パスワードを忘れた? アカウント作成

スラドのTwitterでストーリをフォローしよう。

15214034 story
火星

NASAの火星探査車Perseverance、史上初めて音声用マイクで火星の音声を録音 8

ストーリー by nagazou
ゴワゴワゴワ 部門より
headless 曰く、

NASAは23日、火星探査車Perseveranceが火星に降下・着陸した際の映像と、火星で初めてマイクにより録音された音声を公開した(プレスリリース動画音声1音声2)。

火星で記録された音声としてはこれまでに火星探査機InSightによる火星の風音地震の音が公開されているが、これらはセンサーが捉えた振動を可聴周波数帯域に変換したもので、実際に音声用マイクで火星の音が録音されたのは今回が初めてだ。

Perseveranceの火星大気圏突入・降下・着陸(EDL)記録システムにはDPA Microphone製の楽器用マイクが搭載されている。EDL記録システムの主目的である着陸までの音声は残念ながら録音できなかったそうだが、市販の楽器用マイクは降下・着陸時の振動や衝撃に耐え、20日にジェゼロクレーターで火星の風音を録音することに成功した。

音声1と音声2は同じ録音だが、音声2はフィルターで探査車が発するノイズを消したものだ。いずれも4秒過ぎから吹かれ音のような低い風音が数秒間記録されている。映像の音声は地球側のものだが、パラシュートが開くところから着陸の瞬間までを見ることができる。

15211523 story
火星

NASAの火星探査車 Perseverance、火星に無事着陸 20

ストーリー by headless
成功 部門より
NASAの火星探査車 Perseveranceが日本時間19日、火星のジェゼロクレーターに無事着陸した(NASA JPLのブログ記事Mars 2020のブログ記事[1][2]動画)。

NASAジェット推進研究所(JPL)がPerseveranceの着陸を確認したのは日本時間2月19日8時55分。昨年7月30日にPerseveranceを載せた宇宙機 Mars 2020が打ち上げられてから予定通り203日後の火星到着となった。Perseveranceは自動車ぐらいの大きさで重量1,026kgのロボット地質学者・宇宙生物学者であり、今後数週間のテストを行った後、ジェゼロクレーターでの2年間にわたる探査活動を開始する。

幅およそ45kmのジェゼロクレーターは火星の赤道北側、イシディス平原の西端に位置し、35億年前には川から流れ込む水で満たされた湖だったと考えられている。Perseveranceは湖底やデルタ地帯で地質学的調査や過去の気候を調査するほか、微生物の痕跡も探り、史上初となる火星からのサンプルリターンを目指す。Perseveranceの腹部には火星ヘリコプター Ingenuityが取り付けられており、地球外の惑星上で初となるヘリコプターの動力飛行実験も計画されている。
15206328 story
NASA

NASA、エウロパクリッパー探査機の打ち上げロケットをSLSから民間調達に変更 13

ストーリー by nagazou
SLS遅れまくってたし 部門より
AC0x01 曰く、

2024年打ち上げ予定とされていたNASAの木星の衛星エウロパの探査機「エウロパクリッパー」だが、これまで開発中の超大型ロケットSLSを用いるとしていた打ち上げロケットが、2月2日に民間から調達することが予告された(Yahooニュースの記事, SpaceNewsの記事)。

エウロパクリッパーのミッションでは、当初スイングバイを繰り返して6年半かけて木星圏に向かうことが計画されていた。だが、開発中のSLSを用いれば、スイングバイを必要とせず2年半程度で到達可能になるとして、米議会により予算案の中でSLSを使うことが明記されていた。

しかし、SLSの開発は遅延を繰り返しており、NASAはSLSをアルテミス計画に専念させる意味でも望ましくないとして予算案の変更を要求、今回の民間調達に至ったという。NASAではこれにより予算を最大15億ドル(約1570億円)節約できるとしている。どのロケットを調達するかは未定だが、要件を満たすロケットは現状SpaceXのファルコンヘビーしか存在しないため、こちらが有力視されている。一方で、NASAは2月10日、建設予定の月ゲートウェイの最初の打ち上げロケットとして同じくファルコンヘビーを選定したことを発表している(Soraeの記事)。

