きさは1μm程度であり、今後も商業的に産出するものではないらしいです。
しかしながら、これまでの「日本国内でダイヤモンドの産出はない」という定説が覆されれたこの発見は、新たな一攫千金の夢も与えてくれるのでしょうか?
なお、採取場所を保護するため、採取地の詳細は明らかにされていません。
儲けるには採掘コストに見合うだけの産出量が必要なので、一攫千金の夢はあきらめたほうがいいと思うが。なお、日本地質学会の地球なんでもQ&Aにあるように、発表者に名を連ねている名古屋大の榎並正樹教授は、もともと「丹念に調べれば日本でもダイヤモンドが見つかるかもしれない」と考えていたようだ。
114年大会って・・・ (スコア:5, 興味深い)
ダイヤモンドよりもこっちのほうが凄い気がする・・・
19世紀からあるのかよ。
電子情報通信処理学会は1987年 [ieice.org]
情報処理学会は1960年 [ipsj.or.jp]
ごめんなさい。
Re:114年大会って・・・ (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:114年大会って・・・ (スコア:4, 参考になる)
地質学って19世紀に一世を風靡した当時の超メジャーな学問ですよ。
当時の地質学については94年から96年の岩波の「科学」に
「地質学とは何だろうか」という連載があったので大学の図書館などで探してみるとよいかも。
Re:114年大会って・・・ (スコア:3, 参考になる)
岩波「科学」の連載を一冊一冊追うよりは読みやすいかと。
「科学革命とは何か」 都城 秋穂 著 [iwanami.co.jp]
ありゃ、品切か。
19世紀から20世紀だったか?今手元にないので(ryにかけての地質学の発展をポパーとかクーンなどの
科学哲学・科学論と絡めて話題を展開しているので、そちらに興味ある人にもお勧めかも。
#オフトピだけどID.
Re:114年大会って・・・ (スコア:2, 参考になる)
尚歯会 [iwate.jp]などは学会に近い存在ではなかったかと思います。専門分野に偏らないものだったため今と多少異なるところもありましょうが。
それから緒方洪庵が設立した適塾 [osaka-u.ac.jp]なども同じく。ただし適塾は後に大阪大学医学部に形を変えているため、学会ではなく大学の一形態といえるかもしれません。
#そして時代は流れ、ついには「と学会 [togakkai.com]」に至る。(それ違う。)
Re:114年大会って・・・ (スコア:3, 参考になる)
馴染みの学会なのでそれが普通のように感じていました。考えてみると古いですね。
日本化学会が少し早い (スコア:2, 参考になる)
上のAC氏と同じく自分の出身分野の学会を調べたら、日本化学会 [chemistry.or.jp]が1878年 [chemistry.or.jp]結成でした。
#そんだけなのでCH3CO-
Re:物理学会はもうちょっと早い (スコア:3, 参考になる)
多分自然科学系では一番早いんじゃないかなあと.
Re:物理学会はもうちょっと早い (スコア:1, 参考になる)
Journal@rchiveの解説記事 [jst.go.jp]によると、物理学会+数学会が一番古いらしいです。
Re:日本化学会が少し早い (スコア:1, 参考になる)
#そんだけなのでCAM cycle
Re:114年大会って・・・ (スコア:2, おもしろおかしい)
いうのはわかりますが、地質はずうっと昔からあるので第30億年大会とかに
なっていてしかるべきです。
#Insanely great!
#をかのゆ
Re:114年大会って・・・ (スコア:1, 参考になる)
機械学会は1897年 [jsme.or.jp]
# 他の学会は入ったことがない
日本 (スコア:2, 興味深い)
Re:日本 (スコア:5, おもしろおかしい)
Re:日本 (スコア:0)
二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:2, 興味深い)
アルコールを燃やしてダイヤの薄膜を作る研究が行われてますけど、
似たような現象が、マグマが上昇してくる途中で発生した泡の中で起きてたって事でしょうか?
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:4, 参考になる)
#高圧の地下で液体が捕獲され,そのまま周囲を覆われて気化できない高圧状態で保持.
#流体包有物と呼ばれるようなもので,マントル由来の岩石などにはCO2や水がよくいます.
気相成長するには十分還元的で余計なものが飛んで行くようなな条件でないと無理ですので,
それは無いんでは.
