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5474 story

ゼロックス Altoから30年 49

ストーリー by Oliver
(遠い目) 部門より

dseg 曰く、 "本家ストーリー経由ニューヨークタイムズの記事によると、"パーソナルコンピュータ"の源流として有名なゼロックスの「Alto」誕生から今月でちょうど30周年だそうだ。1973年4月、ゼロックス パロ・アルト研究所(PARC)の開発者たちは、ビットマップディスプレイ/マウス/Ethernetなどを備えた初代Altoに、セサミストリートのクッキーモンスターの画像を表示する事に成功したという。Altoにはその後Smalltalk環境が搭載され、GUIやWYSIWYGといった概念がMacintoshを始めとする後のパーソナルコンピュータに大きな影響を与える事となった。詳細な時系列についてはPARCの歴史に記述がある。Altoがその原型となった概念は、Xerox StarApple LisaApple MacintoshMicrosoft Windows 1.0の開発に寄与した。PARCについては書籍、『未来を作った人々 ゼロックス・パロアルト研究所とコンピュータエイジの黎明』に詳しい。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • つまり・・ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by tomoyu-n (8131) on 2003年04月10日 17時06分 (#296145) ホームページ 日記
    この30年間、PCの基本的な成り立ちには大きな進化がなかった、ということ?
    まあ、30年間かけて理想を現実にインプリメントしたとも言えるでしょうが、じゃあ、次の30年後の「現実」の原型っていまどこに?
    #
    --

    [tomoyu-n]
    • by yabu (225) on 2003年04月10日 21時21分 (#296285) ホームページ
      以前来日したおりのインタビュー
      「“ダイナブック”の香りは受け継いでいる」――“パソコンの父”アラン・ケイ氏が来日 [ascii24.com]
      では、パソコンが一般に広まってから現在までを、「実に退屈な20年」と評していましたね。

      "The computer revolution hasn't happened yet!"とか何とか
      題した講演もこの来日のおりだったかしら、
      ちょっと記憶があやふやですが……。

      と、単に思い出しただけの話ですみません。
      --

      世界人類が平和ボケでありますように
      親コメント
    • Re:つまり・・ (スコア:2, 参考になる)

      by skimsr (9280) on 2003年04月11日 0時46分 (#296406) ホームページ 日記
      >あ、30年間かけて理想を現実にインプリメントしたとも言えるでしょうが、じゃあ、次の30年後の「現実」の原型っていまどこに?

      それを自分が発明した,という事が30年後に明らかになれば,研究者/技術者としては感無量ですね。
      それが何なのか簡単に分からないからこそ,『原型』を模索するために,多くの研究者/技術者が現在も研究を続けているのだと思います。

      例えば,ウェアラブルコンピュータが当たり前のものになれば,阪大の塚本先生 [osaka-u.ac.jp]はその原型として語られることになるでしょう(^^;

      それに,30年後には,"パーソナルコンピュータ"という概念すら無くなっているかもしれません。パーソナルコンピュータから話は外れますが,ICチップ(カード)があらゆるものに応用されたユビキタス社会 [nikkeibp.co.jp]が実現すれば,Suicaはその原型として語られるようになるかもしれません。

      パーソナルコンピュータに話を戻せば,音声認識などを応用したインタフェースの発展が,今後の何年~十何年かのトピックであって欲しいなあ,と個人的には思います(今の技術の発展速度を思うと,30年もかからないかもしれません)。

      30年後の原型は,既に,どこかには存在しているのでしょう。
      願わくは,どんな形であれ,どんなわずかな貢献であれ,自分がそこに関わっていたいなあ,と思います。希望ですけど…。

      >この30年間、PCの基本的な成り立ちには大きな進化がなかった、ということ?