15193220 story
火星

UAEと中国の火星探査機、相次いで火星周回軌道に投入される 21

ストーリー by headless
集合 部門より
日本時間10日、UAEの火星探査機 Hopeと中国の火星探査機 天問1号が相次いで火星に到達し、火星周回軌道への投入に成功した(Emirates News Agencyの記事CNSAのニュース記事中国語版)。

Hopeは2020年7月20日に日本の種子島宇宙センターからH-IIAロケットで打ち上げられ、日本時間10日0時42分に火星周回軌道へ投入された。Hopeは搭載する3つの観測装置(赤外分光器・紫外分光器・イメージャー)を用い、軌道上から火星の大気を惑星規模で観測するのが目的だ。

天問1号は2020年7月23日に中国・海南島の文昌衛星発射場から長征5号ロケットで打ち上げられ、日本時間10日20時52分に火星周回軌道へ投入された。天問1号は今後軌道修正を数回行い、5月~6月には探査車をユートピア平原に軟着陸させる計画だ。

現在、NASAの火星探査車 Perseveranceを載せた宇宙機 Mars 2020も火星に近付いており、2月18日にはジェゼロクレーターへの着陸を予定している。
15113700 story
電力

国際宇宙ステーションに太陽電池パネルを増設、打ち上げは2021年から 8

ストーリー by nagazou
改良強化新型 部門より
NASAは1月12日、国際宇宙ステーション(ISS)の太陽電池パネルが取り付けから時間が経過し、耐用年数がすぎて発電量が低下していることから新しい太陽電池を方針を決めた。新たに取り付けられるのはボーイング製の電池パネル6基(NASAマイナビガジェット通信)。

現在の太陽電池パネルは2000年12月に最初のパネルが設置され、2007年6月、2009年3月までに分割して設置されている。このように初期に設置されたものは15年とされる耐用年数を大きく超えている。現時点での発電量は十分なものの、ISSは2030年までに民間に委託して商業運用される計画もあることから、8基ある既存の電力チャネルのうち6基を新しいソーラーアレイをつけることで増強するという。

新たなソーラーアレイは、2017年6月に試験されたROSAと呼ばれるものを改良したものになる。新しいソーラーアレイは各20キロワット以上の電力を生成でき、合計120キロワットを生み出せる。既存のシステムと組み合わせれば、最大215キロワットの発電が可能になるとしている。

あるAnonymous Coward 曰く、

https://news.mynavi.jp/article/20210120-1660296/
> しかし、これらの太陽電池は15年の耐用年数を想定して造られていることから、最初の1組目はすでに超過、2組目も今年中に超過することもあって、予想どおり劣化による発電量の低下が現れ始めている。

まあ大気圏の底=一般の太陽光発電所より遥かに苛酷な環境だから、仕方ないね。

情報元へのリンク

15111115 story
ビジネス

ヴァージン・オービットが空中発射ロケット「ランチャーワン」の初打ち上げに成功 35

ストーリー by nagazou
成功おめ 部門より
ヴァージン・オービット(Virgin Orbit)は17日、改造を施したボーイング747-400の母機から同社の空中発射ロケット「ランチャーワン(LauncherOne)」ロケットを発射し、地球周回軌道へ乗せることに成功した。今回の飛行試験では、米国内の大学やNASAの超小型人工衛星10基を搭載、衛星の分離にも成功している。地球周回軌道への到達に成功したのは、米国の民間ロケット企業としては3番目だという(WIREDAFPBB NewsForbessoraeSpaceNews)。

昨年5月に行われた実験では、飛行中に異常が検出したためミッションは中止されている。今回の実験は2回目の挑戦だった。LauncherOneでは、空中発射することによりロケットのペイロード収容能力向上に回せる。また、場所を問わず発射可能というメリットがあり、柔軟な打ち上げサービスが提供できるとされている。

