頭が良くても「酷い従業員」とは? 108
こういう人が偉くなるともっと大変 部門より
cheez 曰く、
ベンチャーキャピタルAndreessen HorowitzのジェネラルパートナーであるBen Horowitz氏のブログエントリ「頭のいい人が酷い従業員であるとき(When Smart People are Bad Employees)」が本家/.で話題になっている。
Horowitz氏はこのブログエントリにて、頭は良くても従業員としては最悪という人材の3つの例を挙げている。
まずは「異教徒」とも呼ぶべきタイプ。会社では様々なプロジェクトや戦略が並行しており、中には上手くいっていないものもあって当然である。このタイプは上手くいっていないものを改善する道を探るのではなく、「上層部がバカばっかりで、この会社には未来はない」といったスタンスを取るという。根本的に反抗的な資質をもっているのか、正当な評価を受けていると感じておらず鬱憤が溜まっているのか、もしくは単に幼稚で未熟なのかは分からないが、このタイプの資質と頭の良さが組み合わさるとなかなか破壊力が大きいとのこと。
次に「当てにならない」タイプが挙げられている。このタイプは本気になれば大きな成果を出す力があるにも関わらず、一貫した姿勢で仕事に取り組まないため周りからは信頼されない。この種の人は自己破壊的な資質を持っていたり、アルコールや薬物問題を抱えていたり、他社の仕事を請け負ったりしていたりしている可能性があり、どんなに高い能力を持っていたとしてもチームとしての働きを求める企業としては役に立つ人材ではない。
3つ目のタイプとして挙げられているのは「大馬鹿野郎」。これは特に、人や物事を罵倒しまくるといったコミュニケーション能力の低い人を指しているようだ。会社が大きくなると、コミュニケーションがどんどん重要になってくる。頭が良くても「大馬鹿野郎」な人はどこにでもいるが、特に上層部に「大馬鹿野郎」がいる場合、深刻なコミュニケーション不全を生み会社の崩壊さえも危ぶまれるようになるとのことだ。
頭が良くても「酷い経営者」 (スコア:3, すばらしい洞察)
公言してしまったとしか、思えません。
まともな、経営者ならば、「頭が良い人」が来てくれるだけで、有り難いと思って
欠点を補う活用法を考えるものです。
「角を矯めて牛を殺す」
という経営者の典型なので、なるべく近づかないようにしましょう。
Re: (スコア:0)
Re:頭が良くても「酷い経営者」 (スコア:1)
Re:頭が良くても「酷い経営者」 (スコア:1)
>業績悪いのは社員が働かないせいとかオモシロ発言した人いましたね、そういえば。
業績が計画通りいかないのは、社員一人一人が自分自身がたてた計画を達成できなかったから、という当たり前な発言なら聞いたことがありますね。
その後、業績が悪化したことによる(外向けの)責任は社長が取ると言ってたような。
なんだか (スコア:2, おもしろおかしい)
なんだか経営者っぽい考え方ですねー。
逆にこの人の思ってる理想の社員像によると
思っていても上層部の悪口は言わない、会社に未来がないとは言わない
品行方正で安定した仕事をする
他社の仕事は請け負わない
人や物事を罵倒しない
要はただ便利で従順な社員を求めてるだけですね。
経営者なら従業員がそうならない為に何をしないといけないのかと考えるってもんだと思いますが
こんなブログ書いて反抗心を煽ってしまってる時点でどうかなと。
こう考える事自体この人の基準ではrebelなんでしょうけどw
Re:なんだか (スコア:1)
従業員に限らず、経営者も同じ様だと思うよ。
Re: (スコア:0)
>思っていても上層部の悪口は言わない、会社に未来がないとは言わない
あらゆる条件で無批判でなくてはならないなんて言っていないと思います。
勝手に逆の極端を想定して「これがあなたの言う理想だろう」と決め付け、さらにその決め付けを元に批判するのは、いかがなものかと。
Re:コンサル的、コストダウン的 (スコア:1)
「異教徒」を手なずけられるような会社じゃないと、一神教的な一枚岩になってしまって、
会社がひっくり返るような陥穽があっても誰も気づかずに(あるいは誰もが目をそむけて)、
結果的にはひどい目にあうような気がします。
ここで人の悪口を言ったり、自分の失敗談するのはいいが (スコア:1, 興味深い)