      アラン・ケイがAltoで見た夢(「ダイナブック」)は,まだ実現していないのではないでしょうか。そういう意味では,まだ我々は,夢に向かって進化し続けている状態なのかもしれません。

      ちなみに,アラン・ケイの講演録や「ダイナブック」の論文等の日本語訳が,「アラン・ケイ」 [amazon.co.jp]という本で読めます。ご参考まで。
      親コメント
    • Re:つまり・・ (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2003年04月10日 17時21分 (#296156)
      今でもPARCやお隣のFX-PALに行ってみるといろんなことやってます.
      その中に原型があるかも知れませんね.
      親コメント
    • どこでもコンピュータ、どこでもネットワークが30年かけて現実にインプリメントするべき理想の一つかもしれません。
      まあ、30年もかからないかもしれませんが、とりあえず現在、目指すべき理想の一つってことで。

      #コンピュータは好きだけど、どこまでも追っかけまわされるのは嫌だなあ。
      親コメント
    • Re:つまり・・ (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2003年04月10日 19時22分 (#296223)
      私は若者(ちょっと嘘)なので当時を知らないのですが、30年前にAltoが動いた瞬間に世界中で話題になったのでしょうか?おそらく、そういうことはなくて、PARCの中でひっそりと関係者による祝杯があげられた、って感じじゃないかと想像しますが。なので、

      >> じゃあ、次の30年後の「現実」の原型っていまどこに?

      は、どこぞの研究所の片隅で潜伏しているのかもしれませんよ。;-)

      #30年前とは情報伝達の速度が全然違うので、比較にはならないとは思いますけどね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        >30年前にAltoが動いた瞬間に世界中で話題になったのでしょうか?

        Altoは段階的に拡張されていったはずだと思うから、「瞬間に話題になる」というのは
        どのみち不可能なような気もするけどな。

        #というのは野暮なつっこみね。失礼。
      • by Anonymous Coward
        全くそのとおりだと思います。

        ご存知かと思いますが、一説では、進歩や進化っていうのは、ある突然変異がおきると一気にこれが多様化していき、しばらくは淘汰を繰り返し、また突然変異がいつか起こるらしいですよね。次の突然変異を狙っているのが
        • Re:つまり・・ (スコア:1, おもしろおかしい)

          by Anonymous Coward on 2003年04月11日 13時13分 (#296689)
          ちょっと違う。

          突然変異の蓄積速度は常に一定。

          突然変異には大きく分けて3つの種類がある。
          1. 適応的でない変異(致死遺伝子とか)
          2. 適応的な変異(圧倒的に生存に有利な変異)
          3. 中立な変異

          1の変異の数が一番多いけど、すぐ淘汰されるので残らない。
          2の変異はすぐに種間に広まり、定着するけどそんな変異は
          とても少ない。
          というわけで、蓄積されうる突然変異の大部分は3の適応的
          でも、適応的で無くもない、生存に有利でも不利でもない
          変異になる。こうした中立な変異は完全にランダムに、種
          間に定着するかどうかが決まる。

          こうして長い時間の間に蓄積された中立な変異が花開くのが
          環境が激変した時。遺伝子の適応度は環境に対応して決まる
          ものなので、環境が変わるとそれまで中立だった遺伝子が非
          適応的になったり適応的になったりする。

          何らかの理由(巨大隕石の衝突)とかで生態系に広大なニッチ
          が出きると、そのニッチに進出した生物は、蓄積した変異を
          原動力にして急速に分化し、進化して行く。

          これを「適応放散」と言う。
          親コメント
    • by Anonymous Coward
      >進化がなかった、ということ?

      進歩方はけっこう凄まじいですけどね。

      ps. ふと思ったが、Altoエミュレーターとか無いのかな?
      • by sumim (14668) on 2003年04月11日 0時07分 (#296384) ホームページ
        >ふと思ったが、Altoエミュレーターとか

        Alto はいろいろな(少なくとも3人の)思惑の元に作られ、その後、PARC 内外でいろいろなプロジェクトのプラットフォームとして活躍しました。そのため、Alto の OS にあたるものはいくつか(それこそ DOS のようなものから、GUI ベースのものまで)あったわけですが、このタレコミのコンテクストに沿って、パーソナルコンピュータの歴史という切り口に限って言えば Smalltalk は無視できないもののひとつといってよいでしょう。

        http://minnow.cc.gatech.edu/squeak/smalltalk-72 [gatech.edu]

        そういう意味では、このリンク先のページで見ることができる、Squeak で動作する Smalltalk-72 のエミュレータの画面(分かりにくいのですが、画面下の矩形内がそうです)は、望んでおられるような Alto そのものだと思います。フォントも Alto のフォントをそのまま移植した懲りようのこのプログラムは、ダン・インガルスが、アラン・ケイの誕生日に贈ったものです。

