『今日の早川さん』、早川書房から出版予定 69
ストーリー by mhatta
なかなかおもしろい 部門より
なかなかおもしろい 部門より
prankster 曰く、
SF好きかつマンガ好きな方ならご存知のcoco's bloblogに連載されている『今日の早川さん』が、早川書房により書籍化されるとの告知があった。しばらく見に行かなかったので気づくのが遅れたが4月19日付である。
ご存知ない方のために説明すると、早川さんとは早川書房の擬人化キャラクタだ。友人キャラとしてホラーマニアの帆掛さん、純文学好きの岩波さん、ライトノベル好きの富士見さんがいる。各キャラの紹介はこちら。
早川さんはもちろんSFおたくでホラーは苦手である。空気が読めませんあたりはSF者としては痛い。が、親近感を抱いてしまう。いや、デジャブか。
まあ、こんな隙間なネタを刊行しようとする早川書房は太っ腹と言うか、エライと思う。心配なのは岩波さんとか富士見さんが文句をつけないかだが、そこは大人の話し合いに期待したい。
というわけで、SF者なあなた、ホラー者なあなた、純文学者なあなた、ライトノベル者なあなた。『今日の早川さん』を見て自虐に浸りませんか?
富士見といえば…… (スコア:3, おもしろおかしい)
金子国義カバーのやつ、そろえておけばよかったかなあ。
富士見といえば富士見文庫ですが何か? (スコア:0)
擬人化キャラじゃないですよ。 (スコア:3, 参考になる)
http://horror.g.hatena.ne.jp/COCO/20070422/p2 [hatena.ne.jp]
>出版社の擬人化と言われることについてはちょっと身をくねらせてしまいたくなります。
>始めにキャラありきで、名前は各々が好んで読んでいるジャンルを代表する出版社名を後づけしている
というわけで、もともと擬人化キャラではないようですよ。
作者さんは「いまとなっては」と言っているようですが、実際過去ログを読んでみれば、
むしろジャンルごとの本読みを巡るあるあるネタ、といった方が近いような。
Re:擬人化キャラじゃないですよ。 (スコア:1)
しかもいわゆるツンデレ風味のキャラだった記憶が……。
I think I can
純文学者なあなた (スコア:3, おもしろおかしい)
純文学者と書くと作家にみえるなぁ。
Re:純文学者なあなた (スコア:1)
Re:純文学者なあなた (スコア:1)
帆掛さんへ (スコア:1)
RYZEN始めました
なんか (スコア:1)
投稿すればよかった(;_;)
Re:なんか (スコア:0)
Re:なんか (スコア:1)
ここに来る人たちはどういう小説を読んでるんだろう?
それともSFなんかに興味はない?
大学の友人たちは誰一人フィリップ・k・ディックを知らなかったが。
SFの復権はまだか。
Re:なんか (スコア:1)
>それともSFなんかに興味はない?
いや、ここはさすがにSF好きな人多いと思いますよ。
宇宙開発系トピだとすぐに色々ネタでてきますしw
#タイタンの妖女はタイトルだけ知っていたへたれSF読みだけどIDで
Re:なんか (スコア:1)
今の SF は好みに合うのがないし、今のライトノベルの方が昔読んだ SF に似ている。
the.ACount
Re:なんか (スコア:1)
早川さん的ヴォネガットの思い出 (スコア:0)
ええ、周囲ドン引きでしたとも。
Re:早川さん的ヴォネガットの思い出 (スコア:1)
ヴォガネットの兄があのLangmuirの弟子で,氷の核形成剤を用いた人工降雨の研究をしていたり
とかもあるんですよね.その辺を伝え聞いた可能性もあるんだかないんだか.
#でもポリウォーター騒ぎを連想してしまうのは私だけではないはず.
まあ物質科学はどんどん進んで,Ice-IXどころかIce-XIIIだのIce-XIVだのまで出て
きてますが.
#もちろん当時(1963)はIce-IXは未発見(ただし1968年ごろに発見されます).
