電気自動車Tesla Model S、衝突事故でバッテリーが発火 77
ストーリー by hylom
日本にどれくらいあるのだろうか 部門より
日本にどれくらいあるのだろうか 部門より
danceman 曰く、
米ワシントン州で火曜日、Tesla社製の電気自動車「Tasla Model S」が炎を噴く事故を起していたとのこと(本家/.、The Car Connection記事)。
同車両は道路の中央にあった鉄製の大きな物体に衝突し、その衝突が原因であるかは定かではないものの、その後すぐにリチウムイオン・バッテリーが発火した。最初は水による消火活動が試みられたがうまくいかなかったため、消防隊員がバッテリーパックに数カ所穴を空けて消火剤を噴射して鎮火することとなった。
これにより、2010年に起きたトヨタ・プリウスのリコール問題が再来することを危惧する声があがっている。従来型自動車を支持する人達にとって、自動車の新技術に対する恐怖心を煽る絶好の機会となってしまう可能性がある。
テスラのCEOからメールが来ました。 (スコア:5, 参考になる)
先日オレゴン州で試乗したばっかりだったので、事故の2日後にメールが来ました。
事故の直接の原因は高速道路に落ちていたセミトレーラーの部品と思われる湾曲した金属片を走行中に踏んでしまい、テコの原理によって約25トンの力が車体下面にかかり、厚さ1/4インチの装甲板に直径約3インチの穴が開いたことだそうです。
モデルSのリチウムイオンバッテリーが発火したときは「穴を開けずに水で消火する」のが正しいそうで、消防隊員がバッテリ上部に穴を開けたことがかえって炎を大きくしたと書かれています。一旦鎮火したあとでまた発火したかどうかについては書かれていませんでした。
後はまあ、ガソリンエンジン車が同じ事故を起こしたらもっとひどいことになっていただろうとか、アメリカでは年間15万件の自動車火災があり、走行距離で割ると2000万マイルに1件の割合になるが、モデルSの場合は1億マイルに1件だとか、オーナーや潜在購入者を安心させようとする内容でした。
実際に乗った印象としては、ものすごい高性能で、航続距離はガソリンエンジン車に近く、装備も豪華、スタイリングもいいクルマです。値段が高い以外は文句のつけようがない(笑)購入検討中ですが、私個人はこの事故で買う気が失せたということは全くありません。
事故って燃える = 危ない車 (スコア:2)
これが成り立つならもう馬とか馬車くらいしか思いつかない。
あとは人力で自転車くらいかな。
電池 (スコア:1)
動画を見るとフロントが萌えているんだけど、前に電池積んでるのかなぁ。
すごくバランス悪そうなんだけど....
Re:電池 (スコア:5, おもしろおかしい)
Taslaの痛車かと思って動画を見に行ったよ。
Re:電池 (スコア:1)
もうしわけない.... orz
Re: (スコア:0)
普通の自動車は前にエンジン積んでるじゃん。
逆に言うと、一般車の設計を流用するつもりだと、前にバッテリーを積んだ方が
比較的流用しやすいのかもな。
Re: (スコア:0)
普通の車は後ろに燃料タンク積んでます.
Re: (スコア:0)
べつにエネルギー源の話をしてるわけではない。
問題は重心の方だから。
#さらにいえば、一番後ろにあるのはトランク。燃料タンクはそれより前じゃね?
Re:電池 (スコア:1)
エネルギー源の話もしています。つまり
高威力な衝突にさらされるリスクの高い前面部に
高エネルギー源を積むというのは どうなんだろう?
という意味で
Re: (スコア:0)
世の中にはリヤエンジンやMRで前タンク、なんてクルマもあるわけだが。
ハッチバック流行り始めの頃とかカマ掘られたらほぼ真っすぐガソリンタンクだったし
すべてはクラッシャブルゾーンの設計次第
Re:電池 (スコア:2)
Re: (スコア:0)
Telsaってどこよって思ったら、やっぱTeslaか…。
TeslaタイプSのバッテリーパックは車下部、つまり車内シートの真下全面です。
HP [teslamotors.com]に解説あるので見るのが一番早い。
皮肉にも該当部分はバッテリーパックの安全性を説明している箇所だったりするが。
これとバッテリー用冷却装置の厚さと重みで、高いねじれ剛性と低重心を実現してるのが売りの一つ。
まあ、そもそもが非常に重いパーツなので、車体増加の最大要因でもあり、下手に高い位置や偏った部位に乗せると
放熱含めてバランス悪くなりすぎるからこその配置でしょう。
Re: (スコア:0)
うはぁ・・・なぜ投稿した直後にならなければ間違いに気付かない…
×タイプS → ○モデルS
×車体増加 → ○車体重量増加
車の所有者は再購入の意向 (スコア:1)
なお炎上していた車のオーナーは、「この車の性能に満足している」として、再び買うつもりらしい。
Teslaはオーナーに保障しないのか?
Owner of battery fire tesla model's says 'Car performed very well' will buy again [motorauthority.com]
Re: (スコア:0)
車が何かにぶつかって炎上するのは一般的だからじゃ?
