NIKKEI MICRODEVICES 休刊 37
ストーリー by reo
その存在すら知りませんでした… 部門より
その存在すら知りませんでした… 部門より
774THz 曰く、
定期購読していたわけではないので、web上のお知らせをみてビックリ! 日経 BP 社の半導体関連専門誌 NIKKEI MICRODEVICES が突然の休刊です (日経マイクロデバイスの記事より) 。
専門誌が休刊ということは、それだけ読者である半導体エンジニア (特にプロセス系) が減ったということです。中にはエルピーダのように開発拠点の海外移転 (台湾) 、回路設計エンジニアの海外移住も現実のものとなりつつある会社もあるようで、この業界はどうなるのでしょうか?
日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:2, 興味深い)
プロセスエンジニアも減っているのでしょうね。
その結果、専門誌も購読者がいなくなり廃刊の憂いを見ているわけですね。
今後ソフト以外ではどんなエンジニアが増えていくのでしょうね。
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:2, すばらしい洞察)
> 今後ソフト以外ではどんなエンジニアが増えていくのでしょうね。
国を挙げてエンジニアを絶滅させようと頑張ってるのにどんなエンジニアであれ増えるわけがないでしょう。
Re: (スコア:0)
>国を挙げてエンジニアを絶滅させようと頑張ってるのにどんなエンジニアであれ増えるわけがないでしょう。
事業仕分けのことをさしているのなら、見当違いだと思う。
あれは、文系の馬鹿官僚が以下に技術のことを知らなかったのかが判ったことから、
技術者の復権につながる可能性が残っていると思ったほうが、いいと思う。
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:2, すばらしい洞察)
判ったのは、日本の技術者・科学者がいかにプレゼン下手か、じゃない?
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:2, すばらしい洞察)
Yes.
復権する、ではなく「復権するためのアクションが必須と認識された」だな。
誰の負担で飯を食えてるのか理解もしてない感じだったし。
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:1, すばらしい洞察)
彼らは技術者・科学者なのか?
流石に現場の人間連れて行ったら、もっといいプレゼンするよ
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:2)
プレゼンしてたのって、こういう感じの『エライ人』じゃないの?
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2229?page=2 [ismedia.jp]
湯之上 「なぜ、あなたは、私の言ったことがすべて間違っていると思うのですか?」
元社長 「日本半導体の技術力は、実際に高いからだ」
湯之上 「なぜ、そのように判断できるのですか? どんな証拠があるのですか?」
元社長 「おれの直感だ」
湯之上 「あなたがそのように直感で感じるには、何かの根拠があるはずです。どのような根拠があって、そのような直感を持たれたのですか?」
元社長 「日本の技術は本当に強いからだ」
湯之上 「・・・」
日本の技術者にプレゼン慣れしてない人が多いのは事実だけど、
ベテランの中にはそういう経験も豊富な人はいることはいる。
Re: (スコア:0)
つーか、議題に関連するネタのまとめもしないで、学会とかどうしていたの?
文部科学省は「お金頂戴」「はいオッケー」で予算を通していたの?
ってのが先ず思った。
ヘタ以前にプレゼンする気がさらさら無い。
Re: (スコア:0)
>文部科学省は「お金頂戴」「はいオッケー」で予算を通していたの?
中央省庁ではないけど、役人と長いこと仕事をしてきた経験から言うと、Yes。
たいていの場合、申請満額はまずあり得ないけど、通らないこともまずない。
だから申請する側も削られる分を見越して水増し申請してた。
随意契約の場合は特に「金のなる木」的ないいお客だったが、その元が税金だと思うと複雑な心境だったよ。
Re: (スコア:0)
先日ここでもネタになってた 4004 の開発をした嶋さんは
8080 の発表準備をしていた時、Intel のエンジニアに
「お前のはまるでなってない。発表ってのはストーリーがなきゃダメなんだ」
と徹底的にシゴかれ、何度も何度も練習して本番に臨んだそうです
Re: (スコア:0)
ストーリーはなければだめですが、中身はなくても結構です
あ、いや、ハリウッド大作映画式というとなんですが、ストーリーがないやつは大抵中身もない、というか中身があるならそれに相応しいストーリーを用意しろ
しかしカルトムービー式も捨てたもんじゃないよ
過去には例外もいましたが・・・ (スコア:0)
例外は、平成の世にはやぶさで知られるISASの前身を創設した
糸川博士ぐらいかな。
敗戦後まもなくで日本が貧しさのまっただ中に極超音速で飛ぶ
ロケット飛行機なるモノを提案したり、冷静に見るとあの当時では
荒唐無稽に見える大ボラを吹きまくって国から予算をもぎ取って、
宇宙開発を着手させてしまった金策の手腕は見習うべきモノがあると思う。
もし彼のプレゼンが下手だったら小惑星探査を躍進させたはやぶさは
無かったし、それどころか宇宙開発の四文字すらなく、