ここでなくて、社内で悪口言うのは止めてほしいよね。一番雰囲気悪くなると思う。
以前少しかかわった小さい会社では、人の悪口が多くて困った。
数か月の仕事で行った外部の人間の俺に、社長は10人足らずの従業員の悪口を言うんだよな。
結局、社長自身がどれだけ仕事できるかという話になるのだが、受け答えに困る。
Re: (スコア:0)
頼むから、社内とはいえメーリングリストで喧嘩しないで―
普遍的事実 (スコア:1)
破壊活動はどこでも起こる。
テロリストはどこにでも来る。
テロリストの資質は様々。
the.ACount
頭がよくても新人を育てきれないばかりか潰す (スコア:1, 興味深い)
表記のような異教徒に、マネージメントしないマネージャがつくと
いつまでたっても職場の面子が変わらないんですよね。
さすがに4人ぶっ壊したところで人事部が降りてきましたが。
「以後、彼に部下を使わせること罷りならん」と。
Re:頭がよくても新人を育てきれないばかりか潰す (スコア:1)
新人教育とか後進教育ってのが眼中にない人が結構いますよね。
「俺は忙しいんだ、教育?ちゃんと見ていたらわかるだろ?」
とか言うわりに、わかりにくい仕事していたりね。
>マネージメントしないマネージャ
仕事内容についてはマネージするけど、そこから学べないのが
まずいのか、学べない様にするのか?というのも分かりにくい。
教育担当として専従させると上手いけど、そのかわり本業が
おろそかになっちゃうお方もいたりしてね。
迷惑だけど活力の源 (スコア:1)
若者、ばか者、よそ者が
経営者側にも従業員側にも居て
すったもんだがあるから前に進める
のではないかと、ふと思いました。
ID投稿推奨、マイナスモデ反対、リメンバー・スルー力。
Re:迷惑だけど活力の源 (スコア:1)
>すったもんだがあるから前に進める
進んだ方を前だとしてそれを正しいと判断する人と、
そうでない方向/距離を言う人がいるわけなんですよね。
それはそれで、その集団の結果なのですが、どうも
それに満足しない、まずかったらどこがまずかったかを
全員で理解、できたら納得するための機会がないってのが
あると思うんだよね。
若者の社会人離れ (スコア:1)
大馬鹿野郎がtwitter (スコア:0)
Re: (スコア:0)
こういう定型文なのか、私怨か何かか (スコア:0)
Re:こういう定型文なのか、私怨か何かか (スコア:1, 参考になる)
「もっとも避けるべきは愚かで勤勉なタイプ」
クルト・フォン・ハンマーシュタイン=エクヴォルト - Wikipedia [wikipedia.org]
愚か→酷い、勤勉→頭が良い、という置き換え。敵に回った怖い奴。
Re: (スコア:0)
「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:0)
会社の業績が悪くて、自分の評価も良くないというのが分かると、
最初は身近なところでなんとか出来ないかと考えてたんですが、
どうやらプロセスに問題がある。で、プロセスに問題がある原因を突き止めていくと、
最終的には上層部がバカという結論になってしまいました。
まあ、落ち目の業界でないのに5%売り上げダウンを10年間くらい続けてる会社なので、
本当に上層部がバカで未来はないんでしょうけど。
結局転職することになりましたが、元の会社の中の人の話を聞く限り、
辞めてよかったという感じですね。
Re:「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:2, 興味深い)
Re:「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:1)
>最終的には上層部がバカという結論になってしまいました。
それはタダ単に、業績が下り坂の会社では普遍的なことかもしれません。
#前の工場はそうやって潰れていった・・・
Re: (スコア:0)
私自身,まさにそう思っているような下っ端の一人なんですが, 学会とかで会う他社の人の話を聞いても「やっぱりどこもおなじなんだよねー」と 思うわけですよ. がんばれば芽が出る余地があるならやりますけど, 限度ってもんがって状況にしていく上層部(?)についてこいと言われてもねぇ.