Re: (スコア:0)
自動車の炎上自体は毎日の様に有る話だしね。
ただ燃える物がガソリンや灯油以外に増え、既存の消化方法だけで対処が出来ない可能性が有るってだけで。
Re: (スコア:0)
車両火災時には、ABC消火器(油火災・電気火災の両方に対応するもの)または大量の放水により消火してください(CR-Z)
ABC消火器をはじめとする両対応の粉末消火器って今は圧倒的に多いし、車載用とかロードサイドに置かれてるのは基本的に両対応のもの。
ので「うっかり残っている油用消火器を使わないように注意する」必要があるのは確かだけど、対応がそう変わるわけではない
普通に考えれば (スコア:1)
ガソリン車が発火する方が怖いよな?
Re:普通に考えれば (スコア:1)
電気自動車ってクレイジーすぎるだろ、とか思った。
けどよく考えると、ガソリン自動車はもっと露骨な爆発物を詰んでるんだから大したことなかった。
Re:普通に考えれば (スコア:1)
なので、衝突認証試験では衝突後ガソリンは外に1滴たりとも漏れない(タレない)事が求められます。
インテークマニホールドが割れてインジェクターから吹いた燃料の残りが滴り落ちることすらダメです。
今までの実績の差を考えれば、EV怖いと思われても仕方ないと思います。
Re: (スコア:0)
ということはガソリン車が事故で爆発するのはガソリン以外のものが
まず最初に爆発してるの?
Re:普通に考えれば (スコア:1)
試験の条件は事故に比べて十分過酷ってわけじゃないからなぁ
例えば、日本の衝突安全性能試験 [mlit.go.jp]なら、「側面衝突では、質量950kgの台車を時速55kmで衝突させる」みたいな決まりがある
これ以上の質量が、これ以上の速度でぶつかってくる事故はいくらでもあるやね
まぁ、(#2474175) が言ってる「衝突認証試験」ってのがなんのことかいまいちわかんないけどな
日本の試験では、衝突後の燃料漏れの有無は公表されてるものの、別にあったらダメというルールは無いようだし
ついでに、電気自動車でも衝突後の「高電圧バッテリー電解液漏れ性能」を評価することになってる
Re:普通に考えれば (スコア:1)
>まぁ、(#2474175) が言ってる「衝突認証試験」ってのがなんのことかいまいちわかんないけどな
北米の衝突認証のはずです。
衝突屋さんじゃなくてエンジン屋さんなのであまり詳しくはないのですが、試験後に燃料漏れがないか何人かで囲んでじっと見ているという話は聞きました。
Re:普通に考えれば (スコア:1)
「衝突屋」って、なんか当たり屋みたいだなあ…
Re:普通に考えれば (スコア:1)
(#2474263) のACだが
まず、日本にもちゃんと基準はあった、メンゴメンゴ
http://www.mlit.go.jp/common/000190445.pdf [mlit.go.jp]
道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2009.07.22】別添17(衝突時等における燃料漏れ防止の技術基準)
んで、これは北米の基準(Standard 301)でも似たようなもんよ
30gと28g(1オンス)とかは違うけどな
ECの規制も似たようなもの(ECE規則No.34)らしいよ、もう調べる気力ないけど。
プロの端くれなら勉強しなおしといてね
ヨロシク
http://www.nhtsa.gov/DOT/NHTSA/Vehicle%20Safety/Test%20Procedures/Asso... [nhtsa.gov]
Re: (スコア:0)
3人死亡・59人重軽傷 [wikipedia.org]とかになってはじめて、危ないものだったことを思い出す
typo (スコア:0)
表題と本文の2ヶ所
×Telsa
◯Tesla
Re: (スコア:0)
×消化剤を噴射
◯消火剤を噴射
Re: (スコア:0)
わたしはテレザードのTelsa…
Re: (スコア:0)
本文は、まだ直っていない。 "Tasla Model S"
(もしくはデグレった。)
ちょっ・・・ (スコア:0)
>その後すぐにリチウムイオン・バッテリーが発火した。最初は水による消火活動が試みられたが
ら、らめぇぇぇ!!
Re:ちょっ・・・ (スコア:4, 参考になる)
レスキューマニュアルによると、
> 車両火災時には、ABC消火器(油火災・電気火災の両方に対応するもの)または大量の放水により消火してください。(ホンダ)
> 少量の水による消火はかえって危険な場合があるため、水を掛ける場合は消火栓などから大量に放水するか、消防隊の到着を待ってください。(トヨタ)
と、水の使用は禁忌ではないようです。
Li-ion電池の反応 [wikipedia.org]では金属Liは発生しないので(過充電時を除く)水による直接の反応はありません。
自動車の火災に (スコア:0)
何でそんな悠長な対応ができるんだ?
