IPv4枯渇(4年ぶり3回目) 72
順に終了していく 部門より
Anonymous Coward曰く、
欧州および西アジア・中央アジアでIPアドレスやAS番号の管理を行っているRIPE NCCが、新規割り当て用のIPv4アドレス在庫がなくなったことを発表した(ZDNet Japan、日経xTECH)。
今後は使用されていないIPv4アドレスの返却を受けそれらを再分配する方針。RIPE NCCが管理しているIPアドレスは/8ブロック35個で、約6億個だという。
アナウンス:スラドとOSDNは受け入れ先を募集中です。
Anonymous Coward曰く、
欧州および西アジア・中央アジアでIPアドレスやAS番号の管理を行っているRIPE NCCが、新規割り当て用のIPv4アドレス在庫がなくなったことを発表した(ZDNet Japan、日経xTECH)。
今後は使用されていないIPv4アドレスの返却を受けそれらを再分配する方針。RIPE NCCが管理しているIPアドレスは/8ブロック35個で、約6億個だという。
Anonymous Coward曰く、
Twitterが使われていないアカウント(休眠アカウント)を削除する方針を示した。これに対しては故人の過去のTweetが閲覧できなくなるといった声も挙がっており、その結果Twitterはアカウント削除を延期することを発表した( TechCrunch、ITmedia、ITmediaの続報)。
当初の発表では、活動がないアカウントに対しメールで連絡し、それに対し12月11日までに応答(リンクからログイン)がない場合アカウントを削除するという方針だった。
故人のアカウントが削除されてしまうという懸念を受け、今後Twitterは故人のアカウントに対し削除されないような何らかの仕組みを導入するまで休眠アカウントは削除しないと発表した。なお、今回の休眠アカウント削除はEU内のアカウントが対象で、GDPRへの対応が目的の1つとも説明されている。
多くのデータセンターでは電源停止によるトラブルを防ぐため無停電電源装置が設置されているが、電源関連の設備に関する作業中にこれが動作せず、結果としてサーバーなどが停止する事例が2件発生している。
1つは、11月23日に発生した九州電力子会社QTnetのデータセンターで発生したもの。すでにスラドでも取り上げられているが、日経xTECHによると無停電機能を外して電源設備の更新作業を行っている最中に電力の供給元が予備電源に切り替わり、その際に7秒ほど電力供給が止まったという。
もう1つは、11月25日に岐阜県内のNTTコミュニケーションズのデータセンターで発生したもので、こちらは「無瞬断切替装置の切り替え作業中に過大な電流が流れたためUPSが停止し電源断になった」という。これによって岐阜県内の28自治体のシステムで影響が発生し、住民票や印鑑証明、納税証明の発行などができない状況になったという。
Anonymous Coward曰く、
Googleが「データセキュリティに関する規則違反」を繰り返していたとして4人の従業員を解雇したのだが、これに対し従業員らが反発している。
報道によると、今月Googleは業務に関連のない文書にアクセスするといった行為を行なっていたとして2名の従業員に対し無期限休職を言い渡したという。また、他の2名についての解雇理由は不明のようだ。一方、従業員らはこれについてGoogle社内での抗議活動が理由だと主張している(Bloomberg、The New York Times、CNET、Slashdot)。
headless曰く、
p>ペンシルベニア州最高裁判所は20日、暗号化パスワードの開示強制は合衆国憲法修正第5条が禁ずる「自分に不利な証言の強制」にあたり、除外の対象にもならないとの判断を示した(Ars Technica、裁判所文書)。
この裁判は児童ポルノのファイル共有で逮捕された容疑者に対し、州が証拠として押収したPCのハードディスクを復号するパスワードの開示を求めていたものだ。ハードディスクはTrueCryptで暗号化されており、捜査官がパスワード開示を求めたところ、容疑者は自分に不利な証拠となるのに64桁のパスワードを教えるつもりはないなどと拒否したという。1審・2審では政府が要求する証拠の存在を知っていること、その証拠が被告の所有または制御下にあること、証拠が本物であることを理由に、修正第5条の適用が除外される「foregone conclusiton(既定の結論)」にあたると判断したため、容疑者が上訴していた。
州最高裁判所ではまず、パスワード開示が金庫の鍵を引き渡すのとは異なり、コンビネーションロックのコンビネーションを開示するのと同様の「証言」にあたると判断。また、容疑者が記憶しているパスワードは内心に存在するため、手書き文字のサンプルを提出する行為などとは異なり、容疑者自ら入力させる行為も証言にあたるとも判断している。そのうえで、連邦最高裁が「foregone conclusion」による修正第5条の適用例外を認めた判例が少ないこと、認めた判例でも召喚された紙の文書に関するものに限られ、口頭での証言に適用されたことがないことを理由に、パスワード開示を強制することはできないと判断し、下級審に差し戻した。
ロシア・Kasperskyが、ドローンの不正侵入を防ぐシステム「Kaspersky Antidrone」を開発した(CNET Japan)。
このシステムはレーザーを使ったセンサーやカメラ、マイク、レーダーなどでドローンを検知して分類し、妨害電波を照射してドローンとリモートコントローラとの通信やGPSとの通信を妨害するという。
taraiok曰く、
電気自動車(EV)ではバッテリーの劣化によって走行可能距離が減少することが知られているが、Plug In AmericaというサイトによるTesla Model Sのユーザーを対象にした調査によると、この車種では購入から7年が経過した時点でもそのバッテリ容量は新品時と比べて平均約93%を維持していたという(NimbleFins、Slashdot)。