# さすがにAC
Re:「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:3, 興味深い)
真に異教徒を存在させなくするには、
1.狂信者集団にしてしまう
2.多宗教集団としてまとめあげる、そして自分は中庸(みんな異教徒なので異教徒として区別する必要なくなる)
のどっちかになるわけですが、やるなら2になるようになってほしい/なりたいものです。
ただ、見たくない悪いこともちゃんと受け止める、って人は地位関係なく希少ですからねー。
# そんな自分もアーアーキコエナーイ教な気がするのでID
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:1)
完全に中庸というよりバッティングしない範囲で各々からちょこっとずつ
共感を得られる言動をするほうが簡単な気がする。
しくじれば八方美人と揶揄されますが。
Re:「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:3, 興味深い)
>いうところと, 予算や戦略を決めるレベルには大いなるギャップがありまくりで,
何も見えてない
私も下っ端に分類される側でこのように感じることも多々あるのですが、上は上で違う
パラメーターを見て運営をしていることもあるようなので、何も見えてないってことばかり
ではないのだと思いますよ。
ポジション毎に優先すべきパラメータが異なるので、下からは「上のやつらは何も分かってねぇ」
話になっちゃうだけかと。
もちろん上は上で、「こういう理由でこうする」ってことを下が分かるように説明するべき
なので、それが不足しているってことが多いのは非常に問題ですが。
私の場合、そんな風に考えるようにしたら、ちょっと気が楽になりましたよ。
#とどのつまり「正しいことをしたければ偉くなれ(by和久さん)」なんでしょうねぇ
Re:「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:2, 参考になる)
身も蓋もない言い方すると、業績が良いか、
せいぜい横ばいの企業で、自分の待遇が悪くなかったら文句言わないんですよね。
業績が非常に悪くて、ボーナスは下がるし昇給しないし毎年リストラしてるし
PCも古いままだし、自殺者は出るし、2chの転職板で内部情報が漏れるし、
取引先から訴えられるし、挙句の果てに会社が脱税してりゃ文句出るよなぁと。
Re:「異教徒」タイプの従業員だったかも (スコア:1)
>大企業なんかだと実際のものが見えている現場の担当からせいぜい課長レベルまでっていうところと,予算や戦略を決めるレベルには大いなるギャップがありまくりで,何も見えてない(お気に入りの部下が持ってくるパワポ資料くらいしか見てない)というのは割とよくある.
ギャップというのが何を指すのかわかりませんが、大企業のトップと現場とでギャップがあるのは当然なのでは。社内に様々な異なるビジネススタイルの、異なる常識を持つ部署が、場合によっては数十~数百存在する訳で。
見えてないというのも、マァ当然というか。トップが数年~十数年前に見ていた姿が今の現場なんだから、今更頻繁に見る必要がないのでしょう。現場は現場が支えていかないと成り立ちませんよ。マァ、今の現場を上手く活用するような戦略をとるなら見に行かないとよろしくないでしょうけど、新しいものを産み出せない企業は今の時代30年も持たない気がする。
会社のシステム全体を変えなくては成り立たないような爆弾が各所にある場合に、現場発信の情報がちゃんと上がっていかないというなら大問題ですけどね。そういうギャップのことでしょうか。
>がんばれば芽が出る余地があるならやりますけど,限度ってもんがって状況にしていく上層部(?)についてこいと言われてもねぇ.
金を出すのは上層部ですから、上層部を説得できるような交渉力は必要なんですよね。ついていくというより、上層部を巻き込むくらいの気合いがないとどこの会社に行ってもなかなか芽は出ないのではないかと。
Re: (スコア:0)
辞めて良かったと思うなら、貴方の判断が正しかっただけだと思いますよ
うちにいた異教徒は転職して別の会社に行きましたが「隣の芝生が青く見えただけ」という事に気付いたみたいです
Re: (スコア:0)
ウチにいた異教徒なんかはその後の社長に平謝りして、3月後には戻ってきましたよ。
アメリカ人の表現の飾らなさは異常 (スコア:0)
異教徒(heretic)ってこんなネガティブな喩えに使っていい言葉なんだ…
びっこのアヒル(lame duck)とか、日本人の感覚で言うとギョっとするような
表現が多くてビビります。
政治的に正しい表現ってそんなに浸透してないのかなぁ…
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:アメリカ人の表現の飾らなさは異常 (スコア:4, おもしろおかしい)
ソンな人って誰でしたっけ?