あるAnonymous Coward 曰く、

https://wired.jp/2021/01/18/virgin-orbit-just-launched-a-rocket-from-a-747/
https://www.afpbb.com/articles/-/3326797
https://forbesjapan.com/articles/detail/39334

人工衛星の打ち上げを達成したのは、米国の宇宙ベンチャーとしては3社目。かつ空中発射ロケットはこれまで多数が提案されつつも、実際に実用化された例はほとんどなく非常に珍しい。

情報元へのリンク

15110512 story
NASA

NASAの超大型ロケット「SLS」、エンジン燃焼試験に挑むも予定時間に達せず停止 18

ストーリー by nagazou
壁 部門より
AC0x01 曰く、

NASAがアルテミス計画に向けて開発を進める超大型ロケット「SLS」のエンジン燃焼試験が16日に実施されたが、目標としていた8分間に届かず、1分強でエンジンが停止してしまうトラブルに見舞われた(時事通信, 宙畑の記事, Slashdotの記事, Ars Technicaの記事)。

今回実施されたのは、SLSのコアステージの地上試験「グリーン・ラン」の最終段階にあたる「ホット・ファイア試験」。試験ではスペースシャトルでも用いられたSSMEが4基用いられた。NASAのブライデンスタイン長官は「燃焼時間は予定に満たなかったが、カウントダウン、エンジン点火には成功しており、計画前進に向け貴重なデータを得られた」として、早期に原因を特定して、再試験の必要性も含め今後の方針を決めるとしている。

ただし、今回の試験は本来は不具合が出ないはずの最終検証に近い位置づけのものとの話もあり、このトラブルにより2021年に予定されていたアルテミス計画の初打ち上げがさらに遅れる可能性が濃厚なことから、既にスケジュールも予算も大幅に超過しているSLSに政権交代に伴う見直し論が強まる可能性もある。

15094459 story
火星

NASA、火星探査機InSightの地熱測定装置プローブ打ち込みを打ち切る 11

ストーリー by headless
終了 部門より
NASAは15日、2年近くにわたって難航していた火星探査機InSightの地熱測定装置Heat Flow and Physical Properties Package(HP3)のプローブ打ち込み作業打ち切りを発表した(NASAのニュース記事)。

「mole」と呼ばれるプローブは長さ約40cmの小型杭打ち装置とInSightをつなぐテザーにセンサーを組み込んだもので、地熱測定を行うには少なくともmoleが3mの深さまで掘り進む必要がある。moleの打ち込み作業は2019年2月から行われているが、InSightが想定外の硬い土壌に覆われた地点へ着陸したため作業は難航した。

NASAではロボットアームのスコップを用いたさまざまな手法で打ち込み作業の補助を試み、最終的にはスコップでmoleの上部キャップを叩く手法により、見えなくなる深さまで地中へ進めることに成功していた。1月9日(Sol 754)時点ではmoleの上端が地表から2~3cmの深さまで進んでおり、摩擦を強めるためmoleに土をかぶせてからスコップで500回打ち付けたそうだ。しかし、それ以上進んでいかなかったため、作業の打ち切りを決めることになった。

火星の地熱測定はできなくなってしまったが、表土よりも深く火星の地面を掘り進んだのはInSightが初めてであり、将来のミッションに役立つ重要な知見が得られたという。また、ロボットアームの目的外使用により、エンジニアはロボットアームの操作に関する貴重な経験をしたとのことだ。

なお、InSightのミッションは地熱測定だけでなく、地震測定や火星の内部構造に関するデータ収集なども行っており、NASAではミッションを2022年12月まで、2年間の延長を決めている。InSightが搭載する気象センサーは火星の詳細な気象データを収集可能で、火星探査車Curiosityと2月に火星へ到着するPerseveranceが搭載する気象センサーと合わせ、地球以外の惑星で初の気象観測ネットワークを構成することになる。
15011465 story
ボットネット

非対称な網を張るアメリカジョロウグモ、微小重力下では光の有無で非対称性が変化 9

ストーリー by headless
もしも地獄が微小重力だったら 部門より
微小重力下でクモがどのような網(巣)を張るのかについて、国際宇宙ステーション(ISS)で2011年に行われた実験の研究成果が発表された(論文バーゼル大学のニュース記事SlashGearの記事)。

