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3002 story

反重力装置リフター登場! 116

ストーリー by yourCat
子供の頃夢見た未来 部門より

kinneko曰く、"HOT WIRED JAPANによると、ロズウェルに落ちた UFO 由来とか、グラビティ・キャパ シター由来などと、ウワサされる「リフター」なる反重力装置が話題になっているそうだ。
サイトを見ると、バルサ材とアルミフォイルで作ったような三角のフレームが見える。これに PC モニタから流用した高電圧をかけると浮かぶらしい。動画もあるので確認してみてほしい。
今回は、大学などでの研究や、米議会予算での研究も行われるらしく、怪しげな技術にもトドメがさされるのか、科学的な背景が解明されて実用に一歩近付くのか、どちらにしても結果が楽しみなところだ。
この手のものは、過去にもいろいろあるようなので、詳しい方はぜひアレゲに語ってほしい(^^)。"

リフターの動画を見ると確かに浮かんでいるように見える。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • これで一つ前進 (スコア:3, おもしろおかしい)

    by atrib (5512) on 2002年05月15日 19時35分 (#93549)
    これでドラえもん [zdnet.co.jp]が浮きながら歩けるようになりますねぇ。

    後は、
     ・何でも引っ付く手
     ・四次元ポケット
    だけですね。引き続きアヤシゲな技術でガンガン実現してほしいものです(笑)
    • by kicchy (4711) on 2002年05月16日 1時11分 (#93710)
      むしろ発表のタイミングが怪しい。

      この抗重力装置は、ドラえもんの技術を
      盗み出したのではないか?

      ならば、近々
      「光子より大きなものの瞬間移動に成功」
      (どこでもドアの技術を盗み出したと思われる)
      とか
      「格安、どんなものでもどんな大きさでも預かります! ○×倉庫」
      (4次元ポケットの技術を盗み出したと思われる)

      なんかの発表があるのではないか?
      親コメント
  • by nobuo (263) on 2002年05月15日 15時02分 (#93459) 日記
    釣り糸で吊っているようにも見えるよね。かなり眉唾な感じするのは私だけ>?

    どうもこの手の反重力装置というと、あの清家新一 [asahi-net.or.jp]博士が浮かぶよね。

    この装置も超相対性理論とか関係あるのだろうか?

    どちらにせよ、かなり「と」な臭いがしてくるのだけど....

    --
    nobuo * Who's gonna die first? *
  • 浮き方が変 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by sakamoto (8009) on 2002年05月15日 15時56分 (#93482) 日記
    浮き方を見ると、なにか高さをパラメータとした力と重力が 釣り合って空中で静止しているように思えます。

    重力を打ち消すのだったら、宇宙船の中の物体の動きになる でしょうし、反重力だったら上に向かって逆自由落下しなければ ならないでしょう。

    --
    -- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --
    • by tada (5086) on 2002年05月15日 16時19分 (#93490)
      記事のリンク先によると、

      >電源に接続すると、リフターは突然浮かび上がり、地面と結ばれた綱の許す範囲内で空中を浮遊する。

      そうです。何か吊されているように見えるのはそのためでしょう。
      親コメント
    • 「グランドエフェクト」ですね(笑)
      --
      -- LightSpeed-J
      親コメント
    • by ikepyon (613) on 2002年05月15日 18時17分 (#93524) 日記
      重力を打ち消すのであれば、地球は自転しているので勢いよく吹っ飛ぶはずです。
      なんとなく吊り下げてるようにしか見えないんですけど。
      親コメント
      • Re:浮き方が変 (スコア:2, 参考になる)

        by oddmake (1445) on 2002年05月15日 20時18分 (#93556) 日記
        重力を打ち消すのであれば、地球は自転しているので勢いよく吹っ飛ぶはずです。

        地球の自転による遠心力は場所によって違いますが、おそらく0.003Gほどなので勢いよくとはいかないでしょう。
        でも、確かに重力を打ち消しているなら上へ向って動いていくのは確認できる筈です。
        #ただ記事では本人も重力打消しには否定的な見解を示していたようで単に新しい浮揚装置が出来たよと言っているだけのようなのでそれだけで・・・インチキとかまやかしとかすぐ言うのは可哀想かな、という気もします。
        --
        /.configure;oddmake;oddmake install
        親コメント
  • by tohfu (3814) on 2002年05月15日 16時05分 (#93486) ホームページ
    こちら [tripod.co.jp]にはまだ登録されていないようですが...