なんとなく (スコア:1)
いや、絵柄も内容もだいぶ違うんですが、眼鏡かつ髪をくくった本読みの地味めな女の子という類型の SF ファン層における展開みたいな連想で。
紹介されてる「空気が読めません」みたいに突っ走ってしまうところが単に文学少女と言うだけでなくて SF というかオタ入ってる感じですか。
ミリタリー系キャラは? (スコア:1)
やっぱり、こんなの [ikaros.co.jp]とか、こんなの [pixel-maritan.net]とかになるんだろうか。
なんか、やだなあ……。
早川書房 (スコア:0)
Re:早川書房 (スコア:1)
財布に優しくないです。orz
Re:早川書房 (スコア:1)
グアルディア [hayakawa-online.co.jp]は怖くて手が出ないんですが、どんなもんでしょうか?
Re:早川書房 (スコア:1)
ちょうど読了したのでコメントを。
同じ作者(アニメのノベライズですが)の「スピードグラファー」を読んでいたのですが、
「グアルディア」はこの作者の処女作の文庫化なんですね。話の作り自体はなかなか良いのですが、
第一作だけあってまだ言葉の使い方がこなれてないな、という印象は受けました。
確かに読む人によって評価が分かれそうな話ではありますね……。
#敵は海賊シリーズの新刊何とか出てくれないのかなあ(苦笑)
Re:早川書房 (スコア:3, 参考になる)
#雪風第3部より先に出るとはちょっと驚き
Re:早川書房 (スコア:1)
うぉぉ、マジですか!!
#前作は10年前でしたよね……長かったなあ(苦笑)
#ロケガ4作目よりびっくりです(汗)
Re:早川書房 (スコア:2)
参考になりました。
現在多数の積ん読物件がありますので、それらが片付いた時の購入候補くらいにしておきます。
Re:早川書房 (スコア:1)
タニス・リーの新装版と
チャンドラーの新装版
#これ以外にも何か読んだはずなのに
#記憶に残っていないorz
あ、まだだったのね。 (スコア:0)
無名だから仕方ないのかなー、って普段あまり使わないmazonで探してみてもだめで‥あれ?
とか思ってたら‥‥発売したわけじゃないのね。
売るなら、早く売ってよ。
Re:あ、まだだったのね。 (スコア:0)
早川さんちに行けば書いてますが、
印刷前提の解像度じゃない上に下絵が残っていないので
ほぼ全部トレースして描き直しらしいですよ。
Re:ライトノベルって (スコア:2)
大衆文学を文学と認めないほどの度量の狭さを感じますなあ。
Re:ライトノベルって (スコア:2, 興味深い)
当時は大衆小説の何のという感じであって、
文学の主流は正宗白鳥(たしか)とかだったんだよ、と習いました。
使っていた資料集では夏目漱石の紹介にに6ページも使われていたのに対し、
正宗白鳥は1/10ページぐらいでしたが。
上遠野浩平や乙一が「普通の」小説と一緒に並べられているのをみると、
50年もすればライトノベルも文学の一分野として語られているのかもしれませんね。
Re:ライトノベルって (スコア:1)
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:ライトノベルって (スコア:1)
一応中の人の端くれなので煽りになってません
=-=-= The Inelegance(無粋な人) =-=-=
Re:ライトノベルって (スコア:1, すばらしい洞察)
# ってこの論争になるから親コメントはフレームのもとなのか
たとえば、タイム・リープ [amazon.co.jp]がライトノベルで、夏への扉 [amazon.co.jp]がSFというのも納得出来ません。
# タイムトラベル(リープ)やタイム・パラドックスの説明・解釈においては、夏への扉(片道ですが)よりもタイム・リープの方がしっかり作られてるように思えますし。
## 一文添えておくと私はどちらの作品も大好きで、どちらが上だとか論じるつもりはありません。
例を挙げればキリがなくなりそうなので、具体例は1つだけに留めておきます。
ライトノベルにしか分類しようが無い、という作品も確かに多いのですが。
Re:ライトノベルって (スコア:2, 興味深い)
基本的にはレーベルで分けるのがわかりやすいんじゃないでしょうか。ただ、何でもありが許されるので、分類としてはあまり意味をなさないですが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:ライトノベルって (スコア:2, 興味深い)