ISSでは2008年にもクモの巣に関する実験が行われている。この時は成虫と幼虫各1匹をISSに送り、幼虫は予備の小部屋に入れて成虫が死んでからメインの実験ケースの中に出す計画だったという。しかし、幼虫がメインのケースに逃げ出してしまい、2匹同時の実験になってしまったそうだ。さらに、餌として用意したショウジョウバエが育ちすぎ、2週間後にはケース内にあふれ出したショウジョウバエの幼虫で観察窓が塞がれて観察不可能となっている。観察窓が塞がれるまでは観察が行われており、微小重力下でクモが網を張ることも確認できたが、低解像度の写真では2匹を識別するのが難しく、地球上の対照群と比べて形状の非対称性の違いはわずかしか確認できなかったとのこと。

2011年の実験ではアメリカジョロウグモ(Trichonephila clavipes)2匹を用い、2つの実験ケースでそれぞれ同時に観察を行っている。アメリカジョロウグモは地球上で中心が上に寄った非対称の網を張るが、ISSではより対称に近い網になったという。ただし、網の対照性は光の有無で異なり、照明が当たっている間は光の方向に中心が寄った網になっていたそうだ。また、照明なしの状態でクモはランダムな方向を向いているのに対し、照明があると光と反対の方向を向く。さらに、らせん状に張られる横糸の間隔は地球上の対照群と比べて規則性が低かったとのこと。ISS・対照群ともに時間の経過につれて間隔の規則性が失われていったが、これは実験ケースが狭い(17.3cm×12cm×5.5cm)ことと、自然の環境のように風雨や他の動物によって古い糸が除かれないことが理由として考えられるとのことだ。
15005253 story
国際宇宙ステーション

国際宇宙ステーションの宇宙飛行士、ラディッシュの栽培に成功 32

ストーリー by headless
大根 部門より
NASAのケイト・ルビンズ宇宙飛行士が11月30日、国際宇宙ステーション(ISS)で初めて栽培したラディッシュを収穫したそうだ(NASAのブログ記事SlashGearの記事動画)。

今回の実験Plant Habitat-02(PH-02)で使用した装置は、レッドロメインレタスヒャクニチソウを栽培したVeggieではなく、Advanced Plant Habitat(APH)と呼ばれるものだ。APHは2018年春からISSで植物栽培実験を開始しており、これまでに矮性コムギやシロイヌナズナの栽培に成功している。Veggieと同様にAPHはLED照明や自動化された水やりシステムなどを備えるほか、カメラと180以上のセンサーを搭載し、ケネディ宇宙センターで常時状況把握が可能になっているという。

NASAは今回の実験でラディッシュを選択した理由として、27日間で成長すること、収穫物を食べることができ、栄養価が高いこと、同じアブラナ科のシロイヌナズナと遺伝子学的に近いことを挙げている。また、これまで栽培していた葉物野菜とは異なる種類の作物を栽培することで、微小重力下でよく育つ作物を特定し、長期の有人ミッションでバランスの良い栄養を提供可能にする目的もあるとのこと。

今回収穫した20個のラディッシュはルビンズ宇宙飛行士が1個ずつホイルで包んで冷蔵しており、SpaceXの補給ミッションCRS-22で2021年に地球に運ばれる計画とのことだ。
14994082 story
火星

NASA、火星に向かうPerseverance搭載のマイクで録音した音声を公開 20

ストーリー by headless
録音 部門より
火星探査車Perseverance火星に向かう途中で録音した音声をNASAが公開している(JPL Newsの記事音声ファイル)。

NASAはこれまでに火星着陸機InSightが記録した火星の風音地震の音を公開しているが、これらはセンサーが捉えた振動を可聴周波数帯域に変換したものだった。これに対し、Perseveranceは音声用のマイクを2本搭載している。1本はDPA Microphones製のマイクで、火星の大気圏突入・降下・着陸(EDL)を記録するため、カメラとともに搭載されている。もう1本はレーザーで微量の岩石を昇華させて成分を分析するSuperCamに搭載されているマイクで、こちらはレーザーが岩石に当たった時の音を聞くことができるようにするためのものだ。