今から着手していたら技術提供国の意向に振り回される韓国のような
悲哀を味わっていたはずです。
予算獲得は己が食う為だけではなく未来の希望を開く鍵にもなります。
めちゃめちゃな仕分けが横行する今の世に糸川博士がいたら、
予算カットどころかいつの間にか倍増させて帰ってきそうです。
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:1)
これは同意だけど、
というのは違うと思う。
そもそも「国」が関係しているかな、と。技術職っていうのの先進国での不人気の、国内における表れの一つにすぎないんじゃないかと。
これからエンジニアになろうっていう人はかなりのチャレンジャーだと思います。中国やインドと勝負しようってことですよね? 日本の現在の物価や人件費を考慮したら、かつてのある分野での栄光を取り戻すことを考えることよりも、研究したり育成する分野を別に移した方がいいように思います。
広い範囲での技術立国について将来性がないと言ってるわけじゃないですよ。NIKKEI MICRODEVICES がカバーしているような分野については、国の施策なんて無関係だと思います。もちろん手厚い保護があれば産業を維持することは可能だけど、将来保護を打ち切っても独り立ちできるように成長してくれない限り、その保護の意義って無為なものですし。「保護してもらっているから事業は継続する」とか本末転倒なことにもなりかねません。
LIVE-GON(リベゴン)
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:2, 興味深い)
出展社数が昨年比553社減の924社になるとか。
例年であれば、9~11ホールも後工程関係で使用されるのですが、
今年はホール8までで収まってしまうようです。
http://sankei.jp.msn.com/science/science/091201/scn0912011235000-n1.htm [msn.com]
Re: (スコア:0)
一年で2/3って何その壊滅っぷりこわい
関連ストーリー『日本「半導体」の凋落とともに歩んだ技術者人生』 (スコア:2)
『日本「半導体」の凋落とともに歩んだ技術者人生 世界シェア50%を誇った日本の半導体はどこへ』
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/2229 [ismedia.jp]
「2001年、ITバブルがはじけ、半導体業界は、極めて深刻な不況に陥った。
その結果、日本半導体メーカーは、大規模なリストラを敢行した。
日立で2万人、東芝で1万8800人、富士通で1万4600人、NECで4000人・・・、などである。
筆者の所属する日立では、半導体関係部門に対して、
「40歳以上、課長職以上は、全員、退職してもらいたい」という早期退職勧告がなされた
(「責任を取れ」というのが、勧告の理由だった)。」
ちなみにここで紹介されている本は、現時点ではAmazonでは在庫切れ。 [amazon.co.jp]
Re:日本人エンジニアが減っているのでしょうね。 (スコア:1)
> 今後ソフト以外ではどんなエンジニアが増えていくのでしょうね。
ソーシャル・エンジニア。
トラ技や日経エレも薄くなったなぁ(オフトピ) (スコア:0)
Re:トラ技や日経エレも薄くなったなぁ(オフトピ) (スコア:2, 参考になる)
本当に好きな人だけが残ったのでしょう。
それを結晶化と名づけた人がいます。 [coara.or.jp]
>雑誌のたそがれの時期は結晶の時代である。まず雑誌の厚みが薄くなる。
>それはマスを相手にしていた企業が撤退し広告が激減するからである。
>記事は枯れ枝に輝く樹氷のように、 簡潔な記載、一見シンプルな道具に、
>とつもない努力と工夫、投資が秘められているが、
>あまりに結晶化された記載はビギナーにはまったく理解できない。
>この時期の広告の特徴は、巻末に雑多に配列した白黒広告で、写真や説明は次第に減少し、
>マニアにしかわからない簡潔な記号や数字が支配的になる。また読者は高齢化し数が激減するが、
>高齢化した読者で初めて実現する経済的、時間的余裕のため、なかなか廃刊にならない。
>結晶化が徹底した雑誌ほど少数ながら忠実な読者をキープし、ますます結晶化が進行、徹底していく。
Wikipediaのほうも、現在絶賛結晶化推進中です。
もう、にわかユーザーが手を出せる世界じゃなくなってる。
Re:トラ技や日経エレも薄くなったなぁ(オフトピ) (スコア:1)
Wikipediaのほうも、現在絶賛結晶化推進中です。
もう、にわかユーザーが手を出せる世界じゃなくなってる
そうかね?
技術系はまだ全然開拓時代よ?
それにユーザ的な意味での「にわか」と
ライティングのスキルの高低を混同しちゃいけないと思うよ。
Wikipedia固有の約束事も確かにあるけど、
ライティングの基本的な目的と約束事がわかっていれば
それほど敷居が高いわけじゃない。
…というのはさておき、雑誌の「結晶化」の重要な要素は広告が減ることだけど
Wikipediaには最初から雑誌みたいな広告はない。
昔から、本は読むけど雑誌はほとんど読まないから
たまに見ると雑誌の誌面に占める広告の量の多さにクラクラする。
チラシの束を掻き分けて記事を探してるような気分になる。
紛らわしい記事仕立ての広告「これは広告です」も増えたしね・・・。
この割合で入ってた広告が減ればそりゃ密度も上がるわなと思う。
Re: (スコア:0)
それはまさに「ラジオ技術」誌のことですね.
