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サイエンス誌の“Breakthrough of the Year”発表 50

ストーリー by yosuke
あなたにとっての進歩は何? 部門より

akira.shibata曰く、"本家の記事を通じてBBCの記事より。アメリカのサイエンス誌が2005年の科学的進歩(ちょっと読みにくい日本語訳)を発表した。
1位は進化論に関する研究で、ヒトゲノムの配列に関する研究が進化の解明につながったことなどを表彰している。
2位以下は順に惑星探査、植物に関する分子生物学的研究、中性子星の研究、脳疾患の解明、地球の形成に関する発見、電位依存性カリウムチャネルの研究、人間の活動と気候変動、細胞ネットワークの研究、国際熱核融合実験炉の建設地の決定。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by ShadowBand (16897) on 2005年12月24日 14時42分 (#854656)
    ・カッシーニ/ホイヘンスによる土星探査
    ・ボイジャー一号の太陽系末端衝撃面到達
    ・ディープインパクトの小惑星Tempel-1への衝突成功
    ・SMART-1によるイオンエンジンを使った月への到達
    ・スターダストの地球帰還へむけた出発
    ・メッセンジャーの水星への旅
    ・マーズリコナイサンスオービターとビーナスエクスプレスのそれぞれの目的地への出発

    そしてわれらがロボット探査機「はやぶさ」の小惑星イトカワへの接近・着陸も挙げられていました!「惑星科学者にとって太陽系の第二の黄金時代だ」とこの記事はしめくくっています。

    このような「黄金時代」に日本も参加していることに、ちょっとした誇らしさを感じます。はやぶさは3年後に延期された地球帰還へむけてISAS/JAXAによる悪戦苦闘が続いていまが、智恵と勇気でぜひとも帰ってきて欲しいものです。
  • by noritada (20478) on 2005年12月24日 14時17分 (#854645)
    タレコミの「2位以下は順に」という表現をそのまま受け取ると2位以下にも順序があるように思ってしまいますし、 現に「2位以下」のリンク先でも2, 3, ...と番号はついているのですが、 「ちょっと読みにくい日本語訳」のリンク先には、 「1位を除いて、以下に紹介するものの順位は不同である。」とあります。
  • ヤバいな (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2005年12月24日 15時11分 (#854668)
    透明なアルミやチューブの中を車が走る世界はいつ来るんだ?
  • microRNA (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coworker (29569) on 2005年12月24日 19時24分 (#854771) 日記
    今回は、マイクロRNA関連はエントリーしなかったんですね。まだまだmiRNAに関することは「あっと驚く新事実」が見つかると思うので、また来年当たり復活エントリーするんじゃなかろうか。何せ、人間のゲノムの約7割は転写されていて、その殆どが non-coding RNA らしいですから。分裂酵母に見られるような、RNAi機構が絡んだヘテロクロマチンのダイナミックな構築がヒトでも見つかれば、自分は思わずコンタクトレンズが外れると思います。
    --
    /* May our journey continue. */
  • by moromama (23126) on 2005年12月24日 14時34分 (#854651) 日記
    はやぶさも引っかかっている模様
    ひとくくりですけどね。
    --
    Minder
  • by Anonymous Coward on 2005年12月24日 14時56分 (#854661)
    ネタギレ、というか成長の限界に来ているのを感じさせられるリストだなぁ。
    • Breakthroughというのはめったに起きないから,Breakthroughではないかと>>サイエンス誌.
      辞書を見ると,意味として「飛躍的進歩」とか「大発見」とかならんでるし.
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2005年12月24日 16時23分 (#854689)
      限界を超えたその先に、Breakthroughがあるのです。
      だから、限界を感じるというのはある意味良い報せかも知れません。

      #埒もないコメントなのでAC
      親コメント
    • そう言えば, 19世紀末には物理学はあとエーテルと黒体輻射の2つぐらいしか問題が残っていないような枯れた学問と言われましたね. 確かケルビン卿の言葉だったと記憶していますが.

      その後, このたった2つの問題がどうなったのかは御存知の通り.

      親コメント
    • 数学なんかだと,「アーベル(1829年没)の研究のおかげで数学者は500年は研究のタネに困らない」とか「リーマン予想のリーマン(1866年没)の論文(要約版, 1860年)が出て,数学者はそれを理解するのに72年掛かった.72年後(1932年)にリーマンの詳細なメモが見つかったから」とか,聞きます.数学者オイラーは1783年に亡くなっていますが,オイラー全集の編集はまだ終わっていないと聞きます.(そういう世界もあると言うことで)
  •  うーん、確かに今年、色々と成果はあったと思いますが、去年よりもずっと多くのor重要な成果が上がったかは微妙なような・・・。特に、「種分化」について知見が深まったとか言われてますが、ごく一部の限られた事例の話ですし、別に種分化理論が完成したわけでもありません。理論を考えるのに重要な示唆を与える事例ではありますが、そういう事例は昨年もありましたし来年もあるでしょう。
     一進化学徒としては、かなりの精度で絶滅や種分化が予測できる理論が完成するくらいでないとBreakthroughとは呼べないと思う。というか、進化学者にとってBreakthroughと言ったらそれしかない状態がもう何十年も続いているハズなんですがScienceの編集部は何をトチ狂ったんでしょうね。まぁこの辺で盛り上げておかないといかんから盛り上げてやろうじゃないかという余計なお世話でしょうか。
    • Breakthrough (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2005年12月24日 22時43分 (#854846)
      BREAKTHROUGH OF THE YEAR:Evolution in Action [sciencemag.org]

      生物学者達は、細菌から哺乳動物までの有機体のゲノムデータと野外観察によって、生物が進化するメカニズムの理解に対して大きな一歩を踏み出しました ちょっと読みにくいその続き [mypress.jp]

      > Scienceの編集部は何をトチ狂ったんでしょうね
      この記事を読むと、記事中の文章に「いくつかの劇的な発見に敬意を表する事によって、ダーウィンにスポットライトを当てるという決定を下した」と有るので、確かに米国の社会状況を考慮した結果選ばれたのかな?とも思えます。おっしゃる通り、「この辺で盛り上げておかないといかんから盛り上げてやろう」なのかもしれません。

      その他のBreakthroughの中に、Blooming Marvelousが有りました。
      細胞には存在していない対立遺伝子を再建する為の、リボ核酸のキャッシュが存在しているのかもしれない」として、ここでも取り上げられた「HOTHEAD」遺伝子 [srad.jp]についての言及が有ります。待っていたのにその後の情報が無かったので、今後の研究でどのような方向に話が進むのか、密かに期待をしていたりして …。

      科学的発見のBreakthroughでは無いですが、日本のマスコミの「はやぶさ」報道の中に充実した記事がけっこう有ったのは収穫でした。はらはらどきどきが続いたせいも有ったのでしょうが。

      知識不足によって論拠が不確かな(間抜けな)主張をすれば、それが○×新聞であっても即座にWeb上で反論されるという現状は、多分この場合は良い方向に働いているのでしょうね。今後も様々な分野について上質な科学記事が沢山出てきて、それが沢山の人たちの目に触れるようになることを期待しています。

         # To know science is to love it
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2005年12月24日 16時01分 (#854685)
    宇宙の曲率が0で、暗黒物質,暗黒エネルギーの比率が確定したのは、超重大な成果だと思うのは私だけ?
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