英国国教会、死後126年にしてようやくダーウィンに謝罪 76
ストーリー by soara
これは早いほうなのか? 部門より
これは早いほうなのか? 部門より
simon 曰く、
英国国教会は9月15日、ダーウィンの進化論についてこれまで激しく非難してきたことをホームページ上で謝罪した(英Daily Mail記事, Web-Tab記事)。
1859年にチャールズ・ダーウィンが『種の起源』を著して以来、「人とサルは共通の祖先から進化した」とする進化論に真向から非難を浴びせてきた英国国教会だが、ダーウィンの死後126年にしてようやくこれまでの非難を撤回し謝罪する運びとなった。
英国国教会のマルコム・ブラウン牧師は国教会公式ホームページ上でこう述べている。
チャールズ・ダーウィン様。あなたの生誕200年に際し、英国国教会はあなたの学説を誤解したことと、最初の対応を誤ったために未だにあなたが多くの人たちから誤解されていることに対して謝罪しなければなりません。
ダーウィンの科学的で真っ当な説を認めるまでに149年もかかったのはいささか時間が掛りすぎの嫌いもあるが、ガリレオの地動説を異端だとした判決をローマ教皇庁が撤回するのに350年もかかった(1992年、先代の教皇ヨハネ・パウロ2世がその誤りを認めた)のと比べたらまだマシというところだろうか。
デレ期へのフラグ (スコア:5, おもしろおかしい)
やっぱり、150年ものデレ期になるんでしょうか。デレ期が好きな俺としてはたまりません。
結局は政治だろ (スコア:4, 興味深い)
教会側としては行きがかりと無理解な石頭をなだめて教会内の平和を維持するにはああするしかなかったんだろうと思う。
ダーウィンの場合も知り合いの司祭はみんなダーウィンの敬虔さを証言し擁護している。
どちらも純粋な宗教的信念と言うより教会権力内の派閥争いや、権威を利用して政治的立場を強めようとした人々に利用されたんじゃないかと思う。
いわゆる宗教じゃないけど、ルイセンコ・ミチューリン事件も構図は同じだろ。
ルイセンコ事件では、ヴァビロフ博士が追放され、最終的に収容所でなくなられた。
博士は、ロシア革命直後、革命政府に働きかけて食用植物の原産地に探検隊を送り、品種改良のための遺伝資源の確保に尽力された。
南米からもたらされたジャガイモはたちまちヨーロッパ全域に広がり人々を支える糧となったが伝染病に弱く、度々飢饉をおこした。
多くのアイルランド人が祖国を捨ててアメリカに渡った理由を考えて見るといい。
博士は原産地で病害虫に強い品種を探し、栽培種とかけ合わせることで危機を乗り越えようと考え、実行した。
今日の豊かな食生活が何によって支えられているか、普段何気なく食べている野菜がどのように作り出されたか考えてみるべきだ。
日本はこうした生物資源の収集では世界のトップを行っているけど、意外と一般には知られていない。
ヴァビロフ博士は故木原均東京農大名誉教授とも親交があったことで有名で来日時には夜通し語り合ったそうである。
権威で人々を従え、権力を得ようとする人がいなくならない限り、こういう「おばか」な悲劇は繰り返されるんじゃないか?