今回公開されたのは10月19日に機内でカメラ・マイクシステムのテストを行った際にEDLマイクが収音した60秒間の音声で、真空中であることから固体中を伝わる機械的な振動を記録したそうだ。音色的には振動し続けるシンバルのような感じだが、これは熱交換用の液体を循環させるポンプの音だという。DPAの解説によれば、EDLマイクは無指向性コンデンサーマイクDPA 4006で、プリアンプを内蔵するモジュラーアクティブケーブルMMP-GとデジタルオーディオインターフェイスMMA-Aを介してPerseveranceのコンピューターにUSB接続されているとのこと。

DPA 4006はプロ向けの製品ではあるが、楽器録音用であり、宇宙探査用に作られたものではない。そのため、実際の着陸時に録音が成功するのかどうかわからないそうだ。ただし、着陸時の音声はどうしても必要なものではなく、録音できなくてもジェゼロクレーターでの探査ミッションの成果を一切損なうことはない。それでも着陸シーケンスの一部だけでも録音でれば素晴らしい成果になるとのことだ。Perseveranceは2021年2月18日に火星の大気圏へ突入する予定だ。
14993898 story
月

NASA監察総監室曰く、2024年中に人類を再び月へ送るというアルテミス計画のスケジュールは非現実的 35

ストーリー by headless
現実 部門より
2024年に人類を再び月に送るという、NASAが掲げるアルテミス計画の目標に対し、NASA監察総監室(OIG)が現実的ではないとの見方を示している(報告書: PDFSlashGearの記事)。

アルテミス計画は、現在NASAが抱える困難な問題をまとめたOIGの報告書「2020 Report on NASA's Top Management and Performance Challenges」の1番目に挙げられている。報告書によれば、月や火星に到達するための有人探査能力の開発は現在NASAが進める最も野心的かつ費用のかかる活動だという。NASAはSLSロケットやOrion宇宙船などの開発を進めているが、計画は遅れている。

COVID-19パンデミックの影響で施設が閉鎖されるなどさらに計画は遅れ、費用はかさんでいるが、議会はNASAが要求した予算の半分以下しか認めていない。OIGでは2024年中に宇宙飛行士を月に着陸させることは困難だと考えているが、大幅な遅れを防ぎ、2030年代に火星へ到達するためには、安定した適時の資金調達に加え、大統領および議会、NASAの強く一貫した継続的なリーダーシップが必要だという。

NASAはその一環として、有人探査計画の長期的な実際の費用を判断すること、現実的なスケジュールを設定すること、システム要件とミッション計画を定義すること、国際的なパートナーシップを構築または強化すること、民間の宇宙技術を活用することが必要となる。OIGではこれらの問題でNASAが苦労するのを過去10年にわたって見てきたが、加速したアルテミス計画のタイムテーブルが難題をさらに悪化させるとみられるとのことだ。
14988459 story
国際宇宙ステーション

Crew Dragonによる初の本格的ISSクルー輸送ミッション、打ち上げ成功 18

ストーリー by nagazou
日本製宇宙食と共に 部門より
headless 曰く、

NASAとSpaceXは日本時間16日、Crew Dragon宇宙船で国際宇宙ステーション(ISS)にクルーを輸送する「Crew-1」の打ち上げミッションを実施した(プレスリリースNASAのブログ記事[1][2][3]SpaceXの打上げ情報ページJAXAのプレスリリース動画)。

Falcon 9ロケットによる打ち上げがケネディ宇宙センターLC39Aで行われたのは日本時間16日9時27分。Crew Dragonはおよそ12分後に予定軌道へ投入され、打ち上げは成功した。Falcon 9ロケット第1段は打ち上げからおよそ9分後に大西洋上のドローン船「Just Read the Instructions」に着陸し、回収も成功している。