    さておき、これは先に上げられている「イオノクラフト」や「ビーフェルド・ブラウン効果 [google.com]」といわれているやつではないですか?

    こちら [jnaudin.free.fr]では、「あなたもリフターを作っちゃおう!」 [jnaudin.free.fr]なんてコーナーもあったり。
    • 設計図を見て想像したこと

      1.上部に張られる銅線はきっと周囲の空気から電子を奪ってプラスに帯電させるだろうな
      2.帯電した空気は下部に張られたアルミフォイルに引き寄せられて、そこで電子を受けとって中性に戻るんだろうな
      3 この結果多分下向きの空気のジェットが出来るから、充分軽く作れば反動で浮くことが出来るだろうな。

      4 「イオノクラフト」という名称がぴったりくる機械だが、これのどこが反重力なんだ?
      親コメント
  • by LightSpeed-J (4514) on 2002年05月15日 14時56分 (#93455) ホームページ
    もし本当なら「浮き上がる系」の交通機関を考えている人々は痛いでしょうね。
    --
    -- LightSpeed-J
    • by mark (4383) on 2002年05月15日 20時15分 (#93555)
      ん? なんで? いますぐ実用化されるわけでもなし。もしそうだとしてこれ一つしか許されないわけでもないですよね。

      しかも、これがもし本当なら(どうもそうじゃなさそうだけど ;p)、上司の理解を得られず予算がつかない誰か、のあとおしになるかもしれないしじゃないですか。

      * どんなことでも(最初の)一つだけが全てを征覇する世界が好きな人がいるんだなぁ(感想)。
      親コメント
    • by oddmake (1445) on 2002年05月15日 20時23分 (#93559) 日記
      これから設計する乗り物にこのテクノロジを利用することにすればいいだけのことです。
      #個人的な意見としては、本当かどうかかなり怪しい気がするのですが。
      --
      /.configure;oddmake;oddmake install
      親コメント
  • 僕にもできマシタ (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2002年05月15日 14時58分 (#93456)
    蛍光灯ビニール紐で・・・
  • by Fortune (6210) on 2002年05月15日 15時22分 (#93466) 日記
    リニアモーターカーなんだけど、あれとは原理が違うのか?
    高電圧かけて磁界を発生させて、左右(または上下)から
    引っ張って浮かせるとこれと同じような事ができそうだけどなぁ。
    • 少なくともリニアモータカーとは違うでしょう。

      あれは
      ・レールの左右に電磁石をNS交互になるように置いて、反転を繰り返すことで前進(車両の電磁石は固定の極がある)
      ・下は車両が動く(前進)と、車両の電磁石(通電無し)が下の磁石からの影響で誘導され、反発で浮く

      だったと思う。
      #ポカあるかもなので、識者の方コメントよろしく
      --
      M-FalconSky (暑いか寒い)
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2002年05月15日 16時34分 (#93492)
        今の JRのリニアモーターカーって、地面(路面)には電磁石がなくて、
        側面(左右の壁面)に縦 2列に並べた電磁石で推力を与えつつ、
        同時にその電磁石の吸引力と反発力で引っ張り上げつつ押さえつけて浮かしてると聞いてます。
        「縦 2列」ってのが みそ だったような、、、

        なんだ、ここに全部書いてあった。

        http://www.pref.aichi.jp/kotsu/rinia/3.html

        親コメント
    • 原理は違うとして、これって動きの制御とかできるんでしょうか。
      動画みたきりでは、思いっきり側面にぶつかってるんですが。

      #あ、そうか。あらかじめ決められた道を移動させるようにレールのようなものをしいて、
      #将来リニアモーターカーの代わりとなる・・・あれ?
      --
      -- 'まだ'高校生...
      親コメント
    • 浮くことに応用することはできるだろうが、前後方向への動きに利用するのは少し難しいのではないだろうか。推進力のみリニアモーターを利用する。ということであればアリかもしれないな。

