
Adaptec、消滅していた 93
ストーリー by hylom
ブランドは残されるのかな 部門より
ブランドは残されるのかな 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
古くからのPCユーザーならご存じであろうチップ/周辺機器メーカーAdaptecが消滅していたらしい。
PC Watchの記事によると、Adaptecは90年代末に半導体部門をST Microelectronics社に売却、以後はRAIDコントローラベンダとして堅実に営業を行っていたが、2007年3月にスティールパートナーズが株式の10.7%を取得していたことが分かり、その後Adaptecにはスティールパートナーズから経営陣が送り込まれ、スティールパートナーズ傘下になったそうだ。
そして2010年6月、RAIDコントローラ事業やAdaptecブランドはPMC Sierra社に売却され、中核事業が消滅。そしてAdaptecは社名をADPTに変更、7月30日にNASDAQから上場廃止が通告されたとのこと。
タレコミ子はAdaptecについて特に思い入れがあるわけではないが、いつの間にこんなことになっていたのかとびっくりした次第である。
パチモンは健在 (スコア:4, 参考になる)
かつて Ababtek [impress.co.jp]というすごく紛らわしいブランドでSCSIカードを出していたIOI Technologyは今も健在 [ioi.com.tw]みたいですね。本家の方が先に潰れるとは諸行無常です。
AHA-1542BとかAHA-2940とか、SCSI時代にはすごくお世話になりました。どれも記念に捨てずにとってあります。
とはいえ、末期には安さに負けてTekramのDC-390とかに乗り換えてたんですけど…。
Re:パチモンは健在 (スコア:1)
#IOIも何か持ってたような気がするんだが・・・
Re:パチモンは健在 (スコア:1, 参考になる)
パチモンといえばAdaptecとハードウェア互換性のあった(Adaptecのドライバでも動作する)Buslogicもあった。LinuxのサポートがよかったのでMultimasterを使っていました。
Tekramは最初買ったDC-390U2WのアクセスLEDがちゃんと動かなくて、台湾の本社に問い合わせしたらファームのバグだったことが判明。まだファームがFlashじゃなかった時代だったので、新しいファームの入ったROMが郵送してくれた。無料で。なのでTekramに対して結構いい印象持っています。
Re:パチモンは健在 (スコア:2)
BusLogic製品の互換性はそれほどでもなかった。Adaptecのドライバでも互換性があったのはDOS用ドライバくらいだったかと。BusLogicや後継企業(IBMとLSILogicかな)が主なシステムのドライバを供給していたし、FreeBSDやLinuxでも対応されていたから、特に困らなかったと思うけど。
Re:パチモンは健在 (スコア:3, 興味深い)
仕方がないので、NCR(AT&T-->Symbios-->LSI logic)のSCSIコントローラを使っていましたが、ふとPCIバスを見るとバースト転送のパフォーマンスがさっぱりでずいぶん悔しい思いをいました。
その後、FreeBSDにもドライバが出たので、仕様公開かと期待しましたが、どこかの国で"under the table"で入手された情報に基づくというお話で結局仕様は分からずじまいでした。
#今は公開されているのかな?