曰く、「ライトノベルは〈ジャンル〉ではなく〈手法〉である」 [hatena.ne.jp]と。
#「これでは曖昧だ」と言われてしまえばそれまでだけど。
Re:ライトノベルって (スコア:2, おもしろおかしい)
吉川英治→ヘヴィーノベル
京極夏彦→ヘヴィーノベル
ジェイムズ・ジョイス→ヘヴィーノベル
スティーブン・キング→ヘヴィーノベル
吉本ばなな→ライトノベル
江國香織→ライトノベル
F・スコット・フィッツジェラルド→ライトノベル
J.D.サリンジャー→ライトノベル
Re:ライトノベルって (スコア:2, おもしろおかしい)
># ってこの論争になるから親コメントはフレームのもとなのか
難しいですよね。 そもそも何に対して「ライト」なのか。
Light(質が軽い)であれば、対極にあるはずの「ヘビー」が存在がないあるいは希薄の状態です。
Light(明い)であれば、キノなんぞ疑わしいところです。
Light(問題ない)であれば、あまりにもご都合主義が多すぎます。(ご都合主義を問題ないと切り捨ててるのかも)
まあでも全体的に「質は問わない」「暗いものが少ない」「手軽によめる」ような気はします。体感的に。
でもひょっとしたら。 そもそも LightNovel ではなく実は RightNovel(保守的小説)かもしれません。(それがどういう意味なのかは分かりませんが)
#ライトノベルという単語を作った人も、ここまで浸透するとは思ってなかったのでしょうね。
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投稿処理前プレビュー確認後書込処理検証処理前反映可否確認処理後……
Re:ライトノベルって (スコア:1, 興味深い)
ネットコミュニティから発祥した言葉(有名な説の一つらしいけど)のようなので、その定義はネットが一番詳しいと。
ライトノベル [wikipedia.org]、カテゴリ [wikipedia.org]を見るのがいいのかな。
こうやってみると、「ある年以降、あるレーベルから発売された、日本人作家の作品群」という定義が見えてきます。
昔は狭いコミュニティの共通認識で、内容を伴ったコンセンサスが存在していたのかもしれません。
>「質は問わない」「暗いものが少ない」「手軽によめる」
という感じで。セリフで占められていて説明的でなく、明るいハードボイルドとも言えるかもしれません。
ヤオイという言葉もそうですが、当初の作品の内容を伴ったカテゴリを超えて趣向全体を指すようになっています。
カテゴリは商業的にキャッチーであれば、接頭語や接尾語のように応用・濫用される傾向があります。
○○テクノ、セレブ○○、カリスマ○○などがそうです。
作品の具体的内容を伴ったカテゴライズでは無くなってしまい、ある販売形態をもって、ある読者層に向けているという、
出版・書店関係者と読者の符丁、マーケティング的な意味を残しているだけではないでしょうか。
ミステリーというよりミステリーライトノベルといえば、売りたくない相手は向こうから敬遠するし、
一度支持して抵抗が無い読者は書店の中で足を向けるコーナーを探しやすい。
>LightNovel ではなく実は RightNovel(保守的小説)かもしれません。(それがどういう意味なのかは分かりませんが)
というのは、そういう事だと思います。ただ、メリットばかりではありません。
カテゴリの濫用によって、内容を伴ったもっと多くの潜在読者を切り捨ててしまう、という罠も潜んでいます。
Re:ライトノベルって (スコア:2, 参考になる)
Wikipedia の記述とは異なり、NIFTY-Serve (当時)の「SFファンタジーフォーラム」の当時の関係者は、会議室の運営者が命名した造語であると述べています。
YOMIURI ONLINE(読売新聞) [yomiuri.co.jp]の記事「【ライトノベル進化論】(下)「良質な青春小説」のような…? [yomiuri.co.jp]」では以下のように書かれています。
紹介本であるライトノベル☆めった斬り! [nifty.com]の大森望 [ltokyo.com]氏による序文「はじめに――本書使用上の注意(大森望) [nifty.com]」では以下の通り。
命名者ご本人である神北恵太 [skycube.jp]氏による記述「神北情報局: 名付け親だぞ [cocolog-nifty.com]」ではこうなります