        ダン・インガルスは、アラン・ケイのアイデアを具現化すべく働いたパーソナルコンピュータ界のいわば影の立て役者で、Alto 誕生以前に BASIC で組まれた Smalltalk 黎明期から Squeak に至る現在もなお Smalltalk と係わり続けるスーパープログラマのひとりです。BitBlt をかたちにしたのも、ジョブズの「このワープロのスクロールは好きじゃない…」という無茶な注文に、ではこれならどうかとものの数分でスムーズスクロールを目の前で実装し Smalltalk 環境の潜在能力を見せつけ驚かせたのもこの人です。

        2002 Dr. Dobb's Excellence in Programming Awards [ddj.com]

        また、Squeak にもまだ Alto 時代のコードが残っていると言われています。最新版の 3.4 でも、Cursor というマウスカーソルを表示するためのクラスのコメントには、
        I am a Form that is a possible appearance for a mouse cursor. My size is always 16x16, ever since the original implementation on the Alto.
        と Alto の文字をみてとれますし、open ... → mvc project で開くデスクトップ画面(最新のベクター描画形式の Morphic GUi フレームワークに対し、ビットマップ描画の MVC GUI フレームワーク)は、ウインドウに Mac ライクな余計な装飾が施されてはいますが、その他はほとんどジョブズが見た当時のままだと考えてしまっても当たらずとも遠からずかと思います。

        また、ジョブズが見た Alto(Smalltalk 環境)と言って思い出すのが、邦題『バトル・オブ・シリコンバレー』というテレビ映画です。レンタルビデオでも店によっては置いてあることがあります。

        The Pirates of Silicon Valley [alt.tnt.tv]

        Lisa の仕様策定に難儀しているジョブズ達が、PARC に乗り込んで Alto の技術を“根こそぎぶんどった”とされるくだりで、Alto で Smalltalk が動いているシーンを一瞬ですが、見ることができます。ちなみにこのとき自分たちの技術を奪われるまま見過ごすしかない状況を苦々しく演じている若い女性エンジニアのモデルが、上のリンクでダン・インガルスと一緒に写っているアデル・ゴールドバーグだとされています。アラン・ケイは、このときすでに退社前のサバティカルに入っており、その場には居合わせなかったらしいです。
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        • > ジョブズが見た Alto(Smalltalk 環境)と言って思い出すのが、
          > 邦題『バトル・オブ・シリコンバレー』というテレビ映画です。
          > レンタルビデオでも店によっては置いてあることがあります。

          ツタヤ系列店にしか置いてないみたいです。
          セルビデオも出てないようですね。(Amazon.co.jp調べ)
          僕はスカパーのスターチャンネルで放送されたとき録画しました。

          マカーだけどJobsを美化しすぎの感が…。
          --
          [udon]
          親コメント
      • Re:つまり・・ (スコア:2, 参考になる)

        by kaztubby (11828) on 2003年04月10日 18時22分 (#296192)
        なんか、マニュアル [spies.com]はありましたよ・・・
        親コメント
  • JStar とか (スコア:2, 興味深い)

    by cooper (4658) on 2003年04月10日 20時08分 (#296248) 日記
    使ってました。後でカラーの JStar が出たという噂も聞いたけど、どうなったんだろう。

    とにかく、ディスプレイはでかいし、キーボードもでかい(& 突き指しそうなくらいタッチが重い)しで、触り始めはかなりドキドキ。でも、GUI はすごくカッコ良かったというか、好きでした。JStar で作るドキュメントもなんだかカッコ良かった。ただ単に、フォントが好きだっただけかも知れませんが。

    ドキュメント構造のいろはを教えてくれた、思い出のマシンです。
    --

    -- cooper

    • by SteppingWind (2654) on 2003年04月11日 1時49分 (#296444)

      建設会社等で設計文書を管理するのに使っていたみたいで, そういったユーザをサポートする部隊の所に置いてありました. 直接は使ったわけではありませんが, 10Base-5のイエローケーブルが印象的でした.

      そういえばStarは最初から現在のm18nの思想を持っていて, 内部的な文字コードは確か3バイトの独自構成を取っていたように記憶しています. 当時はメモリ容量に余裕が出てきたとはいえ, まだ数kByteを節約するための工夫を行うことが美徳であった時代ですから, ビットマップディスプレイ共々, 贅沢な機械であったことは確かです.