Crew Dragonは17日13時頃、自動でISSにドッキングする予定だ。今回のミッションでCrew-1長期滞在クルーとして搭乗しているのはNASAの宇宙飛行士3人(マイケル・ホプキンス宇宙飛行士とビクター・グローバー宇宙飛行士、シャノン・ウォーカー宇宙飛行士)とJAXAの野口聡一宇宙飛行士で、6か月のISS滞在ののち、2021年春に地球へ帰還する。

Crew DragonによるISSへのクルー輸送は5月の有人デモフライト「Demo-2」で成功しており、Crew Dragonは8月に2人のクルーを乗せて無事地球に帰還しているが、4人のクルーを乗せた本格的なクルー輸送ミッションを実施するのは今回が初めて。NASAは2014年に民間機によるISSクルー輸送計画でボーイングとSpaceXを選定し、2015年正式発注した。最初のミッションは2017年後半を計画していたが、スケジュール延期が続き、民間宇宙船による本格的なクルー輸送ミッションが行われるのも今回が初となる。

NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏は打ち上げ成功について、NASAは米国の民間企業による安全で信頼性が高く、費用対効果の高いISSミッションを米国民と国際パートナーへ提供するという約束を実現したと述べている。

14986755 story
月

NASAのロケットの残骸とみられる小惑星、一時的な地球の衛星になる 12

ストーリー by headless
仮月 部門より
NASAのロケットの残骸とみられる小惑星「2020 SO」が地球の重力に捉えられ、一時的な地球の衛星になったそうだ(JPL Newsの記事)。

8月に発見された2020 SOは、その軌道や地球への接近速度から1966年にNASAが月着陸機Surveyor 2の打ち上げに使用したCentaurロケットの第2段である可能性が指摘されている。その後、NASAが資金提供するCatalina Sky SurveyやESAのOptical Ground Stationなどによる過去3か月にわたる170件以上の観測データを分析した結果、2020 SOは太陽放射を受けて軌跡が大きく変わっており、小惑星ではなく低密度の物体であることが判明したという。

2020 SOは11月8日、地球の重力がおよぶヒル圏へ緩やかに引き込まれており、2021年3月までおよそ4か月にわたって地球を周回する軌道上を進むと予測されている。地球周回軌道を離脱するまでに2020 SOは2回地球を回り、12月1日には地球に最接近する。この間、詳細な観測が可能になる天文学者は、実際に2020 SOが宇宙時代初期の遺物であるかどうかを確認するため分光法を用いて組成を調査するとのことだ。
14983637 story
NASA

NASA長官ジム・ブライデンスタイン氏、バイデン次期政権では慰留されても辞任する考えを示す 43

ストーリー by headless
また方向性が変わってしまいそう 部門より

headless 曰く、

NASA長官のジム・ブライデンスタイン氏が8日、Aerospace DAILYのインタビューに答え、バイデン次期政権から慰留されてもNASA長官を辞任する考えを示した(Aviation Week Networkの記事The Vergeの記事)。

共和党から下院議員に出馬して3回当選し、3期目の途中下院議員を辞職してNASA長官に就任したブライデンスタイン氏だが、辞任は党派的な問題ではないそうだ。

ブライデンスタイン氏はNASAと米国の宇宙探査計画を今後も成功させていくため、大統領と密接な関係にある人物がNASA長官を務めるのが最良との考えを示す。政治家に転身した元海軍のパイロットで、科学的バックグラウンドがほとんどないブライデンスタイン氏がNASA長官として成功を収めることができたのも、ドナルド・トランプ大統領との密接な関係があったからだという。

NASAの探査計画は人類を再び月に送るアルテミス計画をはじめとして議会から超党派の支持を受けており、政権が替わっても継続していくことが見込まれる。しかし、誰が大統領になろうとNASA長官は政権から強く信頼されることが求められ、バイデン次期政権でブライデンスタイン氏はそれに該当しないとのこと。ブライデンスタイン氏はNASA長官として素晴らしい仕事のできる人がたくさんいるとも述べており、その中から政権と強固な関係を築ける人物が選ばれればNASAにとって最良だと考えているようだ。

typodupeerror

私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

読み込み中...