Re:二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:1)
読売の記事には「火成岩」とあります。(深成岩・変成岩とは書いてない)
火成岩には溶岩・凝灰岩がありますが、泡を生ずるのは溶岩のみです。
「溶岩に含まれる泡」なので、生成時には一酸化炭素とか硫化水素とか亜硫酸ガスとか水素ガスが存在していた筈です。
余計なモノが周囲の溶岩に再吸収されるような条件が発生するのと、
マントルの一部が湧いてくるのと、
どっちが発生しやすいのかな~~って考えた訳です。
notice : I ignore an anonymous contribution.
Re:二酸化炭素の泡の中って事は (スコア:2, 参考になる)
読売の記事は「火山岩」ですね.(火成岩だと深成岩も含まれます)
で,それは間違い(というか言葉足らず)です.そこで勘違いしたわけですか.
今回の発表は,火山岩中に含まれる捕獲岩(深部で生成)を顕微ラマンで分析したら
ダイヤモンドに特徴的な例の1300cm-1あたりのピークが出てきたって言う話です.
#まあ,学会要旨を知人あたりから取り寄せてもらえば,要旨には普通にマントル捕獲岩中
#のCO2部分のレーザーラマンでの観察だと書いてあるそうで.(出席してる知人による)
#この時点ではまだダイヤは発見していない模様.
補足 (スコア:2, 参考になる)
#生成機構ですが,コメントとして.
岩石類はほとんどガスを吸収しませんので,CVD成長に必要な非平衡条件を作ることは
困難です.また通常の火山性ガス中の炭素量はかなり少ないので,そこそこの大きさ
(ミクロンサイズ)のものを作ろうとするとかなり大きな空洞が必要となります.
#で,ますます非平衡条件を作るのが大変になる.
また,CVDはかなり狭い温度範囲/ガス流量/ガス組成でないとダイヤモンドをうまく
作りませんので,ちょうどその条件が達成される可能性まで考えると,まあ無視して
よいのではないかと.火山性ガスの中には酸化性のもの(ダイヤモンドを分解)も多く
含まれていますし.
これは (スコア:2, すばらしい洞察)
Medu Lah! en' gula vrechen d' MOL! ~箇更なる高みで廼の困惑を姜す
海のダイヤモンドなら(スコア:-1, 荒らし) (スコア:2, おもしろおかしい)
しかも食べられるんですっ!
※美味しさの表現で使われてるだけなので要注意
えりか@意思のあるフランス人形
あさり… (スコア:1, おもしろおかしい)
~それなんていう捏造?
Re:あさり… (スコア:5, 参考になる)
「伯方の塩方式 [google.co.jp]」と言いなさい
Re:あさり… (スコア:2, すばらしい洞察)
#1217514氏に、勝手モデ「興味深い」を進呈。
工業塩はともかく、食用塩は自給出来てるとばかり思ってました。
// ある意味、ダイヤが産出する事より、
// 塩が自給できる事のほうが、フェータルな問題かも
Re:あさり… (スコア:1, 参考になる)
当然四方を海で囲まれた日本ですから、自給する気になればいくらでも出来るのに、法律で出来なくしてるのが頭悪いというか…。
このネタ自体はトリビアの泉をはじめ各種メディアで取り上げられていますが、法律の不条理さに突っ込んだ内容になっていることはまずなく、単に豆知識の披露で終わっちゃうのが残念なところです。
Re:あさり… (スコア:5, 参考になる)
伯方の塩が発売された当時は、「塩業近代化臨時措置法」の制限でメキシコから原塩を輸入していたのですが、現在では法律上純国産が可能になったにもかかわらず、現在もメキシコの天日海水塩を原料塩として使用している [hakatanoshio.co.jp]そうです。
塩関係の近年の法律の変遷はこんな流れ。
1971年「塩業近代化臨時措置法」成立
・国内の塩田廃止
・「伯方の塩」発売
1997年 「塩専売法」廃止、「塩事業法」成立
・この時点ではまだ完全自由化ではない
2002年 「塩事業法」の経過措置終了
・塩の完全自由化 ←今ここ
Re:あさり… (スコア:1, 興味深い)
つ藻塩 [google.co.jp]とか。
法律がどうのとか言ってる人がいますが、塩専売法廃止/塩事業法制定によりとっくに事情がかわっています。
伯方の塩がメキシコ産なのは、既に商業上の理由にすぎません。
Re:あさり… (スコア:2, 参考になる)
それは、次の理由です [hakatanoshio.co.jp]。
Re:あさり… (スコア:2, おもしろおかしい)
「伯方の塩」って「メキシコに移住した伯父さん方が生産した塩」の略だったんですね!