定期購読オンリーの同人誌に変身して結晶化を完了しようとしつつあります.
そういえばアマチュア無線の世界も、ハムフェアは企業出展が減っていわばコミケ化したんだな.
Re:トラ技や日経エレも薄くなったなぁ(オフトピ) (スコア:1)
CQ誌もそんな感じですかね?
Re: (スコア:0)
あんた、元記事のリンク先 [coara.or.jp]読んでないだろ。
>この法則に照らしてみると、CQ誌は丁度結晶の時代を迎えたところだ。
>無線と実験誌とかステレオ誌は長い間結晶化の時代が続いている。
>ラジコン技術や鉄道ジャーナルなども同様だ。パソコン雑誌では、I/O誌が真っ先に結晶化した。
>ASCII誌もつい最近結晶になった所だ。DOS/Vマガジンはマスの時代後期にさしかかっている。
>いまはインターネット雑誌がマスの時代を迎えていると考えられる。
一応書いておくと、これが書かれたのは2000年5月だからな。
Re: (スコア:0)
みんながDXにしのぎを削っていた頃の雰囲気はまったく感じられないです
いまやアマチュア無線は大人の趣味を通り越してます
Re: (スコア:0)
MAKE(オーム社)の賑わいが目立つのはなぜだろ?
MTM04 [makezine.com]には、4千人以上が来たらしい。
Re: (スコア:0)
Re:トラ技や日経エレも薄くなったなぁ(オフトピ) (スコア:1)
<妄想>
いままで義理や付き合いやしがらみで渋々出し続けていた広告主が、
「100年に一度の大不況」を口実にもっけの幸いと広告打ち切り・・・
</妄想>
日経の休刊 (スコア:0)
そんなに珍しいかなぁ...
かつて、日経CGというCGやCADに特化した雑誌があったけど、何時の間にか休刊していたし。
決してCGやCADのエンジニアが少ないというわけでも無いだろうけど...
日経インターネットも休刊になったし。
でもエンジニアが居ないわけじゃないし...
#他にもあると思う...
Re:日経の休刊 (スコア:1, 参考になる)
CGにしろインターネットにしろ、複数の出版社から雑誌が出ていて、
そのなかでの日経の立ち位置が、ということなんでしょ?
日経の休刊は、ほかの雑誌に負けたということしか意味しない。
でも、半導体分野は、ほとんどこれしかないんです。
これが休刊するということは、分野そのものがなくなってしまうということです。
Re:日経の休刊 (スコア:1)
技術よりのCG雑誌は日経CGとPIXELぐらいしかなかったですから、
PIXELより長持ちした日経CGは
> 日経の休刊は、ほかの雑誌に負けたということ
にはあたらないでしょう。
今では「CG」っていうと、Photoshopだとかコミックスタジオだとかで描いた「PC上のイラスト」を指す言葉になっちゃってますので、単に「CGの雑誌」だけならなんぼでもありますが、
日経CGの指す旧来の「CG」については、
> でも、半導体分野は、ほとんどこれしかないんです。
日経CGが休刊したときの「CG技術分野」は、同じような状況でしたよ。
でも、今でもCG技術分野は
> これが休刊するということは、分野そのものがなくなってしまうということです。
ってことにはなってません…
インターネットのおかげでなんとかなってるって感じでしょうか。
それでも、専門分野の狭く深くは、まだアンテナを張れないこともないのですが、
専門のちょっと隣ぐらいまで「ちょっと広くちょっと深く」情報収集するには、インターネットよりも専門誌の方が便利だったんですけどねぇ…
Re: (スコア:0)
>技術よりのCG雑誌は日経CGとPIXELぐらいしかなかったですから、
CGWORLDは?
まあれは映像制作寄りの雑誌か
Re: (スコア:0)
>それでも、専門分野の狭く深くは、まだアンテナを張れないこともないのですが、
>専門のちょっと隣ぐらいまで「ちょっと広くちょっと深く」情報収集するには、インターネットよりも専門誌の方が便利だったんですけどねぇ…
と同じことを、「コンピューターサイエンス誌bit」が廃刊した時に思った。
そして今現在、実際に少し隣の知識を手に入れることが難しくなっていて、
専門バカ度が進んでる気がします。
Re: (スコア:0)
> 専門バカ度が進んでる気がします。
とはいえ、bitなんかは今からみるとキャッシュ付きポインタ集程度のものですから、ウィキで十分という気もします。
資料的価値は高いのですが。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
ソフト系の雑誌はソフトウェアという大きな枠の中で専門分野の区分が変化するのに合わせて陣取り合戦をやってるという印象ですね(非常に流動性が高い)
一方、ハード系・産業系の雑誌はもろに業界の盛衰を表しているというか影響を受けてます
狭い専門に特化したハード屋さんはつぶしが利かないから雑誌・業界紙も........