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      • by cooper (4658) on 2003年04月11日 20時12分 (#296941) 日記
        導入価格は知らないんですが、贅沢な雰囲気はありましたね。なぜかその一角だけ椅子とかも普通のより上等だしデスクも妙に広いしで、会社側としては、意図的に作業環境の差別化をしてたようです。わかる気もしますが。

        でも当時(*1)から m17n (i18n?)の思想を持ってたっていうのは、ちょっと嬉しくなりますね。

        # というか、博識ですねぇ... >> SteppingWind さん

        (*1) 確か AT 互換機が上陸する前で、98 で「空飛ぶジュータン」とか「エコロジー」とか動かしてはしゃいでました...
        --

        -- cooper

        親コメント
      • by xinu (10575) on 2003年04月15日 12時53分 (#298816) ホームページ
        > そういえばStarは最初から現在のm18nの思想を持っていて,
        Starの中身は知りませんが、使っていた文字コード体系は、Unicodeの発想の元と
        なったものです。ISO-2022-JPとかと変換しようとすると、対応表が必要な
        ことに気づいて、いやーんな気分になった記憶があります。

        幸い、その辺りを本業とすることはありませんでしたが。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          あのー、Xeroxの文字コードの 2バイト文字は、まんま JIS C6226を取り込んでいましたから、少なくとも ISO-2022-JPとの変換には、対応表は不要ですよ。

          IBM漢字コードとの変換には、対応表は必要でしたけど。
          • by xinu (10575) on 2003年04月15日 23時18分 (#299251) ホームページ
            記憶頼りなので確かではありませんが、

                    全角半角の区別はない。
                    NSコードに微妙な穴がある。(記号方面?)

            といったことを覚えています。ま、アラビア文字とかも定義されていましたねぇ。
            親コメント
      • by Anonymous Coward
        贅沢といっても、せいぜい 1 MIPS相当の16ビットプロセッサ、22ビットの単一仮想アドレス空間に、512KBのメモリ、25MBの HDDでした。
        # 記憶違いがあったらすまん。

        日本語を扱うには、23ビットアドレスに 1MBメモリ、40MB HDDじゃないと苦しかったですが。
    • by Anonymous Coward
      Windows3.1上でMesaエミュレーションしてた GlobalView for Windowsはカラーでしたね。

      D-machineだと、確か米国防省向けに作っていたはず。
      • by cooper (4658) on 2003年04月11日 0時06分 (#296383) 日記
        おお、エミュレーションとかあったんですか。全然知りませんでした(しかも Windows 3.1!!!)。

        あの専用筐体も特徴的でしたね。確か当時は、会社に 4 台ぐらい並んでたんですが、普通にネットワークプリンタとか使えてたのが、今考えると驚き。でも 5 インチフロッピーで「ガコガコ、ガガガ...」ってやったりして、ディスクはほとんどなかった気がします。ファイルサーバがあったかなぁ....

        懐しいなあ。ほんと、遠い目になっちゃいます。
        --

        -- cooper

        親コメント
      • by Anonymous Coward
        > Windows3.1上でMesaエミュレーションしてた

        最終バージョンは Windows NT 4.0 でも動いたような。
      • by Anonymous Coward
        もう忘れてしまいました。
        GlobalView for SunOSもカラーだったかもしれませんが、
        これはGlobalView for Windowsとはべつものです。
        • by Anonymous Coward
          確かにSunOSで動いてた GlobalViewもカラー対応してました。

          こちらは、CedarMesa用のMimosaコンパイラでMesaからCに変換して、Portable Common Runtimeで動いていました。
    • by Anonymous Coward
      会社で、デイジーホイールプリンタを使った英文ワープロと、24ドットの日本語ワープロしかなかったところに導入しました。技術文書(といっても得意先に提出するものが主)の作成用です。

      何かいいのはないの?と上司から相談を受け、bitかなんかの広告を見せて、青山だかのショールームに見に行って...結局入社3年くらいの新米の思いつきで2,3台買っちゃいました。ま
      • by cooper (4658) on 2003年04月11日 20時29分 (#296950) 日記
        僕のところではもう Sun 4 のほげたら MP とかが NIS サーバとして動いてた気がします。クライアントだと IPX とか。あと、NEWS もちらほら。