さて他の宗派はどうだろうか? (スコア:3, 興味深い)
記憶していますが他の宗派はこれを受けて何か変わるのか気になります。
昔一緒に仕事したプロテスタント(宗派は不明)のアメリカ人は
「今になって進化論を否定する州があるのは科学的に発展した国として恥ずかしい事。
しかし彼ら(進化論を宗教的に否定する人たち)が言うのも正しいのかもしれない。だって彼らが現代になって否定
するということが人間は進化しないんだという一例を表しているんだから」
というジョークを食事のときに話してくれたことを思い出しました
カトリックも会議を開くみたいです (スコア:3, 参考になる)
>記憶していますが他の宗派はこれを受けて何か変わるのか気になります。
「種の起源」から150年、進化論に関する会議を来年開催
http://christiantoday.co.jp/main/international-news-1753.html [christiantoday.co.jp]
チャールズ・ダーウィンの著書「種の起源」が1859年に出版されてから来年で150周年を迎えるのを受けて、
ローマ法王庁(バチカン)は15日、プロテスタント、カトリック両派の神学者のほか、科学者や哲学者らを招待して、
進化論に関する会議を開催すると発表した。
ちょっと気になるのが
ローマ教皇ベネディクト16世はこれまでに少なくとも2回の非公開の会議で進化論に関して議論しているが、
進化論は種の起源を十分に説明していないとしている。
この部分。とってもおっかない風貌の今の教皇は進化論をあまりお好きではないご様子。 [uncyc.org]
先代教皇のヨハネ・パウロ2世さんは「新たな知識により、進化論を単なる仮説以上のものとして認識するにいたった」と
進化論を半ば認めるような発言をしてたのにね。
ローマ法王庁文化評議会議長であるジャンフランコ・ラヴァージ大司教は、
「進化論と聖書のメッセージの間に相反するところはまったくない」との見解を示している。
と、このあたりを見るとあまり反進化論で突っ張るのも立場的にちょっとヤバイかも、と思ったカソリック総本山が軟着陸
地点を探してるというノリなのかも知れず。
インテリジェントデザイン論のウォッチャーであるKumicit氏のブログによると、
http://transact.seesaa.net/archives/20070926-1.html [seesaa.net]
教皇庁内にもいろんな立場の人たちがいるみたいですね。どうなることやら。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
わかります。
まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:2, おもしろおかしい)
#他に過ちを認めるべき事項って何がある?
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:2, すばらしい洞察)
キリストの復活。
マグダラのマリアを貶めたこと。
自分の敵を愛するという嘘。
新約聖書の著者はことごとく嘘。
信じていても救われない。
奇跡。
永遠の命。
十字軍。
聖処女。
…誤りじゃない部分を探す方が楽しそう。
----- 傷の治療は傷より痛い -----
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:2, 興味深い)
いや、それだっておまえらそれでいいのかよってな気がするし、一方で、聖書に従ってない科学なんて全面的に間違ってるんだー、って勢力も以前として声が大きいけどさ。
// 科学との矛盾が原因で背信者になった人より
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:1, おもしろおかしい)
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:1, おもしろおかしい)
原罪信仰形ってやつですね!
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:2, 興味深い)
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:1)
避妊NGは、英国国教会じゃないくて、カトリックだったと思いますが。
#「モンティパイソン-人生狂騒曲」にも
#「カトリック信者は避妊できないので子沢山」
#ってネタが有ったし。
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
え? 殺人は認めてるでしょ? >異端者の処刑
今まで一体どれだけの罪もない人を正義の名の元に殺してきたんだよ。
・・・あぁ、異教の徒は人間扱いしないんだっけ?
生誕200年に際してとか言ってる辺り、まだまだエラそうだよな。
「キリのいいところでそろそろ認めたるか」とかそんな感じなんだろうよ。
天国か地獄か知らんが、そんなところまでインターネットは繋がってるのか?
・・・黄泉ネット? でもアレは仏教的世界観だったよな。三途の川とか奪衣婆とか。
#最初「脱衣婆」って変換してしまった・・・。orz
ホントに謝る気があるのなら、法王自身がダーウィンの墓の前で謝罪しろよ。
Re:まだだ、まだ終わらんよ! (スコア:1)
英国国教会に法王はいませんよ。
うじゃうじゃ
お墓は国教会 (スコア:2, 興味深い)
一度行ったけど、ニュートンのモニュメントの近くに安置されてたから、批難の対象だったとは意外。
懐が深いのか、ツンデレなのか、なんでもアリなのか?