      #推進力にロケットエンジンを利用すれば「木馬」になるな。
      --
      char *A;
      モータースポーツ部 [slashdot.jp]
      親コメント
  • by take0m (4948) on 2002年05月15日 15時30分 (#93468) 日記
    PDFファイルで実験方法が載っているし、だれか追試してみてくれないですかねー。原理不明でも、おもちゃくらいには使えそうじゃないですか!
  • by kiyotan (3912) on 2002年05月15日 15時49分 (#93477) 日記
    元記事見るとイオンだのプラズマだのって
    タームが飛び交ってるからどのみち反重力では無い気がする。
    #てゆーか、単に電磁気力?

    しかし、反重力はおいといて、電気の力を使って
    実効質量を増すってことはできてるのかね?
    重力で引力は存在することはわかってるんだから、
    電気使ってなんかするんだったら、
    まずこっちが先な気がするんだが。。。
    --
    Kiyotan
    • Re:どのみち (スコア:2, おもしろおかしい)

      by USH (8040) on 2002年05月15日 16時34分 (#93493) 日記

      しかし、反重力はおいといて、電気の力を使って
      実効質量を増すってことはできてるのかね?

      これは簡単ですよ。

      まず何でもいいので充電池を用意して、それを完全に放電して質量を計ってください。次に、それを充電して質量を計ってください。計り方が十分精密であれば、質量が増えていることが分かるでしょう。(エネルギー・質量等価の法則により、充電によって蓄えられたエネルギーは質量となって表れるので。)

      ただ残念ながら、現在の技術では電池の質量の増加を検出できる程精密な測定法はないと思いますが。
      親コメント
      • Re:どのみち (スコア:2, 参考になる)

        by redbrick (4865) on 2002年05月15日 21時59分 (#93589) 日記
        >次に、それを充電して質量を計ってください。計り方が十分精密であれば、
        >質量が増えていることが分かるでしょう。
        >(エネルギー・質量等価の法則により、充電によって蓄えられたエネルギーは
        >質量となって表れるので。)

        そんなトンデモなこと真面目に書かないでください。
        系外との物質種のやり取りがない状態では、質量変化なんてありえませんし、
        充電によって電子が充電池に貯まるわけでもありません。
        貯まるのは各分子の化学反応の際のポテンシャルであって、充電池内の電子の総数は
        基本的に変わりません。
        #だって、物質種の総数が変わらないんだもの。
        #素粒子の一つである電子の数が変わるなんて、ありえないでしょ?
        #で、素粒子の数が変わらないなら、質量変化なんてありえないでしょ?

        ・・・と、考えたのですが、素粒子物理学なんかの最近の話題にはついていってないので、
        間違っていたら、どうかわかりやすくかみ砕いて説明して欲しいです(汗)>有識者の方々

        ちなみに、「測れないレベルでの質量変化がある」と主張されたいのなら、「検証できない」
        という意味で、正しいかどうかも(現段階では)判定できないのですが、それは認識されてます?

        それに、測れないレベル、というのは「実効質量」ではありえませんよね。

        >残念ながら、現在の技術では電池の質量の増加を検出できる程
        >精密な測定法はないと思いますが。

        ここ、よくわからないんですが、一体なにを測る事にしたいのかな?
        #素粒子?量子? それとももっと別の何か?

        後、

        >まず何でもいいので充電池を用意して、

        というのは実験の趣旨と矛盾するので片手落ちでは?
        #充電池を完全閉鎖系にしなけりゃ実験の意味ないでしょ?
        #それとも、記述では触れてないけど、ご自分の中では前提として
        #考えているのかな?