その後、IEEE-1394カードでも情報公開のガードの堅さに阻まれ、妙なバグから開放されることなく、OHCI準拠の後継カードも出ずに消えていきました。
当時としては、一般企業として普通の対応だったのかも知れませんが、もう少しうまくオープンソースコミュニティとうまくやってれば、また別の展開もわずかながらあったのかななどと思います。
Re:パチモンは健在 (スコア:1)
でフルタワーケースにIBMの2GB UWを5本突っ込んでRAID5組んでNT4 Server入れてた。
部品そろえるのに秋葉を回ってバルク探し回ったのもいい思い出だ。
個人使用PCなのに。まあ会社に持ち込んで仕事に使ってはいたんだが。
Re:パチモンは健在 (スコア:2, 参考になる)
しかし、実はUSBのHDDやら光学ドライブやらUSBスティックの転送コマンドプロトコルはATAPIでなくSCSIベースだったりするので、未だにSCSIのお世話になってるとも言えます。
# 興味の有る方はUSBのマスストレージクラスのSubClassCodeの項参照です。
# それとは別にお仕事では現役ですがー
そういや、ちょっと前に九十九ex.とかで、大量にAdaptecのSCSIカードが放出されてましたね。
スティールといえば (スコア:3, 参考になる)
サッポロや明星、ブルドックソースなんかも買おうとしてたファンドでしたね。
# 参考 [wikipedia.org]
Re:スティールといえば (スコア:4, すばらしい洞察)
Steal Partnersと名前を変えてもらいたい。
みんなが禿禿言うから (スコア:4, おもしろおかしい)
アデランス [aderans.co.jp]の筆頭株主なんですよねぇ
Re:スティールといえば (スコア:2, 興味深い)
私の勤め先も昨年まではスティールパートナーが筆頭株主でした。経営陣はそりゃ気が気でなかったでしょうが、
経営に口を挟むでもなく、いつの間にやら持ち株比率が下がっちゃったみたいです。一体何が目的だったのか、
今も謎です。
# さすがにAC
Re:スティールといえば (スコア:2, すばらしい洞察)
調べてみて再建不可能と判断したんじゃないだろうか?
ハゲタカさえもまたいで通る、ハゲマタ企業とか。
Re:スティールといえば (スコア:1, 興味深い)
>> 所詮、金のことしか頭にないただのハゲタカ。
1) スティールに限らず,ファンドも個人株主も経営者も基本的に金のことしか頭にないと思うけど?
2) 「ハゲタカ」って定義を知らずに書いてるね?
Re:スティールといえば (スコア:2)
バイアウトファンドって嫌われてるけど、無茶なやり方で企業価値を高めない限り、一定の意義があると思うんだけどなあ。
会社って事業の撤退がとかく苦手なので、情緒的な理由で残ってたりするのをばっさり売却したりとか良いことだと思う。
今回のAdaptecもみんな昔話として語るでしょ?そんな部門を残しとくのは、社史の中で十分でしょう。
「うちは○○を大切にする会社なんだ!そこが無くなるなら潰れても良い!」ってのは、社会的にはワガママなんではなかろーか。(主に雇用創出的な面で)
まあ今回の場合はね。普通は無茶なやり方で企業価値を高めるから嫌われてるわけだけど:-P
# 会社を腑分けするかのように短期的に一気に金にして去っていくからハゲタカなわけで
Re:スティールといえば (スコア:1)
誰が昔話って言った!!!
超現役で我が家で3台動いてます・・・
Re: (スコア:0)
なんか健全資本主義活動に仇なす癌細胞のような気がする。
Re:スティールといえば (スコア:4, すばらしい洞察)
・新しい企業や産業が登場・成長する
・活力のない企業や産業がすぐには潰れないように保護する
この2つは、全然違う原因から生じる、全然違う結果です。後者をなくせば前者が生じる、などと考えた結果がご覧のありさまだよ!
懐かしいなぁ (スコア:2)
FreeBSDはAHA-2940が安定、ということで2940を積んだマシンをよく買ってたなぁ・・・12年くらい前かな?そのあと、値段が1/3のAsusのSC-100が使えるということで、他人の金で買う場合のみAHA-2940買ってたなぁ。
家にAHA-2940, 2940U, 2940UW, 2940U2Wが全部ある・・・カードだけだけど。
SATA/SASのRAIDコントローラ屋として生き延びていたと思ってたが・・・残念。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:懐かしいなぁ (スコア:2, 興味深い)
うはあ…。栄枯盛衰ですなぁ。
秋葉原が、まだジャンク屋で溢れかえっていた頃は、AHA-2940U/UWの出モノや
Intelの82558/82559チップのNICなんかを足で探して歩いたものです。
上手に探すと、5000円も出せば、どこかのサーバに載っていたであろうOEMな
2940Uやら82558が手に入れられて、アイオーのSC-UPCIやらメルコのIFC-NPなんかを
買うより良い性能の物が安価だった。当然買って帰って挿したら、全く認識しない
なんていう哀れな事故や、ドライバをダウンロードしてくるのに一苦労したり、
DOSでドライバ読み込めなくて、泣きそうになりながらautoexec.batにmscdex.exeを
追加したり、そうやって、目利きや、互換機の知識を実地で覚えていったもんだよなぁ....。
んで、やっぱりウチにも2940UWがたくさん転がってますw
……おい、誰だ、今Jijyyyyとか言ったヤツ!!