        JStar は今考えるとかなり凄いことを当時実現してたんですよね。ネットワーク対応もそうだし、ページ、段落、テーブルの概念とか、新鮮でした。
        --

        -- cooper

        親コメント
  • よいのは (スコア:2, すばらしい洞察)

    by goubu (3245) on 2003年04月10日 20時49分 (#296270)
    特許を取ったりしない、鷹揚さです。
    • by futo (10691) on 2003年04月11日 1時10分 (#296423) 日記
      もともとゼロックスは、複写機を、特許で固めて大企業に成長した会社ですからね。

      きっと、アンチパテントの時代に、特許を解放するか、さもなくば会社を分割するかって言う選択を迫られなければ(某MS社も似た事があったみたいですけどw)、特許重視路線は変わらなかったかもしれないですね。

      プロパテントの時代になって、多少、特許重視に戻ったかもしれないですね。グラフィティ特許とかw
      親コメント
    • by shiraga (14233) on 2003年04月11日 1時54分 (#296448)
      「見抜く目がなかった」というのが『定説』だと思いますが。
      親コメント
  • 身近なAlto (スコア:2, おもしろおかしい)

    by rohi (5663) on 2003年04月10日 23時39分 (#296362)
    > Altoから30年
    いつのまにか末尾の'o'は消滅し、PCキーボードに定着 [e-words.jp]。
  • Altoがその原型となった概念は、Amigaの開発に寄与してたハズ。

    #WinはMacの真似だ!と言われたら、MacはAltoの真似だと言い返すのでID
    --
    AMIGA4000T(60/50)使い
    • Mac(Apple)はAltoを盗みました。
      WindowsはMacを模倣しました。

      "Bad artists copy. Good artists steal."
              Pablo Picasso
      --
      [udon]
      親コメント
      • by shiraga (14233) on 2003年04月10日 23時27分 (#296355)
        プログラマを引き抜いたと聞きましたが。
        親コメント
      • by ATGC (14014) on 2003年04月11日 2時08分 (#296450)
        いつも思うんだが、ジョブスがAltoの開発者を引き抜いて
        開発を続けさせてMacを作った。
        これってAltoのマネって言うんだろうか?
        Appleで発展させたというのが正しい気がする。
        (同じ人達が作っているという意味で)
        アラン・ケイもアップルのフェローですよね
        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2003年04月11日 10時07分 (#296581)
        英語だけだと読まない人がおおいようなんで、非常にわかりづらい日本語ですが
        http://sumim.no-ip.com:8080/collab/19

        <このサイトからの引用>
        # Lisa = Star[ソフト](デスクトップメタファー、アイコン、タイトルバー、スクロールバー)+Smalltalk(オーバーラップウインドウ、メニューセレクション、マウスオペレーション)+α(メニューバーとプルダウンメニュー、ゴミ箱?)。ただしあくまで見た目の問題で、実装方法(内部構造)は、Star[ソフト]、Smalltalk、Lisa すべて異なる。
        # Mac = Lisa のサブセット+α。
        </このサイトからの引用>
        この他に、Lisaでは多言語化対応、ドラッグアンドドロップやクリップボードなどを発明しているようですね。MacはAltoの真似というのは無理な気がします。
        親コメント
        • by sumim (14668) on 2003年04月11日 11時11分 (#296620) ホームページ
          >MacはAltoの真似というのは無理な気がします。

          御意。真似というにはお粗末すぎます(笑)。もっとお粗末なのは Smalltalk 環境(つまり暫定 Dynabook 環境)のなんたるかも知らずに、15年ほど前に Mac 賛美を Apple のプロパガンダに乗せられてさかんに書き立てた Mac 系ライターですね(笑)。あ、俺もか(^_^;)。実際、著名な Mac 系ライターに Dynabook は何か?と尋ねても、Smalltalk 環境と絡めて具体的なところを即答できる人は皆無に近いと思います。それは、Mac 業界において Squeak 環境の取り上げられかたが薄いのと同じ理由です。