まー、ニュートンの扱いは、段違いにすごかったわけですが(笑
ウェストミンスター寺院には他にも、ラザフォード、トムソンとか著名な科学者が葬られていて、ちょっとびっくりしたものです。
Re: (スコア:0)
もしかして日本でいえば靖国神社みたいなもんか?
なんだかんだいってあそこは「手柄(国家から見て)を立てた人を葬る場所」だろ。
というかそもそも英国での正教は日本の神道と立場同じなんだろうし。
謝罪してないって (スコア:1)
>誤解されていることに対して謝罪しなければなりません。
いや、「誤解」している方が圧倒的少数派になってしまったから、
自分を多数派に置くために鞍替えしたようにしか見えないんですがー
Re: (スコア:0)
句読点 (スコア:0)
ウェブ上でダーウィンを非難してきたのか!?って思ってしまいましたよ。
Re:句読点 (スコア:1)
----- 傷の治療は傷より痛い -----
ID理論 (スコア:0)
なんないだろうなぁ・・・。
Re:ID理論 (スコア:3, おもしろおかしい)
なんないだろうなぁ・・・。
----- 傷の治療は傷より痛い -----
Re:ID理論 (スコア:2, 興味深い)
・英国国教会は異端
・現在のローマ・カトリック主流派も異端に近い
・以下よろしく
Re: (スコア:0)
そろそろ第13課の出番?
Re: (スコア:0)
> ・英国国教会は異端
> ・現在のローマ・カトリック主流派も異端に近い
そして、誤りだったと謝罪するのにまたウン百年かかると。
更に、それにより異端扱いを受けると。
Re:ID理論 (スコア:1)
Re:ID理論 (スコア:3, おもしろおかしい)
#早いもん勝ち
Re: (スコア:0)
ある意味しかたがない (スコア:0, 興味深い)
それを覆すにはよほど説得力のある具体的な証拠が必要だが、地動説にしても種の起原にしても当時の科学レベルではそれが難しかったのだから。
計測機器などの精度が上がり、証拠となる品々が増えて、ようやく認められてきた経緯ってのは、今それを当然と教えられた我々では理解しがたいものもあるだろう。
似たような話としてアレたまのこれなんかも興味深い。
http://srad.jp/firehose.pl?op=view&id=35407 [srad.jp]
Re:ある意味しかたがない (スコア:4, すばらしい洞察)
「反論」ならば当然受けるべきでしょう。たとえば『昆虫記』で有名なアンリ・ファーブルは「進化する途中の狩り蜂など想像できない」という理由で自然淘汰を唱える進化論は間違いだ、と主張していました。(ダーウィンと議論を戦わせた手紙が残っています)
ところが教会の反応は反論ではなくただの反発に過ぎませんでした。
『種の起源』の出版翌年に行われたオクスフォードでの討論会で
オクスフォード司教のサミュエル・ウィルバーフォース師は進化論に反発し
「あなたの祖先がサルだとおっしゃるなら、それはあなたの父方と母方の祖先、どちらを通じてですか?」
と嘲笑しました。
それに対して"ダーウィンのブルドッグ"とあだ名された生物学者のトマス・ハクスレーはこう答えた、と言われています。
「すぐれた才能と大きな影響力を持ちながら、それを厳粛な科学的議論をひやかすためだけに用いる人間を祖父に持つよりはむしろ、私はサルを祖先に持ちたいと断言します」
感情的反発はともかく、証拠があり理論が適切であるのならいかなる迷妄に対しても最終的には正しい理論が勝つ、というのは科学のもっとも偉大なところでしょう。
Re:ある意味しかたがない (スコア:1, 興味深い)
ダーウィンは祖先がサルとは言っていない。教会はまず、人の話を注意深く聞くべきだ。
猿がいつまでたっても猿というのは正しい。未来永劫、猿は猿。
ダーウィンが言ってるのは、人間も猿も共通の祖先だということ。
始まりは微生物だったんであたりまえ。
教会も、近所のおばさんも、そこんところを勘違いし続けていた…。
近所のおばさんは、まだ勘違いしている。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
現在の分類ではヒトはサル目(狭鼻下目)に含まれますから、サルの一種とは言ってもよさそうです
ただし、おそらくその「共通の祖先」とされる種類の生物自体は現存しないためどのようなサルであるかは不明です
Re: (スコア:0)
なんで?