Re:懐かしいなぁ (スコア:2)
値札を見て躊躇しながらもAHA-1542Bを買ったオレのような人は何と呼ぶんだろう。
ISAバスは拡張カードを作るのが楽で良かったな。大きなカードエッジコネクタだからハンダ付けも楽チンで。
Re: (スコア:0)
Babarrrrrrrrr
Re:懐かしいなぁ (スコア:1)
当時は自宅にUNIXワークステーションという夢を見ていたので「こいつはパソコンとはちげーんだよ。本物はバスが重要なんだよ」などと言いながら無理してました。
正直、Adaptec製品は好きじゃない (スコア:2, すばらしい洞察)
PCで使うなら、NCR→Symbios→LSI Logicの系列のほうが素直で好感が持てましたし、
サーバで使うなら、QLogicのほうが(対応OSで使う限りは)堅実だったように思います。
Adaptecは中途半端あるいは微妙な違いのバリエーション・モデルを乱発したのが印象を悪くしています。
とくに2940の付くのは、世代の違うものまで混じっていて、どーしょもなかったです。
そして、SCSI以外の製品のダメっぷりで、それまでのAdaptecへの漠然とした悪い印象が、はっきり確定しました。
Re:正直、Adaptec製品は好きじゃない (スコア:4, すばらしい洞察)
Mac版も含めてどれもちゃんと作れられていて動作も確実でした。
Adaptecが中途半端になったのは2920を出したあたりからで、
要するに自社コントローラを使っていない製品に問題があっただけです。
#正直、サーバ用途で2940以外のコントローラに当たったらヤバイと直感的に感じます
Re:正直、Adaptec製品は好きじゃない (スコア:1)
タレコミを見て驚いたけど、
コメントが見事に大昔話ばかりで、消滅はごく当たり前な自然な流れと理解した。
自分はずっと DC-390F (53c875) を使っていたので
Tekram / Symbios びいきでそう思うのかもしれません。
今この PC には、ゴミ捨て場で拾ってきた Adaptec Ultra160 SCSI がささっています。
そしてそれを拾ってきたのですら 5年以上前だったりするし。
> #正直、サーバ用途で2940以外のコントローラに当たったらヤバイと直感的に感じます
PC サーバのことを言っているのかもしれませんが、
昔職場にあった Sun Ultra30 は 53c875 でしたよ。
Re:正直、Adaptec製品は好きじゃない (スコア:3, 参考になる)
Adaptecはバスマスタの高価なチップ/カードしかなかったから数が出ない。実際、PCならバスマスタでないと困る用途も少ないので、手っ取り早くFutureDomainを買収したのでしょう。FutureDomainはIBMもOEMを受けていたりして、安価なSCSIカードではそれなりの評価でしたから。
だけど、市場がAdaptecに求めていたのは高価な代わりに高性能で手厚いサポートだったので、商売としては失敗だったのかもしれないけれども。
半導体事業は売却してしまって、コントローラチップからは撤退していますし。
Re:正直、Adaptec製品は好きじゃない (スコア:3, 興味深い)
でも、サポートは厚かったです。
PC-98にAHA-3940(2940×2+PCIブリッジ)を内蔵し、PDドライブ(CD+リムーバブルの2LUN)を繋ぐと挙動不審になったので問い合わせたら、カスタムBIOS送ってきて「本当はサポート対象外なんだけど、コレで動くと思うよ(意訳)」とか対応してもらった事が。
個人相手のサポートなのにココまでやるのかー!!!と感動。
ブランドがあった時代 (スコア:2)
昔は部品単位でブランドがあって
皆で崇拝・珍重していましたよね。
SCSIカードならAdaptec
ビデオカードならMatroxみたいな感じで。
欧米ブランドから亜細亜ブランドに移っていく中で
なんとなく有難味が無くなってしまいましたが。
Re:ブランドがあった時代 (スコア:1)
そのコンプレックス(?)からか、Pentium2の世代にGA-586DX(AIC-7880をオンボード搭載)をわざわざ探して来て、Pentium133MHz×2を搭載して悦に入っていました。