と思ったら、そうか、電気自動車だから電池以外に「燃料」はたいしてないのか。
電気自動車の事故対応についてもマニュアル化してもらわないとだめだねえ。
水かけてもね。
Re:自動車の火災に (スコア:2, 参考になる)
トヨタの場合(PHVプリウス)
http://www.toyota.co.jp/jpn/tech/safety/technology/pdf/er2210j_prius_p... [toyota.co.jp]
ホンダの場合(CR-Z)
http://www.honda.co.jp/rescue-auto/pdf/2010_02_cr-z.pdf [honda.co.jp]
三菱の場合(i-MiVE)
http://www.mitsubishi-motors.com/jp/spirit/technology/library/maintena... [mitsubishi-motors.com]
基本的にはすべてマニュアル化されてるようですね
Re:自動車の火災に (スコア:1)
問題は事故を起こした車の種類を識別するマニュアルがないことでは。
「ふむ、1,2,4台目は通常のガソリン車だが、3台目はトヨタのプリウスだからマニュアルAの33に従って~」
みたいな悠長なことをする余裕は普通はないでしょ。
車の見えやすい場所に、「この車は電気自動車なのでこのタイプの消化器を使え」みたいなのを示す
ステッカーを貼ることを法律なり業界ルールなりで義務づけないと、問題は解決しないかもしれない。
Re:自動車の火災に (スコア:2, 興味深い)
駆動用バッテリーを搭載したハイブリッド車には"HYBRID"って同じマークがついてるの知ってる?
後方と左右についてるよ。
これは自慢するためのマークじゃなくて、事故時に消防隊・救護隊に「この車はHYBRIDカーでバッテリーを搭載しているから気を付けてね」と教えるためのものです。
電気自動車はなんて書いてあるのか知らないけど。
Re: (スコア:0)
その程度のマークで、事故のときに識別できるかねえ。
前も後ろもつぶれてるケースは結構多いんじゃないの?
Re: (スコア:0)
プリウスαがハイブリッド車であることくらいHYBRIDのマークがなくても多くの人が知っていますが、特定のプリウスαがニッケル水素電池を積んでいるかリチウムイオン電池を積んでいるかの判別はとても難しいと思います。
安全のためというならやっぱり「どの消火剤を使え」表示の方が望ましいのではないかと。
Re: (スコア:0)
で、どの消火剤使えばいいの?てかマニュアル読んだ?
そんなに心配なら自分で車体にペイントしてもらえ。
Re: (スコア:0)
てか基本的に「油用電気用両用消火器」か「大量の水」なので消火活動としては変わらない
そりゃなぜか道路際に泡消火器がある、なんてスットコな場合もないとは言えないですが。
問題が起きるのは消化より救出活動だけど、この場合個別対応が必要なのはガソリン車でも同じ。
まあi-MiEV以上のマイナーEVがどんどん増えていくとなかなか車体を切りにくい事になるでしょうが。
Re: (スコア:0)
携帯電話やノートパソコンの火災は割とあるので、あとは設備の問題かと。いわゆる「不活性ガス消火設備」ってやつですな。つまり、普通の消防車では消せないんだから、とにもかくにも、窒素封入タイプの消火器を増やさないと。
Re:自動車の火災に (スコア:1)
あまり人が乗ってる乗り物に窒素消火器は…と一瞬思ったけど、どうなんだろう。
いや手持ち消火器くらいのだったらいいんですけど、消防車からガーッとやったら、もし乗員がいたら窒息しそうだな、と。
でもそれは水ドバーだろうが泡ドバーだろうが死ぬシチュエーションかな……。
Re: (スコア:0)
各メーカーのマニュアル的には、普通の消防車の大量放水かその辺に一番多いABC消火器で大丈夫ですよ
Re:自動車の火災に (スコア:2)
車体ではモノコックに関係ない部分、ノーズとフロントの足回り以外は廃棄だろうね。
金曜までにパーツは届くのだろうか。
参考記事 (スコア:0)
米テスラ下部一時7%安、バッテリー火災が販売に打撃との見方
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTJE99202L20131003 [reuters.com]
タレコミには、何が問題視されてプリウスのリコールの話に繋がっているのかが書かれていないが、ロイターの記事にはこうある。
「地元消防局の報告書によると、火はいったん消し止められたものの、車体の下部で再び発火。消防隊はバッテリーパックに複数の穴を開け水を注入し、消火に至った。」
一旦消火後に再発火したという点から、バッテリーシステムに欠陥があるんじゃないか?の疑念が一部で出てきてる。
Re:参考記事 (スコア:2)
Re: (スコア:0)
一度鎮火したのに自己発火したといえるわけで、そこはガソリン車と比べると余計なリスクがあるといえるんじゃない
常温で反応が持続できるわけで
Re: (スコア:0)
teslaのは違うの?
Re: (スコア:0)
ガソリンは常温で反応するわけではありません。
teslaのはバッテリーの話でガソリンの話ではありません。
#とはいえガソリンは火花で着火できるし漏れて広がるとか別のリスクあるけど。
Re: (スコア:0)
火花どころか、ごく小さな熾火が残っていてもダメなんで
「消えても安心するな」は消防隊員には当然のことだろうしね。
下手したら吹っ飛ぶまである。