        #・・・・ちなみに、電子だの素粒子だの、という部分まで着目する場合の完全閉鎖系だと
        #電極の接続部分でのEM的な物質移動すら考えられるので、配線の接続すら
        #出来ないかもしれませんが(苦笑)。
        --
        ---- redbrick
        親コメント
        • Re:どのみち (スコア:2, 参考になる)

          by USH (8040) on 2002年05月15日 23時16分 (#93638) 日記
          そんなトンデモなこと真面目に書かないでください。
          いえ、これ、トンデモではない、まじめな話です。 化学エネルギーや電気エネルギーでは分かりにくいので、 良く知られている運動エネルギーで解説します。 質量のローレンツ変換は、
          M = M0 / sqrt(1 + v^2/c^2)
          で表せます。ただし、M0 は静止質量、v は速度、cは光速です。ここで
          f(v) = 1 / sqrt(1 + v^2/c^2)
          としてテイラー展開して二次までの項で近似すると、
          f(v) = f(0) + v * f'(0) + (1/2) * v^2 * f''(0) = 1 + (1/2) v^2/c^2
          です。よって、運動 v による質量の増加分は
          M0 * (f(v) - 1) = (1/2) * M0 * v^2 / c^2
          これにエネルギー質量等価の法則 E=M * c^2 を当てはめると、 運動 v によって増加したエネルギー(の近似)は (1/2) * M * v^2 となり、 ニュートン力学における運動エネルギーの式に一致します。 逆に、二次までのテイラー展開で近似できないくらい v が大きくなった場合、 ニュートン力学では正しく計算できなくなります。

          電気エネルギー、化学エネルギー、位置エネルギーの場合も基本は同じで、 たとえ素粒子の数が同じでも、エネルギーがある限り、そのエネルギーは 質量としても現われます。

          なので、充電池にどのような形であれエネルギーが蓄えられれば、 その分質量が増えます。 「計測できない」と書いたのは、充電池で用いられる化学エネルギーの場合、 電池の質量自身が質量の増加分より遥かに重いために、現状の技術では測定誤差 より小さくなってしまうためで、 運動エネルギーの場合、素粒子実験などで質量が増加することは 確認されています。

          親コメント
          • by redbrick (4865) on 2002年05月16日 2時50分 (#93755) 日記
            >まじめな話です。 化学エネルギーや電気エネルギーでは
            >分かりにくいので、 良く知られている運動エネルギーで
            >解説します。

            運動力学はかじってもいない状態なので、即座には理解できません(汗)。
            #物理の参考書読み直すところから始めなきゃ(汗)。

            ただ、明確な根拠を示さずに速度と重力加速度、化学的ポテンシャルと
            電気的ポテンシャルを一緒くたに扱うのは、やめておいた方が
            いいかと愚考します。
            #どういう根拠で、基本が同じ、というのか、説明がないと、
            #論理が飛躍しちゃって、全然わからないんですが・・・(汗)。
            #それとも、なにか基本的な根拠(理論)ってありましたっけ(汗)?

            >電気エネルギー、化学エネルギー、位置エネルギーの場合も
            >基本は同じで、 たとえ素粒子の数が同じでも、エネルギーが
            >ある限り、そのエネルギーは 質量としても現われます。

            化学ではまだ実証されてないので、推測(・・・だろうと考える)、
            としておいていいですか?
            #正しいのかすら確認できないので。

            つーか、そのアプローチは化学では難しいように思います。
            化学の場合、相手が小さい単位になるほど、それに近いプローブ、
            分子、原子や電子、陽子、光、電磁波などを使います。
            その単位よりあまりに小さいものは測れないわけです。
            なので、素粒子とも比較できないほど小さな質量変化は出ている
            かもしれませんが、(プローブを使った間接的なものですら)
            実測は難しいと思います。
            #おまけに、運動エネルギーの見かけの質量変化ですら、室温の世界じゃ
            #誤差としても見られない小ささのような気が(汗)。
            #・・・光速の二乗 分の 1ではねぇ・・・。
            #なので、近似して「差はない」と考えてしまうと思います。
            #室温での化学では、原子から電子が抜けたイオンですら、原子と質量は同じ、
            #と近似するのですよ? それよりもさらに小さいと思われるものを
            #調べたり、考慮に入れるのは困難だと思います。