CPUファンレス+フルSCSIのWindows NT4.0 Workstation機をメインにしてやせ我慢をしていましたが、やはり実用性に欠けたので…
Re:ブランドがあった時代 (スコア:1)
いや、懐かしい。EPSONのスキャナが欲しくて、SCSI接続の動作保証が2940等だけで、単体で購入する予算は無かったんで、まあ同一チップならと思ってGA-586DXを購入しました。確か当時は39,800円位だったと思いますが、マザーボード込みと考えるとお得感があった記憶があります。
結局SCSIではスキャナをときどき使う程度で、ストレージその他で使うことはありませんでしたので、もっと廉価な構成でもよかったんですが、GA-586DX自体はCPUも何度か入れ替え(当時は互換CPU華やかな時代でした)、メモリも目一杯増設(確か32MB SIMMを19,800円で2枚増設だったか?)し、だいぶ長い間使っていました。
#そういえばそのA4サイズの巨大なスキャナも何だかんだでまだ箱ごと取ってあります。
Re:ブランドがあった時代 (スコア:2)
というより、PCのハードウェアや産業が枯れてしまった。誰でも思いつくような技術はすでに実用化されて、新規の開発がされなくなってしまった。
以前は新規参入のベンダーが多くて、面白い製品も多かったけれども、膨大な組み合わせがあったから、知識のない者が簡単に手を出すこともできなかった。
でも、もう、全部オンボードだから、組み合わせが少ない。トラブルが起きようがない。多くのベンダーが淘汰されてしまった。
半導体のプロセスが微細化して、CPUのコア数が増えてPCが高速化されても、それだけという気もする。
Re:ブランドがあった時代 (スコア:1)
まともなCRTモニタに繋ぐと画質が良かったのは認めますが、T2Rは紛う方なきトホホじゃないですか。
Revolution3D PCIを使ってましたが、腐れドライバに手を焼いた忌まわしい記憶は未だに残ってます。
その後、Windows2000になると(MS製の)ドライバで実用的になり、ジャンパピンでVGA BIOSが殺せるのでサブディスプレイ用として活躍しました。
未だに手元に残るSR9とPowerColorのDeltaChromeはどうしたものか……。
Macだと,10.3のあたりからサポート無くて終わってました (スコア:2)
AppleShere IPの時代から,AdaptecのSCSIカードにはお世話になってました。
が,10.3の時ぐらいから,ドライバがMacOSXに不対応となり,新製品そのものがばったり無くなってしまいました。
代換メーカを苦労して探した覚えが・・・
べ、別に(ry (スコア:1)
日日是好日でいこう!
Re:べ、別に(ry (スコア:2)
Re: (スコア:0)
ですねぇ。未だにAHA2940が2枚取ってあるんだけどもう使うことは無さそうだなあ。
なんかこう、某社で見かけたAMI (スコア:1)
(元PCのBIOSメーカー)を思い起こさせるものがあるなぁ...。
俺だけかも知れんが。
それよりも、薬屋さんで見かけたBIOS (スコア:2, おもしろおかしい)
が、気になりますよ。
「eBIOS」って書かれた箱には、一体どんなパーツが…
Re:それよりも、薬屋さんで見かけたBIOS (スコア:2)
まだまだ現役なのに...orz (スコア:1)
Windows Vista環境下で、Zip250を読み書きできるように。
って、Zipドライブってもう売ってないのね。壊れたらどうしよう。
SCSI機器の開発してました (スコア:1)
まだ刺さってます (スコア:1)
29160 [adaptec.com]の先に2GBのHDDが(w
頻繁にアクセスするようなデータを置いてる訳ではありませんが、とりあえず動いてるのでそのままにしてる、という状況です。ちなみにメモリは4GB刺さってます(w
Re:まだ刺さってます (スコア:1)
Ultra160SCSIの先に2GBのHDDとはいやはや・・・・(^^;
バスのIOは高速でもHDD自体は低速ってことですよね?