#猿の定義から始めなきゃならないかな?
Re:ある意味しかたがない (スコア:2, すばらしい洞察)
「これ以上進化することはない」とも取れるから、つっこまれてもしかたない書き方だよな。
普通は「今の猿も人間とは別のルートで進化を重ねた結果なので、これからどれだけ世代を重ねても人間になることはない」みたいに書くところだ。
うじゃうじゃ
Re:ある意味しかたがない (スコア:1)
Re: (スコア:0)
個体と種をごっちゃにする人が多いという話だと思いますよ。
Re:ある意味しかたがない (スコア:2, すばらしい洞察)
当時の科学レベルで充分に証明されたから、定説になったんだろ。
the.ACount
Re:ある意味しかたがない (スコア:1, すばらしい洞察)
というのが遅いのかどうかは分からないけれど、結局最後には謝罪をするという形をとったことは潔いことだと思います。
下手な宗教であれば、意固地になって科学を非難し続けるだけです。
必ずしも宗教家が科学に強いわけではないですし、
> 計測機器などの精度が上がり、証拠となる品々が増えて、ようやく認められてきた
というように、証拠が増えてきたことになってはじめて認めるというのは、(程度の差こそあれ)科学的な態度の表れだと思います。
ただし、不当に迫害することについては容認されるものではありませんから、今後、英国国教会をはじめとする各宗教の態度が改められることを期待します。
Re:ある意味しかたがない (スコア:5, 参考になる)
>というのが遅いのかどうかは分からないけれど、結局最後には謝罪をするという形をとったことは潔いことだと思います。
宗教だからこそ100年以上にも渡って意地を張ってたんでしょうね。
民間企業であるところの新聞社はもっと柔軟です。
1920年、ニューヨークタイムズ紙は一面の社説でこう述べています。
『スミソニアン財団の援助のもとクラーク大学で研究をおこなっているゴダード教授には
作用反作用の法則が理解できていないと見られる。
彼は今日高校で教えられている基本的知識を有していないのであろう』
ロケットが真空中で推進できるとするロバート・ゴダードを批判した記事です。
そのニューヨークタイムズは1969年のアポロ11号の打ち上げ成功後に以下のような訂正記事を掲載しています。
『訂正
さらなる科学調査と実験により、17世紀にアイザック・ニュートンが発見した物理法則の有効性が実証されつつあります。
そして今日、ロケットが大気中と同様に真空の宇宙空間でも飛行できることは周知の事実となりました。
当紙は過去の誤りを後悔しています』
ゴダードの死後わずか24年で過ちを認めるというNYT紙の勇気に乾杯。
Re:ある意味しかたがない (スコア:2, 参考になる)
江戸後期の侠客・国定忠治(1810~50)と忠治に命を奪われた博徒らのそれぞれの子孫が、
地元の群馬県伊勢崎市で「手打ち式」を行い、約170年ぶりに和解したという。
http://bushou.exblog.jp/5803601/ [exblog.jp]
あと、赤穂浪士と吉良家は和解してるようですが、会津vs長州はまだ無理みたいですw
アメリカ新聞ネタなら・・・。
200年後の謝罪記事
アメリカはコネティカット州の地方紙「ハートフォード・クーラント」紙が先日、
「18,19世紀に当新聞は奴隷売買の広告を多数掲載し利益を得ておりました」と過去の行為を謝罪する記事を一面に載せた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~tetuya/REKISI/sitenlog/news000716.html#syuin [biglobe.ne.jp]