            あと、熱エネルギーも同じと考えていいんですかね?
            #熱は他の分野ではエントロピーとして扱ってしまうかもしれませんが、
            #反応化学ではきわめて重要なファクターです。
            #これが入らないってのはちょっと違和感がありまして・・・。

            --
            ---- redbrick
            親コメント
            • by USH (8040) on 2002年05月16日 5時34分 (#93774) 日記

              ただ、明確な根拠を示さずに速度と重力加速度、化学的ポテンシャルと
              電気的ポテンシャルを一緒くたに扱うのは、やめておいた方が
              いいかと愚考します。

              物理的に定義されたエネルギーという側面では全て同じであると、少なくとも
              現在の物理学では見なされています。もちろん、熱エネルギーも同じです。ま
              たそうでないと、エネルギー保存則という物理学の根本原理が崩れさってしま
              います。


              化学ではまだ実証されてないので、推測(・・・だろうと考える)、
              としておいていいですか?

              エネルギー保存則が正しいなら、推定ではなく論理的に証明されていることに
              なります。


              なので、素粒子とも比較できないほど小さな質量変化は出ている
              かもしれませんが、(プローブを使った間接的なものですら)
              実測は難しいと思います。

              ですから、最初の例であげた充電池の例では、増加分の質量の測定は現状の技
              術でほぼ不可能と書いたわけです。ですが、運動エネルギーに関しては、加速
              器の中で光速近くまで加速した素粒子の質量を計測すると、誤差ではなくちゃ
              んと増加していることが確認されています。

              運動エネルギーで質量が増加するなら、化学エネルギーでも増加することは、
              以下の思考実験で簡単に証明できます。

              まず運動エネルギーを化学エネルギーに変換する仕組みを考えます。たとえば
              運動エネルギーで発電器を回し、その電気で電気分解して水を水素と酸素に分
              ける、としましょう。簡単のために、変換効率は100%とします。

              次に、運動エネルギーを持ったボールと、発電器と水、という閉じた系を考え
              ます。この系の総質量は、

                              各々の物(ボール、発電器、水)の静止質量+運動エネルギー分の質量

              になります。

              ここで、この閉じた系の中で発電器と電気分解を使ってボールの運動エネルギー
              を全て化学エネルギーにしたとします。この時の系の質量は、

                              各々の物(ボール、発電器、水素、酸素)の静止質量

              になっています。閉じた系になっていますから、この系に対してエネルギーや
              質量の出入りは全くありません。ですから、質量保存則が成立しているはずで
              す。なので、変換前と変換後の質量を引き算すれば、

                              運動エネルギー分の質量 = (水素+酸素─水)の質量

              となります。つまり、水を酸素と水素に分解する際に使われたエネルギーは、
              水素と酸素の質量の増加分として化学エネルギーに変換されることになります。

              もちろん、エネルギー保存則、質量保存則を疑うという立場なら、上の議論は
              成立しませんが、現在のところこれらの保存則は検証されこそすれ、反証はあ
              がっておらず、物理学の中でも最も確らしい法則となっています。

              #量子力学では、非常に短時間の間、何もない空間に粒子が対生成したり
              #するそうなので、そういう意味では保存則が破れていることに成るんでしょうか?
              親コメント
          • by nejimaki (6841) on 2002年05月16日 8時30分 (#93791)
            わかりやすく言うと、E=MC^2より、その物質の持つエネルギーの総和は重力として観測できると言うことです(よね?)。

            核融合、核分裂は質量がエネルギーとして解放されるのではなく、物質を形作るエネルギーと言うものが存在してそれが解放されるのです。

            (間違ってたらごめんなさい)

            親コメント
        • by kubota (64) on 2002年05月15日 23時22分 (#93648) ホームページ 日記
          たとえば、陽子1つと中性子1つからできている重水素原子核をふたつ持ってきて、 その質量を測定すると、 陽子2つと中性子2つからできているヘリウム原子核よりも少しだけ重いです。 粒子の種類と数は変わらないにもかかわらず。 この質量の差は、重水素ふたつがヘリウムに核融合するときのエネルギーに 相当します。つまり、重水素ふたつがヘリウムに核融合すると、 すこしだけ質量を失い、その代わりエネルギーが生まれます。 これは、高校の物理の教科書にも載っているような事実です。 (ただし、実際に重水素ふたつを持ってきても、 核融合を起こせるかどうかは知りません。)