最後に、ライトノベル系とされているレーベルでの著書があり、NIFTY-Serve SF ファンタジーフォーラムの運営にも関わっておられた妹尾ゆふ子 [cside2.com]氏の文章番外編 妹尾ゆふ子 「ライトノベル」という名称の誕生について [sakura.ne.jp]へのリンクをあげておきます。当時を直接ご存じではないということですが、当時この言葉がどのような気分で使われていたかについての例になるかと思います。
というわけで、成立時点ではコンセンサスの発生とかを考える必要すらなく、彼らが会議室の運用上の必要から定義した分類ツールとしての造語だったわけです。もちろん何もないところから出てきた言葉ではなくて、既に存在していた漠然とした集合に対して定義と名前を与えた、ということだと思われますが。そして少なくとも 1990 年代の初頭から半ばにおいては、この言葉はソノラマ文庫・集英社文庫コバルトシリーズ・角川スニーカー文庫などのレーベルに対して彼らが与えたローカルな定義として認識されていたと記憶しています。
おそらくは、件のフォーラムの会議室利用者や、あるいはフォーラムの外でなにがしかの作品群に対する名称としてこの言葉を選んだ人たちによって、いろいろな認識が育っていったのだろうと推測しますし、それらの認識は元の定義によって縛られるべきものでもないだろうと思います。
しかしそのような認識については、この言葉なり言葉が示すものなりに対して、思い入れなり利害なりを持っている人が語るべきものだろうと思うので、自分にはあまり語れることはありません。
# いや、元の定義の話だっておれが書き込む話じゃないんだけどさ
Re:ライトノベルって (スコア:1)
江戸時代なら「黄表紙」くらいで浮世絵とメディアミックスだね。
(浮世絵って町の美少女なんかもブロマイドしてたそうな)
時代が変わると、浮世絵がブロマイドになり、SF がライトノベルになるわけさ。
the.ACount
Re:ライトノベルって (スコア:1, すばらしい洞察)
ホラーなライトノベルやSFな純文学とかあるわけで。
Re:ライトノベルって (スコア:1)
「タイム・リープ」は残念ながら未読なのでなんともですが。
そんなもんです。
もともとは枠を分類する言葉であって、内容によって立つ言葉では必ずしもなかったでしょう。
ライトノベルという言葉自体が一人歩きして久しいので、今でも枠だけを指して使うべきものだとは思ってませんので念のため。
Re:ライトノベルって (スコア:1)
現状、発表しやすい場(比較的読み手が多い)として
ジャンルが存在するのだと思っています。
ライトノベルという中にファンタジーもSFも
ごった煮でしょう。ただ魔法や超常現象などの
問答無用の設定で話が解決していく作品が非常に
多いですね。
未来での話になる「夏への扉」でその方法が
異能の力とか魔法とかだったら……ねぇ?
Re:ライトノベルって (スコア:1)
あと、「ワイルドカード」シリーズとか。
#そう言えば富士見や角川スニーカーで翻訳ものがあったのに最近無くなったな。
#RPG「トラベラー」のノベルやシェアードワールドものとかね。
#てか元からオフトピなのになんでオレ#つけてんだ?
Re:ライトノベルって (スコア:1)
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
どこかの掲示板の駄文 (スコア:1)
(以前読んだライトノベルパロディは面白かった・・・コピーしとけば良かったなー)
the.ACount
Re:ライトノベルって (スコア:0)
Re:ライトノベルって (スコア:1, 興味深い)
そういやジュブナイルってカテゴリ名は絶滅したねぇ…内容的には今のラノベと通じる部分もあるような気がするが。
# 一応説明しとくと「時かけ」とかがそう呼ばれてたんだよ。
Re:ライトノベルって (スコア:1)
眉村宅全般
荒巻義雄はあらまき義雄名義で、一般向けとジュグナイルを区別してたっけ
青少年向けのジャンルとしてあったジュグナイルが、アニメやコミックを好む精神的なネオニティー読者と…
…まあ、親コメがフレームの元なんで、あんまり語らないほうがいいのかな
Re:ライトノベルって (スコア:1)
でも、本題に戻ると早川の最近の青背とラノベの区別をつけるなんて、純粋に無理だと思う。早川のほうがイタイ系寄りのような気がする程度の違いしかない。
# 未知谷なら兎も角国書なんて高くもレアでもないと思うので ID。大昔は高かったし、江戸ものはいまでも高いけど。