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re:アメリカ人の表現の飾らなさは異常 (スコア:1)
禿社長といったら、奴しかいねぇ。
この人ですか?
http://www.muratec.jp/kohsan/company/idea.html [muratec.jp]
Re:アメリカ人の表現の飾らなさは異常 (スコア:1)
Re:アメリカ人の表現の飾らなさは異常 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
日本人だけど別に何とも思わない。
一つの宗教にとっての異端という比喩で、ある共同体においての公式の意見や目的意識を共有しない者を表現してるだけで、
別に例えばアメリカはキリスト教がメジャーだからイスラム教徒は異教徒としてdisるみたいな話にリンクするものでは全然無いので。
大体そんなに神経質に「政治的な正しさ」を気にする人が「アメリカ人の表現の飾らなさは異常」なんて書くなよ。
Re:アメリカ人の表現の飾らなさは異常 (スコア:4, 興味深い)
まさにその通りだと思います。日本では1つの宗教を熱心に~という概念がやや希薄なので実感がないだけで、海外では1つの宗教を熱心に信仰し、その裏返しとして他の宗教を「異質なもの」ととらえる傾向はあると思います。
もちろん異質なものと捉えることと、それを迫害することは全然別ですが、どちらにせよ「自分とは違う存在」とはっきり定義しているので、そういう意味で「異教徒」という言葉を使うことは自然だと思います。
日本だとお正月は神社に初詣、クリスマスにはパーティー、お葬式は仏教で、なんてのが普通なのであまり気にしないと思いますが、たとえばアメリカでイスラム教徒がクリスマスを祝っていたり、キリスト教徒がイードゥル・アドバに参加していたらびっくりされると思いますよ。
#神道関係者だけどバレンタインやクリスマスは普通に楽しむのでAC
Re:アメリカ人の表現の飾らなさは異常 (スコア:1)
イスラム教徒がクリスマスを祝うのは、なんだかアリのような気がします。
一応、イエスはイスラム教でも預言者の一人なわけですし。
というか、所謂アブラハムの宗教が特殊なんじゃないですかね。
仏教、道教、ヒンドゥー教、神道(「教」ですらない!)は、
他宗教との習合には寛容に見えます。
Re: (スコア:0)
>一つの宗教にとっての異端という比喩で、ある共同体においての公式の意見や目的意識を共有しない者を表現してる
異教徒は目的意識を共有せず、同じ会社の仲間じゃないって言っているのはいいの?
異教徒=理解できない目標を共有できない相手
って、喩えはどんな言い方をしても、差別そのものだと思うけど…
全てに完璧な人 (スコア:0)
全てに完璧な人なんてそんなに居るわけもなく、
そういういろんなタイプの人達を上手く使う事が出来る人が
優秀な経営者なんだと思っていました。
頭のいい人が酷い経営者であるとき、ってのも結構多いと思うんです。
もちつもたれつ・・・
Re: (スコア:0)
社員が働かないから悪いんです
よくわかります
二番目かな (スコア:0)
まぁ後半の変な部分はなく、単に怠け者なだけだけど。
でも、ちんたらしてても他の奴らと同じだけの成果は出してるじゃん。
一生懸命やって倍の成果を出しても報酬が倍になるわけじゃなし、こっちだってコストパフォーマンスくらい考えたいよ。
Re:なんだか変だ (スコア:1)
>三番目の例は「頭が良くても」の例になるのだろうか?ただのバカじゃね?
いや、いるんだよ。
言っていることは間違っていない、ただ反論やそれについて考えている人に対して
声だかに「大馬鹿野郎」としか言わないで、説明して納得させることを厭う人がね。
掲示板だとかじゃないんだからさ、協業してんだからさ、といった事が通じないと
いう一面でのみ馬鹿なんだが、それ以外はね..とね。
コンピュータソフトウェアについては正しいことを言うけど、それがどうした?
それで?といったことについて聞かれると耳を塞いだり、相手が無知だ馬鹿だと
しかいった程度のことしか言わなくなってしまうお方とかと同じ程度の割合
でいるというのが、わたしの経験から得た知識。
分からないなだどうやって分からそう、分かってもらえないとどう損するか?
とかその損をどう回避するか?を考えないでいて、目の前で「仕事とされる
事だけ」に逃げ込んでしまうというお方ね。
Re:なんだか変だ (スコア:1)
>三番目の例は「頭が良くても」の例になるのだろうか?ただのバカじゃね?
会社なんかに所属せず、独立して一人で仕事した方が活躍するタイプの人という意味でしょう。
頭が良くない場合はただの馬鹿ですね。
Re:ねえ、bitterbeer_sweetwine = osxx = bet = but = bi (スコア:1)
同じところも違うところもあるってところでしょう。「大して違わない」「けっこう違う」。どちらも本当。
LIVE-GON(リベゴン)