          ほんとうは、このような質量とエネルギーの変換は、通常の化学反応でも 起こっているはずですが、あまりにもわずかなため、 たぶん誰も測定した人はいないと思います。 つまり、このような質量とエネルギーの変換は、 核エネルギーだけの専売特許ではない、ということです。

          もと記事は、そのことが電気エネルギーにも言える、 と主張したかったのだと思いますが、それって正しいのでしょうか? きっと、コンデンサーじゃなくて蓄電池 (化学エネルギーとして 電気を蓄える) なら、質量変化はあるはずだと思うのですが。 (もしかして、コンデンサーでも質量変化があるはずなんでしょうか?)

          もちろん、充電過程においては、片方の電線から出て行った電子の数と、 もう片方の電線から入った電子の数は一致している、という ことが議論 (思考実験) の大前提となります。 ただし、系の外からの正味のエネルギーの流入がありますが (そのエネルギーが系の質量を増加させる原因となっている [かもしれない])。

          親コメント
          • by USH (8040) on 2002年05月15日 23時36分 (#93653) 日記
            たしかに核エネルギーの例の方が分かりやすかったですね。


            (もしかして、コンデンサーでも質量変化があるはずなんでしょうか?)

            そのはずです。これは、充電地をブラックボックスとして考える思考実験をすれば分かります。その中でどのような形で充電されていても、外部からみた変化は同じでなければなりません。つまり、コンデンサーに電気エネルギーとして蓄えられようが、蓄電地に化学的ポテンシャルとして蓄えられようが、外から計った質量変化は同じになるはずです。でないと、相対論的質量保存の法則(=エネルギー保存の法則)は成り立たなくなります。
            (量子力学的にはよく分かりません。きっと確率的に保存されるとかいう表現になるんでしょうか?>有識者の方)
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            • 相対論と量子力学とは扱う対象が違います。理系の学生が 大学や大学院でふつう勉強するのは、相対論を考慮しない量子力学です。 一方、相対論的量子力学というのもあります。 ぼくは「相対論的」のほうはまったく知りませんが、 たとえば電子にスピンが存在する、ということは、 相対論的量子力学をやらないと理解できないそうです。 (相対論的量子力学を知らないぼくは、「電子にはスピンというものが ある」と天下り式に覚えることで満足しなければなりません)。
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          • >このような質量とエネルギーの変換は、通常の化学反応でも
            >起こっているはずですが、あまりにもわずかなため、 たぶん
            >誰も測定した人はいないと思います。

            測れないと思います。
            不安定な反応活性化学種の一分子を取り出して外乱を遮断し、
            きわめて小さな質量変化を測定する?
            ・・・それこそ、魔法でもないと・・(汗)。
            #小さな分子一つを観測する手法すらまだないのに・・・。

            >つまり、このような質量とエネルギーの変換は、 核エネルギー
            >だけの専売特許ではない、ということです。

            とも考えられる、ということですよね?
            #実証されてないので、本当に質量とエネルギーの変換が起きているか
            #わからない、ってのがほんとのところでは?
            #・・・確かにそんな観点で反応化学種の性質を調べることは
            #考えたこともなかったし、周囲で聞いたこともなかったしなぁ(汗)。

            いろいろ記憶をほじくり出したりしているうちに、
            ちょっとした仮説、ともいえないでたらめな説明を思いつきました。
            #明らかに知識の抜けている部分があるので、おそらく間違っています。
            #エセ科学的な概念としてのみ、お楽しみください(汗)。