          Apple がオリジナルと称するものの多くは、そもそもそれが作られた背景(あるいは作らざるを得なかった事情)なくして成立っていたか否かについて疑わしいものが多々あります。Finder のデスクトップメタファ(ゴミ箱)にしても、ファイルやボリュームのアイコン表示、ウインドウに組み込まれた各種機能(タイトルバーによるドラッグ、クローズボックス、サイズボックスなど、スクロールバーを除くすべて)、メニューバー、プルダウンメニューなどにしても、すでに“悪しき”ファイルシステムから隔離された世界を作り上げていた Smalltalk 環境からの後退(つまりファイルシステムの要素を GUI とマッチさせるための方便)、3ボタンの役割りを1ボタンに集約するための苦肉の策(つまり中ボタン=今の右ボタン、右ボタン=ウインドウ操作専用の廃止を埋めるためのアイデア)ととることも可能です。

          Mac にもすばらしい部分が多々あります。しかし、暫定 Dynabook 環境を知らずにそれを語ろうとすることはMac を知らずに Windows 賛美をするのと同等かそれ以上に非常に危険な行為であることを Mac ファン、Apple ファンは認識すべきだと Squeak をいじりはじめて思うようになりました。

          余談ですが、Mac ユーザーは Windows をよく真似だといいますが、ゲイツも実は Smalltalk 環境大好き人間で(笑)、よく研究しているのですよ。右ボタンメニューは、Mac の頭越しに Smalltalk 環境(ここでは中ボタン)から採用した有益な機能のひとつでしょう。また同時に Microsoft は“Mac らしさ”についても、Apple を越える理解を示すことがあって驚かされることがありました。タイトルバーのダブルクリックによるウインドウのズームは、初期の Microsoft の Mac 向け製品に備えられた機能です。「なぜ Apple はこの機能を最初から入れなかったのか?」と当時、とても不思議に思った記憶がいまも鮮明に残っています。いずれの機能も、後に、Apple は呼称や形をかえて Mac OS に取り込んでいます。
          親コメント
          • SmallTalkを使う事は、それ自体創造的な感じがします。試行錯誤をしつつ、どんどん環境を拡張するような面白さってのが、アラン・ケイの考えたコンピューター・リテラシーに重要な事だとしたら、LisaやMacはそれとは似ても似つかない、ルーティーンワークをこなすための道具に過ぎないと言えるでしょう。

            とっつきやすくて、プログラムに可能なことをさせるのに要する学習を最小限に抑えられるという点で、Macは最初の完成形だと思います。MacやLisaがSmallTalk、あるいはそれの持つポテンシャルと同等のものをインプリメントせず、違った方向で洗練させた事は事実ですが、それがMacなのだという気がします。

            そういうことを考えてみると、HyperCardはSmallTalkの向いていた方向に近いものを感じます。その上で、Mac的なとっつきやすさをベースにして、複雑な部分を見せない、いいバランスだったなあ。クラスを設計すると言う難しさを省いたオブジェクト指向っていうか、簡易的なものですが、ポテンシャルは高かった。いかんせん時代に取り残されてしまいましたが。
            親コメント
            • Smalltalk の t は小文字でお願いします。こまかいことで恐縮ですが…(^_^;)。

              さて、オブジェクト指向だの、Smalltalk だのいうとついついクラス設計がどうの、プログラミングがどうの…と難しいことになりがちですが、それらは重要ではあるものの(我々がプロのプログラマというのでなければ)本質ではありません。大切なのはオブジェクトたちに(と)どうやってコミュニケーションをさせるか(するか)、その結果、自分たちのしたいことをいかにスマートかつスムーズに彼らに具現化してもらうか、という姿勢を我々が持てるか、それをサポートするインフラが整備されているか、ということだと思います。

              また、難しいことを隠すのはオブジェクト指向の基本で、Smalltalk の十八番と言えるでしょう。とかく世の中は(とくにメディアや専門家は(^_^;)) Smalltalk 環境を近寄りがたい崇高で仰々しいものとして捉えたがる傾向にあるようですが、本来は子供でも使える(これはこれで誤解を産みがちなのですが「子供でも使える」ことと「子供向き」とは同義ではありません)人に優しい、身近な環境なのです。