この調査は2013年から2019年の間に製造されたModel Sを対象としたもので、595台が参加し、それらの合計走行距離は2,381万7,869マイル(約3,833万1,144km)。平均年間走行距離は1万5,983マイル(約2万5,722km)となっている。調査によると、バッテリーの劣化は年々進む傾向があるほか、走行距離によっても劣化具合は変わるようで、たとえば走行距離が14万3,038マイル(約23万km)の車両ではバッテリー容量が85%前後まで減少していたという。
バッテリーの劣化は充電サイクルで発生するため、走行距離によって劣化が進むのは理にかなっている。調査によると、走行距離が約15万マイル(24万km)までの場合、バッテリー容量は新品の90%以上をキープできるという結果だったという。また、走行距離が150,000マイルを超えると減少のペースが速くなるものの、232,442マイル(37万4079km)を走行したModel S 85Pでもバッテリー容量は新品時の83%だったという。
なお、多くのEVでは、1年に1%ずつバッテリーが劣化していくが、毎年同じように劣化しているわけではないという。2年目と3年目はバッテリー容量がより多く失われる傾向にあるとしている。
headless曰く、
リキッド加熱式電子タバコの使用が原因の閉塞性細気管支炎とみられるカナダでの症例がCMAJで報告されている(CMAJ誌掲載論文、SlashGear)。
17歳の男性患者は1週間ほど続いた咳や呼吸困難、発熱などの症状を訴えて来院。当初は肺炎と診断され、抗生物質の処方を受けて帰宅したが、症状が悪化して5日後に入院することになる。一時は挿管が必要なまでに重症化したものの、副腎皮質ホルモンの投与で症状は改善し、47日後に退院した。検査の結果、感染性ではない急性の炎症が確認されており、初期の閉塞性細気管支炎とみられている。
患者は喫煙しないが、「dew mountain」「green apple」「cotton candy」といったフレーバーのリキッドをカナダのオンラインストアで購入し、過去5か月間毎日使用していたという。リキッドにはいつもTHC(テトラヒドロカンナビノール)を加えていたといい、時折水ギセルによるマリファナ吸引もしていたそうだ。使用済みカートリッジは既に廃棄されていて検査できないが、家族によると使用頻度は高く、深く吸い込んでいたとのこと。
閉塞性細気管支炎は電子レンジで作るポップコーンの工場で働く人の症例が多く、「ポップコーン肺」とも呼ばれる。ポップコーン肺の原因は合成バターの風味付けに用いられるジアセチルで、甘い香りの電子タバコ用リキッドの多くに含まれる成分でもある。
ジアセチルは電子タバコ用リキッドのフレーバーに使われるアセトインから合成されることも知られており、成分表示でジアセチル不使用とされる製品に含まれることもある。特にニコチンを含む製品ではアセトインからのジアセチル合成が加速するとのこと。そのため、電子タバコ用リキッドの中には安全レベルを超えるジアセチルを含むものもあるようだ。
上述のとおり実際に患者が使用したカートリッジは残っていないものの、原因物質はジアセチルとみられ、現在米国で問題になっているEVALIとは原因物質が異なる。ジアセチルはポップコーン肺だけでなくさまざまな肺疾患の原因になることも指摘されているが、電子タバコ使用による閉塞性細気管支炎の症例が報告されるのは今回が初めてとのことだ。
tori_sanpo曰く、
12月21日、東京都文京区のお茶の水女子大学で「お茶の水女子大学理学部主催 第7回宇宙講演会」が開催される(告知ページ)。
講演内容は次のとおり。
- 「大きな宇宙と小さなわたし~宇宙の大きさを体感しよう~」(アンタレス・黒田有彩代表取締役)
- 「最新望遠鏡で探る星・惑星形成」(国立天文台・樋口あや特任研究員)
- 「初めて捉えられた巨大ブラックホールの姿」(国立天文台・本間希樹教授)
- パネルディスカッション 「遥かな宇宙を見る目はどうなっているのでしょうか?」(モデレータ:お茶の水女子大学理学部・森川雅博教授)
参加費は無料だが事前申込みが必要。また入構時には身分証明書が必要となる。
Anonymous Coward曰く、
NTTコミュニケーションズのIaaS型クラウドサービス「Cloudn」が2020年12月31日をもってサービス終了する(サービス終了のお知らせ)。
Azure、AWSを前にして国産クラウド撤退のお知らせ。API公開とか、基盤がNGNとか、かなりがんばったと思うんだが。
Appleが9月20日にリリースしたiOS 13では多くの機能が追加された一方で、その4日後に大きな修正を含むiOS 13.1がリリースされるなど、不具合の多さも指摘されていた。これに対し、AppleはiOS 13.0についてリリース前に品質面での問題を認識しており、「iOS 13.0をインストールするのは絶望的な状況でも頑張り抜く(原文ではdie-hard)アップルファンだけが導入する」と考えていたとの話が出ている(Engadget日本版)。
しかし、実際のところiOS 13はリリース後1週間で多くのユーザーがインストールする状態になっており(iPhone Mania)、不具合報告も相次いでいた。これを受けてAppleは、iOS 14のリリースプロセスを変更する方針だという。
KDDIのサポート窓口に対し、2年前から2万4000回以上のクレーム電話をかけていた71歳男性が業務妨害の疑いで逮捕された(NHK)。
容疑者は先月、公衆電話を使って1週間に411回のクレーム電話をかけていたという。業務妨害のほか、オペレータに精神的苦痛を与えたとの判断もされているという。
ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