            量子化学で用いられる電子軌道とエネルギー準位、という概念があります。
            簡単化のため水素原子をモデルとすると、電子と原子核(水素なら陽子)は、
            地球と月のような位置関係にある、と模式化されます。
            この時、原子自体のもつエネルギーは、原子核から離れた電子が、
            原子核に引きつけられないよう回転する遠心力によって表されます。
            #電子と陽子はお互いに正反対の等電荷を持つので、電気的引力で
            #引きつけ合うが、それに対抗するのが電子の回転による遠心力、と
            #模式化されます。
            この時の電子の軌跡が電子軌道、そしてその軌道は間欠的に釣り合う
            位置があるために、連続的に無限遠まで広がるのではなく、一定の間隔で
            並んでいます。この間隔はだいたい原子が吸収できる波長の光の
            光子一個を単位とした整数値のエネルギーを周回運動をする電子が
            持っている時の軌道で、これがエネルギー準位となります。
            #水素陽イオンというのは電子が無限遠まではじき飛ばされるほどエネルギーを
            #与えた状態のこと。
            #また、エネルギー準位は化学反応に関わるエネルギーでもあります。

            この時、電子はいわば原子核の周りを運動しているわけであり、
            USHさんの運動エネルギーの式をもし適用できるのならば、
            エネルギー準位の変化による軌道間の電子の移動に従って、電気的引力も
            それと釣り合うエネルギーも変化し、回転の速度が変わるはずで、
            原子核の周囲の電子の周回速度が変われば、
            (回転運動時のエネルギーを質量に換算する式はあるのかどうかわかりませんが)
            運動エネルギーによる見かけの質量は変わる可能性はある、とは
            考えられないかな? とふと思いつきました。
            #もちろん、電子の質量は微小で、回転速度がいかに速くても
            #速度の二乗を光速の二乗分で割った値を質量にかけるので、
            #変化量はきわめて微小と予測できます。
            #あと、原子核、電子自体のスピン運動も考慮に入れなきゃならないのでは
            #ないかなぁ、と思いますが、値の桁も全く考慮してないので、
            #でたらめとしか言い様がないエセ概念でしかないですけどね。

            --
            ---- redbrick
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        • by MITsu_at_mit-net (4220) on 2002年05月15日 23時20分 (#93645)
          >そんなトンデモなこと真面目に書かないでください。

          ・乾電池を買ってきて質量を測る
          ・モーターをつなげて仕事をさせる
          ・乾電池が力尽きたら、再度質量を測る
          としたら、仕事した分だけ質量が(もちろん極々わずかでしょうけど)減ってると今まで信じていたんですが、
          もしかして大勘違いですか?
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      • by Zommai (5495) on 2002年05月15日 21時52分 (#93586)
        とすると、水を電気分解(≒充電?)して得られた水素と酸素は、元の水よりも重くなっているわけですね。
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    • by kubota (64) on 2002年05月15日 23時28分 (#93651) ホームページ 日記
      電気の力を使って 実効質量を増すってことはできてるのかね?

      「実効質量」というのがどんな概念か、よくわかりませんが、 それは可能です。

      電気の力を使って、ある物体を光速に近い速度で動かしてください。 そうすると、質量が増えるはずです。

      結晶中における電子の「有効質量」なら、もっと簡単に増減できそうですね。

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  • by shigezo (2455) on 2002年05月15日 18時19分 (#93525) 日記
    こちらのエッセイの超常科学のお話 [omninet.co.jp]に似た様な話がいっぱい紹介されていますね

    この件の真偽はさておき、もし本当にこの技術が解明されて実用可能であった場合
    空飛ぶ円盤の様な乗り物が出来るとしたら本当の事は発表されるのでしょうか?
    米軍の軍事的驚異になりうる、又は米軍の軍事機密とするとか・・・
    もしくは既に米軍で実用可されていて空飛ぶ円盤=米軍の新兵器とかだったり