Re:あさり… (スコア:2, 参考になる)
連想 (スコア:1)
記事では山中となっているので、別子銅山の坑道から採取した岩石か?
マニアから見れば、関川に転がっている石の中から出て欲しいし。
カッパから見れば、富郷渓谷で潜っているときにキラリと光って欲しいし。
中央構造線は地震を連想するからいやだし。
別子銅山だって、最初はたった一つの露頭の発見から始まったし。
目に見えない大きさで… (スコア:1, すばらしい洞察)
全く無いだろ、常識的に考えて…
Re:目に見えない大きさで… (スコア:1, おもしろおかしい)
ごまかしようがある売り文句にはできるかと。今回ご紹介するこの指輪。台座に…
Re:目に見えない大きさで… (スコア:1)
宝石の大きさはサイズではなく重さ(カラット)表示が主流なので、
10ミクロンという表記はないかと…
補足的にサイズ表記されるかもしれませんが。
ついでに言うと指輪にセッティングしなくても、
レアストーンハンターなら裸石で充分食指を動かされます。
人によっては保管上の理由から裸石の方が良かったりするかもしれません。
#目視できるサイズなら、という条件付きでしょうけど
☆大きい羊は美しい☆
隕石起源のダイヤモンド (スコア:1)
高松クレーターとの因果関係も気になるところです。
何か出てくるんでは? (スコア:0)
今回のと人工ダイヤとどっちが大きいんですか。
Re:何か出てくるんでは? (スコア:2, 参考になる)
石油以外にも、日本は火山活動に伴う熱水鉱床から沢山の種類の鉱物が採れます。
しかし規模が小さく採算に合う所はごくわずかです。
Re:何か出てくるんでは? (スコア:5, 興味深い)
キンバーライトは、火山の火道のようなところを、猛烈なスピードで溶岩が噴射した時にできる特殊な岩石です(確か・・・)。
日本でも、四国などに分布する○○○構造帯(一応、伏せる)あたりなら、キンバーライトに類似の岩石が分布していても不思議じゃないですから、ダイヤモンドの発見は有り得ると私も思います。
ただし、母岩の分布が小規模であったりして、商業ベースに乗るかどうかは確かに疑問。
あとは大陸地殻の母岩から流れ出たダイヤモンドが堆積岩の中から見つかる可能性もあるかな?
〜あえて名乗ってみる〜
Re:何か出てくるんでは? (スコア:1)
日本のような若い地層からは見つからないといわれていた、
と元記事にかいてあったと思います。
Re:何か出てくるんでは? (スコア:4, 参考になる)
ダイヤモンドは、地下200kmで作られる。
ゆっくり上昇するとグラファイトに変化してしまうので、超音速で上昇するキンバーライトマグマと共に地上に現れなければいけない。
ダイヤモンドを含んだマグマの噴出は、過去に7回、断続的に起きている。
ダイアモンドが大量に噴出したのは、1億2000万年前~8000万年前の時代。
最後の噴出は2200万年前。
すべて古い大陸の下から噴出している。
だそうです。
黒いダイヤ (スコア:0)
ダイヤなら日本でも取れてたじゃないですか (スコア:0, おもしろおかしい)
#サノヨイヨイ
Re:ダイヤなら日本でも取れてたじゃないですか (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:ダイヤなら日本でも取れてたじゃないですか (スコア:1)
年齢がバレますね。
#そういや母が応募葉書書いてたなあ…。
☆大きい羊は美しい☆
Re:ダイヤなら日本でも取れてたじゃないですか (スコア:1)
さすがにCMは見かけないけど。
Re:天然記念物 (スコア:2, おもしろおかしい)
>>貴重な鉱物が埋まっている……
そらむしろ開発の対象になるような
Re:まあ出なくていいや。 (スコア:1)
殺されちゃいますか?
Re:まあ出なくていいや。 (スコア:1)
妖精哲学の三信
「だらしねぇ」という戒めの心、「歪みねぇ」という賛美の心、「仕方ない」という許容の心
Re:まあ出なくていいや。 (スコア:1)
つまりまだ日本人を生かしておく理由がある、と。
#いざ技術立国。