              したがって Smalltalk 環境も Mac も、前者では内部構造が、後者では UI デザインが洗練され統一されていることを除けば(これらはそれぞれのユーザーにとっては宗教じみるほど欠くことのできない要素であることをあえて無視すれば(^_^;))、両者になんら使用目的に変わるところはありません。マシンパワーの制約から Smalltalk の(開発環境ではなく)暫定 Dynabook 環境としてのメジャーデビューが、Mac から 15 年ほど遅れをとったことで、ユーザーのニーズやコンピュータにできることが多様化したこと、Squeak における子供向けプログラミング機構「SqueakToys」の過剰なフィーチャーのおかげで、分かりづらくはなっていますが…。

              Smalltalk 環境が単なるプログラミング環境とかたづけられてしまう傾向は、XEROX の都合で汎用環境としての Dynabook 色を払拭し、いち開発環境としてのデビューを余儀なくされたその歴史を知らずとも、現在のコンピュータ環境の高機能さからすればはるかに見劣りする現状を鑑みて、仕方のないことかもしれません。実際、ぱっと見での Squeak 環境に備えられたツール群の少なさは、初代 Mac の頃の閑散とした状況を彷彿とさせます。

              しかし今後、良質なオブジェクト(クラス)、つまり Mac でいうところのアプリが提供され充実するようになれば、我々エンドユーザーがクラス設計などに頭を悩ます必要もなくなるでしょう。文字通り HyperCard のボタンやフィールド感覚で、データやアプリ、そしてシステムそれ自身すらもハンドリングできるようになるはずです。善し悪しは別にして、ワードやエクセル、フォトショやイラレのようなツールも、マシンパワーのさらなる向上を見るようになれば、登場するかもしれません。

              そしてもうひとつ非常に重要なことは、複雑なことも知りたいと思ったときに知ることができて、クラス設計(新しいオブジェクトの創造)やプログラミングも必要だと感じたときに簡単にできる、ということだと思います。暗にご指摘のとおり、それをしなければまともに使えない環境では困りますが、欲したときにできるようにしておくことはとても大切です。逆に Mac で課せられたこうしたことができないという制約は、ジョブズ的世界の善意の住人でいる限り、なかなか気付きにくいことだと思います。

              しかし結局、HyperCard が廃れてしまった理由や、Apple が未だにユーザースクリプティング環境構築や恒久的なデベロッパ不足に四苦八苦している元凶はそうした“扉”を閉ざしてしまいがちな Apple の従来の姿勢にあるように思えてなりません。Smalltalk から改めて多くを学びその要素を取り入れた OS X では、同じ過ちを繰り返さないで欲しいと思います。
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    • 僕もAmiga500/1200ユーザーでしたが、初耳です。
      どこらへんの概念がAmigaに影響を与えているのでしょうか?

      #AmigaのGUIの自由奔放さって、Macの対極ですよね。
      #AltoのGUIを知らないので、なんとも言えませんが。
      #
      --

      [tomoyu-n]
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      • OSのスタイル・・・では答えにならないかな?
        Amiga開発中のジェイ・マイナー(名前がその後を暗示)の元を
        Mac開発中のジョブズが来訪したとかいう話しもありますし
        MacがAltoの系譜ならAmigaが並んでもおかしくないでしょ?

        THE GREATEST AMIGAと言う書籍では、ATARI STも
        Altoの影響を受けたマシンとして名が上がっています。
        --
        AMIGA4000T(60/50)使い
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        • んー、確かにWorkbenchもGEMもFinderも同じ文化圏にあると言われれば、そうかなと思う。最初からオーバーラップウィンドウだし、プリエンプティブもしくはコオペラティブなマルチタスクで、フォルダやドロワーといったデスクトップメタファを利用している。

          でも、Windows 1.0って、タイリングウィンドウで、シングルタスクで、デスクトップメタファもなかった。今考えてみると、全然違うものだったのでは?

          #あれ? Altoにはデスクトップメタファはあったの?
          #GUIの進化の系譜をまとめた資料ってないのかな?
          #
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          [tomoyu-n]
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  • 私もなりたい (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2003年04月11日 12時53分 (#296683)
    >PARCについては書籍、『未来を作った人々 ゼロックス・パロアルト研究所とコンピュータエイジの黎明』に詳しい。

    私もこの本に出てくるような伝説の人物になりたいのですが、取り急ぎ何から始めればよいでしょう?
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日本発のオープンソースソフトウェアは42件 -- ある官僚

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