一方日本では (-1: オフトピック) (スコア:2, すばらしい洞察)
日本の新聞社は自分の間違いは徹底的にスルーするか隠蔽しようとしかしませんね。
間違うこと自体は普通はそれほど悪いことじゃないのになにをそこまでかたくなに
自分の間違いを認めることを拒否するんですかね。かえって墓穴を掘るだけなのに。
Re:一方日本では (-1: オフトピック) (スコア:1)
日本の新聞だって、150年後に謝罪広告出しますよ…多分 :-P
Re: (スコア:0)
異端視されるのは避けられないことですが、「当然」(=道理にかなっていること)としてしまうのはどうなんでしょう。
Re:進化論まで認める必要を感じない (スコア:3, すばらしい洞察)
凄く不思議なのが、「地動説が明らかな証拠を突きつけている」という前提。
明らかな証拠ってなんなのでしょうか。
地動説は観測データや理論上の整合性からコペルニクスの15世紀によって提唱され、
ケプラーやガリレオなど紆余曲折の時代を経て、17世紀のニュートンのころには既に科学的事実として確立されていたわけで。
宇宙から地球を見た人もいなければ、人工衛星や写真すらなかった時代の話です。。
それでも既に地動説は世の中に明らかな事実として認められていました。
19世紀に提唱されさまざまなデータの蓄積や理論により基本的に確立された進化論が、
何故に格段に知識の幅も向上しているはずの21世紀になっても受け入れられないのでしょう。
ニュートン物理学よりよっぽどわかりやすい理論だというのに。
地動説における人工衛星や写真に対応するくらいの、生化学上の発見が20世紀にあったというのに。
わかりやすいが故に、反証しやすいと誤解する人が多いのが原因でしょうかね。
でもそれが現代の世界一の帝国の指導者層には多数派ということに絶望した。
Re: (スコア:0)
よくいるんだ、難しすぎて自分が理解できない部分は認めないって人が。
あなた、相対性理論も同じように、破綻してるとか思ってるでしょ。
Re:進化論まで認める必要を感じない (スコア:1, すばらしい洞察)
よく引き合いに出されるのが、有名な宇宙物理学者(反進化論者でした)フレッド・ホイルによる発言です。
「無作為の事象の結果としてたった一つのたんぱく質が合成される可能性の低さときたら、
廃品置場を旋風が吹きぬけた結果、ばらばらの金属片や部品が一機の完全なジャンボジェットに組み合わせるようなものだ」
しかしこのような可能性の低さというものは、
「たんぱく質やDNAといった複雑な構造が、完成した形で一度に組み合わされた」
とという仮定に基づくものにすぎません。
実際にはそうではないでしょう。
たんぱく質はアミノ酸の集まりです。それらが大量に集まるためにはある種の選択過程があったと考えられています。
選択過程とは、二つのアミノ酸が出会い、くっつく。そしてそれがそのアミノ酸重合体の維持に有用な機能を持つ組み合わせであれば、
それは他のアミノ酸よりも多数派になる。それを繰り返したんぱく質が出来たということです。まさに進化論ですね。
つまりはジャンボジェットに例えるならば、一つづつ部品手に取り、部品が合うかどうか確かめるという行為をおこなえば
いつかはジャンボジェットが出来上がるという具合でしょうか。
これなら、単純な旋風がジャンボジェットを作り上げるよりも、ずっと現実的になるでしょう?
確かに生命は奇跡的な事象であるかもしれませんし、あるいは条件が揃えばどこでも起こりうる必然的な事象であるかもしれません。
その確率はまだはっきりとはわかっていません。
しかしあなたが言うような、
>宇宙に存在すると推定される全ての原子の数を分母に持ってきてもまだ足りない。
ような確率では決してありません。それは既に科学的に実証済みです。