速さだけならUSBメモリの方が既に買っているような気がしますが。
思考の根本が「使えるものは使おう!」という方針なのですね。
頭が下がります。
※とってもアレゲ
Re:まだ刺さってます (スコア:1)
以前はSCSI to IDEブリッジ [acard.com]を使ってPATA HDDを繋いでたんですけどね。最近はSATA HDDを繋いだ方が容量当たりの単価も安くなってしまったので、昔から使ってるHDDだけが取り残された、という感じです。
ちなみにこのHDD(まだIBM製のDCAS-32160)、HGSTのサイトにPDFのデータシート [hitachigst.com]が残ってますが、1996年の日付です。もう10年以上使ってるんですねぇ(w
SCSI (スコア:0)
内蔵HDDはIDEばかり使っていたようなユーザでも初期CD-R/RWドライブ/MOなどのドライブや外部HDDやイメージスキャナーなどでSCSIのお世話になっていたユーザは
多いと思う。
その時に買うSCSIカード、Adaptecかその他の安いカードを買うかの選択肢が多かったはず。
俺が最後に使ったSCSIカードはAHA-2940AUだったな。
Re:SCSI (スコア:1)
ただ、その制作環境の場合はマシンを最新にして
PCIeのSCSIインターフェースにしてそうだからAdaptec率はむしろ低いかも
//DVD制作はまだまだ需要がありそうだから
//新しい納品方法ができないものか
//納期ギリギリのテープ書き出しと検証にかかる時間は本当に厳しい
Re:SCSI (スコア:1)
純正の2940シリーズのドライバ入れて動かないと、何度かり出されたことか
Re: (スコア:0)
15年前ぐらいですかね。
1542も2940もよく使いました。
1G以上のHDD接続するにはSCSIしかなかったですしね。
それも5インチのフルハイトだったりするのもありました。
NetwareだったりNTサーバを使うにはとりあえずAdaptecにしときましょう。
って感じだった。
MOも接続しましたね。
1542の接続ケーブルはアンフェノールだったような記憶があります。
外付けのSCSI接続のCD-ROMドライブはケースに入れて使うやつだったし。
CPUは486か出たばっかりのペンティアム、マシンのメモリも32Mぐらいだったかな。
Re:SCSI (スコア:1)
いや、その頃ならさすがに5"フルハイト(5"ベイ二段占有)はなくなってたでしょう。もう5年ぐらい前ならいざ知らず。
1GB~4GBの頃なら3.5"ハーフハイトで、その上の容量当たりから新しいHDDも現在の厚みで出るようになったはず。
某所に納めたQuantumの4.3GB SCSI HDD (*4のRAID 5構成)がとびまくって(建屋そのものの電源ラインが弱くまともに駆動できなかったためと判明)何度も交換する羽目になってたっけ……。
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
Re:SCSI (スコア:3, 参考になる)
Adaptecは元々はコントローラカードやチップのメーカーで、SCSIが業界標準になる前にはいろいろな製品がありました。
昔はディスク側のI/FはST-506やESDIだったので、SASI/SCSIとして使うためには中間にコントローラカードを挟む必要がありましたが、このカードやチップも製造していました。フルセットのSCSIバスコントローラチップなら、ホスト側にも周辺機器側にもなりますし。
また、SCSIバスアナライザも販売していました。(国内代理店だった日商が広告を出していた)
ただ、ファブレスだったので、チップは設計だけで、例えばAHA-1542BだとLSILogicが製造していました。AHA-1542Cでは変更されていたので、もっと安いファブに変更したのでしょう。
ところで、半導体事業をさっさと売却してしまいましたが、これによって所詮は他社との差別化がむずかしくなっていったように思えます。例えばNECチップのUSBカードを販売していましたが、NECチップを採用した台湾製カードと何が違うのか、といったことになりますから。実際、AdaptecのUSBカードも台湾製ですし。(それ以前のAdaptecはシンガポールの自社工場で製造していた) その後の主力となったRAIDカードなどの製品もOEMだったり、買収で得た製品だったりして、技術力や求心力の低下は明らかでした。