    重蔵。
    PS:矢追純一UFOスペシャル大好きです(藁
  • by steve (8972) on 2002年05月15日 21時28分 (#93581)
    以前テレビで、電気でで強重力を発生させる機械を作ってタイムマシンを研究をしているアメリカ人が紹介されていました。その人は、多数のベンチャーキャピタリストを集めているようだ。
    しかし、「反重力」とか「重力」を電気で発生させるという発想はアメリカ人特有のものなんだろうか?
    普通は、高校を出た程度の学力でも重力と電磁気力に相関関係を見出すのはアインシュタインでも無理だって知っているぞ…
    なんでこんな(タイムマシンの研究者)とか、詐欺同然の輩にお金を出すのだろうか?
    お金が掃いて捨てるほどあって、夢でも買っているんだろうか?
    • by Anonymous Coward on 2002年05月15日 22時33分 (#93611)
      最近ホーキング博士が全ての力を一つの概念で説明できそうとかどうとかいう発表をしたような。

      いずれにしろ、統一場理論っていうか、そういうのはアインシュタインをもってしても確立することはできなかったわけですが、それが「不可能」なんじゃなくて「まだできていない」だけであるとすれば、そういう分野を研究しているところに投資をするというのは間違っていないと思うのですが。

      高校を出た程度の学力で世の中が全て証明できるわけではありませんし、100年前であればニュートン力学を否定しただけで物笑いのタネになっていたかもしれません。

      確かに眉唾ものの理論で金を集めるだけ集めてっていう不埒な輩も多数居るのでしょうが、全てがそうであるとは思えませんし、たとえこういう研究が全て失敗に終わっても、失敗したという成果は残せるわけで、成功が多数の失敗が積み重なった上にあるものだとすれば、決して研究することは無駄ではないと思われます。
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      • by kubota (64) on 2002年05月15日 23時59分 (#93668) ホームページ 日記
        理論的には、おっしゃるとおりです。 現在正しいとされている理論が、明日には正しくないと判明することはない、 なんて、誰にも保証できません。

        が、理論的にはそうだからといっても、 それぞれの理論にはそれぞれの、それなりの裏打ちがあります。 それをひっくりかえすには、一朝一夕では到底できませんし、 ひっくりかえりそうなら、かならず予兆があります (多くの科学者がそれを研究しはじめるでしょうし、 マスメディアもそれを話題にすることでしょう)。

        それから忘れては困る最も大切なことは、たとえ新しい理論 (たとえば相対性理論) が誕生しても、従来の理論 (たとえばニュートン力学) を完全に否定したことにはならない、ということです。 ニュートン力学は、多数の実験事実から導かれて誕生した理論です。 そして、誕生以後も、多数の観測事実によって支持されてきました。 いかなる理論といえども、かりに別の理論を打ち破ることができたとしても、 実験事実や観測事実そのものを否定することはできません。 「それはすべて幻影だった」とか「測定ミスだ」 とでも主張するならともかく。

        つまり、新しい理論は、これまでの実験事実や観測事実をすべて 説明できなければならないのです。それは、 遠い未来の、ぼくらの誰も想像もできないような理論であっても、です。

        ちなみに、素粒子物理でいう「基本的な4つの力」が統一されるには、 (仮に統一されたとしても) 膨大なエネルギーが必要とされます。 乗り物に使えるようなシロモノではありません。

        それから、成功が多数の失敗の上に築かれる、というのも、 あとから見ればそのとおりなことも多々ありますが、 じゃあ将来の成功のために 失敗することが分かっていることをやりましょう、 とは誰も言わないですよ。

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      • いずれにしろ、統一場理論っていうか、そういうのはアインシュタインをもってしても確立することはできなかったわけですが、それが「不可能」なんじゃなくて「まだできていない」だけであるとすれば、そういう分野を研究しているところに投資をするというのは間違っていないと思うのですが。

        確かにホーキングや超ひも理論の研究者が、統一場理論が完成するかも知れない、と言っていますし、その可能性は十分あります。

        が、統一されるのは、ビックバンの直後のようにとんでもない極限状態(あまりにエネルギー密度が高く、素粒子やクオークがその形を保っていられないくらいの状態)で初めて統一される、と予測されています。

        ですから、高校の物理実験室に毛の生えた程度の実験装置で実現できるレベルのものではないです。

        というか、そんな危ない実験は、この銀河の外でやって頂きたいものです。下手すりゃビックバンですから。

        #これは、理論研究はするな、という意味ではないです。
        #念のため。
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